最上段

特に用はないのになんとなく扉を開けて中を覗いてしまう、冷蔵庫。実家にいた頃とは違い、自分で買ってきたものしか入っていないため在庫状況は把握しきっているので、『うひょっエクレアがあるぞう』などという嬉しいサプライズは基本的にはない。がしかし。身長153cmのわしにとって、身長180cmの冷蔵庫の『最上段』は例外地区なのだ。普段の扉の開け閉めではほとんど視界に入ってこない高さにあるため、自分で買っておいてすっかり忘れていた宝物がたまに発掘される。うひょっ、プリンがあるぞう。うひょっ、ゼリーが2つも残ってるぞう。そんなサプライズを狙ってわざわざ最上段に収納しているとも言えるのだが。まれに、期限が昭和ですモノが発掘されて本物のサプライズを味わうこともあるマスターなのでした。
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