Bar PSYCHO

酒と映画とガンダムをこよなく愛す
オールドタイプの店主の独り言・・・

第3のビール

2005-04-06 00:12:04 | 
ビールの税金(酒税)というものは、ビールの定義である麦芽の量で決まっています。
わかりやすく言うと、現在ビール350ml缶1本に対し、77円70銭が酒税分。(218円小売の35.6%)

課税対象である麦芽の代わりエンドウ豆等の別原料を使ったビールタイプの飲料を「第3のビール」といい(サッポロビール「ドラフトワン」など)、現在この「第3のビール」が「発泡酒」に迫る勢いで売れているわけです。
高いものがなかなか売れないこのご時世、各ビールメーカーにとっても低コスト(課税も低い)商品を開発することが、売上増につながるのは当然のことかもしれません。
また、今回の大手ビール4社の「第3のビール」発売の陰には、噂の"増税前"の今のうちに売ってしまえ!という腹積もりもあるみたいですね~w

消費者の立場から言うと、安いに越したことはないでしょう・・・
しかしながら、単価の安いものは、粗利も低いんですよ!!
日本の物流システムは、

メーカー → 卸 → 酒屋(コンビニ、スーパーなど) → 消費者

という流れで、製造コスト+物流コストがかかる訳です。

つまり粗利の低い商品をいくら売ってもあんまり儲からない訳ですよ(涙
まして、店頭での価格競争も激化してるし・・・

こんなんで、本当に日本の景気って良くなるんですかね~ww

「第3のビール」市場、大手4社の争い激化 (朝日新聞) - goo ニュース
コメント (3)
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