
今話の名セリフ:「いい? 生徒に飲まれちゃダメ・・・。自信、威厳、尊厳よ、リコ先生!」
「魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~」第10話「刻(とき)を追って」の感想です。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。

「校長先生・・・。」




「魔法界のみんなが、石に・・・。」



「お父様・・・。」


「あなたみたいに、みんなが・・・。」

「行きましょう、ナシマホウ界に・・・。ナシマホウ界が、こうなる前に!」
『うん!』

ナシマホウ界への列車に乗ろうとしたところ、ジュン、ケイ、エミリーが石になっている事に気付きます。しかも、カタツムリニアまで石になっており、このままではナシマホウ界に行く事ができません。
ちょうどその時、ヤモーが現れ、ナシマホウ界に帰れると言いました。
~ Aパート ~
「本当にナシマホウ界に帰れるモフ?」
「ええ。造作もない事。私の闇の魔法があればね。」

「かつての同志を過去に閉じ込め、あろう事か、在りし日のドクロクシー様をエサに、私を利用した・・・。」

「許せません! 共に刻の魔獣を止めましょう!」
『うん!』

「イードウ!」


「いきなり、何!」

「リコ!」


「津成木町!」
「津成木駅だよ! 帰ってきたんだ! みんな無事だ!」

「でも、どうして?」
「うん。魔法界みたいに、一気にバーッて襲わないんだろう?」

「モフ! お昼までいっぱい来てたモフ! 『#助けて魔法つかい』のお願い。」

「助けて魔法つかい? お願い?」
「友達が石になったとか、ママがいなくなったとか、いっぱいきてる!」

「この依頼って、ちょうど魔法界が襲われた時間じゃない?」
「ホントに?」
「でも、今はピタッとなくなってる。」
「どういう事なの?」

「私にも見せて! 連れてきたのに、扱いがぞんざい過ぎます!」

そうは言っても、お前、前話ではプリキュアと一緒に戦わなかったからなあ。しかも、「魔法つかい」本編でも、プリキュアと一緒に戦った事はなく、敵として立ちはだかった期間が長かったし。それじゃあ、こう扱われても仕方ないと思うな。文句があるなら、みらい達じゃなく、スタッフ様達に言いましょう。(笑)

「電波が繋がって、一気に来たんだ!」

「もしもし? 大丈夫? 何度電話しても出ないんだから!」
「お母さんからの留守電・・・。」
「カンカンモフ。」


「ケイからだ!」

「みらい? 何度も電話かけたんだけど・・・。津成木町界隈の失踪事件と、あちこちに出てくる石像の事を聞きたかったんだよね・・・。また連絡する! そうそう、魔法ガールも失踪事件の事で疑われているから気を付けて!」

「これからジュン達と、カタツムリニアに乗るから、スマホ繋がらなくなるね! みらいは魔法界にいるかもだけど、一応連絡!」

「アタイ、ジュン! 聞いたぜ? はーちゃんも一緒なんだろ?」
「エミリーだよ! 会うの楽しみ!」
「じゃあ、また後でね!」


しばらくして・・・、
「た、ただいま・・。」
「なんで連絡くれないの!」

「ごめん・・・。スマホの充電切れてて・・・。」
「心配したよ・・・。失踪事件に巻き込まれたのかと思って・・・。」
「本当、ごめん!」
「一安心ね。」

「はー! みんな、久しぶり!」
「はーちゃん!」

「会いたかった!」
「まあ、立派になって・・・。」

「そっか・・・。ひーちゃん、帰ったんだ・・・。」
「うん。ひーちゃんが、みんなによろしくって。」
「帰ったの正解かも。」
「魔法ガールっていうのが騒ぎを起こしているらしいから・・・。」

「お父さんまで、なんで、そんな事言うの?」
「え? ネットで話題だし・・・。」
「うん。」


「まあ、魔法っていうのは眉唾だけどさ。」


「魔法ガールがそんな悪い事するとは思えないな・・・。」
「なんで怒ってるの?」
「そうね。魔法つかいは、そう悪い事はしないはず。」

「長い間気になっていたのですが、あなた、一体何なんです?」
「モフ?」

「主・プリキュア。その家族に正体を悟られぬよう、屋根の上で待機する従順さ。その割には、主に対して横柄な言葉使い。あなたの立場がさっぱりです。」
「じゅうじゅん? おうへいって何モフ? ちんぷんかんぷんモフ。」

