
今話の名セリフ:「冒険は終わっても、私達の物語は、ずっと、ずーっと広がり続けていく・・・。この空みたいに、無限に輝きながら!」
「ひろがるスカイ!プリキュア」第50話(最終話)「無限にひろがる! わたしたちの世界!」の感想です。
~ Aパート ~
前話の続きです。アンダーグエナジーの海から「ダイジャーグ」が現れ、スカイ達は力を合わせて立ち向かいます。
スカイ達は苦もなくダイジャーグを追い詰めました。このままでは敵わないと思ったダイジャーグは、カイゼリン・アンダーグの元に。
「愛している・・・。あなたが必要だ・・・。」

「そして、あなたも、私が・・・。」
「いや、それは違う!」

「私には・・・、新たな友がいる!」


「お前はもう、必要・・・、ない!」


その後、ダイジャーグは、トンネルを開いて、どこかに移動しました。一体どこへ?
「そうだなあ・・・。もし、僕がアイツだとしたら、君達が行かれたら嫌な所・・・。」

「たとえば、そう・・・。」


「いけない・・・。」

「さあ、行くのねん! 行って、終わらせてくるのねん!」

「その傷・・・。」

「街は大丈夫だ。我らが協力して守りきった!」
「こんな傷、大した事ないのねん!」

「任せたぞ・・・。プリキュア!」


「行きましょう!」

「嘘でしょ!?」
「このタイミングで、なんでー!?」

私からすれば、最終決戦クライマックスにもかかわらず、そのギャグ顔は「なんでー!?」だよ。俺らのあざとくて優しい光は、最終話でもギャグで魅せてくれて、惚れ惚れするぜ!(笑)
「戦い過ぎって事?」
「まずいぞ、これは・・・。」

「落ち着いて下さい! プリキュアの力は、私達の胸の中にあります・・・。その力は、無限!」

「限界なんて、ありません!」

「誰かに取り憑こうとしているんですか?」

「無駄です!」

「だって、ここは、素晴らしい世界ですから! あなたの容れ物になるような、あなたの力を欲しがってるような人は、1人もいません!」




「見せてくれ・・・。お前達が信じる無限の力を!」

「ヒーローの・・・、」
『出番です(だよ)!』

『スカイミラージュ!』


『トーンコネクト!』

「ひろがるチェンジ!」


「スカイ!」

「無限に広がる青い空! キュアスカイ!」

「ふわり広がる優しい光! キュアプリズム!」

「天高く広がる勇気! キュアウィング!」

「アゲてひろがるワンダホー! キュアバタフライ!」

「降り立つ気高き神秘! キュアマジェスティ!」

「レディ・・・。」
『ゴー!』


『ひろがるスカイ!プリキュア!』


「ひーろーがーる・・・、」
『せかいパーンチ!』

「あなたはこう言う・・・。力がすべて・・・。でも! 私達は、もっと強いもので戦ってるんだ!」

「負けるものか・・・。世界を閉じて、同じ所でただ濁ってるだけのお前なんかに!」

「私達は広がっていく! アンタを超えて! 大きく広く!」

「私達は、絶対に負けない!」

「私達は! ひろがるスカイ!プリキュア!」


「みんな!」

『マジェスティクルニクルン!』

『プリキュア! マジェスティックハレーション!』

「これが最強の力・・・。私の負けだ・・・。」


「ハレワタッター・・・。」

「まだ信じられないや・・・。」
「終わったの?」
「本当に終わったんだよね?」
「終わらせたんだよ! 私達で!」

「帰りましょう! 私達の家に!」

~ Bパート ~
「まだか! プリンセスはまだ帰ってこないのか!」
「さっき通信で2時間も話したばかりではありませんか。」


「そういうそなただって、プリンセスの服、いくら何でも多過ぎでは?」
「つい・・・。」

まったくだよ。これ、出費額が半端ないだろ。私の全財産でも足りないだろうな・・・。
この費用は、国庫から出しているでしょうから、税金の大幅アップは避けられないでしょうね・・・。せっかく平和になったのに、スカイランド国民達、ご愁傷様です。(笑)

