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ひろがるスカイ!プリキュア 第23話感想

2023年07月12日 | ひろがるスカイ!プリキュア
 今話の名セリフ:「だって、ソラちゃんは、とっくの前から、もうヒーローなんだから!」

 「ひろがるスカイ!プリキュア」第23話「砕けた夢と、よみがえる力」の感想です。


~ オープニング前 ~
 ソラの心が折れてミラージュペンが消失した、その翌日、ソラは、学校にも来ませんでした。
 ましろが学校から帰って、ソラの部屋に入ってみると・・・、
    

 ソラは、スカイランドの実家に帰っていました。

「ただいま・・・。」
   
「一体どうしたの!? 王様達の呪いを解くために、向こうの世界に行ったって聞いてたけど・・・。」
「でも、あのね・・・。」
   
「あ、お姉ちゃんだ!」
   
「ソラお姉ちゃん!」
「レッド・・・。」
「おかえり!」
   
「って事は、悪者やっつけたんだね! 本物のヒーローになったんだね!」
    
「レッド。ソラ。シチューが冷める。入りなさい。」
    
「パパ・・・。」
   
   
「お腹空いた・・・。」
   
   


~ Aパート ~
「そう・・・。そんな事が・・・。」
「何で、お姉ちゃんのペンが壊れちゃった訳?」
    
「ミラージュペンはね、ここから出てきたの・・・。きっと、私の気持ちが形になったものだったんじゃないかな・・・。」
   
「でも、なくなっちゃった・・・。強い敵に立ち向かう勇気も・・・。ヒーローになる夢も・・・。友達が考えてくれた作戦を信じられなくて、失敗するのが怖くて・・・。」
   
「だから、ミラージュペンは壊れちゃったんだと思う・・・。私、ヒーローになれなかった・・・。」
   
「もういいわ・・・。」
「良くない! 約束したじゃん! 絶対ヒーローになるぞって!」
    
「何で簡単に諦めちゃうんだよ!」
「レッド。」
   
   
「ボク、間違ってない・・・。」
「人が本気で決めた事に口を出すのは、間違った事だ・・・。」
    
「レッド!」
   
   
「お姉ちゃんの弱虫!」
   
   
「ソラ。食え。美味いぞ、母さんのシチュー。」
「おかわり、いっぱいあるよ!」
「ありがとう・・・。」
    

 その頃、ツバサとあげはは、スカイランドに行く準備をしていました。ましろは、残りつもりです。
「ねえ、やっぱり今は1人しておいてあげよう・・・。周りからワーって言われたら、ソラちゃん、きっと・・・。」
「ボクは、そうは思いません・・・。」
    
「何のための仲間なんです? 何のために、プリキュアは1人じゃなくて、4人なんです?」
    
「何で・・・、何で一言相談してくれなかったんだ・・・。ソラさん・・・。」
   
 その後、ツバサとあげはは、スカイランドへ。

「なりたい私・・・。夢は、人を動かすエネルギー・・・。でも、その夢をなくしてしまった時、人は何を頼りに前に進めばいいのかしら?」
   
「分からない・・・。どれだけ沢山の本を読んでも、世界の端から端まで飛び回っても・・・。」
   

 ソラの家に着いたツバサとあげはですが、ソラは出かけているとの事。なので、少し待つ事に。
 ソラは、父・シドと一緒に、星がよく見える湖に来ていました。
「ここ、懐かしいね・・・。」
「ああ・・・。」
   
「あの日、学校で弱い者いじめする子達と大ゲンカして、全然敵わなくて・・・。」
   
   
「ヒーローになれますように! ヒーローになれますように・・・。ヒーローに・・・。」
   
   
「なれるかな? 私、強くないし、ケンカ怖いし・・・。」
   
「それに・・・。それに・・・。」
「お前の心は何て言ってる?」
   
「ヒーローになれますように・・・。」
   
「ヒーローになれますように! ヒーローになれますように!」
   

「あの星は、パパが降らせてくれたの?」
「お前が降らせたんだ、たぶんな・・・。」
   
「私・・・。」
「いいんだ、ソラ・・・。もういい・・・。」
    

「たとえヒーローになれなくたって、ソラはソラだわ・・・。優しくて真っ直ぐで、素敵な子・・・。」
   
「今のソラを受け入れてあげて・・・。お願い・・・。あの子には、少し時間が必要なの・・・。」
   
   
「ソラちゃんに伝えてあげて下さい。みんな、あなたの事が大好きだって・・・。」
「必ず伝える。ありがとう・・・。」
    
「帰ろう、ツバサ君。」
「はい・・・。」
    

   