「はあ・・・。あなたにとって、プリキュアとは何です?」
「モフ! みんなと仲良しモフ!」
「あの・・・。答えになってないんですけど・・・。」

「みらいとは、ずっとずーっと仲良しモフ!」

「それこそちんぷんかんぷんですが、私がドクロクシー様を敬愛しているように、彼女達を慕っているのですね・・・。」

「モフ! けいあいって何モフ?」
「もう結構です・・・。」

まあ、漢字読めないんじゃ、敬愛なんて分からんわな。みらい達の事が大好きで仲良し。こう単純明快にまとめちゃっていいのよ。ヤモーさん、難しい事考えちゃったら負けやで?(笑)
それからしばらくして・・・、
「はー・・・。」

「はーちゃん、大丈夫?」
「頑張って身長伸ばしたから、足とか腕が痛くて・・・。」

「筋肉痛? 運動の後みたいだね!」

「ああ、そういえば、5年ぶりに会って、学生の頃に戻してもらった時も、筋肉痛で動けなくなったっけ・・・。」

き、筋肉痛・・・。魔法を使ったのに筋肉痛・・・。魔法って何なんでしょうね。(笑)
「なんと! なんと狭くてみずぼらしいアジトなのでしょう!」

「アジトって、人聞き悪いんだけど・・・。」
「狭くてみずぼらしいも余計だわ!」

いや、余計どころか大失言やぞ? みらリコの愛の巣を「みずぼらしい」とか、どういう了見だ? ああん?
しかも、狭いというのも、物は考えようやで? 狭いという事は、それだけ、みらリコの密着可能性が高いという事であり、素晴らしい事じゃないか! まったく、百合を理解できない愚か者が・・・。この感想を書き終えたら、「魔法つかい」本編でヤモーが消滅するストーリーの作成をスタッフ様にお願いしますかね。(笑)
「まあ、いいでしょう。広さは関係ありません。ここで深謀遠慮な作戦を立ててみせましょう!」

「魔法界と津成木町。あちこちで刻の魔獣が出没し、人々の時を奪って石像が出現している。」

「モフ? お醤油とか胡椒は、なんで置くモフ?」
「分かりやすいように見立てたんです。」

「ああ。だったら、魔法界は胡椒の方がいいし、津成木町も塩と、対になる感じで分かりやすいから!」

「だったら、津成木町は、つなぎせんべいの方が分かりやすいよ!」
「街じゃないモフ。おせんべいは、おせんべいモフ。」
「だから、これは、分かりやすく例えで・・・。」
「はー! 美味しい!」

「もーやめ! 見立てるのやめ!」

「何を言いたかったかというと、刻の魔獣の活動範囲は、魔法界か津成木町か。ヤツは、このどちらかに潜伏してるのでは? ・・・という事です。」

「普通にそう言えばいいのに・・・。」
『うん。』

ホントだよ。みらリコの愛の巣をみずぼらしいとかほざくクソ野郎に尺を割かれるとか、怒りゲージが溜まる一方だぜ・・・。みらい達は、クロノウストを止めるより、ヤモーを完膚なきまで叩きのめす事を第一に考えてほしいです。(笑)
「魔法界も津成木町も、お父様や校長先生が調べたはず・・・。でも、何も見つかっていない・・・。」



[ああ・・・、すみません・・・。]
[キュアップ・ラパパ! 答案用紙をこちらへ!]


[お疲れのご様子ですね。]
[徹夜でテストの丸付けをしてたもので・・・。すみません・・・。]

[無理なさらず。困った事があれば、相談なさい。]
[はい・・・。]

[いい? 生徒に飲まれちゃダメ・・・。自信、威厳、尊厳よ、リコ先生!]


[よし!]



[これから、授業を始めます。]



[どけー!]
[引ったくりだー!]



[キュアップ・ラパパ! 止まりなさい!]


[これで一件落着っと! あ、授業始まっちゃう! 行こう!]

