
今話の名セリフ:「こうやって私の傍にこころがいてくれるのが、一番幸せな事なの・・・。」
「キミとアイドルプリキュア♪」第14話「お母さんへ ~こころからのメッセージ~」の感想です。
~ オープニング前 ~
今日は、母の日。日曜日ですが、こころの母・愛は、今日も仕事があり、朝早くに家を出ました。
それからしばらくして、こころは、街に出かけて、カーネーションを買います。今日は母の日という事で、店員は、メッセージカートをつけてくれました。
カーネーションを買い終えたこころは、メッセージカードに何を書くか悩みました。
~ Aパート ~
少しして、こころは、グリッターを訪れ、メッセージカードに何を書いたらいいか、うた達に相談しました。
ななは、母との思い出で一番心キュンキュンした事を思い出してみるのはどうかとアドバイス。こころは、良い考えだと感じ、グリッターを出ました。
その後、プリルンは、母の日がどんな日なのか聞き、うたが簡単に説明。
「そういえば、プリルン達のお母さんって・・・。」
「私がご説明しましょう。」

「キラキランドでは、みんな、ビッグキラキラリボンのキラキラを沢山浴びたキラキラの木から生まれてくるのです。」

「メルヘンチックだね・・・。」
「すっごくキラキラプリ! とっても素敵プリ!」

「って事は、プリルン達のお母さんは、木?」
「え? いや、そういう訳ではなくて・・・。何というか、あの・・・。」

「そういう訳ではなくて」じゃなくて、ぶっちゃけ、木やろ? まあ、今話を見ている親御さんにとっては、子供達から「わたしって、どうやってうまれたの?」って聞かれた時に、「キラキラの木から生まれたんだよ」と安心して答える事ができ、良いネタになったでしょう。(笑)
〈お母さんにしてもらって、心キュンキュンした事・・・。〉



[こころ!]
[お母さん!]

[遅くなって、ごめんね・・・。]
[ううん・・・。]



[さあ、お家に帰ろう。]


[ねえねえ、お母さん。今日のご飯、何かな?]
[今日は、こころの大好きなピーマンの肉詰めだよ!]
[やったー!]

「そうだ! 今日は私がお母さんをお迎えに行こう!」

しばらくして、愛を迎えに行ったこころ。
しかし、ちょうどその時、ザックリーが愛に目をつけ、クラヤミンダーを生み出しました。

こころはプリキュアに変身します。
バトルスタート。一刻も早く母を助けたいキュンキュンですが、クラヤミンダーの攻撃が激しく、なかなか攻める事ができません。
少しして、クラヤミンダーの攻撃が当たりそうになり・・・。
~ Bパート ~
ちょうどその時、アイドルとウインクが助けに来ました。クラヤミンダーの攻撃は、ウインクバリアで防ぎました。
ですが、クラヤミンダーの攻撃の激しさは変わらず、プリキュアが2人増えても優勢にはなりません。
「私、突撃します!」
「え!?」
「そんなの危ないよ!」

「それでもいきます!」

「お母さんは、いつだって沢山、私のために頑張ってくれてるんです!」


「お料理苦手なのに、いつもお弁当作ってくれたり・・・。」

「お仕事大変なのに、宿題見てくれたり・・・。」

「いつも私の傍にいてくれて、私が寂しくないようにって・・・。」

「だから、私も頑張りたい! お母さんのキラキラを守りたいんです!」


キュンキュンの気持ちを知ったアイドルとウインクは、キュンキュンをフォローする形に。アイドルとウインクがクラヤミンダーを引き付け、その隙に、キュンキュンが攻撃する作戦に出ます。
作戦は上手くいき、キュンキュンは、クラヤミンダーに近付く事に成功しました。
「今日は絶対、お母さんに・・・。」


「いつもありがとうって、伝えるんだから!」

「キュンキュンレーザー!」



「キュンキュン!」
「頑張れプリー!」


〈お母さん・・・。〉









〈伝えたい事が沢山あり過ぎちゃって・・・。〉

〈一番心キュンキュンした思い出・・・。〉

〈お母さんにしてもらって心キュンキュンした事・・・。〉

〈いつも私の傍にいてくれて、私が寂しくないようにって・・・。〉

〈今日は、母の日・・・。今日は絶対、お母さんに、いつもありがとうって伝えるんだから!〉


[こころ・・・。]

