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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事【8/26~8/27】

2024年08月28日 08時01分51秒 | マリーンズ2024
≪8/26≫


 ロッテの横山陸人は、一時期ほとんど投げていなかったシンカーを再び投げるようになった。

 横山は一時期ストレート、スライダーを中心に投げ、シンカーをほとんど投げていない時期があった。7月9日の取材で横山は「自分の今の感覚の中でシンカーがあまり良くないので、キャッチボールで練習してやっていければいいのかなと思います」とポツリ。

 シンカーを投げていなかったが、6月7日の広島戦から7月27日の楽天戦にかけて15試合連続無失点。7月30日の取材でシンカーの状態について「正直、自分の中ではあまりよくなっていない。今もキャッチボールでずっと投げていましたけど、もっともっとしっかり試合で使えるレベルになったら、キャッチャーの方と話して使っていければいいかなと思います」と説明し、「去年良かったシンカーというところが、ほぼ使えない状態になっているので、そこは一旦おいといてというか、考え直して、スライダーで軸を作って真っ直ぐをしっかり投げていこうという話をしています」とストレートとスライダーを中心で抑えていく考えを示していた。

 シンカーを投げられない状況で、無失点に抑えていることは自分の中で成長を感じるかと質問すると、横山は「去年まではスライダーが自分の中でダメだったので、いずれかはスライダーもシンカーも両立していければいいんですけど、そういうところが今後の課題かなと思います」と語った。

 そんな中で、8月2日のオリックス戦から再びシンカーを投げるようになり、8月4日のオリックス戦、1-0の8回二死走者なしで森友哉を2ボール2ストライクから投じた5球目に空振り三振を奪った142キロシンカーが良かった。

 再びシンカーを投げるようなったきっかけについて横山は「寝る前とかに結構考えていて、こうやって投げたらかかるんじゃないかなというのがたまたまパッと思いつきました。試してみたら良かったという感じです」と明かした。

 シンカーの球速が以前投げていた時よりも上がったように見える。「球速的に40とか出ているので、確かに速くはなっているかなと思います。しっかり変化もしているので、そういうのがいいのかなと思います」。

 公式戦でシンカーを再び投げるようになるまで、「色々自分の中でこうした方がいいんじゃないかというのを試していたんですけど、なかなかうまくいかずにずっとグダグダしていた。今回新しく自分の中でもっとこうしたらいいんじゃないかなとやった結果がそれが良かったので、結果的にはよくなったので良かったと思います」と、試行錯誤を繰り返したことで自分の中で良い感覚を見つけた。

 ストレート、スライダーにシンカーも加わり、投球の幅が広がった。「そうですね、ただストレートが自分の武器なのでそこは忘れずに、変化球も活かしてやっていければいいかなと思います」。横山の言葉通り、8月24日のオリックス戦では0-0の7回に登板し、1イニングを10球中9球がストレートという力勝負でねじ伏せた。残り試合も30試合を切り、負けられない戦いが続いていく中で、横山の今後の投球に期待だ。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)

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≪8/27≫


 目まぐるしく打順が入れ替わることの多いロッテ打線の中で、ネフタリ・ソトはチーム最多の95試合で4番の打順で出場し、ほぼ打順が固定されている。

 4番打者として意識していることは「そんなに特別なことはないです。自分のやるべきことをしっかりやって、自分にプレッシャーをかけずに練習、試合に取り組んでいます」と教えてくれた。ソトは試合前の打撃練習では「試合を考えて練習しているので、逆方向を打つことを試合に繋がる」とセンターから反対方向を意識し、福浦和也ヘッド兼打撃コーチも「徹底して右打ち、右打ちから入るので(チームの打撃)サンプルじゃないですか。頭も良いので、ターリー(ソト)は」と評価する。

 6月26日に取材したときにソトは「(得点圏では)自分のプレッシャーじゃなくて、ピッチャーのプレッシャーの場面だと思っていて、できるだけ自分にプレッシャーを与えないようにしています」と話していた。

 “チャンスで自分にプレッシャーを与えないように”なったきっかけはあるのだろうかーー。 

 「若い時にチャンスの場面で自分のできること以上にやろうとしたり、ホームランを打とうとよく思っていました。それで苦い思いというか、あまりうまくいかなかった。経験を積んで、そうではなくて自分のやるべきことをやって、1点でも返ってくれればと思うようになってプレッシャーがなくなってきました。ホームランとか打点を挙げると嬉しいんですけど、とりあえず1点を返す感覚でやったらプレッシャーがあまりなくなったという感じです」。

 そうした考えがDeNA時代の打点王(19年)に繋がっているのだろうかーー。

 「そういうわけではないんですけど、DeNAの最初の方は自分がリーグのことを知らなくて、セ・リーグのピッチャーも僕のことを知らなかった。その年(19年)とかはバッティングのフォームとかが色々噛み合っていたので調子が良かったというのもあります」。

 8月の月間得点圏打率こそ.176だが、シーズンの得点圏打率はリーグ2位の.321をマークし、打点もリーグ2位の69打点と勝負強さが光る。福浦コーチは「良い時は反対方向に得点圏でも打っている」と分析する。ペナントレースも終盤を迎え、ロッテは負けられない戦いが続く。その中で、ソトには勝負所、得点圏での一打がより一層求められる。

 「やるべきことをやってコントロールできるものはしっかりとやって、コントロールできないことは仕方がないというか、勝ち負けとかコントロールできないので、できるだけやるべきことをやって勝利に繋がるのが一番良い。シーズン中は勝ち負けがあるので、できるだけ勝ちが多くなれば良いと思います」。自分のやるべきことをしっかりとやって、勝利に貢献していく。

(ネフタリ・ソト選手通訳=千葉ロッテマリーンズ・ラファエル・フェルナンデス通訳)

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)


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