[とっても忙しいモフ・・・。]
[だね・・・。]
[リコとも全然会えないモフ・・・。]

[仕方ないよ・・・。リコも忙しいだろうしさ・・。]

「また過去を・・・。」
「私も・・・。」

「そんなライトに過去を見ているのですか!?」
「まあ・・・。」
「異常な事だって分かってる・・・。さすがにこれも、何とかしないと・・・。」




「え!? え!?」
「みんな眠れないモフ?」


「はー! 風が気持ちいい!」
「久しぶりだね! 星空の散歩!」


「え?」
「何?」





「そうそう! 秋の間だけ、月見イチゴメロンパンが出るんだよ!」
「はー! どんなの?」

「目玉焼きが挟んであるの!」
「なんか迷走してない?」
「モフ! とっても美味しいモフ!」
「うん! 騙されたと思って食べてみて! 秋になったら、みんなで食べよう!」
「はー! 楽しみ!」

「お月様が雲で隠れちゃったモフ・・・。」
「どこに隠れてるんだか・・・。」

「魔法界にもこっちにもいないなんてね・・・。石像になったみんなが苦しんでいない・・・。望む世界にいるんでしょ? それが、せめてもの救いね・・・。」

「でも、みんなでいなくなっちゃうなんて、残された私達、寂しいじゃん・・・。」
「うん・・・。刻の魔獣を止めないと・・・。みんなでこうやって会えなくなっちゃうよ!」
「モフ・・・。みんなに会いたいモフ・・・。」


「ねえ。あの雲、月と重なって、なんだかカタツムリニアみたい・・・。」
「はー!」
「本当モフ!」

「分かった・・・。」

「刻の魔獣がいる場所・・・。」
『え!?』
「本当モフ!?」

~ Bパート ~
その翌朝、みらい達は、ヤモーの転移魔法により、ある場所に来ていました。
「ここにいるというのですか?」
「うん。魔法界と津成木町の間にある、ここなら!」

「魔法界と津成木町、どちらの犯行現場にも近い。すべてに説明がつく!」
「みらい、冴えてる!」

「仮にいたとしてです。ここ狭間の世界は広大ですよ? どう探すのですか?」
「それは・・・、ガッツで!」
「はあ・・・。」

「モフ! 何かあるモフ!」
「何、あれ!?」
「ウソでしょ!? そう簡単に見つかるはずが・・・。」

まあ、今話を入れて残り3話しかないんじゃ、サクッと見つかって、サクッと話が進まなきゃアカンしね。クロノウストも、早くみらい達に居場所が特定されるよう、スタッフ様達から釘を刺されたのかもしれませんね。(笑)
「ねえ、イードウして!」
「ああ、はいはい。イードウ!」


「な、何、これ・・・。」
「ど、どうなってるの!?」

「まさか! イードウ!」


「対象と距離をとってみました。おそらく、月くらいの大きさはあるでしょう。」
「月って・・・。」

「ここまで辿り着くとは・・・。力は集まったワン。」

「その力を使って、ここで完全に目覚めるワン。」

「目覚めの邪魔はさせないワン。我がこの手で貴様らをぶっ潰すワン!」

みらい達はプリキュアに変身しました。ミラクルとマジカルはピンクダイヤスタイルに。
「お前達にふさわしい場所を用意するワン。」

「何!?」



「閉じ込められた人々の記憶から紡がれたワン。」

そして、バトルスタート。力をつけたクロノウストに引けを取らない戦いを繰り広げるプリキュアですが、その途中・・・、

「邪魔はさせません!」
「何するモフ!」
「刻の魔獣・クロノウストよ! 私をまた、過去へといざなって下さい!」


「在りし日のドクロクシー様と、また会わせて下さいませ!」



「それが狙いだったの?」
「だから、一緒に来たモフ?」

「私にはドクロクシー様が必要なのです!」
「お前の力は必要ない。」



「時のすべてが停止する。」


「すべては整った。」

今回は、これで終了です。
【まとめ】
どうしよう・・・。ヤモーをギッタギタにしたい気持ちでいっぱいなんだが・・・。
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね(笑)。プリキュアの戦闘中にヤモーが裏切ろうとした事に許せないんだろうな、と思った方はいるかと思いますが、そんな事はどうでもいいです。
私が許せないのは、みらい達のアパートで様々な事をしでかした事ですよ。みらリコの愛の巣を、狭くてみずぼらしいとディスりやがった上に、作戦立てが下手過ぎて無駄に尺をとりやがって、ぐぬぬ・・・。
しかも、アイツ、堂々とベッドで寝てたんですよね。みらい達を床で寝させて。

