今日は元々専門であったコーヒーを健康に結びつけたことを書いてみます。
カフェインは摂りすぎると健康を害すると言われています。
一日の摂取量の上限は
・体重40kgの人 : 228mgまで
・体重60kgの人 : 342mgまで
また一回摂取量の上限は
・体重40kgの人 : 120mgまで
・体重60kgの人 : 180mgまで
とされています(欧州食品安全機構の基準)。
数値を並べられても分かりにくいですが、コーヒーによってカフェインの含有量は大きく変わります。
・缶コーヒー(ショート) : 100~150mg
・ドリップコーヒー(100mlあたり) : 60mg
参考までに他の飲料
・紅茶、煎茶(100mlあたり) : 20~30mg
・玉露(100mlあたり) : 160mg
・エナジードリンク(1本) : 22~142mg
缶コーヒーは相当なカフェイン量です。これには理由があります。
コーヒーの木の品種は二種類あります。
育つ環境が限られるため数が少ないが、味の豊かなアラビカ種。
頑健なため育てやすいが味が劣るロブスタ種。カフェイン含有量はアラビカ種の2倍。
缶コーヒーにはコストの安いロブスタ種が使われており、そのためカフェイン含有量が多くなります。
ちなみにエスプレッソは一杯30mlの濃いコーヒーですが、抽出時間がごく短いためカフェイン含有量は30~40mlとさらに少なくなります。
なおカフェインの作用には眠気覚ましや気分をリフレッシュするだけでなく、鎮痛の作用も含みます。
解熱鎮痛剤の殆どに無水カフェインを含んでいるのも作用があるからです。
薬を必ず水で飲むのをすすめられるのはカフェインの一回摂取量に上限があり、お茶やコーヒー(コーヒーで薬を飲む人はいないと思いますが、、)のカフェインと合わせて上限量を超えないようにするためなんですね。
股関節痛をおさめるために鎮痛剤を飲まれる方は気をつけてください。
一回摂取量の上限を超えるとカフェインによる急性中毒の危険があります。
余談ですが、こどもにカフェインを摂らせないほうが良いのは摂取量の上限が低く、急性中毒になるリスクが高いからです(コンビニでこどもでもエナジードリンクが買えるのはどうかと思っています)。
長くなりましたが、カフェインに関するおはなしでした。
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中村雄也