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ひろがるスカイ!プリキュア 第24話感想

2023年07月17日 | ひろがるスカイ!プリキュア
 今話の名セリフ:「同じ空の下、奇跡みたいな出会いでも、運命で繋がって、私達、家族みたいに同じ時を過ごしてる・・・。それが今は、すごく嬉しい・・・。」

 「ひろがるスカイ!プリキュア」第24話「輝く一番星☆エルちゃんの秘密」の感想です。


~ オープニング前 ~
 これまでランボーグを浄化し続けて集まったキラキラエナジーが最大まで貯まりました。
 そして、「キラキラポーション」が完成。これで、呪いで眠り続けていたスカイランド国王と王妃を元に戻す事ができます。
 シャララの体調も回復し、一行はスカイランドに向かいました。


~ Aパート ~
 スカイランドに到着し、ヨヨはキラキラポーションを使用。国王と王妃は、長い眠りから覚めました。
 そして、2人は、久しぶりにエルと会いました。
「パパ! ママ!」
   
「おしゃべりができるなんて・・・。」
「もう一度、呼んでごらん?」
   
「パパ! ママ!」
「うん・・・、うん・・・。」
    
「プリンセス、良かった・・・。」
「やっぱ、パパとママだよね!」
「うん・・・。家族みんな一緒が一番だよね・・・。」
    

 その後、スカイランドでは、プリキュアが国王と王妃の呪いを解き、シャララを救ったヒーローとして迎えられ、大いににぎわいました。
    
   
「ソラちゃんの家族も、きっと喜ぶよ!」
「はい!」
   
「ようやく、パパとママにも、安心してもらえます・・・。」
    
   
   

 ソラ達を一目見たいという声も多く、広場でパレードを行う事になりました。
「青の護衛隊の先導で、みんな、あの子達に乗ってもらうから、よろしくね!」
   
「ああ、あの子達ですね!」
「あの子?」
   

    
「すごーい!」
「わ、私、乗れるかな・・・。」
   
「大丈夫。スカイランドじゃ、小さい子も乗ってる。」
   
   
「はいはーい! あげはさん乗ってみまーす! よろしくね!」
    
   
「優しい! ありがと!」
   
   
「行きましょうか、あげはさん。」
「オッケー!」
   
    
「まだパレードまで時間はあります。練習しましょう、ましろさん!」
   
「いいですか、コツは・・・、ヒョイ、スー、ラッタッター、です!」
「分かんないかな・・・。」
   
    
    
「こういう感じです! ヒョイ、スー、ラッタッター!」
   
    
   
「簡単そうに見えるけど・・・。」
「ひとまずやってみよう。」
「は、はい!」
    
   
    
   
「お願いだよー!」
   
 私だったら「こんな美少女を乗せられるとか、我が生涯に一片の悔いなし!」と叫びたくなるような超うらやましいシチュエーションなのに、このクソ鳥は・・・(笑)。まあ、不安な気持ちが伝わりやすいのは、動物「あるある」ですけどね。

   
「ついこんな所まで・・・。ましろさん乗れたでしょうか?」
   
 そんなに心配なら、ましろをキミの後ろに乗せてあげればよかったんじゃないかな。ついでに、そのままパレードに参加して「ソラましは正義!」って、多くの国民達に知らしめようぜ? 本当にそうなったら、2人を乗せている鳥になって、「我が生涯に一片の悔いなし!」と叫びたいですね。(笑)

「ソラ。」
「シャララ隊長!」
「少し話さないか?」
   
   
「休んでなくていいんですか?」
「フフ、私を誰だと思っている?」
「流石です!」
   
    
「ソラ。君は随分と成長したな。」
   
   
「立ち止まるな、ヒーローガール・・・。辛かった時も、隊長の言葉に背中を押してもらえました!」
    
「それは光栄だ・・・。だが、君を変えたのは、私だけじゃないだろう?」
   
「ソラちゃーん! やったよー!」
    
「ましろさーん!」
   
   
「友との出会いが世界を広げ、新たな自分に出会わせてくれる・・・。そうだろう?」
「はい!」
   
   

