ゆったりミチクサ

馬上少年過
世平白髪多
残軀天所赦
不楽是如何
   (戦国武将)
   伊達政宗公詩

未だ見ぬ国に憬れて

2012-10-13 | 旅行記

エキゾチックな情緒を肌で感る。
そんな思いで訪れた国々。
世界の文化を認識する旅です。


(1)オーストラリア(AUS)
51

オーストラリアが誇る
グレイト・バリア・リーフでダイビング。
ウルルでは、南十字星を見つけ写真に収めました。
オーストラリア先住民(アボリジニ)の聖地で、
岩に書かれた絵文字、
アボリジニダンス等貴重な文化に触れました。
野生のカンガルーに出合い、
許可区のコアラを抱いて写真撮影。
幸せの「青い蝶」、水陸両用車で熱帯雨林を探検、
緑濃き「キャニオン」を眺望しました。
絵のようなシドニー港をディナークルージング。
オペラハウスに入場見学し、
抜群の音響効果と建築技術の粋を感じた旅です。


(2)オーストリア(AUT)
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モーツァルトをウィーンで鑑賞したいと思い、訪れました。
シェーンブルン宮殿は、一般住宅に解放されています。
ベルヴェデーレ宮殿は、シンメトリー造りが美しい美術館。
公園で金色のヨハン・シュトラウス像が、
バイオリンを弾いていました。

オペラ座にて
ウィーン・モーツァルト・オーケストラを堪能。


(3)カンボジア(CAM)
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内戦終結で、
平和なカンボジアの世界遺産に触れようと訪れました。
荘厳な寺院、回廊に、嘗ての王朝文化が偲ばれます。
アンコールワットの地平線に沈む、南国独特の夕陽。
真っ赤に燃える夜明け前、
そして赤々と輝く太陽が昇ると、暑い一日が始まります。

ジャングルの根に絡まれた儘の寺院、
危機遺産を脱しても修復が続いています。
トレン・サップ湖には、
多くの人々が生活をしていました。

(4)カナダ(CAN)
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メイプルリーフの鮮やかな紅葉、
針葉樹林の黄葉、北国の大きな秋を見たいと訪れました。
さざ波ひとつない、朝の「レイク・ルイーズ」湖畔。
カナディアン・ロッキーの黄葉が綺麗。
アサバスカ氷河の清流を口にすると、無味無臭でした。
アメリカ滝・カナダ滝のナイアガラは、
それぞれの国旗を滝に投影。
カナダ滝で花火を観賞、
遊覧船から見上げた豪快な滝の落下。
メープル街道は絶好の紅葉日和。
ローレンシャン高原のトランブラン山からの紅葉は、
筆舌にし難い程の絶景です。
ケベックのマジック壁画は、痛快。
農園で食した、
メイプルシロップの美味しさが忘れられません。


(5)中国(CHN)
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数千年の歴史を持つ中国、
万里長城を歩いて見たいと訪れました。
故宮博物院のスケールの大きい事、
映画ラストエンペラーの玉座に関心を持ちました。
天壇公園の石段を昇り、
中央で話すと声が増幅されて聞こえます。
ステレオ音が頭の中央で響く感じです。
万里長城を歩くと、延々に続く石垣に圧倒されます。
北京動物園のパンダの愛らしかった事。
開放的な園内でした。
滑走路内を職員が、自転車走行する長閑な風景です。
車より自転車優先が、印象的な北京でした。

(6)香港(CHN)

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イギリスから返還間近の香港を訪ねました。
水上生活者の船が、係留されています。
ペンシルタワーのビルが沢山建っていました。
飛行機がビル群に突っ込むような、
着陸の印象が残っています。
湾の中の船で、京劇を観賞。
競馬場がバスの車窓から見えました。
鮮魚店の大きなカニ、カイが印象的。
百万ドルの夜景を堪能。

(7)チェコ(CZE)

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「プラハの春」の印象が強いチェコ。
カレル橋は大勢の観光客で、ごった返す賑わいです。
欄干の聖人像も、大笑いでしょうか。
汚れのない、きれいな街並みは箱庭の感じです。
チェスキー・クルムロフの眺めは「おとぎ話の世界」。
チェコで核兵器廃絶を訴えた
「オバマ・アメリカ大統領」に拍手喝采。
「わが祖国」のメロディーが心に残ります。

(8)デンマーク(DEN)

