さて治療に専念するはずの18ヶ月間でしたが、結果的には専念出来ませんでした。
家の中の事、つまり子供達の世話、母親の世話、お金の遣り繰り、学校(PTA関係・授業参観は全て欠席しました)や社会的な付き合い、といった家事全般に終始している毎日で、もう必死でした。女性なら、さしずめ「髪振り乱して‥」といった感じでしょうか。
朝は子供達を起こして朝食、身支度させながら洗濯(多い時は3回まわす)、 . . . 本文を読む
さてどうしたものか‥‥
そんな時に、退職した会社側から勧められたのか、行政側に勧められたのか忘れましたが、「傷病手当金」なるシステムがあるとの事が分かりました。
これは雇用期間中に期せずして、労災の対象外で、怪我を負って勤務が不可能になり入院や自宅から通院治療したり、疾病に罹り勤務が不可能になり入院や自宅から通院治療になったりして収入が途絶えた場合、対象となる傷病の発生直前の3ヶ月間を遡っ . . . 本文を読む
慶弔休暇の1週間が終わり職場に復帰する事になりました。
「主夫」という立場になり正規社員の様にフルタイムで働く事が難しくなったので、会社側と相談して9~16時迄のパートタイマーに契約変更しての再出発となりました。
それは、取りも直さずお金にならない仕事(家事)が増えてその分賃金収入が減少する為に経済的に苦しくなる事を意味するのです。
これが母子世帯であるなら、行政に手続きすれば「 . . . 本文を読む
私の1ヶ月間に亘る緊急静養は結果的には「焼け石に水」でしたので、復帰後に会社側と相談のうえ職場の配置転換をして症状の緩和を図る事になりました。
元々社内一厳しい上司の部署で、その厳しさを批判する人も少なからずいました。「あそこ(元の配属場所)から移れて良かったね」という声をかけられた(数人から)事を覚えています。なんでも、移動したのは私が7人目? だそうです。
その後、新しい部署での仕事に . . . 本文を読む
妻の病状は一進一退が続き、毎日が薄氷を履むような思いで過ごしているうちに今度は自分の体が変調をきたすようになってきたのです。
ここからの2点は家族にも話していない、医師のみに話した事柄です。
・夜中に何度となく目が覚めて、仕事の進捗具合が気になってしまい明日(今日)はあれをあそこまでやっておかねばと気が揉めるようになり、熟睡できなくなりました。
・更には、理由がわからないのですが、「 . . . 本文を読む
当初、私は気付かなかったのですが、妻は30代の時に自分の体の異変に気付きました。
そこで妻は私には内緒で医師の診察を受けたところガンであることが確定しました。本人もびっくりしたのでしょう。私にショックを与えないようにしばらくの間病状を伏せていたのです。
ガンとしてのステージは切除を必要とする進んだ段階でした。手術が成功しても5年の間に再発がなければ寛解であろうという当時の主治医の見立てでし . . . 本文を読む
回顧録 22で伝えた新しい住処は、母にしてみれば最寄り駅からは遠過ぎて以前のように自転車で駅迄という訳にはいきませんでした。そこで私が駅迄の朝夕の送迎をし、自分の勤務先に加えて母の分も車を動かす事になりました。妻は子供の世話等があるのでそちらに傾注出来るように配慮しました。
その母も次第に体力が衰えて現役引退の時を迎え、所謂隠居生活が始まったのです。当初は近所を散歩したり同じ町内の人で年齢の . . . 本文を読む
命の危険があった事について Ⅲ
④ あれは30代の時でした。当時は車で外回りの仕事をしていたのですが、その車は中古で購入した所為か調子が悪くなる事が時々あったのです。症状としては停車状態からアクセルを踏んだ際にエンストするのです。少ししてかけなおすと正常にエンジンがかかるので、その癖を知りながら乗る事になりました。
この事は上司と社長も知っていて、「まあ、うまく . . . 本文を読む
念願の新居に住み始めてから5年程して、結婚しました。そして5年程経ち子供が生まれ、更にに数年後にもう1人誕生しました。
この辺りまでは比較的に順調に人生を歩めた気がします。
が、田舎の事の常で、つまらない・くだらない事で妻の実家とその近所の人(A)とその実家の人(B)と私の母の事が、問題になってきました。
母の通勤途上に偶々妻の実家の近所の人(A)の実家(B)があり、( A)の実家の人 . . . 本文を読む
今にしたらアホらしい事ですが、1973年(昭和48年)に祥伝社から発刊された五島勉著の「ノストラダムスの大予言」が当時の世の中にインパクトを与え映画化されてしまう程だったのです。
発売当初は気がつかなかったのですが、後日購入して読んでみると1999年には世の中が終了してしまうという内容だったので「冗談じゃない!とんでもない」と思った記憶があります。
当時の私としては、温かい家庭を築く為に住 . . . 本文を読む