「いっけー!」

「お母さん、大好きだよー!」



クラヤミンダーにダメージを与えたところを、ハイエモーション。クラヤミンダーをやっつけました。
「ケッ・・・。ザックリ、いい話じゃねぇか・・・。」

「私、なんでこんな所で寝て・・・。」

「って、ええ!? もうこんな時間! 急がなきゃ!」

「よかった・・・。」
「やったね、キュンキュン!」
「はい! お2人のおかげです! ありがとうございました!」

「母の日はまだ終わってないよ!」
「そうだね! 早く帰らないと!」

「あ、そうでした・・・。それじゃ、お言葉に甘えて、お先に失礼します!」


「ただいま!」

「お母さん?」

「お祖母ちゃん? お祖父ちゃん?」



『こころ! お誕生日おめでとう!』


「今日、私の誕生日・・・。」

「忘れてた・・・。」

「っていうか、うた先輩! なな先輩! なんでここに!?」

「実は、こころのお母さんから、うちのお店にオードブルの注文をもらってたんだ!」
「それで、うたちゃんが、一緒にサプライズパーティー開きませんかって、こころちゃんのお母さん達に提案してくれたの!」

「そう! という訳で!」
『はい! プレゼント!』

「開けていいですか!?」
「もちろん!」



「プリティアップフレグランス! 私達とお揃いだよ!」

「綺麗・・・。見てるだけで、すっごく心キュンキュンしてます!」

「ここちゃん。これは私達から。」
「ありがとう!」

「私からも・・・。はい! お誕生日おめでとう!」

「ありがと・・・。」


「ありがとう!」
「最近すごくハマってるでしょ?」
「うん!」

「みんな、ありがとう!」

「今日は、こころの大事な日だから、急いで帰ってきたけど、ちょっと遅くなっちゃった・・・。ごめんね・・・。」

「わ、私も・・・。今日は母の日だから、プレゼント・・・。これ・・・。」


「ありがとう! 素敵なカーネーションね!」

「本当は、メッセージカードとかお迎えとか、色々考えてたんだけど、上手くできなくて・・・。」

「私のために色々考えてくれただけで、とっても嬉しいよ・・・。それに・・・。」


「こうやって私の傍にこころがいてくれるのが、一番幸せな事なの・・・。」

「こころは私の・・・、私とお父さんの宝物だから!」


『生まれてきてくれて、ありがとう・・・。』



「いつでもどこでも、お父さんも、私達の事見守ってくれてるからね・・・。」

「お母さん・・・。ずっと一緒だよ・・・。いつもありがとう・・・。」

「こちらこそ、ありがとうね!」



「みんな、とってもキラキラプリ!」


「ねえたま、いつもありがとうなのメロ・・・。」
「プリルンはお母さんじゃないプリ?」

「なんとなく言いたくなったのメロ・・・。駄目だったメロ?」
「駄目じゃないプリ! プリルンからもありがとうプリ!」



「じゃあ、みんなで写真撮ろうよ! 集まって!」


「5秒タイマーだからね! いっくよー!」



今回は、これで終了です。
今話のエンドカード
今話放映日であった5月11日は、こころの誕生日! 放映日と誕生日が重なり、しかも、本編で誕生日を祝われたのは、すごく久しぶりの事。良い時に祝われて良かったと思います。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
母の日の話に、父親のいない娘の誕生日が祝われるとか・・・、くっ・・・、こんなの・・・、感動するしかないじゃないか・・・。
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。こころが好きな視聴者にとっては、神回だったでしょう。
過去作を振り返ると、母の日回は、まあまああるのですが、メインキャラの誕生日も重なったのは今作が初めての事。それゆえに、今回は、かなり入念に話を作ったんじゃないかと思いますね。所々の描写で、大きな感動を生み出すための工夫が凝らされていたように感じました。
こころの誕生日は5月11日という設定ですが、これは、今話の感動度を生み出す工夫だったと感じています。
誕生日が設定されている「プリキュア」のメインキャラの多くは、誕生日と深い関連性があるのですが(たとえば、うたの誕生日である3月27日は「さくらの日」、前作主人公・こむぎの誕生日である5月13日は「愛犬の日」)、5月11日って、こころと関連した要素がないんですよね。
推測ですが、こころの誕生日を5月11日としたのは、今年の母の日が5月11日だったからでしょう。今作は、母の日にちなんだ話を設け、メインキャラの誕生日も祝おう、という案がだいぶ前からあって、誕生日を祝われるキャラをこころに選び、こころの誕生日を5月11日にしたんじゃないかと思いますね。もし、今年の母の日が5月10日だったら、こころの誕生日も5月10日にしていたかもしれないでしょう。
また、今話は、こころの母・愛が娘のために精一杯頑張っている姿が多く描かれ、今話の感動度を大いに上げたと思います。