「なーにしてるのねん?」
「もう一度作り直してみたくなってな・・・。」

「かわゆいのねん! 俺達3人のも作ってほしいのねん!」

「悪いが、予約が入っている。キュアマジェスティのぬいぐるみを作るよう、プリンセス・エルから頼まれた。」
「スカイランドとの和平は長く続きそうですな。」

「おかしな奴らだ・・・。こんな私について来てくれるとは・・・。」

「なぜだ?」
「こうするのが正しいと思った。そんなところなのねん。」
「武人は二君に仕えず!」

「僕はもっと待遇の良い職場が見つかったら、普通にそっち行きますけどね・・・。」


「何か言ったのねん!」
「貴様、それでも武人か!」


まったくだよ、バッタモンダー。こんな健気で純粋で優し過ぎる女性の元で働けるとなったら、一生尽くすのが男ってもんだろ! なんなら無給で働いても・・・。
いや、駄目だな。あのダサい不良コスのまんまなのはな・・・。さすがにもう「いい歳こいて、不良コスプレしてみました! エヘ♪」が通用するほど、私は安っぽくありません! 「ろくに彼女も作らず、女の子向けアニメに何年もハマり続けてるお前が何言ってやがる!」というツッコミがきそうですが、聞かなかった事にしておきます。(笑)

「今日はここまで!」
『ありがとうございました!』

「隊長!」
「何だ?」

「あの、ソラは、いつ護衛隊に?」
「そろそろ向こうの世界から帰ってくると聞いてはいるが・・・。」

「待たせ過ぎだ・・・。」


「わ、私の訓練相手が務まるのは、ソラくらいですから!」
「ん? 相手なら私がするが?」

「副隊長は黙ってもらっていいですか?」
「何!」

「待っているぞ・・・。ヒーローガール・・・。」

ソラがスカイランドに帰るという事は、ソラシド市を離れる事に。となれば、ソラシド中学校の生徒でなくなる訳でもあり、ソラはクラスメイト達からお別れの言葉をかけられました。
少しして・・・、
「えへへ・・・。野球部の皆さんも書いてくれました!」
「良かったね、ソラちゃん!」
「はい!」

「寂しくない?」
「寂しくないって言ったら嘘になります・・・。でも、住む世界が変わるだけ・・・。トンネルを使えば、いつでも会えますから!」

〈ソラちゃんの言う通り、住む世界が変わるだけ・・・。トンネルを使えば、いつでも会える・・・。〉


「とっても綺麗!」
「プリンセス。ご自分の部屋の掃除は終わりましたか?」

「もうちょっとかな・・・。」
「散らかしっぱなしじゃ駄目ですよ? こちらの世界のことわざでも言うじゃありませんか。『立つ鳥跡を濁さず』って。」

「エル、赤ちゃんだから、分からないよ!」
「そういうズルも駄目です! 最強のプリンセスが、実はお片付けが苦手だなんて知ったら、スカイランドの国民の夢が壊れちゃいますよ?」

分かってないなあ、なぎツバ君。こんな可愛くて最強のお姫様が、片付けが苦手で汚部屋なんて知ったら、私からすれば、ギャップがあり過ぎて、めちゃくちゃ萌えるよ? しかも、部屋を掃除したら、ご褒美をたんまりもらえそうだし、なんなら膝枕に耳かきも要求しちゃうな。そういう思考に至らないなんて、まだまだ子供やのう、なぎツバ君。(お前のような変態な大人より100倍マシだ(笑))

「この見慣れた景色ともお別れですね・・・。」
「うん・・・。」

「ソラシド市・・・。落ちてきたのが、この街で良かった・・・。本当に、良かった・・・。」


〈住む世界が変わるだけ・・・。トンネルを使えば、いつでも会える・・・。どんなに離れていたって、私達は友達だし! 一緒に過ごした時間がなくなっちゃう訳じゃない・・・。〉


〈でも・・・、それでも、やっぱり寂しいよ・・・。お別れなんて、寂しいよ・・・。〉



「長い間、お世話になりました。」
「こちらこそ、お世話になりました。」


「私とソラをこの家に受け入れてくれた時、ヨヨさんは、どこまで知っていたの?」
「スカイランドの様子は、ミラーパッドで時々観察していたから、あなたが空から降りてきた事や、神秘的な存在のお使いであろう事は、薄々・・・。」

