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在宅療養生活で見たこと、思ったこと、を伝えます。

回顧録 7

2015年11月23日 | 回顧録

命の危険があった事について(I)‥‥

 

① 母からの伝聞ですが、私は初産だった所為なのか難産に近かったそうです。当時は時代がら自宅にてお産婆さんが取り上げてくれたのですが、なかなか産声を上げない私に手を尽くしてやっとの事で「オギャー」となったそうで、まあ、仮死状態に近い感じでしょう。

 

② 私はその出生した家に数年いたのですが、当時、滞在期間は不明ですが伯母が同居していました。その時は母が婿取だったので、初婚に失敗した伯母が出戻りで居候していました。

 

するとある日、私の泣き声に耐えかねた伯母が台所から包丁を持ってきて私に刃を向けたそうです。(赤子ですから泣くのは仕事のようなものですが)咄嗟に母か父がその伯母の行動を制止し事なきを得たのです。

 

何で伯母がそのような行動をとったのか確実な理由は私には不明ですが、何れにしてもこのままではまずいと、事態の深刻さを受け止めた両親は伯母を早く家から出して、嫁がせようという事になり、ある退役した職業軍人を紹介されて無事にそこの後妻の座に収まりそこで生涯を過ごしたのです。その伯母は30年程前に鬼籍に入りました。

 

P.S. 伯母は子供をもうける事はありませんでした。先妻の子供が二人いましたが、それぞれ結婚する事なくこの世を去っています。家があった場所は更地となり、一族が管理しているようです。その家系はそこで途絶えました。

 

 

 


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