■玄奘さんとの関連で、興味深い出土品が出展されていました。ハキモフ博士も注目すべき作品だと指摘している作品番号120の「魔王(魔羅)頭像」です。
粘土 高74cm フェルガナ 7世紀 ウズベキスタン国立美術館蔵
この像は、南フェルガナとカシュガルを結ぶ交易ルート上にあったクワで発掘された。ここから出土した塑像はそれもインドの造形技法と現地の守護神の特徴が融合している。この像は、仏教における悪の . . . 本文を読む
■ここで、アクバル・ハキモフ博士の紹介論文にちょっと戻ります。
……見事な壁画や木彫彫刻……現地の職人によって金や銀の容器が製作され、焼き物工房では多種多様な土器が焼かれ、織物工房では素晴らしい絹や木綿の織物が作られた。これらソグドの交易品はシルクロードを通じて様々な方面にもたらされた。交易の結果、イラン、インド、ビザンティン、中国、そして東方の草原地帯の美術や手工業、芸術が職人によって受け入 . . . 本文を読む