
アメリカ Gossip Girl Cecily Von Ziegesar (訳)鹿田昌美 #7
『ゴシップガール』の原作とドラマとでは登場人物の設定がかなり変更されています。登場人物の詳細内容については前の記事に載せてあります。では、ドラマの内容も少しだけ含めて感想を。
☆ 感想 ☆
まさに活字版『ゴシップガール』は私のバイブル。ヴァネッサが『戦争と平和』を繰り返し読むのと全く一緒です。学び、笑い、共感し、涙します。大好きで大好きでしょうがない本!
特に好きなキャラクターはブレアです。小説でもドラマでもブレアが一番好きです。あんなに努力してるのに、こんなにも報われない悲劇のヒロインはなかなかいないです(笑)ブレアはセリーナと違って、典型的なお嬢様。常に頭の中に膨大なシナリオが存在するのですが、基本的にそのシナリオ通りにはいきません。予想外の展開が必ず待っています。周囲がハッピーモードのとき、ブレアにはたいてい悪いサプライズがあります。とにかくツイてない(笑)自分を完璧だと思ってるし、勉強もスポーツも奉仕活動もしてる努力家だってことも分かってる。でも劣等感の塊なんです。なぜなら、それを認めてるのは自分だけだから。親も「セリーナなら、きっと似合う」とか、ネイトが他の女の子に夢中になったり、大学も不合格。それにセリーナがいたら、いくらブレアが可愛くてもセリーナのお友達でしかない。ブレアはまさに等身大の女の子なんですよ。悩みばかりが溢れていく。そんなブレアの一番好きなところは、どんなに悩んでも、新しい道を切り開いていくところです。ものすごくカッコイイと思います。もう捨て身なんですよ、彼女は。だから“こうなったら、やれるだけやってやる!”って吹っ切れるところが大好きです。復讐や報復中でも上品さを忘れなかったり、相手を揺さぶる言葉選びなど、頭がキレて、美人なブレアが憧れです。ブレアが好き過ぎて、エルメスのブティックで『Eau d'Orange Vert』を買ったりもしました。ブレアの高校時代は華やかなようで、そうでもなかったりします。『ゴシップガール』の内容の多くは恋愛と進路の話です。そして、サブストーリーでもう一つ同時進行しているのが、“ブレアはいつヴァージンを喪失するのか”という内容。あとちょっとのところで必ず邪魔が入るという、本当に運が悪い(笑)どれだけツイていないかは、読んでいただきたいです。つまり、私がブレアを好き過ぎて、バイブルのように読んでいると言ったほうが良いですね。
上記はブレアの魅力ですが、本そのものの魅力を挙げると、大抵の本は一人称なんですけど、『ゴシップガール』の凄いところは、全員の目線で書いているところです。場面が次々と変わりながらあらゆる目線で物語を展開してくれます。それと、ユーモアのセンスが抜群です。何回読んでも笑えます。特にダン(笑)不健康すぎて笑いが止まりません!しかも、アッパー・ウェストサイド在住。かなり一等地!全然一般人じゃな~い。それにルーファスが共産主義だということにも笑ってしまいました。基本ハンフリー関係は面白いです。
〔余談1〕
ちなみにドラマ『Gossip Girl』で一番好きな回は、シーズン1第4話『バッド・ニュース(BAD NEWS)』です。せっかく仲直りしたばかりのセリーナとブレアがブレアの母親がデザインした新作の服のモデルを巡り、喧嘩になります。モデルになる気満々のブレアとブレアに内緒で依頼されてモデルになったセリーナ。お互いこうなった経緯が分からぬまま、また冷戦状態に。そこへ、たまたま遊びに来ていたダンに説得されて、ブレアとセリーナは話し合いを行い、蟠りが解消。こうなったら原因を作った人にこっそり仕返ししようと、二人は洋服を全部盗んでタクシーへ!二人は新作の洋服を着て、NYの街で最高の撮影会を行うのでした。このラストのシーンで流れる、Sean Kingstonの『Beautiful Girl』が二人の仲直り撮影会にあまりにもマッチしているので、本当に素敵なシーンに仕上がっています。お時間があるときに見て下さい。
〔余談2〕
ブレアは将来絶対に仕事出来るタイプだと思います。初めてブレアに惹かれたとき、「もしかして、『SEX AND THE CITY』のサマンサの学生時代もこうだったのかな?」と思ったんです。私、海外ドラマの大好きな女性のキャラクター同率1位が『SEX AND THE CITY』のサマンサと『Gossip Girl』のブレアなんです。私には持っていない、強さや信念があって憧れます。二人って似てるなー、と思う点としたは、①意志を貫く、②自分を中心に地球が回っていると思っている、③ビッチすぎて仲間ですら一目置いてる(笑)、④くよくよしないからアドバイスが的確。でも引くときは引いたり、きちんと相手を尊重することも出来るカッコイイ女性です。ちょっとしたことじゃへこたれない。私に無いものを全て備えてます…。余談中の余談として、SATCで一番好きな回は、シーズン4第13話『愛と闘いの日々(The Good Fight)』で、サマンサが初めて愛を認め、プールサイドでスローダンスをするシーン。Shadeの『By your side』とダンスシーンにうっとり。シーズン6第16話『女の髪は命(Out of the Frying Pan)』で抗がん剤治療で髪がどんどん抜けるサマンサは一人バリカンを手に…、とそこにスミスが!《黙ってろ。俺が終わったら、剃ってやる。》と。なんてカッコイイんだ、スミス!ラストのスピーチでサマンサがカツラを投げるシーンも大好きです。
余談まで読んでいただき、ありがとうございました。
『ゴシップガール』の原作とドラマとでは登場人物の設定がかなり変更されています。登場人物の詳細内容については前の記事に載せてあります。では、ドラマの内容も少しだけ含めて感想を。
☆ 感想 ☆
まさに活字版『ゴシップガール』は私のバイブル。ヴァネッサが『戦争と平和』を繰り返し読むのと全く一緒です。学び、笑い、共感し、涙します。大好きで大好きでしょうがない本!