~ Bパート ~
 その翌朝・・・、
   

    
 その直後、ツバサは、鳥仲間から街中にランボーグが現れた事を知ります。それも、シャララを取り込んだランボーグが。
「どうか気を付けて・・・。」
「お祖母ちゃん、お願いがあるの・・・。これ、ソラちゃんに渡してくれないかな?」
   
「分かったわ。」
   

 そして、ましろ達3人はプリキュアに変身して、ランボーグの元に。
「はい、強い! コイツを操るボクも強いんだよな!」
   
「この世界のことわざを、アンタに1つ教えてあげる。」
   
「弱い犬ほどよく吠える!」
   

 その頃、ヨヨは、ソラの家に来ていました。
「ヨヨさん・・・。」
「ソラ・・・。」
   
「私、もうプリキュアじゃありませんけど・・・。何か用ですか?」
   
「渡してほしいと頼まれたの。」
「ましろさん?」
「ええ。」
    
「何を?」
「私にも分からない・・・。」
   
「お姉ちゃん!」
   
〈覚えてるかな? 私が初めてプリキュアになった時、ソラちゃん、すっごく反対したよね? ましろさんが傷付くなんて嫌だって・・・。〉
    
〈自分がもっと強くなる。だから、ましろさんはプリキュアにならなくていい。そう言ってくれたよね? だから・・・。〉
   
   
「今度は私の番だ!」
   
「見ていられない・・・。」
   

「前より強くなってる?」
「限界までアンダーグエナジーを注ぎ込んだからね。」
   
   
   
「あれ? 心折れた?」
   
   
「諦めろって・・・。」
   
   
〈隊長さんの事は私達に任せて・・・。〉
    
〈大丈夫だよ・・・。ソラちゃんはプリキュアにならなくていい・・・。戦わなくていい・・・。〉
    
〈お家でゆっくり休んで、元気になってほしいな・・・。〉
   
〈最後に1つだけ。ヒーローになれなかったなんて言わないで・・・。〉
   
〈だって、ソラちゃんは、とっくの前から、もうヒーローなんだから!〉
    
「ヒーローなんかじゃない・・・。ただの弱虫です!」
    
「戦うのが怖くて逃げた! シャララ隊長も、仲間も、街の人達も、みんな見捨てて!」
   
「そんなヒーロー、いる訳ない!」
   
   
「そんなヒーロー、いる訳ない・・・。」
   
「だけど・・・。行かなくちゃ・・・。」
   
〈じゃあ、またお手紙書くね。私のヒーローさん!〉
   
   
「友達が・・・、待ってるから!」
   
   
「こ、壊れちゃったんじゃないの、アレ!」
   
「夢はたぶん、1つきりじゃないんだ。たとえ見失っても、たとえ壊れても、それは何度だって生まれる・・・。」
   
「それが、あの子の決めた事なら・・・。」
    
「さあ、行きましょう! 笑って送り出してあげなくちゃ!」
「ああ・・・。」
    
「カッコいいぜ、お姉ちゃん!」
「ソラ、いいのね?」
   
「行ってらっしゃい。でも、つまづいたら、またいつでも帰っておいで・・・。シチュー用意しとく!」
「うん!」
   
「実は、状況は差し迫っているの・・・。あのランボーグが街で暴れている・・・。」
   
   
「行ってくれる?」
   
「はい!」
   
〈ヒーロー・・・。今の私が口にできるような言葉じゃありません・・・。〉
   
〈でも、あなたがそう呼んでくれるなら!〉
   

   
   
「ヒーローの出番です!」
   
「ソラちゃん・・・。」
『スカイ!』
    
「ヒーローガールスカイパンチ!」
   
「前に進む足が止まりそうになっても、私には、背中を押してくれる人達がいます!」
    
「だから・・・。だから・・・!」
    
「立ち止まるな、ヒーローガール!」
   
「ましろさん!」
   
「いっけー! ましろん!」
「ソラさん! 決めて下さい!」
   
『プリキュア! アップドラフト・シャイニング!』
   
「ミラーパッド!」
   
   
   
