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葉織る。

言葉の中にそれを紡ぎ織った人が見えても、それは虚像かもしれない。

で、「函胸」「含胸」「抜背」の意味も深まる。

2023-07-09 09:39:42 | 養生

 もう何度も書いているが、私は伏臥上体反らしなどの後屈系の動きが苦手である。
 が、色々あって(例えばプリズナートレーニングという本に影響を受けたとか)ブリッジに取り組み始めてから、数年が過ぎた。

 目標とする「立位からブリッジしてまた立位に戻る」という形にはまだまだ遠いのだが、最初のセットで「ブリッジした途端に、あーキツ」というレベルからは脱しつつある(ブリッジは後のセットの方が柔軟性が上がるので楽なのだ)。

 ちなみに6月の下旬頃から、胸椎を伸展させる動きの感覚が明確になってきて、ちょっと喜んでいる。
 いやもう腰椎と股関節を伸展させることにばかり意識がいってたのだな、ということがよく分かるのだ。

 で、胸椎の動きに意識を向けられるようになると、腹筋の締め具合から前屈の動きも変わってくる。
 やはり可能な限り、色々な動きをやるに越したことはないらしい。

 胸椎といえば、巷には「これで猫背解消」みたいな情報がたくさんある(猫背に限らないが)が、あまり過度な期待はしない方が良いのだろう。

 別に「短時間もしくは短期間で結果を出すなんて無理」とか「運動するなら一定以上の覚悟が必要」などと言いたいわけではない。
 「ちょっと試しては期待通りの成果が上がらなくてまた止めて」では、あまりに勿体ない。

 心身と向き合い動くことは、のんびりゆっくり気長に楽しむものだからだ。

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本当に「若い頃は出来た」のか?

2023-07-02 10:04:12 | 養生

 先日、こんな記事を書いた。
 あれからしばらく第5ポジションを練習していたのだが、一度第1ポジションに集中してしまったせいか、感覚が変わってしまったらしく、ここは観念して「余計な緊張を抜く」ように心掛けながら、第1ポジションに取り組むことにした。

 それは他の動きにも影響したようで、例えば脊椎の可動性を調整するために大きく回転していたのが、どうもしっくり来なくなってしまい、前後のゆっくりした動きに切り替えてみた。
 すると、一進一退を繰り返していた腰の違和感が、かなり改善されたのである。

 よく、「若い頃は出来た動きが、年を取ると出来なくなった」というハナシを聞く。
 プロのアスリートの、スピーディーでパワフルで派手な動きに関してなら、そういうこともあるだろう。

 だがほとんどの場合、「若い頃は代謝が良くて回復も速かったから何とかなっていた」だけで、実はやらない方が良いような無理な動きを続けていたら、ある時期に限界が来た、ということなのではなかろうか。

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O脚もやや改善。

2023-06-18 09:54:36 | 養生

 二か月ほど前に、こんな記事を書いた。

 以来、ルーティーンとして第5ポジションを練習している。
 で、つい先日、試しに第1ポジションをやってみたら、バランスや膝の伸びが改善されていた。
 いや、あくまで以前と比べたらというハナシであって、まだまだ不恰好なのだが。

 これならいっそルーティーンを第1ポジションに切り替えようかとも思い、今朝はそうしてみたのだが、そうすると妙にムキになるというか、腰やら膝やらに余計な力が入ってしまうので、観念して第5ポジションに戻したのであった。

 ただ、少しではあるが第1ポジションに寄り道したおかげで、第5ポジションも無駄な力が抜けたような感覚があった。
 やはり可能な限り、色々な動きをした方が良いのか。

 とはいえ、それは自分の心身をしっかり観察していることが大前提となるであろう。

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そういえば熱い風呂は苦手になった。

2023-06-11 10:12:21 | 養生

 私は時々湿疹が派手に出ることがある。
 だがここしばらくは調子が良く、ちょっと不調だと思っても、市販の非ステロイドクリームで何とかなっていたのだ。

 ところが五月の連休が終わった頃から悪化が加速してしまった。
 どうも三月に入った頃の、洗濯洗剤が変わったタイミングでグズグズし始めたようではあるが、それはキッカケに過ぎないようにも思える。

 薬の手帳を見ると、もう二年ほど皮膚科の診察を受けていないので、まずまずコントロールできていたのだろうが、ここは降参して薬を処方してもらうことにした。
 で、半月ちょっと経過してかなり回復している。
 洗剤も元に戻したのだが、服薬と並行しているので、どちらが決め手かは不明である。

 ちなみに私は湿疹が悪化すると滲出液が出やすい。
 保湿のつもりでワセリンを塗るとコンディションが崩れることもあるので、タイプとしてはベタベタ肌だと思っていたのだが、ちょっと試しにダイソーの保湿クリームを塗ってみたら、意外なぐらい効いたのだ。
 実は乾燥肌だったのか?

