木洩れ日に身をゆだねて

日々の暮らしや映画ドラマ舞台など
自分が好きなもの美しいもののあれやこれや
時折、佐々木の蔵さん鑑賞など

大奥《コミックス》

2012-11-28 | 読書
大奥 第9巻 (ジェッツコミックス)
白泉社



↑9巻はもうすぐ発売 (予約済み)

大奥・・・  

一度 読んでしまうと 大人買いしてしまうに違いないので

見て見ぬふりしていた

TV(西島・家光、谷原・綱吉 そして現在の堺雅人版)も映画(仲間版、二宮版)も 見ているので

それでいい・・・と 棚にあげていた・・・のだが



蔵様 禁断症状の辛さが

欠乏感を更につのらせて・・・・

どうしても・・・・

どうしても 我慢できなくなり・・・

結局・・・大人買いしてしまった~~~



1巻は 蔵様もご出演だった 男女逆転大奥の 二宮版の内容で

2巻以降が 現在放送の 堺雅人版へとつながっていく流れであった


自分的には 現在放送中の 家光版は 結構 感情的に 辛いものがあり

次の 映画 綱吉版も 含め 原作は全編通して 更に切なく

けれど 魅せられる 味わい深いものであった・・・・



政治のかけひきも もちろんありなのだが

男女の業の描写が なんとも秀逸で


あんなに 養豚場や養鶏場のように

命を削り 子作りに励まなければならないお立場で

業務として 配下の者に 見られながら

勤しまなければならない 日々の夜伽


お家存続のために 国家安定のために

お世継ぎを必死に 立てようとする・・・その事実は

もちろん 以前から 知っていたことなのだけど


ドラマよりも なぜか 原作コミックは

鬼気迫るほどに 

上様の 子づくりの責任の重さが強く伝わってきて 

こちらが辛くなるほどで

驚愕し 悲哀を感じた

今までのドラマ等の 描写では わからなかったものなのだ


もちろん 原作は 男女逆転なので 史実とはそれなりに違うのだけれど

それでも 当たらずも遠からずなのでは・・と 思わせられる 説得力

思い人と ストレートに添い遂げられない

いろいろなしがらみや 立場 職責・・・・


そこが 胸が詰まるほど 切なく 

どうなるのかと 次へ次へ 引きつけられる


映画版 綱吉と右衛門佐 これの原作部分も なかなか魅せる話であった

原作の この二人のラストに向かう流れで・・・自分は 号泣・・・・

これは、 堺雅人さん 主演で 綱吉は 菅野美穂さん

どのシーンまで描かれるのか・・・映画も楽しみである




さて・・・登場人物に感情移入すると


右衛門佐も なかなかだったが

自分の一番は 



家宣公 側室

左京・・・ のちの月光院

である

生い立ちの辛さも見ているからかしら・・・

母性本能くすぐられたかしら・・・

ちょっと 理由は自分でもわからない(苦)


自分が 上様だったら

家宣公タイプかな~ 可愛げないから(苦)



そして

原作版の 驚愕は・・・

ある意味 予測もできたけれど

あの久道にしても 吉保にしても

女性がその役であることが

気味悪いほどに 嵌っていたこと

上様を思うからこその使命感が

職責を通り越して

まるで自分のこと以上に 真に「愛している」という事実

BLでもなく GLでもなく

だけど自己犠牲でもなく

相手を好き過ぎて 自分と同一化しているような愛

もしくは

自分を好き過ぎて 相手と同一化しているような愛


自利利他


業とも見えるし 執着がありすぎると 苦しさも百倍とも思うが

あまりに 突き抜けると

幸福でしかないのではないか・・・

そうも みえるのであった





この作品に 魅せられながらも 愛とか 生死とか

大奥の大変さとかを通して


なぜか

ジャニーズ事務所の大変さとか

AKBの大変さとか

芸能人の大変さとか

大人になってずいぶん経つため

いろいろ思うのであった


そして

蔵様の大変さとか・・・・

自分の恋心とか・・・

自分なら 殿のためにどこまで出来るかとか・・・


なんだか 人生の要素にないことでも

いろいろ あれこれ 勝手に考えたりして

読破して なお

また いくらでも

語り合える 気がする

この作品を味わえて よかった


蔵様 禁断症状 処方薬のつもりだった 「大奥」だが


結局 最後は いろいろ考えているうちに


頭に 蔵様・・・が浮んで終わるのだった(苦)




