むかいで健の笠置の風だより

日本共産党笠置町会議員のむかいで健(向出たけし)です。

草刈りの補助を!東部の歩道設置を!――9月議会~その2(2013年)

2013年10月24日 | 日記

(一般質問)

草刈りのボランティアに補助を!、空き地の草刈りの対処を!

 一部の町道などの草刈りを住民の方にボランティアでして頂いています。その際の草刈機の刃や燃料は自腹で持ち出しでしている分があります。それに対して町として補助するように求めました。当局は将来に向け、検討する必要があると答弁しました。

 個人や企業が所有する空き地や土地で草刈りなどがなされないことに対処するための条例の制定を提案しました。当局は、制定する予定はないと答弁しました。当局もこうした空き地は増えてくるとの見通しを示されています。簡単な内容のものからでも条例を制定し、準備をすすめていくことが大事です。

東部の国道163号沿いの歩道の設置を!

 国道163号沿いの歩道は東部の集会所より東側で途切れています。この途切れている歩道の設置を求めました。この歩道は、府が管理していますが、町当局は、府としては何とかつなげたいと考えている、町も府と一緒に調査していると答弁しました。

切山の地すべり対策事業、災害に対する啓発を!

 切山では、府の事業で、地すべり対策として地中の水を集め外に放出する為の井戸などの設置がすすめられています。平成14年からはじまり、あと3年ほどで完成する予定です。井戸16基が計画され、13基が完成、残り3基です。この対策事業では、地権者の同意が得られず、事業が遅れた経緯があります。防災意識を高める為にも、住民の方にこうした事業内容をもっと知らせ啓発することが大事です。

介護保険の要支援者外し、要支援者のサービス低下の懸念について。

 厚労省の社会保障審議会の部会では、介護保険から要支援者を外し、市町村に任される「新しい地域支援事業」に移行する提案がされています。

 地域支援事業では、財源に上限が設定されており、この上限のままでは、いまの介護保険のサービスを全て吸収することができません。厚労省はこの上限の引き上げは明言していません。

 また、現在の介護保険には、全国一律の運営・人員基準や法律で12種類の保険給付が定めれられ、サービス内容も書かれています。地域支援事業では、こうしたことが無くなり、市町村の判断でサービスの種類を減らすことも可能となります。

 こうしたことから、サービス低下が懸念されるので、この点を質問しました。当局はこの流れについて、現時点では、賛成か反対かの意見は控える。(審議会の議論は)(サービスの)切り捨てでなく、このままいけば財源が足りなくなる、保険料と供給のバランスを考えられていると答弁しました。町として国の悪政から住民を守り、国に対しても意見を言っていくという姿勢がありません。

(町長)〝給与(町長の)カット検討する〟。

 町長の給与の1割カットが以前は、毎年の条例提案で、時限的に行われていましたが、12年度、13年度はカットする条例を提案していませんでした。また、町は、老人手当など町単独の事業を削減したいとの提案もこの間しています。

 町長は、給与カット検討すると言う一方、町独自の事業、できれば見直したい、その時には、自らすすんで給与カットしたいとも言われました。町長の給与カットは、カットすることで生まれた財源を、住民の福祉に使う為に行われるべきことで、このような発言は、町の仕事の本旨である住民福祉の向上に反した、矛盾した問題のある発言です。


(議案)

道州制導入に反対する意見書が可決。

 道州制導入に反対する意見書を全員賛成で可決しました。道州制により住民自治が衰退してしまうことが反対の主な内容となっています。

 

 

 

 

 


同和減免は不公平、「いこいの館」に2580万円を投入――9月議会~その1(2013年)

2013年10月04日 | 日記

 9月12日、18日、26日の3日間で、9月議会が開かれ、閉会しました。

「減免」は不公平、2012年度水道会計の決算が可決

 2012年度の水道会計決算は、一部の世帯(の世帯)にのみ、水道料金を一般世帯より安くしており、これは行政として不公平だと、反対をしました。水道会計は賛成多数で可決されました。

「いこいの館」に2580万円を財政投入、2013年度一般会計補正予算が可決。

 2013年度一般会計補正予算には、「いこいの館」(温泉施設)の諸費用に充てるため、ふるさと基金から2580万円の繰り入れと、(有)わかさぎ運営交付金の支出が計上されています。

 現在、「いこいの館」は、「株式会社料理かしば」という民間業者に運営を委託しています。委託前は、「(有)わかさぎ」が運営をしていました。「(有)わかさぎ」は笠置町が100%出資している会社です。

 この2580万円は、業者への未払い金、民間業者に運営委託するにあたってのリニューアル費用、委託前の旧職員の退職金の支払いなどに充てるものです。

 この件には、支払いをしないわけにはいかないものが含まれており、リニューアル費用も「いこいの館」の存続を前提とする限り必要なもとの考え、予算に賛成しました。

 問題は、今後の運営の見通しが充分に示され、議論されていないことにあります。今後、「(有)わかさぎ」の収支がどうなるのか、見通しを試算した資料も提示されていません。

 今後、「いこいの館」の特別委員会でも、問題点を追及します。