女子達が床で、野郎がベッドとか、ナメてんのか・・・。お前も床で寝ろよ。それも台所で。
しかもしかも、ことはやモフルンがいたとはいえ、みらリコの添い寝を、ベッドという特等席から拝んでるんだよな、あのクソ野郎は・・・。グッスリ寝ていた? 知らねーなあ。
海より広い俺様の心も、ここらが我慢の限界だぜ・・・。「魔法つかい」本編が終わってから8年以上が経って、ヤモーに対してこんなに怒り狂うとか思いもしませんでした。(笑 & っていうか、他作品のプリキュアの決めセリフをパクんな)
まあ、とはいえ・・・、

こうやって、みらリコを密着拘束させた事は褒めてつかわそう。拘束されるなら密着が最高ですよ!(正義の味方のピンチを喜々として語るな(笑))
物語の緊張度が高まったのに、変な事ばかり語ってないかって? 確かに。まあ、思ってしまった事は仕方ない。(笑)
前話で魔法界の人々が石になり、ナシマホウ界と魔法界を行き来する手段であるカタツムリニアも使えなくなってしまい、クロノウストの居場所も分からずと、大きな危機感に立たされたみらい達でしたが、その夜、魔法のホウキで外出を楽しんだり、楽しい日常の話をしていたのは、この子達らしいな、と思いましたね。
っていうか、月見イチゴメロンパンって・・・。イチゴ味に目玉焼きって合うんですかね? うーむ・・・。現実には月見バーガーがウケていますけど、リコが言っていたように、迷走しているんじゃないかと思いますね。(笑)
少し脱線しちゃいました。世界が危機に見舞われても日常を楽しんでいるところは、「魔法つかい」本編と変わらずで安心しましたね。「マックスハート」1年目のエンディングの歌詞「地球のため、みんなのため それもいいけど忘れちゃいけないこと あるんじゃない?! の!」を思い出します。
日曜朝放送ではなかったものの、この作品は「プリキュア」なんだな、と深く実感しますね。
という事で、今話は、ほのぼのするシーンがまあまあありましたが、次回は、クロノウストとの決戦が激化し、シリアス度が濃くなります。感想は、来月の4連休中に投稿したいですね。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~」第10話「刻(とき)を追って」の感想です。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。

「校長先生・・・。」





「魔法界のみんなが、石に・・・。」




「お父様・・・。」


「あなたみたいに、みんなが・・・。」

「行きましょう、ナシマホウ界に・・・。ナシマホウ界が、こうなる前に!」
『うん!』


ナシマホウ界への列車に乗ろうとしたところ、ジュン、ケイ、エミリーが石になっている事に気付きます。しかも、カタツムリニアまで石になっており、このままではナシマホウ界に行く事ができません。
ちょうどその時、ヤモーが現れ、ナシマホウ界に帰れると言いました。
~ Aパート ~
「本当にナシマホウ界に帰れるモフ?」
「ええ。造作もない事。私の闇の魔法があればね。」

「かつての同志を過去に閉じ込め、あろう事か、在りし日のドクロクシー様をエサに、私を利用した・・・。」


「許せません! 共に刻の魔獣を止めましょう!」
『うん!』


「イードウ!」


「いきなり、何!」

「リコ!」


「津成木町!」
「津成木駅だよ! 帰ってきたんだ! みんな無事だ!」


「でも、どうして?」
「うん。魔法界みたいに、一気にバーッて襲わないんだろう?」

「モフ! お昼までいっぱい来てたモフ! 『#助けて魔法つかい』のお願い。」

「助けて魔法つかい? お願い?」
「友達が石になったとか、ママがいなくなったとか、いっぱいきてる!」

「この依頼って、ちょうど魔法界が襲われた時間じゃない?」
「ホントに?」
「でも、今はピタッとなくなってる。」
「どういう事なの?」

「私にも見せて! 連れてきたのに、扱いがぞんざい過ぎます!」

そうは言っても、お前、前話ではプリキュアと一緒に戦わなかったからなあ。しかも、「魔法つかい」本編でも、プリキュアと一緒に戦った事はなく、敵として立ちはだかった期間が長かったし。それじゃあ、こう扱われても仕方ないと思うな。文句があるなら、みらい達じゃなく、スタッフ様達に言いましょう。(笑)