定期的に 「恋愛ニート」も

もう何十回見たかわからないほどに 処方しているのだが

舞台DVDが届くまでに

また 明日からいただく予定(笑)



大阪公演 みなさん 堪能されましたようで 何よりですし

群青色のみなさんのお茶会 伺いたかった~~~\(゜ロ\)(/ロ゜)/


いよいよ 残りも少なくなってきました

これから公演のみなさんも 目いっぱい堪能されてくださいね~~~(*^_^*)








5 コメント

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ついに (カリコ)
2012-11-29 00:54:30
はまってしまわれましたね(笑)>よしなが「大奥」

月光院も実に純粋で善い男ですよね。
間部の人となりがしっかり見極められても、
慕い続けるところが切なかった
大切な人の大切な人を大事にする愛。

私、地味な所で、綱吉の側室、お伝の方の矜持や
一途さに心洗われる思いがしました。
あと、江島!!江島様~~~~~~!!
ホンマあたしならほっときゃしませんぜ(笑)

お家存続、国家安定、それらは太古の昔から一番わかりやすく
男女が手を取り合える鉄板のロマンなんですよねぇ…

本当に、大阪良い舞台でした。
父さんブログ見て、「初めて笑いが起こらなかった」と知って、ますます、それ以外ない日に自分は行けたんやと思いました。
もし笑いが起きてたら、私「なんで笑えるのん?!」ってすごい動揺してたと思います。
示し合わせた訳でもないのに、偶然そういう気持ちが強うなる日やったんですね。
舞台は生物やなぁ~。
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大切な人の大切な人・・・ (むーぽ)
2012-11-29 22:48:39
そうそう・・・そうなんですよね~切なかったです。
お伝の方・・・うんうん
江島・・・ひょ~
人物は素晴らしいです・・・ただ・・・自分は仲間さん映画で
江島をされてたんで美女と野獣みたいで
ギャップありすぎ~って衝撃でした
大切な人の大切な人・・・で気づきました
自分の中にそれ、平気でやっちゃう感覚持ってるんですよね~気持ちですよ気持ち(ぶっちゃけすぎ)
ひゃぁ~だから大奥が面白く感じるのかな~?発見!
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大阪公演 (むーぽ)
2012-11-29 22:54:18
カリコさん 追記ですが
>「初めて笑いが起こらなかった」
それ・・・たぶんあれだろう・・・とは思うのですが
もうひとつ悩むシーンもあり・・・ヒントありますか?(苦)
自分の杜のホールでも、反応というか若干世田谷とは
演出の違いか演者さんのその日の演技の違いかが変わっていて・・・笑いがおきなくなったシーンがありました。
同じかな~って・・・。
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平気で?(笑) (カリコ)
2012-11-30 01:00:06
愛に溢れてはるなあ~
私なら文句タラタラで「あーっ!もーしゃーないなー」ですよう(笑)

たぶんあれ→サ○○○
もう一つ→テ○○の前
ですか?私には双方に納得の根拠がいくつかあるですが、
語るとめっちゃネタバレになるんで悩む…。

なんとなくですけど、あれを笑えへん理由は、
考え込んで笑うタイミングを逸したり、
分かり過ぎて笑えへんだり、素直に「どゆこと?」
やったり、様々なんやと思うんですけど、
その全員の動きが止まるほど、前のめりになるシーンで、それが人情ゆうもんかなと思います。
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サ? (むーぽ)
2012-12-01 00:05:25
ありがとうございます。
ううむ・・・(@_@;)
難解です・・・・たぶん・・・・あれだろうとか思いますが
わたしは「け○○○」か「か○○○」かと・・・。「テ・・」と同じことかしら(苦)テ・・って3文字?ですよね?むむむ。

>文句タラタラ
・・・(笑)結局・・・やるんですよね?やっぱ!おそろ!(笑)
自他一体の境地ですわ~かっこよくいえばね!
なんでもやっちゃうのはある意味狂気?(笑)
だけど、できちゃうんですよきっと!!!
大事な人の大事な人なんですもん!
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