「でもね、一緒に暮らそうと決めたのは、そんな理由じゃないわ。」


「いい子達だって、一目で分かったからよ!」

「ましろ・・・。ギュッとして・・・。」

「あったかい・・・。大好きだよ、ましろ・・・。」
「私もだよ、エルちゃん・・・。」

「私もどっちも大好き!」
「うん!」

「あげはさん・・・。」


「お弁当、ありがとうございます。向こうでいただきます。」
「美味しいよ! また食べたくなったら、いつでも遊びにおいで!」


「はい。」
「で、少年。これからどうするの?」

「賢者を名乗るには、ボクは、まだ知識も経験も足りていません・・・。なので、しばらく、スカイランドを旅して回って、見聞を広めようかと!」

「へー、楽しそう! 私も一緒に行きたいな! あ! なんなら、車出す? なんてね!」

「少年の夢が、全部叶いますように・・・。」

「ボク、あげはさんに言ってない夢が1つあるんです。」
「何?」


「あげはさんみたいに、カッコいい大人になりたい!」

「ボク達、良いコンビでしたよね?」
「うん・・・。タイタニックレインボーは、私とツバサ君しかできない、最高で最強の技だった!」



「はい!」

「ツバサ・・・。」

「行きましょう、プリンセス・・・。」
「うん・・・。」

「バイバイ、あげは!」


「やっぱり、スカイランドに帰るの、明日にしない?」


「明日お休みだから、くもパン焼くよ! ね! それが無理なら、これから一緒に夜ご飯食べて・・・。」
「ましろさん。」



「変、だよね・・・。分かってるよ・・・。」

「住む世界が変わるだけ・・・。トンネルを使えば、いつでも会える・・・。」

「それに、どんなに離れていたって・・・。」

「どんなに離れていたって、私達はプリキュアです・・・。」

「これまで何回手を繋いたか、憶えていますか?」


「私のヒーロー手帳によると、なんと142回! ・・・なんて、これは冗談ですけど・・・。」


「ましろさんの笑顔が大好きです・・・。だから、笑ってお別れしましょう・・・。」

「やっぱり、ソラちゃんはヒーローだよ・・・。本当に強くて、カッコいい・・・。」
「そうじゃないって、ましろさんが一番知ってるクセに・・・。」

〈こうして、私達の長い冒険は、終わりました・・・。〉


〈私、絵本を描く事にしました! それは、空から降りてきた不思議な赤ちゃんと、その子を守るヒーローガールと、そして、普通過ぎる女の子のお話。その仲間は、空を飛ぶ勇敢な男の子と、優しくてカッコいいお姉さん!〉




「おはようございます! ましろさん!」
「ど、どういう事!?」

「遊びに来ちゃいました!」
「昨日大げさにお別れしたばかりで、ちょっと恥ずかしいですけど・・・。」
「ねえ、朝ご飯食べよ? 私、お腹空いちゃった・・・。」

「え!? プリンセス!?」

「ましろん!」
「うん!」

〈冒険は終わっても、私達の物語は、ずっと、ずーっと広がり続けていく・・・。この空みたいに、無限に輝きながら!〉





「危ない場所に1人で行っては、めっ! ですよ!」
「うん! 助けてくれてありがとう!」

「ヒーローさん、あなたのお名前は?」
「キュアスカイ!」

これにて、「ひろがるスカイ!プリキュア」は終わりです。
その後は、最終回恒例の次回作へのバトンタッチがありました。
「皆さん! 1年間、ありがとうございました! 今日は新しいお友達を紹介します!」