「電波が繋がって、一気に来たんだ!」

「もしもし? 大丈夫? 何度電話しても出ないんだから!」
「お母さんからの留守電・・・。」
「カンカンモフ。」



「ケイからだ!」

「みらい? 何度も電話かけたんだけど・・・。津成木町界隈の失踪事件と、あちこちに出てくる石像の事を聞きたかったんだよね・・・。また連絡する! そうそう、魔法ガールも失踪事件の事で疑われているから気を付けて!」

「これからジュン達と、カタツムリニアに乗るから、スマホ繋がらなくなるね! みらいは魔法界にいるかもだけど、一応連絡!」

「アタイ、ジュン! 聞いたぜ? はーちゃんも一緒なんだろ?」
「エミリーだよ! 会うの楽しみ!」
「じゃあ、また後でね!」



しばらくして・・・、
「た、ただいま・・。」
「なんで連絡くれないの!」


「ごめん・・・。スマホの充電切れてて・・・。」
「心配したよ・・・。失踪事件に巻き込まれたのかと思って・・・。」
「本当、ごめん!」
「一安心ね。」


「はー! みんな、久しぶり!」
「はーちゃん!」

「会いたかった!」
「まあ、立派になって・・・。」


「そっか・・・。ひーちゃん、帰ったんだ・・・。」
「うん。ひーちゃんが、みんなによろしくって。」
「帰ったの正解かも。」
「魔法ガールっていうのが騒ぎを起こしているらしいから・・・。」

「お父さんまで、なんで、そんな事言うの?」
「え? ネットで話題だし・・・。」
「うん。」


「まあ、魔法っていうのは眉唾だけどさ。」


「魔法ガールがそんな悪い事するとは思えないな・・・。」
「なんで怒ってるの?」
「そうね。魔法つかいは、そう悪い事はしないはず。」


「長い間気になっていたのですが、あなた、一体何なんです?」
「モフ?」

「主・プリキュア。その家族に正体を悟られぬよう、屋根の上で待機する従順さ。その割には、主に対して横柄な言葉使い。あなたの立場がさっぱりです。」
「じゅうじゅん? おうへいって何モフ? ちんぷんかんぷんモフ。」

「はあ・・・。あなたにとって、プリキュアとは何です?」
「モフ! みんなと仲良しモフ!」
「あの・・・。答えになってないんですけど・・・。」


「みらいとは、ずっとずーっと仲良しモフ!」

「それこそちんぷんかんぷんですが、私がドクロクシー様を敬愛しているように、彼女達を慕っているのですね・・・。」

「モフ! けいあいって何モフ?」
「もう結構です・・・。」

まあ、漢字読めないんじゃ、敬愛なんて分からんわな。みらい達の事が大好きで仲良し。こう単純明快にまとめちゃっていいのよ。ヤモーさん、難しい事考えちゃったら負けやで?(笑)
それからしばらくして・・・、
「はー・・・。」

「はーちゃん、大丈夫?」
「頑張って身長伸ばしたから、足とか腕が痛くて・・・。」

「筋肉痛? 運動の後みたいだね!」

「ああ、そういえば、5年ぶりに会って、学生の頃に戻してもらった時も、筋肉痛で動けなくなったっけ・・・。」


き、筋肉痛・・・。魔法を使ったのに筋肉痛・・・。魔法って何なんでしょうね。(笑)
「なんと! なんと狭くてみずぼらしいアジトなのでしょう!」

「アジトって、人聞き悪いんだけど・・・。」
「狭くてみずぼらしいも余計だわ!」

いや、余計どころか大失言やぞ? みらリコの愛の巣を「みずぼらしい」とか、どういう了見だ? ああん?
しかも、狭いというのも、物は考えようやで? 狭いという事は、それだけ、みらリコの密着可能性が高いという事であり、素晴らしい事じゃないか! まったく、百合を理解できない愚か者が・・・。この感想を書き終えたら、「魔法つかい」本編でヤモーが消滅するストーリーの作成をスタッフ様にお願いしますかね。(笑)
「まあ、いいでしょう。広さは関係ありません。ここで深謀遠慮な作戦を立ててみせましょう!」

