2020年7月18日(土曜)天気 雨
梅雨寒を実感する久しぶりの年。
例年クレイジーな暑さが続いたので当たり前の四季に感動すらある。
テーマが専門的過ぎるから詳細はamebloの方に書くけどギターとベースのチューニングを落とした。20年間レギュラーチューニングのEADGBE(ベースはEADG)を基本としていたのだけど最近弦を低い音程に張るドロップチューニングが世界的にスタンダード化してきていることもあり自分を貫くところはレギュラーチューニング、現代の世代や世界とやり合う内容はドロップチューニングで弾くことにした。
弦が緩くなると軽めのタッチでも弾けること、音色の倍音成分構成が変わってモダンな音になること等メリットは多い。
問題はどのポジションでどの音が出るか頭と身体が無意識で理解していることをリセットすると言う点だ。
今回は一音下げ。2フレット分音がずれる。
例えば普段E弦1フレットを押さえて出すFの音は弦を一音(2フレット分)緩く張っているので3フレットに移動する。
例えるならPCのキーボード配列が右か左かに2個ズレたようなイメージ。普段左端にあるから左手小指でタイプする「A」が二個ずれて普段の「D」の位置にある。それを頭の中で補正しながら文字入力作業をするような感じ。
音感を鍛えた人ほど難儀する。
シンセサイザー奏者などはこのドロップチューニングに相当するトランスポーズ機能をよく使いこなす。
黒鍵が入る難しい運指の場合にずらして白鍵だけで弾けるようにしてしまうというが、私からしたらそっちの方が頭の中で処理できなくならない?と思う。
というかどのキーでも弾けるように練習してるんならトランスポーズの必要なないじゃないの?と思ったり思わなかったり。
とても面倒。
しかしブランク10年の私でも一音下げたらそこらでハイパーテクニックと言われる類はほぼ難なく弾ける。
若い世代は高い演奏技術ですげえなと思ったけどドロップチューニングに救われている連中も少なからずいるようだな。