「ワン! ワン! こんにちはー!」
「元気いっぱいですね!」


「よいしょ! 私、キュアワンダフル! みんなと沢山遊びたいな!」

「これからよろしくお願いします! キュアワンダフル!」
「うん! よろしくね!」

「では!」
「ワン!」

「ひろがる世界に、ホップ!」
『ステップ!』

『ジャーンプ!』

最後の一枚絵
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
涙の別れはあったものの、多くのキャラが笑顔で締めた、素敵な最終話だった!
1年間、笑いと癒しと感動をありがとう! ひろがるスカイ!プリキュア!
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。
ラスボス・ダイジャーグとの決着は、終始プリキュア側が優勢だったため、あっさり終わった感がありますが、Bパートは、メインキャラ達の別れの描写にかなり力が入っていたように思い、これぞ最終話だと深々と感じました。
それにしても、スキアヘッド・・・。この期に及んでカイゼリンに対して「愛している」とか、お前、救いようのないバカだろ・・・。
いくらカイゼリンが健気で純粋で優し過ぎる性格だからといっても、自分の野望のために300年も酷い目に遭わせて、愛が嘘なんて言っちゃったら、そりゃ、拒絶されるに決まってるわ。初登場時に感じた得体の知れない不気味さは、どこへとやら。もはや、ただの小物にしか見えなくなっちゃいましたね。(笑)
一方で、カイゼリンは「私には・・・、新たな友がいる!」と言っていたのが熱かったですね。ダイジャーグに取り込まれる少し前に、力以外の信じるものを見つけられたのが良かったところ。
もし見つけられてなかったら、スキアヘッドを拒絶する気持ちはあっても、ヤツの力を押し返せず、再びヤツに利用されて、バッドエンドを迎えかねなかったでしょう。そう思うと、ソラ達と友達になれて良かったわ・・・、本当に・・・。
戦いの舞台がソラシド市に移ってからは、ヒーローガールスカイパンチの5人バージョン「ひろがるせかいパンチ」が「すごい名前だな・・・」と感じました。
なるほど。「ヒーローガール」と「ひろがる(広がる)」をかけただけでなく、「スカイ」を一字変えたら「せかい(世界)」になるという事から、あの名前にしたのか・・・。まさかそこまで考えて、「ヒーローガールスカイパンチ」という技名を考えたんでしょうか。だとしたら、「スタッフ様達は天才過ぎて惚れる!」と拍手を送りたいですね。
Bパートに入って、前半は、スカイランド、アンダーグ帝国、それぞれの平和な日常が展開され、後半では、メインキャラ達の別れが濃く描かれました。特に、ましろは、かなり気合を入れて描かれていたように思いますね。
「いつかは離れ離れになる日が来る・・・。でも、それは、今日じゃないよ?」とソラに優しく告げた時もありましたけど、いざ、その時を迎えると、やっぱり辛いでしょうね・・・。突然同い年の異世界人と会って友達になり、一緒に過ごす事にもなって、一緒にヒーローとして活躍し、そして、世界まで救ったのですし。もちろん、それだけではなく、自分のペースで色んな事に頑張っては、自信や成長を手にし、絵本作家になる夢まで見つけました。
ソラと出会ってからは、ものすごく充実して、楽しくて、幸せな日々を過ごしてきたとなれば、まだまだソラと一緒にいたい気持ちは強いでしょうし、ここでソラと別れる現実に耐えられずに泣いちゃうのも当然だと思います。
友達と別れたくない気持ちは、ソラも同じ事。しかも、ましろは、ソラにとって初めての友達ですので、その気持ちはましろよりも大きかったんじゃないかと思います。
だけど、ソラは、ましろの笑顔が大好きだから、笑ってお別れしたいと、現実を受け入れて泣く事はありませんでした。まあ、ましろが泣いたのを見て、つられて涙を流しちゃうんですけどね。
普段はカッコ良くても、本質的な部分は普通の女の子なんですから、泣いたっていいんですよね。互いに涙は流したものの、笑顔で、ソラとましろは別れました。
だけど、もう翌日には再会しちゃうという。(笑)
過去作には長い日々を経ての感動的な再会を描いたものもありますが、今作は「ずーっといっちょ! ずーっとなかよち!」を重きに置きたかったって事なんですかね。こうあっさり再会するのも、まあ悪くはないと思います。
エンディングは、前期エンディング「ヒロガリズム」の歌い手がプリキュア5人バージョンの「ヒロガリズム~Precure Quintet Ver.~」。
スカイ、プリズム、ウィング、バタフライが歌う4人バージョンは後期主題歌シングルに収録されているのですが、今回の5人バージョンは公開されておらず、最終話ならではのとっておきといった感じですね。
静かな曲調の後期エンディングよりも、明るい曲調の前期エンディングの方が、最後を締めるにふさわしいと思いますし、それをメインキャラ達が歌うのは、5人が紡いできた軌跡の素晴らしさを表しているように感じますね。良い曲を出してくれて、ありがとうございます!
さらに、これまでのストーリーを絵本にしていたのが面白かったところ。ましろの夢が、こういう風に使われるなんて、なんか良いですよね。
また、今回は次回作の主人公プリキュアも出ましたが、バトンタッチのみの登場でした。「魔法つかい」以降、毎年最終話には次回作の主人公が本編に先行登場し続けていましたが、前作までとなりました。
ですが、出さなくて正解だったと思います。ここ近年、無理矢理登場させてた感が否めなかったですしね。バトンタッチで元気なあいさつをしてくれれば、それで十分です。
で、バトンタッチでは、次回作「わんだふるぷりきゅあ!」の主人公プリキュア「キュアワンダフル」が元気に可愛くあいさつしてくれました。いやー、キュアワンダフルは、キュートさに振り切れていて良かったですね!
次回作がますます楽しみになってきました。次回作も、多くのキャラの可愛さを堪能しつつ、時には色々とツッコんだり、キャラの心情を深く考えたりなどして、存分に作品を楽しみたいと思います!
今話の感想は、これで以上です。
これで、「ひろがるスカイ!プリキュア」の感想は全話書きました。途中、1か月半近く感想を休止しましたが、次回作が始まるまでに全話の感想を書けて良かったです。
ですが、これで満足はせず、後日、名セリフやメインキャラの感想などを語ろうと思っています。
2月11日までには挙げるつもりです。2月11日は、次回作の第2話放映日ですが、なるべく、次回作が始まる前には挙げられるよう努力します。もし興味がありましたら、まとめ記事もご覧下さいませ。
最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第50話(最終話)「無限にひろがる! わたしたちの世界!」の感想です。
~ Aパート ~
前話の続きです。アンダーグエナジーの海から「ダイジャーグ」が現れ、スカイ達は力を合わせて立ち向かいます。
スカイ達は苦もなくダイジャーグを追い詰めました。このままでは敵わないと思ったダイジャーグは、カイゼリン・アンダーグの元に。
「愛している・・・。あなたが必要だ・・・。」