 ああ、そういえば十代二十代の頃は熱い風呂が好きだったのだが、今はギリギリ40℃ぐらいでないと、どうも具合が悪いか。

 幾つになっても、自分の身体のこともよく分からないものだ。
 実際、中高年以降に身体の不調が出ると、「もう年だから」と思いがちだが、存外ただ単純に身心との付き合い方が分かっていないだけなのかもしれない。

 なるべくならどんな洗濯洗剤でも平気になるように、コンディションを整えたいものである。

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奥行きを「観る」。

2023-06-04 09:57:39 | 養生

 「観見二つの目」という言葉が、宮本武蔵の「五輪書」の一節にある。

 観と見、どちらも大事なのだが、何かと話のネタになるのは「観」の方か。
 それは「観る」って結局どういうことなのか、その解釈の自由度の高さ故であろう。
 比較的耳にしやすいのは、「広く見る、全体を見る、心で見る」といったところか。

 ところで私は元々が遠視で、年齢的にも老眼が進んでおり、手元の、特に細かい文字が見辛くなっている。
 そこで、多少なりとも改善をするべく毎日5分程度のビジョントレーニングに取り組んでいるのだが、その中で先日ふと、「観る」ことについて思いついたことがある。

 広く全体を見る、というのは、概ね上下左右について、つまりなるべく視野を広くして大きな面積を見ることだと解されることが多いと思う。
 だが「全体を見る」ことを意識するのなら、平面的な縦横の広さだけでなく、なるべく立体的に、奥行きも意識した方が良いのではなかろうか?

 遠近両方を意識すれば、被写界深度が深くなることで、結果的に全体にピントが合わせやすくなるからだ。

 まあ広角レンズの方が被写界深度は深くなるから、そういう意味でもまずは面積という意味で視野を広く全体を見るように心がけるのが基本ではあるかもしれない。
 おまけに?広く、深く見るようにした方が、目の疲れや肩凝りも少ないように感じる。

 ちなみに先日視力検査を受けたら、裸眼で右が1,2、左が0,9であった。
 手元の細かい文字などでなければ、まだそこそこ見えるのである。

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立ち上がってドキドキ。

2023-05-14 09:37:42 | 養生

 もう何度も書いたことだが、私は後屈系の動きが苦手である。

 十代二十代の頃でも、立位からブリッジしてまた立ち上がる、という動きなどは、やっとの思いで数回、それも心拍数の急上昇と大腿への高負荷を伴っていたものだ。
 それをもっとスムーズに行えるようになろう、と思ったのは、「プリズナートレーニング」という書籍と、一時期ちょっと流行った「壁ドン体操」の影響が大きい。

 で、地味~に練習を続けて何年経っただろうか。
 その間に、調子の良い日にしっかりウォーミングアップをすれば、立位→ブリッジ→また立位、という動きが出来たことも一応はある。
 ただし一回が限界であるし、うっかりすると膝やら腰やらが故障しかねないような力尽くの動きなので、これはまあ「出来る」とは言えないであろう。
 だから普段は仰臥位からブリッジを作り、ストレッチをしてまた仰臥位に戻るという動きを何セットか繰り返している。

 だが。
 今朝は何だか調子が良かったので、最終セットでブリッジした後、えいやっと立ち上がってみたのだ。
 すると、力尽くの割り合いがかなり減った状態で立ち上がれたではないか。
 やっぱり心拍数は急上昇したのだが、大腿への負荷、ひいては膝の無理はかなり低めである。
 いや、幾つになっても出来なかったことがふと出来るようになると、ちょっとドキドキするもので、心拍数の上昇はそれもあるかもしれない。

 まあここで調子にのって無理をすると、やっぱり腰も膝も傷めてしまうので、まだしばらくは仰臥位からのブリッジを丁寧に続けて、まあ時々ブリッジがら立ち上がる動きを試していくつもりでいる。

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第5ポジションでハマる。

2023-04-23 08:58:59 | 養生

 第5ポジションとは、所謂バレエの基本の立ち方のひとつである。

 いや、第5ポジション「に」ハマっているのではない。
 まあそういう意味合いもあるが。
 第5ポジション「で」、股関節・膝関節・足関節が「ハマる」感覚が倍増したのだ。
 もっとも私は身体が固い方なので、ちゃんとバレエをやっている人が見たら、苦笑されること請け合いなのだが。

 バレエを専門的にやってはいないけれど、ちょっとトレーニングに取り入れたいという場合は、何といっても第1ポジションが筆頭に上がると思う。
 かくいう私もそれなりに第1ポジションに取り組んではいたのだが、今一つ効果を感じられずにいたのだ。
 かといってそれほどバレエに興味があるわけでもなし、第1ポジション以外の立ち方に手を出すのは欲張り過ぎだろうと思っていたのだが、3月の末頃にちょっと気が向いて、他のポジションも調べてみた。