「精一杯頑張っている」と言っても、愛からすれば、母親の当たり前であって、大した事ではないと思っているのかもしれませんが、亡くなった夫・信二の分まで娘に深く愛情を注げているのは、すごい事だと思いますね。「プリキュア」では時々「母は強し」と感じる事があるのですが、今話を見終えて、改めてそう感じました。
今話までの愛を見た感じでは、仕事に忙しいという印象が強いですね。こころが朝食をとる前には出勤し、休日に仕事が入る事もあれば、こころが保育園に通っていた頃は、こころを迎えに来た時間は夜になっていたほどですし。
こころの宿題を見ていた回想シーンでも、うつらうつらとしていて、懸命に仕事に取り掛かっていた事がうかがえるでしょう。こころが就寝する前に帰ってこれなかった事も結構あったように思います。
そんなに忙しいのであれば、一緒に住んでいる祖父母にこころの面倒を見てもらい、自分は心置きなく仕事に取り組むという選択もありそうですが、それでも、可能な限り、こころに付き添って、沢山の愛情を注ぐ道を選んだのでしょうね。
それは、信二の早過ぎる死が影響しているのでしょう。こころが、父の死を引きずり過ぎないよう、自分が信二の分まで精一杯こころを愛し、元気な子に育ってもらう。信二が死を迎えた直後、愛は、そう覚悟を決めたんじゃないかと思いますね。信二が亡くなる少し前に、愛は信二から、こころの事を託されていたかもしれず、それも響いてそうですね。
それに、子供にとって、母親は、誰よりも安心できる存在です。人は誰しも、生まれてくる前は、母親の胎内で守られている訳ですし。
それを重々理解しているから、たとえ仕事で忙しくても、料理が得意でなくても、人一倍こころを愛しようと努めているのだと思いますね。やはり、「プリキュア」の母親は強い!
あと、幼少時の回想で、こころはピーマンの肉詰めが大好きだと明かされていましたが、これも、「デリシャスパーティ」の、ある話を思い出させる、面白ポイントだったと感じています。
こころの声役・高森奈津美さんといえば、「デリシャスパーティ」のコメコメの声役も務めていました。そのコメコメは、ピーマンが嫌いだったのが、周りの協力で克服できたんですよね。それも、ピーマンの肉詰めを食べた事で克服できたという。
こころがピーマンの肉詰めが大好きなのは、この話を活かしたのかもしれませんね。もしかしたら、そんな事はなく、単なる偶然なのかもしれませんが、面白い想像ができて、上手い設定付けをしたと感じています。
感動度の大きい今話でしたが、欲を言えば、クラヤミンダーのトドメは、合体技・ハイエモーションではなく、キュンキュンの単独技・キュンキュンビートにしてほしかったですかね。こころメインの母の日回でしたので、キュンキュンの最高のキラキラを、クラヤミンダーに閉じ込められた母に届ける展開の方がすごく良かったんじゃないかと、私は思いますね。
ただ、クラヤミンダーが初めて登場したのは、ほんの3話前。もし、ここで単独技でやっつけちゃうと、クラヤミンダーはマックランダーよりも強い怪物だという印象が薄れかねません。そう考えると、オマケする訳にはいかなかったのでしょう。
キュンキュン単独でケリをつけて、自身の誕生日と母の日に花を添えてほしかったと思う一方で、クラヤミンダーは単独技が通用しないほどの強いヤツだし仕方ないかな、と思うところもあり、複雑ですね。
今回は、こころの誕生日と母の日が重なっためでたい話でしたが、この先何度もそういう日を迎えるでしょう。(15年に1~3回来ます)
そして、いつしか、こころもお母さんになって、母の日と自分の誕生日をダブルで祝われる時が来るでしょう。最終回までに描かれる事はないと思いますが、そういう日を迎えて、こころには大きな幸せをつかんでほしいな、と強く感じました。
さて、次回は、今話の大きな感動とはうってかわって、ギャグ度が強めの話。ツッコミをドンドン書き残したくてウズウズしています。(笑)
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「キミとアイドルプリキュア♪」第14話「お母さんへ ~こころからのメッセージ~」の感想です。
~ オープニング前 ~
今日は、母の日。日曜日ですが、こころの母・愛は、今日も仕事があり、朝早くに家を出ました。
それからしばらくして、こころは、街に出かけて、カーネーションを買います。今日は母の日という事で、店員は、メッセージカートをつけてくれました。
カーネーションを買い終えたこころは、メッセージカードに何を書くか悩みました。
~ Aパート ~
少しして、こころは、グリッターを訪れ、メッセージカードに何を書いたらいいか、うた達に相談しました。
ななは、母との思い出で一番心キュンキュンした事を思い出してみるのはどうかとアドバイス。こころは、良い考えだと感じ、グリッターを出ました。
その後、プリルンは、母の日がどんな日なのか聞き、うたが簡単に説明。
「そういえば、プリルン達のお母さんって・・・。」
「私がご説明しましょう。」