「そして、あなたも、私が・・・。」
「いや、それは違う!」

「私には・・・、新たな友がいる!」


「お前はもう、必要・・・、ない!」


その後、ダイジャーグは、トンネルを開いて、どこかに移動しました。一体どこへ?
「そうだなあ・・・。もし、僕がアイツだとしたら、君達が行かれたら嫌な所・・・。」

「たとえば、そう・・・。」


「いけない・・・。」

「さあ、行くのねん! 行って、終わらせてくるのねん!」

「その傷・・・。」

「街は大丈夫だ。我らが協力して守りきった!」
「こんな傷、大した事ないのねん!」

「任せたぞ・・・。プリキュア!」


「行きましょう!」

「嘘でしょ!?」
「このタイミングで、なんでー!?」

私からすれば、最終決戦クライマックスにもかかわらず、そのギャグ顔は「なんでー!?」だよ。俺らのあざとくて優しい光は、最終話でもギャグで魅せてくれて、惚れ惚れするぜ!(笑)
「戦い過ぎって事?」
「まずいぞ、これは・・・。」

「落ち着いて下さい! プリキュアの力は、私達の胸の中にあります・・・。その力は、無限!」

「限界なんて、ありません!」

「誰かに取り憑こうとしているんですか?」

「無駄です!」

「だって、ここは、素晴らしい世界ですから! あなたの容れ物になるような、あなたの力を欲しがってるような人は、1人もいません!」




「見せてくれ・・・。お前達が信じる無限の力を!」

「ヒーローの・・・、」
『出番です(だよ)!』


『スカイミラージュ!』


『トーンコネクト!』

「ひろがるチェンジ!」


「スカイ!」

「無限に広がる青い空! キュアスカイ!」

「ふわり広がる優しい光! キュアプリズム!」

「天高く広がる勇気! キュアウィング!」

「アゲてひろがるワンダホー! キュアバタフライ!」

「降り立つ気高き神秘! キュアマジェスティ!」

「レディ・・・。」
『ゴー!』


『ひろがるスカイ!プリキュア!』


「ひーろーがーる・・・、」
『せかいパーンチ!』

「あなたはこう言う・・・。力がすべて・・・。でも! 私達は、もっと強いもので戦ってるんだ!」

「負けるものか・・・。世界を閉じて、同じ所でただ濁ってるだけのお前なんかに!」

「私達は広がっていく! アンタを超えて! 大きく広く!」

「私達は、絶対に負けない!」

「私達は! ひろがるスカイ!プリキュア!」


「みんな!」

『マジェスティクルニクルン!』

『プリキュア! マジェスティックハレーション!』

「これが最強の力・・・。私の負けだ・・・。」


「ハレワタッター・・・。」

「まだ信じられないや・・・。」
「終わったの?」
「本当に終わったんだよね?」
「終わらせたんだよ! 私達で!」

「帰りましょう! 私達の家に!」

~ Bパート ~
「まだか! プリンセスはまだ帰ってこないのか!」
「さっき通信で2時間も話したばかりではありませんか。」


「そういうそなただって、プリンセスの服、いくら何でも多過ぎでは?」
「つい・・・。」

まったくだよ。これ、出費額が半端ないだろ。私の全財産でも足りないだろうな・・・。
この費用は、国庫から出しているでしょうから、税金の大幅アップは避けられないでしょうね・・・。せっかく平和になったのに、スカイランド国民達、ご愁傷様です。(笑)