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北欧の旅の終わりは、
春ウララのコペンハーゲンでした。
カラフルで綺麗な運河沿いの街並みに、
異国を感じます。
重厚な市役所付近の建物とは、趣が異なります。
公園に桜が咲いていました。そんな季節です。
アンデルセンの像が、
チボリ公園の方を向いて建っていました。
川岸の「人魚姫」が、
綺麗に清められていたのが印象的です。

(9)エジプト(EGY)

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世界有数の文明の歴史を持つエジプト。
ナイル川クルーズで訪れた各地の神殿、王家の墓。
どこまでも青い空、
灼熱の太陽、「水が生命の源」を実感。
巨大で精巧な建造物と、医療技術や文字の文明。
鮮やかな色彩で残されている、絵文字ヒエログリフ。
肌がチクチク痛くなる、
刺すような強烈な太陽光を体感。
ピンクシャワーの名前がぴったりの花が綺麗でした。
ルクソール神殿の巨大なオベリスク。
片方はフランス・コンコルド広場で見ました。
カイロ博物館に、
発掘された歴代ファラオのミイラが、保管されています。
黄金の「ツタンカーメンのマスク」が、
心なしか泣いている様に見えました。

(10)スペイン(ESP)

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嘗て日の沈まぬ国、と謳われた国「スペイン」
トレドを見ればスペインの歴史が分かる。
そのトレドも訪れました。
アンダルシアのメスキータに、異国を感じます。
アルハンブラ宮殿の豪奢な、
贅を尽くした建築模様は目を奪います。
地中海に面した建物は、
白塗りが主流でした。暑いのでしょう。
バルセロナでミロの美術館を訪れ、楽しんで来ました。

ガウディの「聖家族教会」、
公園に独特の雰囲気を感じます。
ヒラルダの塔は階段のない坂道、
コロンブスが永眠しています。
ラマンチャの風車群、ドンキホーテの人形。
ピカソの「ゲルニカ」を鑑賞、
アーモンドの花が咲いていました。

(11)フランス(FRA)

61
ヨーロッパ・アルプスの最高峰「モンブラン」
シャモニーから
ロープウェイで「エギーユ・デュ・ミディ」展望台へ。
コンコルド広場に立つ巨大な「オベリスク」、
凱旋門に続くシャンゼリゼ通り。
偶然エッフェル塔の火事を目撃、
大事にならずに済んだそうです。
モン・サン・ミシェルの城塞教会に、
歴史の厳しさを感じました。
ベルサイユ宮殿「鏡の間」
豪華絢爛だった事は、瞼に焼き付くほどです。
ジベルニー村に「モネ」の家を訪ね、睡蓮の池を探勝。
浮世絵が多数収集されていたのが印象的です。
「モナリザ」・「ミロのビーナス」等を鑑賞し、
ビーナスと一緒に写真撮影。
ルーブル美術館内の撮影OKに、価値観の違いを知りました。

(12)サイパン島(自治領USA)

62
世界でも有数の透明度を誇る「サイパン」の海。
海の中に激戦の名残、戦車の残骸が波に洗われていました。
バンザイクリフと呼ばれる断崖近く、
慰霊碑が建立されています。
青の洞穴「グロット」を訪れ、ダイビングしました。
ポイントまで結構な坂道階段で、程良い準備運動になります。
エントリーすると幻想的な青い3つの洞穴が現れます。
洞穴を抜けると視界が広がり、
カスミチョウチョウウオの大群に出会いました。
ナポレオンフィッシュに遭遇、オトヒメエビの可愛い事。
巨大なウミウチワの脇を抜けエキジット。

(13)イギリス(GBR)

63
近代国家のお手本にした「イギリス」
二階建てバスに乗り、ロンドン市内を観光しました。
バッキンガム広場で、騎馬警官のパレード。
ウェストミンスター宮殿ビッグベンを、
テムズ川畔で聞きました。
イギリス人に人気の「コッツウォルズ」は、
歴史を感じる、古風な佇まいの小さな町です。
大英博物館で「ロゼッタストーン」や、
エジプトの遺跡を目にしました。
ユーロスターは、気が付いたら動いている静かな列車です。

(14)ドイツ(GER)

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ライン川の滔々とした流れ、ブドウ畑、点在する古城。
思えば遠くに来たもんだ  
そんな感じになるライン川クルーズ。
ハイデルベルク・ローテンブルクは、中世の雰囲気です。
ザンクト・ゴアーで飲んだ、
ライン川特産アイスワインの芳醇な味。
白亜の名城「ノイシュバンシュタイン城」に入城。
むき出しの未完成部分が、当時を物語っています。
この城には、悲しい逸話が残されていました。