「癒しの力、アゲてこう!」
   
「シャララ隊長・・・。」
「お願い・・・。目を覚まして!」
   
「動かないで!」
   
   
「1ミリでも動いたら、絶対に許さない!」
   
「きっと大丈夫・・・。」
   
   
「信じて待っている人がいる限り、何度だって立ち上がれる・・・。きっと、それが、ヒーローですから・・・。」
   
   
「良い言葉だ・・・。また会えたな、ヒーローガール。」
    
   
「シャララ隊長・・・。会いたかった・・・!」
    
「ありえねぇし・・・。ありえねぇし・・・。ありえねぇし・・・。」
   
   
   
「ヒイッ・・・。バババ、バッタモンモン・・・。」
   
    
「と、とどめをささないのか? じゃないと、また来るぞ! また、お前の嫌がる事をしてやる! それでもいいのか? ソラ・ハレワタール!」
   
「構いません。どんな事をされても負けないくらい、私、強くなりますから・・・。」
    
   

 その夜・・・、
「プリキュア・・・。強くて優しい子達・・・。」
   
「あなたが育てたんですか? ヨヨ殿。」
「いいえ。むしろ教えられる方よ・・・。」
    
「私、未熟です・・・。でも、未熟なりに前に進みます。そうすれば、きっと、いつの日か・・・。」
   
「ましろさん。ツバサ君。あげはさん。それに、エルちゃん! これからもよろしくお願いします。」
    
「ソラちゃん。この手帳、もう1回もらってくれるかな?」
    
   
「はい!」
   
   
「絶対、ヒーローに・・・、なるぞー!」
   

 今回は、これで終了です。


 今回のエンディングは、「Yes!プリキュア5Go!Go!」の主人公プリキュア「キュアドリーム」が登場。
「今日は私! キュアドリームだよ! 私と一緒に楽しんじゃう事、けってーい!」
   
    
 これまで登場したプリキュアの中で、最も印象に残っていますね。短所が多かった分、話が進むにつれて成長していくのが楽しみでしたし、精神的な強さも見応えありました。
 そして、口癖「けってーい!」が聞けて満足です! 10月から始まる「キボウノチカラ オトナプリキュア’23」の視聴意欲がますます高まりました。


次回:「輝く一番星☆エルちゃんの秘密
 スカイランド国王と王妃の呪いを解き、ヒーローとしてスカイランドの人々に迎えられるソラ達。
 エルは、久しぶりに両親と過ごしましたが、不思議な紫色の光が現れて・・・。


【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
 ソラの家族や、ましろが、すごく温かくて優し過ぎる・・・。良い人達に囲まれて本当に幸せだよ、ソラは・・・。
 今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。今話は、ソラの立ち直りが劇的に描かれるものと思っていましたが、傷心のソラを温かく受け入れてくれる人達の優しさに重きが置かれていたように感じ、予想以上の良回に仕上がっていたと思います。

 まず、15話のソラの幼少時の回想に出ていたソラの両親が本格登場。
 ソラの両親は、本当に温かい人柄でしたね。ヒーローになる事を諦めても、それを決して責める事はなく、優しくて真っ直ぐな自慢の娘だと思っていて、今のソラを温かく迎え入れたのは感動しました。
 ソラがどんな道を歩もうとも、両親にとっては可愛い娘。それは、ソラが大人になっても変わらないでしょう。ソラが落ち込めば優しく受け入れるし、ソラが何かに向かって頑張るとなれば笑顔で送り出す。良い両親を持ちましたよね。

 特に、ソラの父親・シドは、言葉少なめにソラの事を見守っていたのがカッコ良かったですね。
 「ヒーロー」という言葉を一言も口に出さず、ただ悠然と、娘の気持ちの強さを信じて、また、娘が心の痛みに耐えられず涙を流したら、そっと頭をなでる。ヨヨがやって来た時に、ソラの母・レミが「見ていられない・・・」と言って目を背けそうになっても、「しっかり見るんだ」と言わんばかりに、レミを引き止める。同じ男性として、このシドの行動には憧れますね。
 「人が本気で決めた事に口を出すのは、間違った事だ・・・」というのも名言でした。いつか私も、シドのように、余計な口出しはせず、我が子の強さを信じて成長を温かく見守る、クールでカッコ良い父親になりたいものですね。
 まあ、その前に、結婚するのが先ですね。いや、彼女作りが先か、ハハハ・・・。「ホント、同じ事を何度も書いて飽きねーな、このオッサンは」って多くの人は思ってそうですね、ハイ。(笑)

