有楽町駅でハートの7

東京に来て、もう何年たつかな。

今ではたまに大阪に帰ると、老若男女の生きた関西弁が新鮮に感じる。
前は当たり前の普通やったことが
貴重で懐かしくて切ない。
年取ったからかな。
あと一ヶ月で49歳。
この年になって、やっと身にしみて解ってくることの、なんと多いことか。

何と無く生きてきたような
しっかり生きてきたような

よくイライラしてたし
よく怒ってたし
よく笑って、よく遊んで
しっかり働いて、
手抜きもしたり、
だらだらしたり
病気になったり
壊れたり

違う世界を見たり

毎朝。いまは通勤で地下鉄に乗る。

電車に普通に乗れたり

乗れなくなったり

ホームの一番前に立つと
線路に引き込まれそうになったり

春に連日続く人身事故を他人事とは思えない時期もあり

駅の売店のミックスジュースに毎朝支えられたり。

人はみな、誰かに支えられて
助けられて
助け合って生きてる。

地下鉄ではいろんなことを考える。

みんな、一生懸命生きてる。

ストレスでイライラしてても
それでもみんな生きてる。

生きていくことはすごいことやね。


ところで

昨日の朝
有楽町線の有楽町駅で
エスカレーターを降りてすぐのところにハートの7のカードが落ちてた。

何かの暗号かな。

他にも気づいた人いる？？

今日も一日乗り切ろう。