「魔法界と津成木町。あちこちで刻の魔獣が出没し、人々の時を奪って石像が出現している。」

「モフ? お醤油とか胡椒は、なんで置くモフ?」
「分かりやすいように見立てたんです。」

「ああ。だったら、魔法界は胡椒の方がいいし、津成木町も塩と、対になる感じで分かりやすいから!」

「だったら、津成木町は、つなぎせんべいの方が分かりやすいよ!」
「街じゃないモフ。おせんべいは、おせんべいモフ。」
「だから、これは、分かりやすく例えで・・・。」
「はー! 美味しい!」


「もーやめ! 見立てるのやめ!」

「何を言いたかったかというと、刻の魔獣の活動範囲は、魔法界か津成木町か。ヤツは、このどちらかに潜伏してるのでは? ・・・という事です。」

「普通にそう言えばいいのに・・・。」
『うん。』

ホントだよ。みらリコの愛の巣をみずぼらしいとかほざくクソ野郎に尺を割かれるとか、怒りゲージが溜まる一方だぜ・・・。みらい達は、クロノウストを止めるより、ヤモーを完膚なきまで叩きのめす事を第一に考えてほしいです。(笑)
「魔法界も津成木町も、お父様や校長先生が調べたはず・・・。でも、何も見つかっていない・・・。」




[ああ・・・、すみません・・・。]
[キュアップ・ラパパ! 答案用紙をこちらへ!]



[お疲れのご様子ですね。]
[徹夜でテストの丸付けをしてたもので・・・。すみません・・・。]

[無理なさらず。困った事があれば、相談なさい。]
[はい・・・。]

[いい? 生徒に飲まれちゃダメ・・・。自信、威厳、尊厳よ、リコ先生!]


[よし!]




[これから、授業を始めます。]



[どけー!]
[引ったくりだー!]




[キュアップ・ラパパ! 止まりなさい!]



[これで一件落着っと! あ、授業始まっちゃう! 行こう!]


[とっても忙しいモフ・・・。]
[だね・・・。]
[リコとも全然会えないモフ・・・。]

[仕方ないよ・・・。リコも忙しいだろうしさ・・。]

「また過去を・・・。」
「私も・・・。」

「そんなライトに過去を見ているのですか!?」
「まあ・・・。」
「異常な事だって分かってる・・・。さすがにこれも、何とかしないと・・・。」








「え!? え!?」
「みんな眠れないモフ?」




「はー! 風が気持ちいい!」
「久しぶりだね! 星空の散歩!」



「え?」
「何?」









「そうそう! 秋の間だけ、月見イチゴメロンパンが出るんだよ!」
「はー! どんなの?」

「目玉焼きが挟んであるの!」
「なんか迷走してない?」
「モフ! とっても美味しいモフ!」
「うん! 騙されたと思って食べてみて! 秋になったら、みんなで食べよう!」
「はー! 楽しみ!」

「お月様が雲で隠れちゃったモフ・・・。」
「どこに隠れてるんだか・・・。」


「魔法界にもこっちにもいないなんてね・・・。石像になったみんなが苦しんでいない・・・。望む世界にいるんでしょ? それが、せめてもの救いね・・・。」

「でも、みんなでいなくなっちゃうなんて、残された私達、寂しいじゃん・・・。」
「うん・・・。刻の魔獣を止めないと・・・。みんなでこうやって会えなくなっちゃうよ!」
「モフ・・・。みんなに会いたいモフ・・・。」



「ねえ。あの雲、月と重なって、なんだかカタツムリニアみたい・・・。」
「はー!」
「本当モフ!」


「分かった・・・。」

「刻の魔獣がいる場所・・・。」
『え!?』
「本当モフ!?」

~ Bパート ~
その翌朝、みらい達は、ヤモーの転移魔法により、ある場所に来ていました。
「ここにいるというのですか?」
「うん。魔法界と津成木町の間にある、ここなら!」

「魔法界と津成木町、どちらの犯行現場にも近い。すべてに説明がつく!」
「みらい、冴えてる!」

「仮にいたとしてです。ここ狭間の世界は広大ですよ? どう探すのですか?」
「それは・・・、ガッツで!」
「はあ・・・。」


「モフ! 何かあるモフ!」
「何、あれ!?」
「ウソでしょ!? そう簡単に見つかるはずが・・・。」


まあ、今話を入れて残り3話しかないんじゃ、サクッと見つかって、サクッと話が進まなきゃアカンしね。クロノウストも、早くみらい達に居場所が特定されるよう、スタッフ様達から釘を刺されたのかもしれませんね。(笑)
「ねえ、イードウして!」
「ああ、はいはい。イードウ!」