 その頃、エルは、国王、王妃と一緒に楽しい時間を過ごしていました。
「しゅかいみらー! とーねくと!」
『上手!』
    
「ひおがるしゅかい! ぷりきゅあ!」
   
    
「プリンセス! ホッ・・・。」
    
「今のは・・・。」
   
    
「あの時と同じ光・・・。」
   


~ Bパート ~
 それから少しして・・・、
「わあ! こっちにもボールドーナツがあるんだね!」
    
「やだなあ、ドールボーナツですよ!」
   
「ぼーなどーる?」
「ドールボーナツです。」
   
「どーな・・・。」
「まあまあ! とにかく食べてみよ!」
    
「いただきます!」
   
    
「美味しい! けど、いつも食べてるドーナツとは何か違うような・・・。」
「だね!」
    
「私には、いつも通りのボーナツですが・・・。」
   
「やっぱり、違う世界なんだね・・・。ソラちゃんやツバサ君と、私とあげはちゃん。見た目は変わらないのに、別々の世界の人なんだなって・・・。」
   
   
「奇跡みたいだなって思うの・・・。絵本に出てくるようなお城があって、不思議な鳥さんに乗ったのも、不思議なドーナツを食べてるのも・・・。みんなと出会えた事も・・・。」
    
    
「この奇跡が、ずっと続くといいな・・・。」
   
   

 その後、ソラ達は、国王と王妃に呼ばれ、城に来ました。
 2人は、これまでエルを守り続けてくれた事、自分達にかけられた呪いを解いてくれた事を感謝します。そして、エルを再びソラシド市に連れ帰ってほしいと、お願いしました。
 再び連れ帰ってほしいとは、どういう事なのか? それは、約1年前の出来事が関係しています。
「ここにいたのかい?」
「あなた・・・。今日は、特に空が美しくて・・・。」
    
「おお・・・。確かに、これは見事な・・・。」
   
「あら? もう一番星が・・・。」
   
    
    
   
「この子は一体・・・。」
   
   
「その子は、運命の子。滅びの運命にある、このスカイランドを救ってくれるでしょう。」
   
「滅び? この国が?」
「あなた達の手で、この子を育てるのです。」
    
「この子を・・・。」
「ただし、そう遠くない未来に、旅立ちの知らせが届きます。」
   
「あなたたちは、それまでの間、面倒見るだけの、いわば、かりそめの親。親としての時間は、ほんの一時。それでも良ければ、この子の手を取りなさい。」
   
「私達が断ったら、この子は?」
「他の適任者を探すのみです。」
   
「どうすれば・・・。」
   
   
「あなた・・・。私にも、その子を抱かせて下さい。」
「ああ・・・。」
   
   
「まあ・・・。なんて可愛らしくて、なんて儚いのでしょう・・・。」
「ああ・・・。まるで、遠い夜空に煌めく星のようだ・・・。」
   
    
    
    
   
「大丈夫。何も心配はいらない・・・。」
   
    
「エル・・・。」
   
「エル・・・。この子の名前、エルは、どうでしょう?」
「エルか・・・。プリンセス・エル・・・。」
   
    
「今日から、ここが、あなたのお家。私達が、あなたのパパとママよ・・・。」
   

「エルちゃんが空から・・・。」
   
「そして、プリンセスに、再び運命の光が宿った・・・。無情にも、旅立ちの知らせを告げたのだ・・・。」
    
「本当は、ここで共に暮らしたい・・・。エル・・・。」
   
   
   