 あと、ソラの弟が初登場。名前は「レッド」。
 ヒーローになるための修業を積んでいた幼少期のソラと同じく、レッドもマントを着けていましたが、彼もヒーローを目指しているんでしょうかね。たぶん、ヒーローを目指している姉がカッコ良いと憧れて、レッドもヒーローを目指したのかもしれませんね。レッドにとって、ソラは自慢の姉なのでしょう。
 だから、ソラがヒーローになるのを諦めると聞いて、ソラを責め、弱虫だと言ったのでしょうね。レッドがある程度成長していれば、ソラの気持ちを理解していたと思いますが、彼は幼く(6歳くらいですかね)、他人の気持ちに心を傾けられるほど精神が成熟している訳ではないでしょうから、憧れの姉が夢を諦めたという事実にショックを受けて、つい弱虫だと言ったのだと思いますね。

 だけど、そこで終わりとはならず、姉が前を向いた時に、「カッコいい」と言って、しっかり応援してくれたのは良かったところ。姉の事を弱虫なんて言っちゃいましたけど、やっぱり、姉の事が大好きで、姉の強さを信じてるんですよね。
 幼さゆえの精神面の未熟さから、姉を責めたりはしましたが、レッドも良いキャラだったと思います。またどこかの回で再登場して、ストーリーを面白くしてくれるといいな、と楽しみにしています。

 また、今回、初めてソラの実家での生活が描かれた事で、これまで描かれなかったソラの素が見えたのも良かったところです。
 普段敬語で話すのが当たり前のソラですけど、家族間では敬語で話してないんですね。意外でした。生まれた時からずっと一緒に過ごしてきた間柄に対して敬語を使うのは違和感なんでしょうかね。

 他にも両親を「パパ」「ママ」呼びしていたのも意外でした。てっきり「お父さん」「お母さん」って呼んでいるものだと思ってましたので。
 そういえば、初回ではエルに対して「パパとママのところに・・・。お家に帰ろう・・・。」と言ってましたが、あの時の「パパ」「ママ」呼びは、エルに合わせた訳ではなく、素だったって事ですね。
 イケメンでカッコ良いところを多く見せている子が「パパ」「ママ」呼びとか、なんて可愛いんだ! こういうのって、普段のカッコ良さとのギャップがあって良いですよね。今後も、こういう可愛い一面を多く見てみたいですね。

 さて、そろそろ、今話のましろについて語りますか。ソラの復活は、この子の存在が一番大きかったですね。
 やっぱり、ソラの初めての友達は格が違った! ソラまし、尊い! ソラまし、万歳!

 ましろは、ソラが戻ってきてくれる事よりも、プリキュアになれなくてもいいから今はゆっくり休んでほしいと思っていたのが良かったですね。優しさが魅力のましろらしい考えだったと思います。
 何かの出来事で心が折れても、ソラはソラで、優しくて真っ直ぐで、素敵な子なのは変わらず、今のソラを受け入れてほしいというレミの思いを受けていたのが、本当に良かったところ。ましろは、ソラの実家に行った訳ではないのに、母の気持ちを理解していたのは、なんかすごいな、と思いますね。

 そして、「ソラちゃんは、とっくの前から、もうヒーローなんだから!」という言葉が、一番効いたでしょう。
 相手がどんなに強くても、正しい事を最後までやり抜く。それがヒーロー。ましろがソラと初めて会ったあの日、ましろは、ソラがプリキュアになる前に、この言葉を2回聞いてるんですよね。ソラがランボーグに立ち向かう時と、カバトンからヒーローになる夢をバカにされても立ち上がった時に。
 その時に、ましろはソラから、自分にはない素晴らしい魅力を持ったすごい人、すなわち、ヒーローだと感じたのでしょう。その時からずっと、ソラがプリキュアに変身できるかどうかは関係なく、ましろにとっては、ソラは紛れもないヒーローだと思い続けてるんでしょうね。
 ソラは、とっくの前から、もうヒーロー。ソラがソラシド市に来てからプリキュアになるまでの行動を見ていたからこその言葉であり、ましろにしか生み出せない最高の言葉だったと思いますね。

