安心してください!中村です

元松本深圧院福岡院長です。

股関節の手術について

2016-09-29 17:43:40 | 日記
先日お越し頂いた方から手術に関する御質問がありましたので、本日は手術に関することを書きます。



松本深圧院には手術をしたくない方が多数いらっしゃいますが、我々は手術を否定する立場ではありません。



ただ、手術の種類と病院(お医者さん)選びは気をつけられたほうが良いです。



たとえば人工関節に換える手術がよく挙げられますが、旧来より行われてきた股関節の後ろから切る手術(後方進入)と最近行われる股関節の前から切る手術をするのでは、その後の生活が大きく異なります。



股関節を使う動作は太ももを後ろに伸ばす動きよりも、太ももを前に曲げる動きのほうが生活のほとんどの場面で使われます。



しゃがむ動作は股関節を特に曲げる動きです。椅子に座る、便座に座る、お風呂に浸かる、物を拾う(これは屈むですが)、足の爪を切るなど日常で沢山行う動作です。



股関節は健常であれば120度前後まで曲がりますが、後ろを切る手術をした場合、90度くらいまでしか曲げられなくなるリスクがあります。したがって、股関節を悪くされていても90度より深く曲げることが出来ていた場合、術後は行えなくなる場合があります。日常生活では足の爪を切るのと靴下を履く動作が困難になります。



また術後、創部が回復するまでは股関節を曲げる動作は脱臼の危険性があるため、避けなければならなくなります。日常生活では股関節を曲げる動作がほとんどですので大変です(術後のリハビリで代わりの動きは教えてもらえます)。



反面、前から切る手術の場合は逆になるので太ももを極端に後ろに伸ばす動き(ブリッジのような動き)をしなければ大丈夫ですので、生活上の支障はほとんどありません。



以上のことから股関節の手術を受ける場合、前から切る手術をおすすめします。が、ひとつ問題があります。前から切る手術は新しい手術ですので、病院全体の中でも適用している所は少なく、九州ではほとんどありません。僕が知ってる限りでは福岡に一件、鹿児島に一件です(僕もまだ情報が足りてませんので、わかり次第また報告します)。



九州のほとんどの病院では後ろから切る手術が当たり前ですので、手術をしたい方は病院選びを慎重にしていただくことをおすすめします。



また手術においてはこれまで固まっていた股関節まわりの軟部組織(皮膚、筋肉、靭帯など)が急に伸ばされるので場合によっては神経を圧迫することによる麻痺を生じるリスクもあります。



ですので、手術を受ける方も当院で施術を受けて軟部組織をしっかりほぐして頂くことをおすすめしております。



手術に関する疑問もお気軽に御相談ください。



本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました!



松本深圧院福岡
中村雄也

最近の私

2016-09-26 18:13:09 | 日記
10月1日土曜日は銀座本店でのミーティングと10周年記念パーティのため福岡店はお休みとなっております。ご了承ください。



今日は自己紹介以来、久しぶりに私自身のことを書いてみようと思います。



松本深圧院福岡店がオープンしてもうすぐ半年となりますが、あっという間だったなあと思います。



私は松本深圧院に入社したのが今年の1月でした。3月まで銀座店に住み込みで研修を受けさせていただいたのですが、その頃は習いたての深圧を全くできず、深く圧せませんでした。現在は体重58kgありますが、当時は51kgしかなくガリガリでした。



先日、松本総院長に深圧のチェックをしていただき「だいぶ良くなった。強く圧せるようになったな。」と嬉しいコメントをもらえ、「9ヶ月前は全く圧せなかったなあ。」と思い出したのです。



銀座店と異なり、ここ福岡ではスタッフは私一人です。福岡だけでなく九州・中国地方の方の股関節を良くしていく心意気で、これからもやっていきます。ですので、股関節でお困りの方は私、中村にお任せください。




さて、私事になりますがうちは8歳の息子がおります。




私自身、料理をするからか息子も進んでやりたがります。包丁使いはだいぶ上手になりました。








息子にせがまれておやつを作ることもあります。自分で作るほうが安心して食べさせられますので、これはこれでよいですね。





料理をすることで外から褒められますが私にとっては趣味であり、自分の好きなものが食べられるので毎日楽しく作っています。



本日も最後までお読みいただきありがとうございました!