「なでなで・・・。えーん、ちないよ。いいこ、いいこ・・・。」
    
「エル・・・。」
「こんなにも優しい子になっていたのね・・・。」
   
「そうね・・・。きっと大丈夫・・・。ここを離れても、あなたには、守ってくれる温かな家、家族がいるんだもの・・・。」
    
   
「家族・・・。」
   
   
「私達が・・・。」
   
「アンダーグ帝国は、これからも、スカイランドや、そなた達の元へ刺客を差し向けるに違いない・・・。」
   
「危険を背負わせて、すまぬ・・・。だが、どうか、プリンセス・エルを守ってほしい・・・。」
    
「王様、王妃様・・・。」
「これまでにまして、必ずや、エルちゃんをお守りします!」
   
「ボクも、任せて下さい!」
「頼んだぞ、プリキュア・・・。」
    

 それから少しして、パレードが始まろうとしていました。
「ソラ。君達の先導を務めるぞ。」
「ありがとうございます!」
   
「だが、私に続くのは、これが最後だ。君は、君のヒーローを目指せ・・・。大切な仲間とともに・・・。」
「はい!」
   
   
「あ、そうだ! これがなくても、また会えますよね?」
    
   
「ああ。スカイランドは、私が守る。」
   
    
「そして、いつでも君達を支えよう。」
「はい!」
    

 そして、パレードが始まろうとしましたが、急に暗くなりました。「いじわる雲」が出てきました。
 晴れている時に1つだけ現れる黒雲の事を、スカイランドでは「いじわる雲」と呼ぶそうです。
   
「私達で何とかできないかな? スカイランドの晴れた空、エルちゃんに見せてあげたい・・・。」
    
   
「いきますよ!」
   

 4人はプリキュアに変身しました。
 すぐに、スカイとプリズムはアップドラフト・シャイニング。いじわる雲がなくなり、綺麗な青空が広がりました。
 その後、ウィングとバタフライがレインボーパレットの力を使って、空にエルの顔を描きました。
   
    
「プリンセス。運命がひと回りした後は、パパとママの元に帰ってくるんだよ・・・。」
「ずっと待っていますよ、エル・・・。」
   
「パパ! ママ!」
   
「プリズム!」
「みんな・・・。」
   
「同じ空の下、奇跡みたいな出会いでも、運命で繋がって、私達、家族みたいに同じ時を過ごしてる・・・。」
   
「それが今は、すごく嬉しい・・・。」
   
「今だけじゃありません! これからも、です!」
   
   
「物語を紡いで、新たな運命を切り開く・・・。そうすれば、きっと・・・。」
   
    
   

 今回は、これで終了です。


 今回のエンディングは・・・、
「今日は私! キュアプリズムだよ! みんな、私と一緒に踊ってみてね!」
   
 今話が放映された日を考えれば、そうなりますよね。
 これで、今月までに過去作プリキュアが全員出る事はなくなりましたが、まあ良いでしょう。また次回、過去作プリキュアの登場をじっくり待ちたいと思います。


次回:「ワクワク! プリンセス、動物園に行く!
 スカイランド国王と王妃からエルを託され、ソラシド市に戻ってきたソラ達は、ソラシド自然公園で動物達と触れ合いました。
 しかし、そこにアンダーグ帝国からの新たな刺客が現れ・・・。


    今話のエンドカード
 今話の放映日であった7月16日は、ましろの誕生日! エンディング冒頭にプリズムが出てきたのは、これが理由でしょう。
 今話は、ましろメイン回ではなかったものの、名言や見所が多く、前話でもソラの復活に大きな役目を果たしていたと思うと、良い時に誕生日を迎えられて良かったな、と思いますね。


【まとめ】
 という事で、今話も、13話と同じく、敵とのバトルがない小休止回でした。
 ですが、名言が多かったり、エルの秘密が明かされたりと、なかなか目の離せない良回だったと感じています。

