nanaのつれづれ日記

2019年12月、Yahoo!ブログから引っ越してきました。まだ過去記事を整理できていないのでご了承ください。

「愛人の掟」。

2006-08-20 18:19:51 | ♥nanaのひとりごと

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この土日の間、彼からまだ一度も連絡がない。
だいたい、土曜に一度もメールがなかった時は、次の日の日曜の朝一で、早い時間にメールが入ってるんだけれど、今日はそれもなかった。
今に始まったことじゃないけど、なんだか空しい・・。


どこに行ってるのか、何をやってるのか、まったくわからない。
金曜の夜に、気が向けば「土日はどうしてるの?」って聞くこともあるけど、何を聞いてもイヤな気持ちにしかならないので、最近は聞かなくなった。


ところで、最近、クローゼットの整理をしていたら、昔の古い本が出て来た。
なぜ、本がクローゼットから出てきたのかって?
ダンナに見つかるとマズイと思って、ダンナの絶対開けないような場所に隠していて、それすらも忘れてたの(笑)


その本の題名は「愛人の掟」。
皆さんはこの本をご存知だろうか?
簡単に言えば、不倫の恋をする時の、HowTo本だ。
「梅田みか」という女性が書いたこの本が発売されたのは、もう10年くらい前じゃなかったかと思う。当時は少し話題にもなったはず。
その頃は、不倫になんてまったく縁がなかったから、もちろん読んだことも、興味すらもなかった。


私がこの本を買ったのは、今の彼と付き合いだして一年くらい経った頃だったと思う。
それまで、妻子ある人と付き合ったことなんてなかったし、「不倫の恋のつらさ」なんて経験したこともなかったけれど、いざ不倫というのものをしてみると、想像以上につらいことがいっぱいあって・・。
この、日々のつらい気持ちをどう処理すればいいんだろう・・・って悩みに悩んでいた時、藁にもすがる思いでこの本を買ったんだった。
この本には、パート2も出ていて、私は同時にパート1と2の二冊を買った。


その時、パラパラと流し読みし、これはダンナに見つかったら言い訳のしようもないなと思い、そう言えばクローゼットに隠したんだったな・・。


その中に、私が特に印象に残っている一節がある。
「日曜日の過ごしかた、月曜日の会いかた」という章。
メールの来ない今日みたいな日曜日、幾度か読み返した箇所だ。


本にはこんなことが記されている。
「彼と付き合いだしてから、あなたは日曜が嫌いになる。それは、彼に会えないばかりか、彼が家族と「楽しい休日を過ごしている」というその事実があなたを苦しめるからだ。(まったく同感・・。)
あなたは彼に会いたくてたまらない。きっと、彼も同じように私に会いたいに違いない・・なんて思ったら大間違い。彼はあなたのことなんて、これっぽっちも考えてない。
もちろん、たまに思い出すことくらいあるかもしれないけれど、彼にとっては、あなたと過ごす時間も、家族と過ごす時間も、同じように楽しいのだ。
日曜に、寂しい時間を過ごすのは、あなただけなのだという事実をきちんと受け止めること。
鳴らない電話を見つめて、ため息ばかりついていると、月曜に彼に泣き言や嫌味を言ってしまう。
そうならないためにも、日曜は家族や友人と過ごすなどして、なるべく一人にならないように・・云々・・。」


「彼はあなたのことなんて、これっぽっちも考えてない」か・・。
・・・たしかにその通りなんだろう。
でも、この本は一事が万事こんな感じで書かれている。
認めたくないことを、こうはっきり言われてしまうと、余計に心の傷が大きくなり、ただでさえ情緒不安定の私はますます暗くなってしまう。
そうそう。それがイヤで、この本を全部じっくり読むのをたしか途中で放棄したんだったわ・・と思い出した。


あれから2年。
久しぶりにこの本を手にとって、パラパラとめくってみた。
やはり、容赦なく描かれている「男の心理」に、心をえぐられるような気持ちになり、私は再び本を閉じてしまった。


でも、2年の月日が、私を少し「オトナにした」とも感じた。
不倫の恋に対して、何の免疫もなかったあの頃に比べると、今、イヤイヤながらも、その現実に「慣れて」きた自分がいる。
いや、「慣れさせられた」というのが正しいのか。
彼と付き合う以上、彼を好きな以上、は、慣れるしかなかったから・・。
慣れるということは、「受け入れる」ということ。
彼の家族・・その現実も受け入れなければ、この恋は続けてはいけないのだ。


何の実りにもならない「不倫の恋」だと思っていたけれど、このつらい恋を経験したことで、成長できたことは必ず少しはあるはず。
女としての、深みや魅力が少しでも増しているはず。
せめてそう願いたい・・。



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「見せられる女」から「見せる女」に・・。

2006-08-06 22:43:15 | ♥nanaのひとりごと
昨日は、小学校のミニ同窓会でした。


男子は別として、女子9名のうち、既婚者が5人。独身が4人。
そして、既婚者で子供がいないのは私だけ。


私は、いわば、どちらにも入りづらい立場にいるわけで・・。
子供の話題にはついてけない。でも、独身の立場でもない。
実に微妙な感じでした。


会も終盤を迎えた頃、おそらくみんなが気になっていて、でも聞けなかったであろうこと、を、突然ある男子に直撃されました。


「nanaちゃんは、子供作らないの??」


みんなの目線が私に集中・・。


「え?作る予定はなし。」


とっさにそう答えました。
だって、ホントのことだもの。
そして、気まずい会話はそれっきり、途切れました。


ダンナとはもう3年もセックスレス・・なんて言ったら、みんなどう思うだろう??


そしてその上、


「私には、ダンナ以外に好きな人がいて、しかもその人ともう3年も付き合っていて、本当はダンナより、その人の子供が欲しいの。でも、彼には家庭があるの。」


なんて、言ったら、みんなドン引きだろうなぁ・・。


漠然と一人で、そんな思いにふける。
きっと、みんなの中で、私は「不妊症で、子供に恵まれない不幸な人」という扱いになっているんだろう・・。


自慢でも何でもないが、小学校の頃、私は、成績優秀で、男子にもモテて、先生にも好かれ、それ以上何も望むものなどなかった。


その頃、先生にいつも叱られ、成績も悪くて、男子にはモテない、そして結局は、外の大学にも行けず、そのまま付属の短大に上がって、いわば「フツー」の人生を歩んで行った女の子たち。
その彼女達の今、幸せそうなこと!!


勉強なんてできなくて良かったんだ・・。
男子にモテてなくても、幸せな結婚はできるんだ・・。


38の今になって、つくづくそう思う。
人生なんて、わからない。
私の運は、小学校の時に、すべて使い果たしてしまったのかもしれない。


「見て。これ、子供とダンナなの!」
一人の子がそう言って、嬉しそうに私に携帯の写メを見せた。
子供に頬ずりしている幸せそうなダンナ様の顔・・・。
これを見て、私に何をコメントしろ、と言うのか・・(-_-;)


「勝ち組」と「負け組」。
どちらかに当てはめるとしたら、やっぱり私は「負け組」になるんだろうなぁ。


「見て。これ、私の彼なの!」
そう言って、彼の写真を見せたい衝動に一瞬駆られたが、そんなこと、できるわけもない。
私は一応「既婚者」なのだ。


そして、その彼は「人のモノ」なのだ。
彼の奥様も、きっとどこかで、
「見て。これ、子供とダンナなの!」と言って、私の彼の写真を見せているに違いない・・・。


写真を「見せられる女」から「見せる女」に、いつか私もなりたいものである・・。