クロスチェック、ブレーキ編。
去年の秋に出張で東京に行った時、昼休みに近くのチャリ屋をのぞいてみました。
さっすが東京ですね。
部品が全色、全サイズ揃ってます。
そこでVブレーキ対応のロードレーサー用ブレーキレバーを買いました。
衝動買いです。
今回の部品取替えでついでに取り替えてみました。
けど、やめました。
Vブレーキのパワーで細いクロモリフレームがたわみます。
破壊されそうな変形はないですけど、レバーの握り心地がフワンフワンです。
昔、カーボンフレームのMTBでも同じ症状になったときはVブレーキブースターでカバーしましたが、クロスチェックのシンプルさが失われるのが嫌なので今回はやめました。
結局、カンチブレーキに戻しました。
なんかカッチョええカンチでも探します。
追記)
Vブレーキ化はネット上でもたまに見かけます。
「SURLYは頑丈なのでVブレーキでたわむことはないですよ。」
とか。
誤解を生む表現ですね。
「頑丈」は「強度」のことを言っています。
これはどれくらいの力で壊れるかってことです。
SURLYは壊れにくいと言われるので、その点では頑丈なほうです。
そのほかにも塗装がパウダーコートなので傷つきにくいとか、SURLYの場合はいろんな意味を含んで「頑丈」だと思ったほうがいいですね。
「たわむ」は「剛性」のことを言っています。
これは力によってどのくらい変形するかってことです。
SURLYはクロモリ鋼っていう材料の細いパイプを使ってるので、競技用のアルミフレームなんかに比べるとたわみます。
これがSURLYが割と乗り心地がいいって言われる理由のひとつだと思います。
強度が高くても、たわむものはありますよ。
私は今回、ブレーキブースターも付けましたが、よーく見るとブースターごと微妙に変形してました。
Vブレーキが登場した頃は対応しているフレームじゃないと壊れるとか言っていたくらいで、とにかくVブレーキはカンチブレーキに比べて強力なんですね。
昔はダウンヒル競技でさえカンチブレーキを使ってたくらいなので、クロスチェックでどうしてもVが必要になる状況なんて普通はないと思いますよ。
近頃は安価なVブレーキ(ロングカンチ)も普及しているので、最近チャリをはじめたばかりの人だとカンチブレーキを非力だと思っても仕方がないのかもしれませんね。
私が今回Vを考えたのはワイヤーの取り回しをスッキリさせたかっただけなんですよ。
あとブレーキレバーがダイヤコンペのドロップ用Vレバーだったので、普通のフラットバー用だとこんなにたわむことはないかもしれません。
その辺は試してないので私にはわかりません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます