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トロピカル~ジュ!プリキュア 第16話感想

2021年06月15日 | トロピカル~ジュ!プリキュア
 今話の名セリフ:「部活でも、女王様になる事でも、私は、ローラが今一番やりたい事を応援するから!」(夏海まなつ)

 「トロピカル~ジュ!プリキュア」第16話「魔女の罠! 囚われたローラ!」の感想です。


~ オープニング前 ~
 ある日、まなつ達は、山登りに来ていました。
   
「この花も綺麗・・・。街中では見かけないわね。」
   
 この花は、コマクサ。高山植物の女王と呼ばれています。
「へー、女王・・・。まるで私みたいね!」
   
「上ってくる途中に咲いてた花も綺麗だったな。ほら、川辺で咲いてた・・・。」
「えー! それ、私見てない!」
「だってアクアポットで寝てたし・・・。」
「そういう時は起こしなさいよ!」
    
「もう! じゃあ私、川で下りる!」
   
 その後は、皆でトロピカルメロンパンを食べたり、記念撮影をしました。
    
 そして、下山。
「水が綺麗・・・。山っていうのも良いものね・・・。」
   
「ローラ!」
   
    


~ Aパート ~
 それから後日、まなつ達は、夏休みの部活をどうするか考えていました。
 あすかは合宿を提案。問題はどこでやるかですが、それは、まなつが、故郷・南乃島はどうかと言いました。
 家に泊まれば費用は浮きますし、ローラも海で沢山泳げます。が、そのローラがいません。

 その放課後、皆でアイスを食べました。
「それ、何味?」
「ひよこ味。悪くない。」
「可愛い!」
「マンゴーすいかって甘過ぎだな・・・。」
   
 マンゴーすいかに、ひよこ味・・・。もはや、何でもありですなあ。どんな味がするかよりも、メイン視聴層の女の子達の多くが「そんなのないよ!」とツッコミを入れそうなのが、気になっています。(笑)

「ローラ、どうかしたの?」
「別に・・・。何でもない・・・。」
   
「なんか今日のローラ、トロピカってなくない? いつもだったら、『あ! まなつのアイスも美味しそう! ちょっと味見させて!』とか言ってくるのに!」
    
「あ! まなつのアイスも美味しそう! ちょっと味見させて!」
    
「ぎゃー! いっぱい取られた!」
    
 棒読みからのアイス大量食いとか、笑いの雰囲気をよく読んでますなあ。さすが、次期女王を目指している人魚は格が違うぜ!(時期女王だとか、人魚だとか、関係なくね?(笑))
 あと、良い子のみんなは、こんな風に一口でアイスをごっそり食べちゃダメだからね! 意地汚いし、アイスクリーム頭痛が起きやすくなるから! まあ、人魚にアイスクリーム頭痛があるのかどうかは分かりませんが。(笑)

「お昼は1人でどこかに行ってたの?」
「ちょっとね。」
「あまり勝手にウロウロしてると、また風紀委員のヤツらに見つかるぞ?」
「大丈夫! そんなヘマはしないから!」
    

 その翌日、昼休みに入りましたが、またしてもローラがいません。
「どこ行ったんだろう?」
「やっぱり最近、ローラの様子がおかしい?」
「もしかして、また誰かと入れ替わってるとか?」
「私は本物だよ?」
    
 いや、キミとローラが入れ替わっても、大して旨みがないんだよなあ。普段から表情豊かでテンション高いのは共通してるんだし。まあ、テストの点が急激に良くなっているというところでは、先生方にサプライズを与えますかね。(笑)

「ローラ、私達に内緒で何かしてるのかな?」
「はっ、まさか・・・。」
「何?」
「購買でメロンパン買い占め・・・。」
「それはないと思うけど・・・。」
   
 そもそも金持ってないんだから、買い占めとは言わないんじゃ・・・。もしかしたら、まなつにお代を支払わせるようツケていたりして。あのローラなら、やりかねないかもな・・・。
 ・・・と考えた私の妄想に、「それはないと思うけど・・・」とさんごからツッコまれたい今日この頃です。(笑)

 まなつとさんごは手分けしてローラを探す事に。

 その頃、ローラは、図書室で「人魚姫」の本を読んでいました。
「『人魚姫』の本・・・。」
「えっと、これ、ちょっと興味があったから・・・。」
   
「人間の世界で私達人魚がどんな風に語られているのかって・・・。」
「もしかして、ローラも、人間になりたいと思ってる?」
   
「何言ってるの? 私が人間になりたいなんて、そんな訳ないでしょ!」
「でも、この前、私と入れ替わった時、ローラ、すごく楽しそうだった。」
    
「あの時はあの時よ! そりゃあ、ちょっと楽しかったけど、別にずっと人間のままでいたい訳じゃなかったし!」
   
「物語の中の人魚はね、魔女の力で人間になったの。でも、それと引き換えに、美しい声を失った・・・。」
「バカみたい・・・。人間になるために、人魚の美しい声を差し出すなんて・・・。」
   
    
「でも、それって、『人魚姫』だけの話じゃないのかもって私は思う・・・。」
「どういう意味?」
   
「例えば、ほら、テストで良い点を取ろうと思ったら、必死に勉強するでしょ? そうすると、好きな事をする時間がなくなったりとか・・・。」
   
「だから、人間だって同じ。何か望みを叶えようと思ったら、別の何か大事なものを失わなくちゃならないのかもね・・・。」
    

 それから少しして、みのりは、まなつ、さんごと会い、さっきまで図書室にいた事を話しました。また、後で話を聞いてあげた方がいいという事も。
 そして、その夕方・・・、
「ねえ、ローラ? もしかして、またホームシックとか?」
「はあ? そんな訳ないでしょ!」
   
「だってローラ、ここんとこ元気ないし・・・。何かあったの?」
「別に! 何もないって言ってるでしょ!」
   
「だったらいいけど・・・。」
「まなつはいつも楽しそうね・・・。」
   
   
「うん! 毎日トロピカってて、すっごく楽しいよ! ローラとも前より一緒に部活できるようになったし!」
   
「ローラは楽しくないの? もしかして、まだ足りない? もっともっと一緒に部活やりたいとか?」
   
「別に部活とか関係ないし・・・。私の目的は、人魚の国の女王になる事。そのためには、まなつ達にプリキュアとしてもっと頑張ってもらわないとね!」
   
「分かった! 部活でも、女王様になる事でも、私は、ローラが今一番やりたい事を応援するから!」
   

 その直後、まなつの母・碧が帰ってきました。ローラは、布団の中に尾ひれを隠して、人魚である事がバレないようにしました。
 碧には、ローラは、まなつの友達と紹介。また、ローラは、外国からあおぞら市にやって来て、まなつとは偶然街で知り合ったと付け加えました。
 ローラは碧にあいさつするために、目線を下に落とすと、碧の足の爪に目が行きました。
「ああ、これは、足に塗るネイル、ペディキュアっていうのよ。水族館の仕事があるから、普段は手には塗れないけど、せめて足だけはオシャレしようと思って!」
    
   
「素敵・・・。」
「ローラもペディキュア塗ってみる?」
「え? でも、私、足は・・・。」
    
「あ! じゃあ、手の指に塗ろうよ! ネイル、私もやってみたいし!」
   
    
    

 同じ頃、あとまわしの魔女の館では、チョンギーレ達が、やる気を奪えていない事に不満を漏らします。
 すると、名案が浮かびました。ゼンゼンヤラネーダが奪ったやる気を取り返すのに使うアクアポット。それを奪う事を思い付きました。

 その夜・・・、
   
「何か望みを叶えようと思ったら、別の何か大事なものを失わなくちゃならないのかもね・・・。」
   
   
「人間の世界って、そういうものなの・・・?」
   


~ Bパート ~
 翌日、さんごの家・プリティホリックで、まなつ達は、ネイルを楽しみました。
   
    
    
   
 しかし、そんな中、轟音が。ゼンゼンヤラネーダが現れ、近くにいる人達のやる気を奪っていきました。
   
 まなつ達は現場に駆け付け、プリキュアに変身します。

    
『プリキュア!トロピカルチェンジ!』
   
    
『レッツメイク!』
   
『キャッチ!』
   
「チーク!」
    
   
「アイズ!」
    
   
「ヘアー!」
    
   
「リップ!」
    
   
『ドレス!』
    
    
    
    
「ときめく常夏! キュアサマー!」
    
   
「きらめく宝石! キュアコーラル!」
    
   
「きらめくフルーツ! キュアパパイア!」
    
   
「はためく翼! キュアフラミンゴ!」
    
   
『はーっ!』
「今日も元気だ!」
『トロピカル~ジュ!プリキュア!』
    
    

 バトルスタート。ゼンゼンヤラネーダの初撃をコーラルがバリアで防ぎます。
 その後、サマーとフラミンゴが攻撃。ゼンゼンヤラネーダにダメージを与えますが、ゼンゼンヤラネーダが反撃。これを何とか回避。
 ゼンゼンヤラネーダは、いくらでも伸びるイカリで攻撃してきますが、これが逆効果。パパイアが素早い動きで翻弄して、ゼンゼンヤラネーダ自身を巻き付ける事に成功しました。

 という事で、ローラが、ゼンゼンヤラネーダが奪ったやる気を回収。と、いきたいところでしたが・・・、
「今だ! ゼンゼンヤラネーダ!」
    
    
「え!? うわーっ!」
    
   
「もう!」
   
    
「おっと! マーメイドアクアポット、サーチ!」
   
「あれ? え? あれ?」
   
「えーっ!? 何これ!? 違う! これじゃなーい!」
    
「えーっ!? ちょっと! 何これ!?」
   
「こ、これじゃないし、これでもない! 違う違う! 違うってば!」
    
    
   
 ローラが敵に捕らわれてしまいました。すぐに、チョンギーレ達は撤収。
 少しして、ローラは、くるるんの声を聞きました。アクアポットは網の中にありました。
 そして、シャボンピクチャーを使って、沢山のシャボンを出します。
    

 まなつ達は、ローラがさらわれ、しかも、どうすればいいのかさっぱり分からず、困っていました。
 そんな時、あおぞら水族館の館長・まふねが声をかけてきました。まなつは、海の世界のどこかに人魚の国があったり、魔女が住んでいるのではないかと話していた事を告げます。

「私達が住んでいる地球で、海の面積は陸と比べて、どのぐらいあるか知ってる?」
「さあ? 半分くらい?」
   
「70%。」
「正解! つまり、海は、陸地の2.5倍くらいの広さがあるって事。おまけに、深海には、まだ人間が到達していない場所も沢山ある。」
    
「人間にとって、海は宇宙と同じくらい、謎に包まれた未知の世界って事なの・・・。」
   

「ローラ・・・。」
「私達、ローラの事、何も知らなかったんだな・・・。」
   
「私、昨日ローラと図書室で話したの。」
「え!? そうだったの!?」
   
「ローラ、『人魚姫』の童話を呼んでた・・・。」
「もしかして、ローラは、人間になりたいって思ったのかな・・・?」
    

 その直後、まなつ達は、シャボンピクチャーを目にしました。それも1個だけでなく、海上に何個も。
 ローラがシャボンピクチャーを作って道案内をしたんじゃないかと考え、プリキュアに変身して、ローラを追っていきます。プリキュアの力によるものなのか、海中でも息ができます。

 同じ頃、ローラは、あとまわしの魔女の前に差し出されました。
「お前が、人間に手を貸す人魚か? なぜ人間の味方をするの?」
    
   
「ああ、そういう事か。お前は人間に憧れているんだろう?」
    
「お前は人間になりたいのか。だったら、私に力を貸すがいい。お前のその願い、叶えよう・・・。」
   

 今回は、これで終了です。


次回:「人魚の奇跡! 変身! キュアラメール!
 さらわれたローラを探し、海の中を進むまなつ達は、ゼンゼンヤラネーダに襲われた豪華客船を見つけました。
 一方、ローラは、あとまわしの魔女の館を懸命に脱出しようとします。そして、ついに、ローラがプリキュア「キュアラメール」に。


【まとめ】
 まなつ達が、海辺に現れたゼンゼンヤラネーダと戦っている最中、ゼンゼンヤラネーダが放った網にローラとアクアポットが捕らえられてしまい、ローラは、あとまわしの魔女の前に差し出され、取り引きを持ちかけられました。

 という事で、今回は、タイトルの通り、ローラが敵サイドに捕まってしまう話。
 物語のキーキャラの1人が敵に捕まった上、暗い雰囲気で話が終わったのが今作初という事から、かなり緊張感はありましたが、表情豊かなまなつとローラのコミカルで可愛い表情がそこそこ多かった分、深刻度はそれなりに抑えられていたんじゃないかと思います。まあ、下手に敵側の脅威を描き過ぎると、メイン視聴層の女の子達が恐怖を感じて、次回以降の展開を見る気が失せてしまうでしょうから、これくらいがちょうど良いでしょう。

 そういえば、今回は、変身シーンが少し変わってましたね。「レッツメイク!」までの大部分は4人全員が映っているシーンに変わりました。
 4人全員映っていた方が、チームの一体感が感じられて良いですね。ただ、すぐに追加プリキュアが登場するとなると、あまり使われなさそうな気がしますが・・・。まあ、新しいプリキュアが加わっても、5人が一度に映っている場面が多い変身シーンになれば満足ですけどね。

 ローラは、口にこそ出しませんでしたが、人間になりたいと思っているのは明らかでしょう。人間になりたいんじゃないかと、みのりから言われた時に、そんな訳ないと言っておきながら、みのりから目を逸らしてましたし。本心とは逆の事を言っている時って、本心を見抜かれたくないあまり、つい相手と目を合わせにくくなっちゃいますよね。
 しかも、初対面のあとまわしの魔女から簡単に、人間になりたいと見抜かれるという。魔女には鋭い読心術があるのかもしれませんが、ローラって本当に分かりやすい子だと思いますね。まあ、もちろん、そこが良いと思ってますが。

 人間になりたい事を言い出せなかったのは、プライドの高さゆえですかね。
 ローラは、グランオーシャンの次期女王になる事に一直線で、そのためにプリキュアの使命に対して人一倍強く認識している子。それも、現女王から直々に使命を託されているだけに、自分はすごいと常に意識している事でしょう。
 そのため、簡単に弱音を吐けなくなり、悩みや困った事を抱えやすくなっちゃうのでしょう。もし、弱いところを吐露しようものなら、周りが抱く強いイメージが崩壊して、変な目で見られるんじゃないかと思っちゃうでしょうからね。

 まなつ達に言ったところで人間になる事はできないという事も、人間になりたい事を言い出せなかった理由だと思いますが、それでも、言った方が気は楽になったでしょう。
 人魚が人間になるなんて事は、多くの人達にとっては、バカげた発想なのかもしれません。それでも、まなつは決して笑わず、楽しい夢だと思い、どうすれば人間になれるのか真剣に考えていたでしょう。部活でも、女王になる事でも、ローラが今一番やりたい事を応援する。その言葉に嘘はないでしょうしね。

 そう思うと、ローラは、序盤と比べると、まなつの事をだいぶ信頼するようになってはきたものの、まだ完全に信頼していないように思います。まなつ達もローラの事を何も知らなかったと悔いており、今話を通して、まなつ達とローラの間には大きな溝があったように見受けられます。
 だからこそ、まなつ達とローラが再会できるようになったら、思っている事をしっかり話し合ってほしいと思いますね。そうする事で、絆が深まり、プリキュアの力も強まるかと思いますが、そこは、次回の楽しみにしたいと思います。

 その次回は、ついにローラが変身します! 追加プリキュア「キュアラメール」に!
 ローラがプリキュアになる事は、私としては、すごく願っていた展開ですので、次回が超絶楽しみです! ああ・・・、早く次の日曜日が来ないかな・・・。
 どんな変身シーンになるのか楽しみですが、もちろん、プリキュアになるまでの過程にも注目していきたいところ。プリキュアになる事で失うものもあるのかもしれませんが、それを気にするよりも、プリキュアになったローラの活躍をしっかり見届けたいと思います。



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

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