ひとり言

かって気ままに思いのまま★

妙心寺展…東京国立博物館

2009-02-13 | Weblog
先日上野の国立博物館・平成館で妙心寺展を見て来ました

妙心寺展



京都に行った時に確か行った記憶があります
竜安寺の近くだったと思います

広い敷地にたくさんの寺院があった・・ような、そんな記憶しかありませんでした。

「瓢箪図」とか、「龍虎の屏風」を実物で見たいと行って来ました

 

会場の入ってまず妙心寺の開山となった「関山慧玄座像」が金色に輝いて
厳かな雰囲気で、これから先の期待が膨らみます

狩野元信「四季花鳥図」 
長谷川等伯「枯木猿猴図」手長猿がユーモラスに描かれています。

如拙[じょせつ]「瓢箪図」

禅問答からくる「瓢箪で鯰をいかに捕らえるか?」
なんとなく楽しい。
31人のお坊さんの回答が書かれてあるんですが読めません

海北友松の「琴棋書画図屏風」どれもみな大きなものばかりです。

そして一番見たかった
狩野山楽の「龍虎図屏風」
二つの屏風からなっています
右の屏風には黒雲の中から龍が現れ眼光鋭く虎を睨んでいます
右の屏風には雄雌の虎がいて、
雄が今にも龍に襲いかかろうと大きな口あけ威嚇しています

この二頭の虎をよく見ると虎と豹です、当時、豹は虎の雌と考えられていました。
しかし、実際見たこともない動物を物凄い迫力に描かれていることに感激です

狩野山雪の「老梅図」
これも見事な老梅の太い幹が力強くうねっている作品です
やっぱりどの作品も本物はすばらしいです
でもこの作品日本にはない事は残念です、メトロポリタン美術館所蔵でした
でもどこの国が持っているかと言うよりも、
この作品が今現在残っていることの方が大切かも・・・。と思っています。

午前中に出かけたのでゆっくりと、丁寧に作品を拝見でき
素敵なひと時を過ごしてきました


関東では今日春一番が吹いて、春近しという所ですが
でもまだ2月です、
寒い日は美術館巡りもたまには良いものです

この後上野をぶらぶら散歩です・・・・・

                            続く・