修行大師（木彫）

5～6年前に先輩方々からの指導を受けながらヤッと出来上がったものだ。
初めのうちは仏頭などを、多くやっていたが、全体像には更にバランスが
難しい、写真ばかり見ていたのでは立体感が出ないということに気づいた
作である。当時の作品を取り出して眺めていると懐かしいです。

布袋（木彫）

七福神の中の一神であることは誰もが周知のとおりである。このお姿には色々あって、
大きい袋を引き歩いている、竹の杖に風呂敷包みを掛けて之を担いで歩いている、
月を指差している、デンと座って手をすねの上においている等色々あるが、共通するのは
笑っている姿である。　　今回は図のように平凡な姿を彫ってみました。

甘えん坊（木彫）

垣根の向こうに何かが見える、面白そうな光景らしい。『僕も見たい』といって父さんの
横をたたく。父さんは無視して見たいが余りにもたたくので、『良しこうしてやろう』
と言って肩車をしてくれました。『よく見えるだろう』といわれたが余り面白い風景ではなかった。

体操（木彫）

私の少年時代には体操といえば手足を上げ下げ曲げ鉄棒（逆上がり）、跳び箱などであり、
機敏に動作すると先生に褒められるのが嬉しかった。然し逆立ちは無理だった。
現在のオリンピック等でわ、体操演技はまるでサーカスを思わせるもの、少年時代にあの
演技を見たらどんなに感動するだろうか。　　　　　もう体操はやらないーーーと思うものと
僕もあのような演技をやって人々を驚かせてみようかと夢みるものと、二通りあるかと思う。

喝だるま（木彫）

数年前に丁寧に彫り上げた喝だるまが出てきた。　当時の「彫刻の進め」を
思い出させる。之は病にカツ、苦境にもカツ、（禅宗で励まし叱る時の叫び声
と言われ右手を力強く前に出して自らを激励している姿である。