 すると。
 第5ポジションを試した時に、冒頭のような「下肢の各関節がハマ」って、背骨から全身の軸が矯正されていくような感覚がわいたのだ。

 第1~5ポジションには、股関節から開いた足を縦か横、どの程度の幅で置くかという違いしかないのだが、そのちょっとの幅の差が大きいようで、少なくとも私の場合、第5ポジションだけが体に「バチッとフィットした」のである。
 それから約一か月。
 その影響は立つ・歩く・走るといった動きの全てに影響を与えており、第5ポジションを試す前の私と今の私が駆けっこをしたら、まず間違いなく今の私が勝つと思う。

 もしも第1ポジション「だけ」をトレーニングの一環として取り入れている人がいらっしゃるなら、騙されたと思って第5ポジション、もしくはその他のポジションを試してみてもよろしいのではなかろうか。

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カフェインパワー侮り難し。

2023-03-19 10:10:10 | 養生

 私は朝5時過ぎに起床して、15分ほどの雑用と、それから45分ぐらいのトレーニングをしてから朝食を摂っている。
 トレーニングの前には水を一杯飲んでいたのが、水だけでは流石に元気が出ないので牛乳を飲むようになり、いつの間にか八割がた牛乳のカフェオレを飲むようになってから、どの位経つだろうか。
 数年単位だと思うのだが、記憶が定かではない。

 だが今年の二月末頃に、ネットで「起床後すぐにコーヒーを飲むと、コルチゾールの分泌能力が低下する」という、恐らく知っている人にとっては古いであろう情報を知った。

 とにかく筋肉を増やしたいのであれば、それでもトレーニング前にはカフェインを摂取するのもアリかもしれない。
 だが私は自身の機能のバランスを整えることを優先しているので、自前の元気を損なう行為は避けたい。

 で、試しにトレーニング前に牛乳だけを飲んでみたら、ちょっと体が重いような気がするではないか。
 まあプラセボみたいなものだろうと思っていたのだが、メニューをこなす時間を計測してみると、実際に想定した時間よりも、最大で三割近く遅くなっていたのだ。
 それだけ体が「動いていない」のである。

 というわけで一杯目のコーヒーは、起床後一時間、朝食時に飲むことにした。
 そして三週間近く経過した現在、概ね想定したスピードに戻っているのだから、身体の回復力だって侮り難いのである。

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左膝の角度にも影響してます。

2023-03-05 12:04:24 | 養生

 このブログでも何度か書いているが、私は左下肢のコントロールが苦手である。
 いや右下肢が巧くコントロール出来るかというとそうでもないのだが、左は「より苦手」なのだ。

 だが二月末頃から、左脚に体重がかかる時に、左の中臀筋にすっと力が流れて、それは左の距骨下関節のポジションによって変化すると思ったら、つまり中臀筋と距骨下関節がスムーズに連携するとバランスが取りやすいという、言葉だけを並べると「そりゃそうだろう」的な感覚が大きくなりつつある。

 大きくなりつつある、というか、気持ちの良い感覚なので、意図的にしっかりと感じるようにしている、という方が正しいか。
 どの位気持ちが良いかというと、こうして記事に書きたいと思うぐらいである。

 ただここでムキになり過ぎると、また動きが偏ったりするのだ。
 ちなみにその左の中臀筋など、現在は筋肉痛気味である。
 意識し過ぎて使い過ぎか?
 いやどちらかというと、今まで使えてなかったからであろう。

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無駄を省くよりも。

2023-02-26 10:16:39 | 養生

 色々な物、特に食料品の値上げが著しい。
 だが私は安いスーパーを梯子するので、出費が増えたなりに何とかなっている。

 そういえば缶コーヒーを飲まなくなってから一年以上経つ。
 自分用のお酒を買うこともなくなった。
 お菓子はもっと以前から買わないし、タバコはそもそも吸わない。
 食材もなるべく加工品は避けるようにしている。
 こういったことも「何とかなっている」一因だろう。

 ならば「無駄を省けば良い」のかというと、そう簡単なハナシでもなかろう。
 色々な無駄があってこそ、経済は回るからだ。

 ちなみに私は車を所有しておらず、食材の買い出しは徒歩か自転車で数時間をかけるので、「それこそ無駄だ」と考える人もいそうだ。

 もっとも私は日用品を歩き回って買い集めるのを、結構好きでやっている。
 RPGのアイテム収集をリアルでやっている感覚なのだ。
 徒歩や自転車だと、持てるアイテムにかなり制限があって、よりゲーム性が高いし。
 買い物する前と後で、歩行時の身体操作を微調整していると、ジワジワと経験値が上がって、本当に時々ピコーンとか音が鳴ってレベルアップするような感覚があるのだ。
 まあそれで必殺技が使えるようになったりはしないが。

 だからまあ、あまり無駄を省くということに心血を注ぐよりも、なるべく楽しい時間を過ごすことで、結果的に無駄が省けた、というぐらいが丁度いいのではなかろうか。
 ただ、何が「楽しい」のかを判断するなら、外部の情報よりも、自分の心身と向き合うことを優先した方が「無駄がない」かな?

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