前回のブログからの流れでまたムーブメントについ
て書いてみます。
今回はクロノグラフについて少し書いてみます。
クロノグラフとは懐中時計や腕時計など携行出来る
時計にストップウォッチを内蔵した物を言います。
そして今回はゼンマイ式(機械式)クロノグラフにつ
いてです。
ゼンマイ式のクロノグラフ(ストップウオッチ)は基本
の時計機能の動力や調速機能を共有させてもらっ
て動きます。
ですので、ストップウォッチを使って計測中は便利な
機能と引き換えに時計の動力を使うので少しパワー
が落ちて調速装置の動きが小さくなります。
調速装置(テンプ)ってのは駒のように中心に心棒の
ついたドーナツ状のリングで、それが右に1回転弱
した後、左へ1回転弱とメトロノームの振れのように
左右回転を交互にずっと動いているのです。
その振れがパワーダウンにより微かですが小さくな
ります。
振れが小さくなると同じ時間内でも回転数が速くなり
ます。
円形の道を同じ速度で走る車もその円の径が小さく
なれば同じ時間内でも周回数が多くなるのと同じです。
ですので、クロノグラフを使うとわずかですが、時計
とクロノグラフはいつもの精度より進みます。
あっ、クロノグラフの構造などを書こうと思っていたの
に話が反れてしまいました。
すみません。
構造などはまたいつか。
以上のように今回はゼンマイ式のクロノグラフは使う
とわずかですが、進みが多くなるって事でした。
ではでは、よろしくお願い致します。