久しぶりに、林真理子さんの文庫新作を読みました。
女の狡さや嫌らしさを、これでもか、と描いた12本の短編集。
女の狡さや嫌らしさを、これでもか、と描いた12本の短編集。
決してハッピーエンドではない、読んだ後どことなく後味の悪いものばかり。
なのに、どの物語にも共感する部分があるのは、さすが。
誰にでも、こういう部分ってあるよね・・と思わせる。
なのに、どの物語にも共感する部分があるのは、さすが。
誰にでも、こういう部分ってあるよね・・と思わせる。
最近、林真理子さんの作品は、主人公の年齢が少し上がってきた気がする。
ご本人が歳を取られるにつれ、やはり自分の年齢と近い主人公を描きたくなってこられたのか、それともご本人の交友関係も年齢層が上がってきたからなのか。
いずれにせよ、長年のファンである私たちの年齢も、もちろんだんだん上がってきたわけで、30代後半から40代女性の主人公が増えてくれることはありがたい。
ご本人が歳を取られるにつれ、やはり自分の年齢と近い主人公を描きたくなってこられたのか、それともご本人の交友関係も年齢層が上がってきたからなのか。
いずれにせよ、長年のファンである私たちの年齢も、もちろんだんだん上がってきたわけで、30代後半から40代女性の主人公が増えてくれることはありがたい。
今回のこの作品でも、40代の女性が何人か出てくるが、30代にはなかった40代女性ならではの悩みなども垣間見えて、参考にもなったし興味深かった。
表題作「ミルキー」は、彼と付き合いながら子供を産むことも、もしかしたら可能かも?と私に思わせてくれた作品。
かわいい題名とは裏腹に、その「ミルキー」の意味するものとは・・?
かわいい題名とは裏腹に、その「ミルキー」の意味するものとは・・?
なんとなく今の自分とだぶって、共感したのは最後の作品、「たそがれて」。
そのほかの作品も、どれもおもしろかったです。
不倫をしている30代、40代女性なら、必ずどこかで共感する作品ばかり。
興味のある方、是非読んでみてください。
(ただしハッピーエンドではありません。読んだ後スカッとしたい方はご注意を。)
興味のある方、是非読んでみてください。
(ただしハッピーエンドではありません。読んだ後スカッとしたい方はご注意を。)