(15)ギリシャ(GRE)

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世界中のあらゆる芸術文化に、影響を残す「ギリシャ文明」
アテネのパルテノン神殿は、
修復中でも荘厳な造りと巨大さに圧倒されます。
オリンピア競技場のスタート台に立った、
あの感触が忘れられません。
奇岩に建つメテオラの修道院、
今も厳しい修行が続いています。
古代ギリシャで、
世界の真ん中(ヘソ)と思われていた、デルフィ。
幽玄な雰囲気を醸し出しています。
エーゲ海クルーズで渡った島に、
アーモンドが咲いていました。

(16)ハンガリー(HUN)

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滔々と流れるドナウ川の両岸に、
首都ブダぺストを擁する「ハンガリー」
色彩の鮮やかな明るい色が、目を引きます。
吊り橋のセーチェーニ鎖橋が、
夜のライトアップで美しく映えます。
英雄広場に並ぶ騎馬像は、国の象徴なのでしょう。
トカイ・アスー・エッセンシア(貴腐ワイン)は、
芳醇な甘さとコクがあります。
漁夫の砦から眺めるブダペスト市街は、
ドナウ川に輝いていました。

(17)バリ島(INA)

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海外ダイビングを最初に選んだ島です。
神々が生活し、善と悪が超越して住む島、だそうです。
ケチャ、バロンダンスを観賞し、美術館を見学。
寺院を拝観した時、男も女も布を腰に巻きました。
夕陽のきれいなタナロット寺院は、海岸にあります。
トランベンでエントリーをして、沈船を回遊
壊れた船体を潜り抜ける、スリルも味わいました。
中性浮力を上手に活用し、隅々まで廻ります。
果物の王様、ドリアンを食べてみると、
チーズのような感じです。
2人で一個食べて、終わりにしました。

(18)イタリア(ITA)

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陽気で明るい国を実感する、
「ナポリ」のカンツォーネです。
ルネサンス発祥の地と云われるイタリア。
フィレンツェ、ピサ、ベネチア、ミラノ等から、
世界へ発信した芸術文化。
15分時間制限のダ・ヴィンチ「最後の晩餐」は、
必見の価値があります。
後日、四国の国際美術館で精巧に複製された、
陶板画を心行くまで見ました。
「ローマは一日にして成らず」、
それを実証する数多くの遺跡群。
ピサの斜塔を登り、周囲の景色を楽しんでいると、
正午の鐘が目の前で鳴り出した事を思い出します。
大潮で冠水する、ベネチアの苦労も知りました。
巨大なコロッセオを眺めていると、
往時の歓声が聞こえてきそうでした。
トレヴィの泉にコインを投げ入れ、
本場ジェラートを食べたのを思い出します。

(19)ノルウェー(NOR)

69
天空に広がる幻想的な緑のカーテン。
北極圏ノルウェー・ロフォーテン諸島
スボルベルで見た「オーロラ」
海流の関係で比較的暖かい北欧の北極圏。
ロフォーテン博物館で見た、
可愛いマスコットや北欧の漁具。
カラフルだが、落ち着いた色彩の家々。
北極圏の日暮れは早く、家々の灯りが暖かそうでした。
道路はアイスバーンですが、
大型バスでの移動は快適でした。
高度な運転技能、車体構造、
タイヤ製造が可能にしているようです。

(20)ペルー(PER)

70
精巧な石造りを「インカ遺跡」の至る所で見ました。
岩漠の海岸を過ぎ、セスナ機に搭乗。
眼下に「サル」「クモ」「ハチドリ」
「三角」「コンドル」、山肌に「宇宙人」
ナスカの地上絵が幾つも、目に飛び込んできます。
標高4,335mのララヤ峠、
透通る程の景色と遠くの雪山が印象的です。
地上に足が着いて無いような、フワフワした気分でした。
葦船で浮島に渡り、
水深を測ると80m以上もあるチチカカ湖。
つづら折りの先に見えた光景が
「天空都市マチュピチュ」でした。
石造りの門を入り、
住居跡を歩くと、インカが蘇って来そうです。
クスコの箱庭のような綺麗な街並み、
太陽に輝いていました。

(21)スイス(SUI)