松本深圧院福岡
中村雄也

深圧と共に歩き方も良くする

2016-09-23 18:08:48 | 日記
松本深圧院福岡店では深圧と並行して姿勢・歩行における身体の使い方も習得していただけます。股関節の状態や痛みの段階に応じてお伝えする内容は異なります。



痛みが強く歩くのがままならない状態の方は安静が原則ですので除きますが、長い間痛みに晒されて痛い脚を庇う習慣がついている場合(多くは良いはずだった脚も、痛かった脚よりも痛くなっていることがあります)、深圧で痛みが取り除かれても痛みが出る身体の使い方が残っているケースがあるからです。僕自身は深圧と並行して身体の使い方を良くすることも必要であると考えています。



よくあるケースですが手術して人工股関節に換えたとしても時間の経過によって人工股関節と反対側の脚が悪くなり、病院で手術を勧められるのも同様のロジックではないかと考えています。



すなわち人工股関節に換えたとしても、術前までの痛みを庇うための身体の使い方が残っていることにより、良かったはずの脚への負担は蓄積され続けて手術が必要と診断されるくらいに悪くなってしまうわけです。



関節は痛みだけでなく様々な感覚神経があり、自分の関節がどのくらい曲がっているのか、そのくらい体重がかかっているかなども関節の内部で神経のセンサーが脳へ伝達する仕組みがあります。



人工股関節に換えた場合、これらのセンサーが術前のように完全に働くわけではないため、これまでただでさえ痛みにより体重がかけられなかったのに加えて、前述した理由によりさらに体重をかけにくく(体重がかかっていることを認識しづらい)なります。そのため術後のリハビリにおいて体重をかける練習が不可欠です。手術をして反対側の脚も悪くなってしまったケースの場合、このような身体の使い方がうまく習得できなかった可能性が高いです。現在は手術も含めた入院期間も短くなり、リハビリの期間も短いといった状況が助長していると思われます。



このような観点もあり、深圧とともに身体の使い方を習得しなおすことは大切です。現在、当院において痛みが軽減し改善に向かいつつある方に対して身体の使い方の練習を行っていただいています。



深圧とともに身体の使い方を良くして、快適に歩ける生活を取り戻しましょう!



本日も最後までお読みいただきありがとうございました!



松本深圧院福岡
中村雄也




秋が訪れますね

2016-09-17 18:36:00 | 日記
日中はまだまだ日差しが強いときもありますが、朝は気温がだいぶ低くなってきましたね。



ご来院を予定されていた患者様から体調不良でキャンセルのお電話があり、体調を崩しやすい季節に差し掛かってきたのだと感じます。



秋は空気が乾燥してきますので、呼吸器にかかわる不調(咳、のどの痛み、鼻水など)が多くなってきます。



対策として、中医学の養生法も古くからの経験的な知恵として取り込むのも良いかと思います。



●生姜、葱、大根、三つ葉のような辛味のあるものは乾燥を防ぎ、身体を温める作用があります。


●蓮根、牛蒡、百合根、梨、銀杏などは喉に潤いをもたらし、喉の乾燥を防ぎます。


●鶏手羽・皮・軟骨、鶏のスープ、豚足、胡麻などは肌の乾燥を防ぎます。



薬味や根菜類はこれからの時期に旬となるものでもあるので、やはり理にかなっているものなのですね。



股関節と共に、夏の暑さで疲れたお身体をしっかり養生されてみてください。



本日も最後までお読みいただきありがとうございました。



松本深圧院福岡
中村雄也

筋トレしなきゃダメですかね?

2016-09-16 18:59:54 | 日記
よく聞きます。先日の記事でも整形外科の処方は痛み止めと運動療法で、「筋力をつけなさい」と言われますね。


おそらく痛みは筋力が足りないとか、
筋力をつけないと歩けるようにならないと吹き込まれているのかもしれません。


筋力とは何でしょう?
筋力と痛みは関係があるのでしょうか?



当院の深圧を受けて痛みが取れるとすんなり歩けることがよくあります。痛みと筋力は必ずしも一致しないのです。



ともかく痛みは筋肉にダメージを負っているから痛むのです。そんな時に患部を痛める筋トレは有り得ません。



また「筋力をつけるためにプールに通いなさい」はナンセンスです。日常生活においてわれわれは重力の影響を受けています。筋力を上げるためには重力以上の負荷が必要です。水の中では重力の影響を免れるため筋力はつきません。



筋力よりも痛みをとり、筋肉を柔らかくすることが大切です。



本日も最後までお読み頂きありがとうございました!



松本深圧院福岡
中村雄也