ドイツ時計の伝道師・南雲達也 / 南雲時計店【公式】三代目ブログ

日本人で唯一、Sinnの創業者のヘルムート・ジン氏よりジン氏の時計の公認修理士として認められています。

一言で表すなら・・・

2011年12月29日 | インポート

こんにちは。
南雲時計店の店長です。

昨日、お客様と時計のお話になり
『GUINAND』を一言で表すなら
って事になりました。

これは 喧々諤々、熱のこもった
議論を延べ4時間もやりました。

その過程でいろいろな???が
出てきました。

Q:なぜ、スイスじゃなく、ドイツ時計なのか?
  なぜ、パイロットウォッチなのか?

A:共産圏と隣接し、工業大国のドイツは
  ユーロファイター、トーネードなどの
  軍用機の開発がドイツには不可欠
  そして、工業大国で強力な戦闘機があれば
  パイロット・ウォッチが育つのは当然。
  すべてはその環境からくる必然だった。

Q:パイロットウォッチでは知名度№1は
   スイスにあるが、そのブランドとの
   違いは?

A:上の答えと類似するが、スイスは
  戦闘機開発を行っていない。
  したがってパイロットウォッチに必要な
  知識は他所から入れる。
  しかし、ドイツは航空機の開発を
  行っているので、それに付随する
  パイロットウォッチへのノウハウも
  必然的に生まれ進化する。
  星の数ほどある時計メーカーでも
  実戦経験者が時計を作っている
  GUINAND社は世界で唯一の存在である。
  ある映画で『事件は会議室ではなく、
  現場で起きている。』って名台詞がありましたが
  まさに現場はドイツなのです。

Q:ドイツには以前にSinn氏が在籍した
  時計メーカーでもパイロットウォッチが
  販売されているが、その時計との違いは?

A:現在、Sinn氏が発案・開発を行っているのは
  GUINANDのみ。
  他には戦闘空域を100万キロ以上&
  2万時間以上も飛んだ実戦経験者は
  いません。
  本物は更に進化しています。

以上のような答えからギナーン時計を
一言で表すなら

『本物は必然から生まれ、更に進化する』

大戦時にドイツ空軍パイロットあった
Sinn氏は、生まれて今日までは
まるでライオンがいる草原を
こん棒一つで渡り切り
草原のその先は終戦の焼野原
そこから、
こん棒(彼にとっての時計)一つで
世界の端っこの極東の我々が
Sinn氏が創り出すGUINAND時計を
知るほど良い時計を作った。

一代でこんなにも成功した時計職人は
僕の知る限りではフランク・ミューラー
しかいません。

フランク・ミューラー
ヘルムート・ジン
コンセプトは違えど
時計に掛ける情熱と哲学
この二人を超える人物は
いません。

今日、僕が思った事は
以上です。

(有)南雲時計宝飾店:
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-01- 空を見上げてた飛行機少年

2011年12月15日 | インポート

ヘルムート・ジン氏 -01-

先日、ギナーン時計好きのお客様より
ジン氏の詳しい経歴などを聞きたいと
要望がありました。

ですので

自称・日本一 ジン氏に近い男
南雲達也がこれから少しづつ
書いて行きます。

-------------
ギナーン腕時計の象徴と言えば
ヘルムート・ジン氏です。

皆様は僕よりもジン氏に詳しい方も
多いとは思いますが、今回は僕に
ジン氏について書かせてください。

ヘルムート・ジン氏は
1916年9月3日
旧・ドイツ領
現・フランス領の
ロレーヌ地方の町、メッツで生まれる。

その後はドイツのプファルツで育つ。

ちなみにジン氏は幼年期から現在までに
多くの引っ越しを経験しているとの事です。

だから僕らが見てみたい
少年期などの写真が
ほとんど無いとの事です。

そして、ジン氏が生まれたその時代は
第一次世界大戦の頃。
空には軍用機が多数 飛び交っていた。

少年期のジン氏は単純に飛行機って
カッコいい!! と、
空を見上げていました。

そして、いつしかパイロットになりたいと
夢見るようになっていた。

20歳。
ドイツ国防軍のパイロット候補として
空軍に入隊した。

次回につづく。

次回は2012年 お正月の頃に
書く予定です。

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ドイツフェスティバル 2011

2011年12月08日 | インポート

ドイツフェスティバル 2011
まとめ

2011年9月23日~27日までの5日間
ぐんま日独協会主催のドイツフェスティバルに
参加してきました。

会場は群馬県前橋市の群馬県庁
1 階すべてを使い開催されました。

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当店のブースです。

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ドイツ大使館の首席公使 シュテファンさん

初日の開幕のスピーチに来ていただきました
ドイツ大使館の首席公使のシュテファンさんは
フランクフルト出身でジン氏の時計を愛用との
事でした。
それで、わさわざ当店に立ち寄ってくれました。
シュテファンさん、ありがとうございます。

会場の販売コーナーにはドイツの
・ビール、ワイン
・ソーセージ&ジャーマンポテト
  その場で食べれます。
・ドイツ紅茶
  その場でも飲めます。
・マイスター作のアクセサリー
・木のおもちゃ
  すごく多種多様にあります。
・ドイツの靴
  カジュアルからスポーツまでいろいろ。
・元ドイツ空軍パイロットが作る
  ゼンマイ式パイロットウォッチ
・メルクリン機関車のデモ走行。

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ワクワクする物ばかりです。

そして大切な文化エリアでは
・150年前にドイツの使節団が日本に来た時に
  描かれた日本の風景画展。
・タウト展
・ベルツ展

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などなど、ドイツ好きにはたまらない
写真や解説がいっぱいでした。

5日間と僕にとっては長丁場で疲れましたが
来場されるお客様にとっては行ける日が選べたようで
良かったと好評でした。

また来場者数も約1.5万人と大勢の人出でにぎわい
楽しんでいただけたようで良かったです。

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次回は2013年の秋に群馬県庁にて
開催予定です。

みなさま、大変ありがとうございました。
今後とも よろしくお願い致します。

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