「なーにしてるのねん?」
「もう一度作り直してみたくなってな・・・。」

「かわゆいのねん! 俺達3人のも作ってほしいのねん!」

「悪いが、予約が入っている。キュアマジェスティのぬいぐるみを作るよう、プリンセス・エルから頼まれた。」
「スカイランドとの和平は長く続きそうですな。」


「おかしな奴らだ・・・。こんな私について来てくれるとは・・・。」

「なぜだ?」
「こうするのが正しいと思った。そんなところなのねん。」
「武人は二君に仕えず!」


「僕はもっと待遇の良い職場が見つかったら、普通にそっち行きますけどね・・・。」


「何か言ったのねん!」
「貴様、それでも武人か!」


まったくだよ、バッタモンダー。こんな健気で純粋で優し過ぎる女性の元で働けるとなったら、一生尽くすのが男ってもんだろ! なんなら無給で働いても・・・。
いや、駄目だな。あのダサい不良コスのまんまなのはな・・・。さすがにもう「いい歳こいて、不良コスプレしてみました! エヘ♪」が通用するほど、私は安っぽくありません! 「ろくに彼女も作らず、女の子向けアニメに何年もハマり続けてるお前が何言ってやがる!」というツッコミがきそうですが、聞かなかった事にしておきます。(笑)

「今日はここまで!」
『ありがとうございました!』

「隊長!」
「何だ?」

「あの、ソラは、いつ護衛隊に?」
「そろそろ向こうの世界から帰ってくると聞いてはいるが・・・。」


「待たせ過ぎだ・・・。」


「わ、私の訓練相手が務まるのは、ソラくらいですから!」
「ん? 相手なら私がするが?」


「副隊長は黙ってもらっていいですか?」
「何!」

「待っているぞ・・・。ヒーローガール・・・。」

ソラがスカイランドに帰るという事は、ソラシド市を離れる事に。となれば、ソラシド中学校の生徒でなくなる訳でもあり、ソラはクラスメイト達からお別れの言葉をかけられました。
少しして・・・、
「えへへ・・・。野球部の皆さんも書いてくれました!」
「良かったね、ソラちゃん!」
「はい!」

「寂しくない?」
「寂しくないって言ったら嘘になります・・・。でも、住む世界が変わるだけ・・・。トンネルを使えば、いつでも会えますから!」

〈ソラちゃんの言う通り、住む世界が変わるだけ・・・。トンネルを使えば、いつでも会える・・・。〉



「とっても綺麗!」
「プリンセス。ご自分の部屋の掃除は終わりましたか?」

「もうちょっとかな・・・。」
「散らかしっぱなしじゃ駄目ですよ? こちらの世界のことわざでも言うじゃありませんか。『立つ鳥跡を濁さず』って。」


「エル、赤ちゃんだから、分からないよ!」
「そういうズルも駄目です! 最強のプリンセスが、実はお片付けが苦手だなんて知ったら、スカイランドの国民の夢が壊れちゃいますよ?」


分かってないなあ、なぎツバ君。こんな可愛くて最強のお姫様が、片付けが苦手で汚部屋なんて知ったら、私からすれば、ギャップがあり過ぎて、めちゃくちゃ萌えるよ? しかも、部屋を掃除したら、ご褒美をたんまりもらえそうだし、なんなら膝枕に耳かきも要求しちゃうな。そういう思考に至らないなんて、まだまだ子供やのう、なぎツバ君。(お前のような変態な大人より100倍マシだ(笑))


「この見慣れた景色ともお別れですね・・・。」
「うん・・・。」

「ソラシド市・・・。落ちてきたのが、この街で良かった・・・。本当に、良かった・・・。」



〈住む世界が変わるだけ・・・。トンネルを使えば、いつでも会える・・・。どんなに離れていたって、私達は友達だし! 一緒に過ごした時間がなくなっちゃう訳じゃない・・・。〉


〈でも・・・、それでも、やっぱり寂しいよ・・・。お別れなんて、寂しいよ・・・。〉




「長い間、お世話になりました。」
「こちらこそ、お世話になりました。」


「私とソラをこの家に受け入れてくれた時、ヨヨさんは、どこまで知っていたの?」
「スカイランドの様子は、ミラーパッドで時々観察していたから、あなたが空から降りてきた事や、神秘的な存在のお使いであろう事は、薄々・・・。」