71
ヤッホー・思わず声が出る、晴天の「スイス・アルプス」
アイガー北壁、
メンヒ、ユングフラウを望む絶好のトレッキング日和。
エーデルワイス,
アルペンローゼ,ゲンティアナベルナ
咲き揃う姿は、想像以上の美しさです。
スイス・アルプス三大名花を堪能する旅でした。
フルカ峠で見た、氷河先端の青い氷の色が、印象的。
ツェルマットの環境保護の徹底は、称賛です。
頭を出したマッターホルンをゴルナーグラートから眺望。
レマン湖畔の城塞シヨン城の柱に、
バイロンの落書きがありました。
メンリッヒェンから虹色に輝く、滝を見ました。
一条の滝が上から赤、黄、緑、青、紫に変化し
落下する光景は、生涯忘れられないでしょう。
現地ガイドも初めて見たそうです。
無論、写真に収めました。

(22)スロバキア(SVK)

72
東欧の青い空、澄んだ空気がとても印象的です。
首都ブラチスラバの城は、
明るく鮮やかな黄色が、青空にマッチしています。
古都が持つ、落ち着いた風情のある街並みです。
博物館に歴史を見る事が出来ました。

(23)スウェーデン(SWE)

73
北極圏を訪れたのは「オーロラ」観賞が目的です。
到着した夜から、オーロラを見る事が出来ました。
大空を円舞する優しい姿の「オーロラ」です。
ギネスブックにも載る
「アイス・ホテル」に入ってきました。
日本人の造った部屋もあり、親しみやすいです。
北欧で感心するのは、道徳文化の高さです。
信号機の無い道路でも、
数m先で必ず車両が停止してくれます。
アイスバーンの道路を、安心して渡れます。
日本は、信号無視もなんのそのでしょうか?。
文化の違いを痛感する、北欧の旅です。
キルナから列車でノルウェーに移動しました。

(24)トルコ(TUR)

74
異国情緒を充分感じる、トルコの夜明けです。
街中にアザーンの独特な音声が流れます。
イスタンブールの街並みが、
異国風情を醸し出しています。
ブルーモスク、アヤソフィア、地下宮殿等トルコ文化が、
多様な事を改めて知りました。
カッパドキアの奇岩、パムッカレの温泉保養地、
伝説が現実になったトロイの遺跡。
エフェソス遺跡の綺麗な姿に、
トルコ文化の情熱が伝わります。
ボスポラス海峡の橋と海底トンネル工事に、
日本が関わっている事を
海峡クルーズ船内で説明していました。

(25)アメリカ(USA)

75
地平線の彼方に、山並みが全く見えない、広大な原野。
「モニュメントバレー」の初夏は、緑の草原の季節です。
雲一つ無い青空が、何処までも天空に広がります。
ザイオン国立公園、ヨセミテ国立公園、
グランド・キャニオン国立公園。
それぞれが独特の特徴を持つ、
素晴らしい雰囲気の場所です。
サンフランシスコの黄昏行く景色は、
哀調を帯びていました。
ラスベガスの夜景も、香港の夜景も同じ百万ドル
同じ百万ドルなら米ドルが良い
現地ガイドのお話でした。
アンテロープ・キャニオンの造形美に、
自然の優雅さを思い知らされます。
幽玄の世界に知らず知らず、引き込まれそうです。
ハチドリのホバーリングを、目の前で見ました。

(26)ハワイ(USA)

76
スクーバダイビングを、
始める切っ掛けになったハナウマ湾。
沖合の岩礁で、
魚が近づき全く逃げないのに、戸惑う程でした。
島巡りで取りたての、パパイアを食べました。
ホホが落ちる程の甘さに、
現地の人が羨ましくなったものです。
サンセット・クルーズで、
心地よい潮風の中アトラクションやディナーを楽しみます。
ワイキキビーチが綺麗なのは、早朝の清掃にありました。
ブルーハワイのカクテルは、
透き通るライトブルーが出て来ます。
レイづくり、街歩き、ポリネシアンショー、
アッという間に日々が過ぎます。

(27)バチカン市国(VAT)

77
文化遺産の宝庫「バチカン市国」
広場で目を引くのが、
エジプトから運ばれたオベリスクです。
サンピエトロ聖堂院、礼拝堂、美術館には、
巨匠と呼ばれる人達の
壁画、天井画、芸術作品が縦横無尽に並んでいます。
ミケランジェロの「最後の審判」を見ていると、
誰かが囁いて来る様な不思議な気持ちになります。
仙台藩主・伊達政宗公が派遣した
「支倉常長」も、この景色を眺めたのでしょうか。
偉大な先人達に敬服し、
改めてバチカン市国を見つめました。

百聞は一見にしかず。
実物を見て・触れて・体感する。
与えられた情報・
バーチャルの世界では分らない、
真実が見えて来ます。



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