 まず、Bパート始めの方と、終わりの方で、ましろが言っていた「奇跡」が、心に残る言葉でしたかね。
 初回から今回までの全部の回に登場したのは、ソラ、ましろ、エルの3人。その3人の中では、ましろが一番、これまでの時間を奇跡だと感じやすいんじゃないかと思いますね。
 世界の違う女の子と突然出会い、しかも、その子がプリキュアになって強い怪物と戦って、自分もプリキュアになる。そして、違う世界に行ったり、違う世界の文化を楽しんでいる。さらには、それまでに気付かなかった自分の魅力に気付いたり、自信がついたりもしている。
 ソラと会う前のましろからすれば、非現実的な事ばかりだと思うと、これまで過ごしてきた時間を奇跡だと感じるものでしょう。そんな奇跡がずっと続いてほしいと思うのも、よく分かりますね。
 物語は、まだ前半。ましろが奇跡だと感じる瞬間は、この先も沢山ある訳であり、そのたびに、ましろがどう成長していくのか楽しみですね。

 パレードが始まる直前に、シャララがソラにかけた言葉も、結構印象的でした。「私に続くのは、これが最後だ。君は、君のヒーローを目指せ・・・。大切な仲間とともに・・・。」ですね。
 ソラにとって、シャララは、ずっと憧れの人物でした。シャララのようなヒーローになりたいと、幼い頃から厳しいトレーニングを課し、青の護衛隊に入隊し、シャララの元で働く事を夢見ていました。まあ、それゆえに、シャララがランボーグ化されたと知った時は、ショックのあまり何もできず、ヒーローになる事を諦めたりもしましたが。
 ですが、ずっと憧れているのは駄目なのでしょう。いつまでも憧れてるとなると、その人をずっと上に見続ける事となり、永遠に超えられない壁となる。
 一人前を目指すのであれば、どこかで、憧れから脱却しなければならない。そのための「私に続くのは、これが最後だ。君は、君のヒーローを目指せ・・・。」なんでしょうね。
 そんな貴重な言葉を受けたソラが、今後どう強くなって、どんなヒーローになるのか、しっかり見ていきたいですね。

 今話のタイトルには、「エルちゃんの秘密」とあり、エルの秘密が明かされました。と言っても、今話でエルのすべてが明かされた訳ではなく、後のストーリーでも更なる謎明かしがされそうな気がしますけどね。
 エルは、スカイランド国王と王妃の実の子ではなく、2人が平和に過ごしていたある夜に出現した一番星から託された「運命の子」である事が明かされました。
 「スカイランドの姫の祈りの力がスカイランドを救ったという伝説はあるものの、これまでのエルの行動は、それだけで片付けられるのか?」「本当はスカイランド人ではないのでは?」と感じていたところがありましたので、そんなに驚く事ではなかったですね。

 ですが、国王と王妃が、どれだけエルの事を愛おしく思っていたのかが、よく分かりました。
 エルを預かったあの日から、2人はエルを大事に育て上げ、それまで以上の幸せな日々を過ごしてきたのでしょう。カバトンがエルをさらったり、バッタモンダーに呪いをかけられたりして、エルや自身、国の危機に見舞われた事もありましたが、それでも、「エルのせいで、こうなった」なんて考えは一切なく、エルの無事を第一に考えていたのは本当にすごいな、と思いました。
 エルと2人の間に血の繋がりはないものの、紛れもなく親子でしょう。だからこそ、2人の思いが報われてほしいですよね。エルの運命に決着がついて、「普通の子」となったエルと一緒に幸せな時間を過ごし続けてほしいもの。

 アンダーグ帝国の脅威を退ける事。それが、エルの運命の決着であり、それを迎えるのは、最終決戦が終わる時でしょう。となると、半年くらい先の事になるでしょうね。
 数か月に1回、スカイランドに帰る事はあるかもしれませんが、一緒に幸せに暮らし続ける事になるのは当分先の話。ですが、2人の思いが絶対に報われてほしいと祈りながら、その時を待ち続けます。

 さて、次回は、アンダーグ帝国から新たな幹部が登場するようです。
 となると、バッタモンダーは用済みって事ですかね。敵の親玉から制裁を受けて退場なのかもしれませんね。
 新たな敵は一体どんなヤツなのか? 次回は、メインキャラの成長だけでなく、敵側の動向にも目が離せないですね。



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

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