「でもね、一緒に暮らそうと決めたのは、そんな理由じゃないわ。」


「いい子達だって、一目で分かったからよ!」

「ましろ・・・。ギュッとして・・・。」

「あったかい・・・。大好きだよ、ましろ・・・。」
「私もだよ、エルちゃん・・・。」

「私もどっちも大好き!」
「うん!」

「あげはさん・・・。」


「お弁当、ありがとうございます。向こうでいただきます。」
「美味しいよ! また食べたくなったら、いつでも遊びにおいで!」


「はい。」
「で、少年。これからどうするの?」

「賢者を名乗るには、ボクは、まだ知識も経験も足りていません・・・。なので、しばらく、スカイランドを旅して回って、見聞を広めようかと!」

「へー、楽しそう! 私も一緒に行きたいな! あ! なんなら、車出す? なんてね!」

「少年の夢が、全部叶いますように・・・。」

「ボク、あげはさんに言ってない夢が1つあるんです。」
「何?」


「あげはさんみたいに、カッコいい大人になりたい!」

「ボク達、良いコンビでしたよね?」
「うん・・・。タイタニックレインボーは、私とツバサ君しかできない、最高で最強の技だった!」



「はい!」

「ツバサ・・・。」

「行きましょう、プリンセス・・・。」
「うん・・・。」

「バイバイ、あげは!」


「やっぱり、スカイランドに帰るの、明日にしない?」


「明日お休みだから、くもパン焼くよ! ね! それが無理なら、これから一緒に夜ご飯食べて・・・。」
「ましろさん。」



「変、だよね・・・。分かってるよ・・・。」

「住む世界が変わるだけ・・・。トンネルを使えば、いつでも会える・・・。」

「それに、どんなに離れていたって・・・。」

「どんなに離れていたって、私達はプリキュアです・・・。」

「これまで何回手を繋いたか、憶えていますか?」


「私のヒーロー手帳によると、なんと142回! ・・・なんて、これは冗談ですけど・・・。」


「ましろさんの笑顔が大好きです・・・。だから、笑ってお別れしましょう・・・。」

「やっぱり、ソラちゃんはヒーローだよ・・・。本当に強くて、カッコいい・・・。」
「そうじゃないって、ましろさんが一番知ってるクセに・・・。」

〈こうして、私達の長い冒険は、終わりました・・・。〉


〈私、絵本を描く事にしました! それは、空から降りてきた不思議な赤ちゃんと、その子を守るヒーローガールと、そして、普通過ぎる女の子のお話。その仲間は、空を飛ぶ勇敢な男の子と、優しくてカッコいいお姉さん!〉





「おはようございます! ましろさん!」
「ど、どういう事!?」


「遊びに来ちゃいました!」
「昨日大げさにお別れしたばかりで、ちょっと恥ずかしいですけど・・・。」
「ねえ、朝ご飯食べよ? 私、お腹空いちゃった・・・。」

「え!? プリンセス!?」

「ましろん!」
「うん!」

〈冒険は終わっても、私達の物語は、ずっと、ずーっと広がり続けていく・・・。この空みたいに、無限に輝きながら!〉






「危ない場所に1人で行っては、めっ! ですよ!」
「うん! 助けてくれてありがとう!」

「ヒーローさん、あなたのお名前は?」
「キュアスカイ!」

これにて、「ひろがるスカイ!プリキュア」は終わりです。
その後は、最終回恒例の次回作へのバトンタッチがありました。
「皆さん! 1年間、ありがとうございました! 今日は新しいお友達を紹介します!」

