一期一会

日々の出来事をつぶやいてます。

左十

2016年06月20日 | 若宮三十六歌仙


左10 後久我太政大臣 (1187~1248)

明本のや 河世農支里乃 多可世不祢  久多須可人の 袖のあ支ゝ里

明けぼのや 川瀬の波の(霧の)高瀬舟 下すか人の 袖の秋霧

(夜明け方の川の浅瀬に、波音を高く立てている高瀬舟は、いま漕ぎ出しているのだろうか。
その漕ぐ人の袖に、一面に立ちこめている秋霧の、一段と際やかに見えることよ)