定点観測2024

えー、4月4日は兄上の命日でして。
今年は都合上一日遅れになりましたが、毎年恒例の命日参りに行って来たですよ。
命日がちょうど桜の時期なので、お寺の駐車場の枝垂れ桜を見るのもまた毎年の楽しみでして、同じ画角で撮影して長年記録し続けているのですが。
わしが子供の頃からそこに1本だけポツンと立ち続けているその桜の木は、樹齢は分からないけど恐らく結構なお年なんだと思うのですよ。
ここ数年めっきり弱々しくなってて、花の数も減ってるし枝も垂れ過ぎてもはや地面に付きそうになっていて。
昔はお寺に向かう時、咲いてるかな?まだ早いかな?それとももう散っちゃったかな?などと、うきうきそわそわ楽しみにしていたものなのですが、ここ数年は『まだ元気だろうか』『深刻な病気にかかってたりしないだろうか』『力尽きて倒れてないだろうか』などと、心配が先に立っちゃって。
これって親に対するのと同じような心配だよなぁ、と不思議な気持ちになりながらタクシーを降り、いざ枝垂れ桜とご対面。



元気だった\(´;ω;`)/
八分咲きくらいかしら。
雨上がりの曇天に淡いピンク色が儚い。
青空の下の桜もいいけど、曇り空の桜もね。
お節もいいけどカレーもね。

ほいでね、兄上はわしが生まれる前、わしと同じ白血病で5歳で亡くなったのですよ。
んなもんだから、お墓の前ではやっぱり白血病のこと、生と死のことやら色々どうしても考えちゃうけれど。
今は父上と兄上二人で仲良く楽しく呑んでるんだろうから、まぁよいではないかよいではないか。
いや5歳で時が止まってるとしたらお酒じゃなくてヤクルトでも飲んでるのかい?兄上?などと語りかけつつ、墓誌にぺっとり落とされたカラスのうんこをガシガシ掃除してお花供えてお参りして。
兄上ー、父上ー、枝垂れ桜さーん、来年の今頃また来ますからねー、と別れを告げて帰ったわしだったのでした。



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