なかなかいい本である。民事訴訟法学者は、いつもプラクティカルだと思うのは、歴史的考察を厭わないことにある。
特に裁判制度の中で、テッヒョーの民事訴訟法草案から民事訴訟法の跳躍と、大正期の手直し、戦時特例と時系列に沿って丹念に読み解いている。脚注における今につながる人物の紹介については、若干疑念が残る。
特に裁判制度の中で、テッヒョーの民事訴訟法草案から民事訴訟法の跳躍と、大正期の手直し、戦時特例と時系列に沿って丹念に読み解いている。脚注における今につながる人物の紹介については、若干疑念が残る。