 ソラへの手紙だけでなく、Bパートに入ってからソラが戻ってくるまでの所々での目力の強さも印象に残りました。
    
    
 ソラがいない今、自分が頑張らなければいけない。そんな覚悟が感じられました。

 おとなしくて優しい子が、こんな勇ましい一面を見せてきたあたり、ソラから受けた刺激ってすごく大きいんだな、と思いました。何事にも真っ直ぐ立ち向かうソラを見続けていたら、自分もこうありたいと思う気持ちが芽生え、勇気とか強さをもらったのだと思いますね。
 それに、これまでのましろメイン回での様々な挑戦も効いてるでしょう。挑戦から得た自信も、ましろを強くしていたと思いますね。
 自己肯定力が低く、自分には何もないなんて、少し前は思っていたのが、これですからね・・・。本当に成長したよ、ましろは・・・。なんか目頭が熱くなりますね・・・。

 そして、極めつけは「動かないで!」でしたね。その後の「1ミリでも動いたら、絶対に許さない!」が、スカイがバッタモンダーに対して言っていた言葉と似ていたのは、かなりの興奮ポイントでした。
 あの時、プリズムは、ランボーグを倒すのに全力を使い果たして動けなかったんですよね。ですので、スカイがバッタモンダーに対して「動くな!」と叫んでいたのは知らないはず。
 なのに、スカイと似た言葉でバッタモンダーをビビらせたのは、心が通じ合ってたのかな、と思いましたね。あれも名シーンでした。

 それに引きかえ、バッタモンダー。優しさが魅力のプリズムにまで「絶対に許さない!」なんて言われるとか、お前、相当のクズやで?
 そのバッタモンダーは、最後の秘策をもってしても、プリキュアに敗れましたが、今話で退場とはならず、しかも、傷一つなし。これまでの行いを考えると、バッタモンダーは、復活したスカイにボコボコにされてもしょうがなく、むしろ、そうなってほしいと思っていただけに、この展開は、ちょっと拍子抜けでした。
 まあ、でも、下手にやり過ぎると、メイン視聴層の女の子達がドン引きしてしまい、ソラの復活劇を喜べない事態になりかねないでしょう。そう思うと、ヤツの挑発に対してカッコ良いセリフで言い負かすのが、ちょうど良い着地点ですかね。とは言っても、一発くらいぶん殴ってもいい気はしますが。

 とはいえ、バッタモンダーが這って逃げようとした時に、プリキュアやシャララから見下される形になっていたのは良かったと思います。
    これですね。
 今まで高い所から散々弱い奴扱いしてバカにしていた相手から、逆に見下されるとか滑稽ですよね。良いザマだな、と思いました。

 バッタモンダーは、退場とはならなかったものの、今回の大逆転負けに相当気落ちしてますので、今後出撃しても、あっさり負けるでしょう。
 となると、これでお役御免ですかね。次回あたり、アンダーグ帝国の親玉から制裁を受けて消滅しそうな気がしますが、一体どうなるのか?

 という事で、前話で心が折れたソラは、周りの温かさで立ち直り、再びヒーローになるための道を歩みました。
 と言っても、心がものすごく強くなった訳ではありません。すごく優しくて、争い事は嫌で、大事な人達が傷付くのは見たくないほど、心は繊細な女の子。それは変わらないんですよね。
 でも、だからこそ、応援したくなるんですよね。完全無欠のヒーローよりも、短所や欠陥を抱えながらも必死に頑張るヒーローの方が見応えがあって良いな、と思いますね。

 今後も、ソラの進む道の前には、いくつもの困難が待ち構えていると思いますが、背伸びし過ぎず、自分のペースで、時には周りを頼りながら、乗り越えていってほしいもの。
 それに、途中でつまづいたとしても、温かく受け入れる人達もいます。何かあったとしても、その人達の優しさを力に、また前に進んでいってほしいですね。
 強くなってくれ、ソラ・・・。立ち止まるな、ヒーローガール・・・。前話感想の最後に書いた事ですが、次回以降も引き続きそう願いながら、ソラの成長を見守っていきたいと思います。



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

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