のこすことの
「壊しては建てる」住宅産業の中において、リフォームやリノベーション等の風が吹いております(笑)
といっても、今更では無いのですが(汗;)
昨今では、「古民家再生」というプロジェクトの試みも見られるようになりました。
資源の無駄遣いと考える人もいれば・・・地球にエコでしょ・・・的な感覚が広まりつつあるのかもしれないです。
スゴク良いことだと、誰もがみんな感じるのでしょうが・・・現実に戻ると「そんなこと言ってられない!」なんて事になったりする(汗;)
んんん?
「予算」と「耐震」という壁にぶち当たることとなる。
使い勝手には、目をつぶったり不便を楽しむことが出来たとしても、一度は必ず止まるものです。
おまけに、建築基準法からなる増改築の規制も襲いかかるのです。
現実から言うと、張替え塗り替え・取替えのリフォームはあらかじめ予算に応じたことが出来るのですが、間取りの変更・増改築・耐震を考慮するとなると・・・
ぶっ壊して新築する方法と対価を注込んでリノベーションする方法を、天秤に掛けることになる(汗;)
何となく、無理な匂いが致しますが・・・一応のやれる方法を探すのも造り手の仕事。
のこすことの意味合いが共有出来ると、幾分かの知恵も希望もわいてくる。
不況といっても裕福な時代、残すことは簡単だけれども、遺すことは実は難しいのである。