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『倫理的な戦争』(慶應義塾大学出版会、2009年)

2010-01-27 07:47:27 | 出版文化
国際政治学の視点からブレア政権の防衛外交を論ずる。田中俊郎さん以来のEU研究の成果を積極的に摂取した好著。
惜しむらくは次の2点
1.大陸での「正しい戦争」と英国での同種の議論の相違【政治思想的分析】山内本までたどり着けているが…。(欧州社会民主主義者間でのずれ)は読み取りたかった。
2.いわゆる国際社会論の「英国学派」との継受と断絶
【マニング・ブルからクーパーさんの流れも見えにくい(こちらの単なる調査能力不足?)が更に接続が読めない。】