移植後DAY1501

▼本日のキニナリ
血圧（朝143/92）（夜124/83）
ドライアイ（弱）

▼本日のカクテル
ランデル（降圧剤）

◯本日は父上の外来診察デーということで
◯いよいよオペ日や治療計画が発表されるのかとてっきり思っていたのですが
◯外科の担当医から、改めて父上の胃癌の状況に関しての丁寧な解説があったうえで
◯次の二択も改めて提示されますた
◯A.開腹手術（周囲のリンパ節ごと胃の2/3をごっそり切除）：リスク＆身体への負担↑　根治確率↑
　B.内視鏡手術（粘膜層病変だけ削り取る）：リスク＆身体への負担↓　根治確率↓
◯こればっかりは医師が決めるわけにはいかないので、お歳もお歳だしQOLも含め患者サイドの考え方次第ですので
◯一週間後までに本人とご家族でよーく話し合って決断して下さいね、とのお話で
◯その後、内科の担当医とも同じような話し合いをして
◯わし的にはAプランだけど、本人的にはどうみてもBプランだろうなぁ、完全に怖がって弱気＆投げやりモードだもん説得しても無駄だよなぁ、などとぼんやり考えつつ一旦帰宅
◯ほいで、紹介元の先生に渡しておいてねと、手術担当医から胃カメラの画像データやら詳細報告書やらをどっさり預かったので
◯地元クリニックの主治医にそのブツを渡しに行きがてら一連の報告をした後
〇先生にダメモトで、医師としては答えづらい質問でしょうが、AとBどっちがいいんですかねぇ？的にわしが聞いてみたところ
◯『え？悩むことある？もちろん割っさばいちゃおうよ、すっきりとー』
◯この笑顔での一言にどーんと背中を押してもらった父上、あっさりAプランに決定してくれますた＼(^^)／
◯やっぱね、長年診てもらってる主治医に言ってもらえたら心強いんだねぇえがったねぇ
◯と思いきや
◯『手術できなくなっちゃうからお願いだから禁酒禁煙厳守で』
〇『我々がいくら万全の手術体制を整えても、肝心の患者さんが万全の準備を整えてきてくれなかったら、ね』
〇ってオペ担当医から今日も再三釘を刺されたばかりなのに
◯帰宅するなりこそこそ庭に出て喫煙しているところをまたもや現行犯逮捕
◯わし自身も元ニコチン中毒だったから分かるけど、分かるからこそ
〇命がかかってるのに周りを巻き込んでこれだけ迷惑かけてるのに止める気がないなんて
◯頭おかしいんですかついさっき担当医に厳重注意された日本語が理解できなかったんですかもうニコチンでもコカインでも吸ってとっととｓ（略
◯もうね、これ以上親を軽蔑させないでください、と、嫌いにならせないでください、と
〇驚きも嫌悪感も怒りもあきらめも色々通り越して今は悲しいのです、ただただ悲しいのです、と泣きながら箱ごと奪い取って
◯『今度こそ嘘つかないで約束守ります』と誓わせますた
〇『誓わせる』なんて親に対して偉そうな表現だけど、もはやそれしかないから
◯心を痛め過ぎて具合悪くなっちゃった姉上のためにも、今度こそ本当に裏切らないで欲しい
◯んで母上も、過去に血管詰まらせて歩けなくなって手術して医師から絶対禁煙と再三注意を受けているのにガン無視で喫煙し続けてはやウン年
〇今回の父上の件では家族の協力が必要不可欠である事を懸命に説明し
〇ママもこの機会に一緒に禁煙しよう？ママと二人でならきっとパパも頑張れるよ？心強いよ？などと説得しつつ、母上の隠し煙草も回収しようとしたら
〇『ハァァッ！？私は関係ないでしょう！？ママに死ねって言うの！？』
〇『ハァァァッんもう何で私までこんな目に遭うのよ！？』などと意味不明な供述を繰り返しており
◯駄目だまじで駄目なんだなこの女
〇などと酷い言葉が脳内からドクドクと溢れ出しながら、母上が寝静まってから煙草の箱を回収した夜だったのでした
〇煙草が無い事に気付いた翌朝の母上の逆上醜態っぷりを想像すると、もはや涙も出なかった