「な、何、これ・・・。」
「ど、どうなってるの!?」

「まさか! イードウ!」


「対象と距離をとってみました。おそらく、月くらいの大きさはあるでしょう。」
「月って・・・。」

「ここまで辿り着くとは・・・。力は集まったワン。」

「その力を使って、ここで完全に目覚めるワン。」

「目覚めの邪魔はさせないワン。我がこの手で貴様らをぶっ潰すワン!」

みらい達はプリキュアに変身しました。ミラクルとマジカルはピンクダイヤスタイルに。
「お前達にふさわしい場所を用意するワン。」

「何!?」





「閉じ込められた人々の記憶から紡がれたワン。」

そして、バトルスタート。力をつけたクロノウストに引けを取らない戦いを繰り広げるプリキュアですが、その途中・・・、


「邪魔はさせません!」
「何するモフ!」
「刻の魔獣・クロノウストよ! 私をまた、過去へといざなって下さい!」



「在りし日のドクロクシー様と、また会わせて下さいませ!」




「それが狙いだったの?」
「だから、一緒に来たモフ?」


「私にはドクロクシー様が必要なのです!」
「お前の力は必要ない。」






「時のすべてが停止する。」


「すべては整った。」

今回は、これで終了です。
【まとめ】
どうしよう・・・。ヤモーをギッタギタにしたい気持ちでいっぱいなんだが・・・。
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね(笑)。プリキュアの戦闘中にヤモーが裏切ろうとした事に許せないんだろうな、と思った方はいるかと思いますが、そんな事はどうでもいいです。
私が許せないのは、みらい達のアパートで様々な事をしでかした事ですよ。みらリコの愛の巣を、狭くてみずぼらしいとディスりやがった上に、作戦立てが下手過ぎて無駄に尺をとりやがって、ぐぬぬ・・・。
しかも、アイツ、堂々とベッドで寝てたんですよね。みらい達を床で寝させて。


女子達が床で、野郎がベッドとか、ナメてんのか・・・。お前も床で寝ろよ。それも台所で。
しかもしかも、ことはやモフルンがいたとはいえ、みらリコの添い寝を、ベッドという特等席から拝んでるんだよな、あのクソ野郎は・・・。グッスリ寝ていた? 知らねーなあ。
海より広い俺様の心も、ここらが我慢の限界だぜ・・・。「魔法つかい」本編が終わってから8年以上が経って、ヤモーに対してこんなに怒り狂うとか思いもしませんでした。(笑 & っていうか、他作品のプリキュアの決めセリフをパクんな)
まあ、とはいえ・・・、

こうやって、みらリコを密着拘束させた事は褒めてつかわそう。拘束されるなら密着が最高ですよ!(正義の味方のピンチを喜々として語るな(笑))
物語の緊張度が高まったのに、変な事ばかり語ってないかって? 確かに。まあ、思ってしまった事は仕方ない。(笑)
前話で魔法界の人々が石になり、ナシマホウ界と魔法界を行き来する手段であるカタツムリニアも使えなくなってしまい、クロノウストの居場所も分からずと、大きな危機感に立たされたみらい達でしたが、その夜、魔法のホウキで外出を楽しんだり、楽しい日常の話をしていたのは、この子達らしいな、と思いましたね。
っていうか、月見イチゴメロンパンって・・・。イチゴ味に目玉焼きって合うんですかね? うーむ・・・。現実には月見バーガーがウケていますけど、リコが言っていたように、迷走しているんじゃないかと思いますね。(笑)
少し脱線しちゃいました。世界が危機に見舞われても日常を楽しんでいるところは、「魔法つかい」本編と変わらずで安心しましたね。「マックスハート」1年目のエンディングの歌詞「地球のため、みんなのため それもいいけど忘れちゃいけないこと あるんじゃない?! の!」を思い出します。
日曜朝放送ではなかったものの、この作品は「プリキュア」なんだな、と深く実感しますね。
という事で、今話は、ほのぼのするシーンがまあまあありましたが、次回は、クロノウストとの決戦が激化し、シリアス度が濃くなります。感想は、来月の4連休中に投稿したいですね。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。