特に好きなキャラクターはブレアです。小説でもドラマでもブレアが一番好きです。あんなに努力してるのに、こんなにも報われない悲劇のヒロインはなかなかいないです(笑)ブレアはセリーナと違って、典型的なお嬢様。常に頭の中に膨大なシナリオが存在するのですが、基本的にそのシナリオ通りにはいきません。予想外の展開が必ず待っています。周囲がハッピーモードのとき、ブレアにはたいてい悪いサプライズがあります。とにかくツイてない(笑)自分を完璧だと思ってるし、勉強もスポーツも奉仕活動もしてる努力家だってことも分かってる。でも劣等感の塊なんです。なぜなら、それを認めてるのは自分だけだから。親も「セリーナなら、きっと似合う」とか、ネイトが他の女の子に夢中になったり、大学も不合格。それにセリーナがいたら、いくらブレアが可愛くてもセリーナのお友達でしかない。ブレアはまさに等身大の女の子なんですよ。悩みばかりが溢れていく。そんなブレアの一番好きなところは、どんなに悩んでも、新しい道を切り開いていくところです。ものすごくカッコイイと思います。もう捨て身なんですよ、彼女は。だから“こうなったら、やれるだけやってやる!”って吹っ切れるところが大好きです。復讐や報復中でも上品さを忘れなかったり、相手を揺さぶる言葉選びなど、頭がキレて、美人なブレアが憧れです。ブレアが好き過ぎて、エルメスのブティックで『Eau d'Orange Vert』を買ったりもしました。ブレアの高校時代は華やかなようで、そうでもなかったりします。『ゴシップガール』の内容の多くは恋愛と進路の話です。そして、サブストーリーでもう一つ同時進行しているのが、“ブレアはいつヴァージンを喪失するのか”という内容。あとちょっとのところで必ず邪魔が入るという、本当に運が悪い(笑)どれだけツイていないかは、読んでいただきたいです。つまり、私がブレアを好き過ぎて、バイブルのように読んでいると言ったほうが良いですね。
上記はブレアの魅力ですが、本そのものの魅力を挙げると、大抵の本は一人称なんですけど、『ゴシップガール』の凄いところは、全員の目線で書いているところです。場面が次々と変わりながらあらゆる目線で物語を展開してくれます。それと、ユーモアのセンスが抜群です。何回読んでも笑えます。特にダン(笑)不健康すぎて笑いが止まりません!しかも、アッパー・ウェストサイド在住。かなり一等地!全然一般人じゃな~い。それにルーファスが共産主義だということにも笑ってしまいました。基本ハンフリー関係は面白いです。
〔余談1〕
ちなみにドラマ『Gossip Girl』で一番好きな回は、シーズン1第4話『バッド・ニュース(BAD NEWS)』です。せっかく仲直りしたばかりのセリーナとブレアがブレアの母親がデザインした新作の服のモデルを巡り、喧嘩になります。モデルになる気満々のブレアとブレアに内緒で依頼されてモデルになったセリーナ。お互いこうなった経緯が分からぬまま、また冷戦状態に。そこへ、たまたま遊びに来ていたダンに説得されて、ブレアとセリーナは話し合いを行い、蟠りが解消。こうなったら原因を作った人にこっそり仕返ししようと、二人は洋服を全部盗んでタクシーへ!二人は新作の洋服を着て、NYの街で最高の撮影会を行うのでした。このラストのシーンで流れる、Sean Kingstonの『Beautiful Girl』が二人の仲直り撮影会にあまりにもマッチしているので、本当に素敵なシーンに仕上がっています。お時間があるときに見て下さい。
〔余談2〕
ブレアは将来絶対に仕事出来るタイプだと思います。初めてブレアに惹かれたとき、「もしかして、『SEX AND THE CITY』のサマンサの学生時代もこうだったのかな?」と思ったんです。私、海外ドラマの大好きな女性のキャラクター同率1位が『SEX AND THE CITY』のサマンサと『Gossip Girl』のブレアなんです。私には持っていない、強さや信念があって憧れます。二人って似てるなー、と思う点としたは、①意志を貫く、②自分を中心に地球が回っていると思っている、③ビッチすぎて仲間ですら一目置いてる(笑)、④くよくよしないからアドバイスが的確。でも引くときは引いたり、きちんと相手を尊重することも出来るカッコイイ女性です。ちょっとしたことじゃへこたれない。私に無いものを全て備えてます…。余談中の余談として、SATCで一番好きな回は、シーズン4第13話『愛と闘いの日々(The Good Fight)』で、サマンサが初めて愛を認め、プールサイドでスローダンスをするシーン。Shadeの『By your side』とダンスシーンにうっとり。シーズン6第16話『女の髪は命(Out of the Frying Pan)』で抗がん剤治療で髪がどんどん抜けるサマンサは一人バリカンを手に…、とそこにスミスが!《黙ってろ。俺が終わったら、剃ってやる。》と。なんてカッコイイんだ、スミス!ラストのスピーチでサマンサがカツラを投げるシーンも大好きです。
余談まで読んでいただき、ありがとうございました。