「ワン! ワン! こんにちはー!」
「元気いっぱいですね!」


「よいしょ! 私、キュアワンダフル! みんなと沢山遊びたいな!」

「これからよろしくお願いします! キュアワンダフル!」
「うん! よろしくね!」

「では!」
「ワン!」


「ひろがる世界に、ホップ!」
『ステップ!』


『ジャーンプ!』


【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
涙の別れはあったものの、多くのキャラが笑顔で締めた、素敵な最終話だった!
1年間、笑いと癒しと感動をありがとう! ひろがるスカイ!プリキュア!
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。
ラスボス・ダイジャーグとの決着は、終始プリキュア側が優勢だったため、あっさり終わった感がありますが、Bパートは、メインキャラ達の別れの描写にかなり力が入っていたように思い、これぞ最終話だと深々と感じました。
それにしても、スキアヘッド・・・。この期に及んでカイゼリンに対して「愛している」とか、お前、救いようのないバカだろ・・・。
いくらカイゼリンが健気で純粋で優し過ぎる性格だからといっても、自分の野望のために300年も酷い目に遭わせて、愛が嘘なんて言っちゃったら、そりゃ、拒絶されるに決まってるわ。初登場時に感じた得体の知れない不気味さは、どこへとやら。もはや、ただの小物にしか見えなくなっちゃいましたね。(笑)
一方で、カイゼリンは「私には・・・、新たな友がいる!」と言っていたのが熱かったですね。ダイジャーグに取り込まれる少し前に、力以外の信じるものを見つけられたのが良かったところ。
もし見つけられてなかったら、スキアヘッドを拒絶する気持ちはあっても、ヤツの力を押し返せず、再びヤツに利用されて、バッドエンドを迎えかねなかったでしょう。そう思うと、ソラ達と友達になれて良かったわ・・・、本当に・・・。
戦いの舞台がソラシド市に移ってからは、ヒーローガールスカイパンチの5人バージョン「ひろがるせかいパンチ」が「すごい名前だな・・・」と感じました。
なるほど。「ヒーローガール」と「ひろがる(広がる)」をかけただけでなく、「スカイ」を一字変えたら「せかい(世界)」になるという事から、あの名前にしたのか・・・。まさかそこまで考えて、「ヒーローガールスカイパンチ」という技名を考えたんでしょうか。だとしたら、「スタッフ様達は天才過ぎて惚れる!」と拍手を送りたいですね。
Bパートに入って、前半は、スカイランド、アンダーグ帝国、それぞれの平和な日常が展開され、後半では、メインキャラ達の別れが濃く描かれました。特に、ましろは、かなり気合を入れて描かれていたように思いますね。
「いつかは離れ離れになる日が来る・・・。でも、それは、今日じゃないよ?」とソラに優しく告げた時もありましたけど、いざ、その時を迎えると、やっぱり辛いでしょうね・・・。突然同い年の異世界人と会って友達になり、一緒に過ごす事にもなって、一緒にヒーローとして活躍し、そして、世界まで救ったのですし。もちろん、それだけではなく、自分のペースで色んな事に頑張っては、自信や成長を手にし、絵本作家になる夢まで見つけました。
ソラと出会ってからは、ものすごく充実して、楽しくて、幸せな日々を過ごしてきたとなれば、まだまだソラと一緒にいたい気持ちは強いでしょうし、ここでソラと別れる現実に耐えられずに泣いちゃうのも当然だと思います。
友達と別れたくない気持ちは、ソラも同じ事。しかも、ましろは、ソラにとって初めての友達ですので、その気持ちはましろよりも大きかったんじゃないかと思います。
だけど、ソラは、ましろの笑顔が大好きだから、笑ってお別れしたいと、現実を受け入れて泣く事はありませんでした。まあ、ましろが泣いたのを見て、つられて涙を流しちゃうんですけどね。
普段はカッコ良くても、本質的な部分は普通の女の子なんですから、泣いたっていいんですよね。互いに涙は流したものの、笑顔で、ソラとましろは別れました。
だけど、もう翌日には再会しちゃうという。(笑)
過去作には長い日々を経ての感動的な再会を描いたものもありますが、今作は「ずーっといっちょ! ずーっとなかよち!」を重きに置きたかったって事なんですかね。こうあっさり再会するのも、まあ悪くはないと思います。
エンディングは、前期エンディング「ヒロガリズム」の歌い手がプリキュア5人バージョンの「ヒロガリズム~Precure Quintet Ver.~」。
スカイ、プリズム、ウィング、バタフライが歌う4人バージョンは後期主題歌シングルに収録されているのですが、今回の5人バージョンは公開されておらず、最終話ならではのとっておきといった感じですね。
静かな曲調の後期エンディングよりも、明るい曲調の前期エンディングの方が、最後を締めるにふさわしいと思いますし、それをメインキャラ達が歌うのは、5人が紡いできた軌跡の素晴らしさを表しているように感じますね。良い曲を出してくれて、ありがとうございます!
さらに、これまでのストーリーを絵本にしていたのが面白かったところ。ましろの夢が、こういう風に使われるなんて、なんか良いですよね。
また、今回は次回作の主人公プリキュアも出ましたが、バトンタッチのみの登場でした。「魔法つかい」以降、毎年最終話には次回作の主人公が本編に先行登場し続けていましたが、前作までとなりました。
ですが、出さなくて正解だったと思います。ここ近年、無理矢理登場させてた感が否めなかったですしね。バトンタッチで元気なあいさつをしてくれれば、それで十分です。
で、バトンタッチでは、次回作「わんだふるぷりきゅあ!」の主人公プリキュア「キュアワンダフル」が元気に可愛くあいさつしてくれました。いやー、キュアワンダフルは、キュートさに振り切れていて良かったですね!
次回作がますます楽しみになってきました。次回作も、多くのキャラの可愛さを堪能しつつ、時には色々とツッコんだり、キャラの心情を深く考えたりなどして、存分に作品を楽しみたいと思います!
今話の感想は、これで以上です。
これで、「ひろがるスカイ!プリキュア」の感想は全話書きました。途中、1か月半近く感想を休止しましたが、次回作が始まるまでに全話の感想を書けて良かったです。
ですが、これで満足はせず、後日、名セリフやメインキャラの感想などを語ろうと思っています。
2月11日までには挙げるつもりです。2月11日は、次回作の第2話放映日ですが、なるべく、次回作が始まる前には挙げられるよう努力します。もし興味がありましたら、まとめ記事もご覧下さいませ。
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