「キラキランドでは、みんな、ビッグキラキラリボンのキラキラを沢山浴びたキラキラの木から生まれてくるのです。」


「メルヘンチックだね・・・。」
「すっごくキラキラプリ! とっても素敵プリ!」


「って事は、プリルン達のお母さんは、木?」
「え? いや、そういう訳ではなくて・・・。何というか、あの・・・。」


「そういう訳ではなくて」じゃなくて、ぶっちゃけ、木やろ? まあ、今話を見ている親御さんにとっては、子供達から「わたしって、どうやってうまれたの?」って聞かれた時に、「キラキラの木から生まれたんだよ」と安心して答える事ができ、良いネタになったでしょう。(笑)
〈お母さんにしてもらって、心キュンキュンした事・・・。〉





[こころ!]
[お母さん!]


[遅くなって、ごめんね・・・。]
[ううん・・・。]



[さあ、お家に帰ろう。]


[ねえねえ、お母さん。今日のご飯、何かな?]
[今日は、こころの大好きなピーマンの肉詰めだよ!]
[やったー!]

「そうだ! 今日は私がお母さんをお迎えに行こう!」

しばらくして、愛を迎えに行ったこころ。
しかし、ちょうどその時、ザックリーが愛に目をつけ、クラヤミンダーを生み出しました。

こころはプリキュアに変身します。
バトルスタート。一刻も早く母を助けたいキュンキュンですが、クラヤミンダーの攻撃が激しく、なかなか攻める事ができません。
少しして、クラヤミンダーの攻撃が当たりそうになり・・・。
~ Bパート ~
ちょうどその時、アイドルとウインクが助けに来ました。クラヤミンダーの攻撃は、ウインクバリアで防ぎました。
ですが、クラヤミンダーの攻撃の激しさは変わらず、プリキュアが2人増えても優勢にはなりません。
「私、突撃します!」
「え!?」
「そんなの危ないよ!」

「それでもいきます!」

「お母さんは、いつだって沢山、私のために頑張ってくれてるんです!」



「お料理苦手なのに、いつもお弁当作ってくれたり・・・。」


「お仕事大変なのに、宿題見てくれたり・・・。」


「いつも私の傍にいてくれて、私が寂しくないようにって・・・。」


「だから、私も頑張りたい! お母さんのキラキラを守りたいんです!」



キュンキュンの気持ちを知ったアイドルとウインクは、キュンキュンをフォローする形に。アイドルとウインクがクラヤミンダーを引き付け、その隙に、キュンキュンが攻撃する作戦に出ます。
作戦は上手くいき、キュンキュンは、クラヤミンダーに近付く事に成功しました。
「今日は絶対、お母さんに・・・。」


「いつもありがとうって、伝えるんだから!」

「キュンキュンレーザー!」




「キュンキュン!」
「頑張れプリー!」



〈お母さん・・・。〉














〈伝えたい事が沢山あり過ぎちゃって・・・。〉

〈一番心キュンキュンした思い出・・・。〉


〈お母さんにしてもらって心キュンキュンした事・・・。〉


〈いつも私の傍にいてくれて、私が寂しくないようにって・・・。〉

〈今日は、母の日・・・。今日は絶対、お母さんに、いつもありがとうって伝えるんだから!〉



[こころ・・・。]

「いっけー!」

「お母さん、大好きだよー!」





クラヤミンダーにダメージを与えたところを、ハイエモーション。クラヤミンダーをやっつけました。
「ケッ・・・。ザックリ、いい話じゃねぇか・・・。」

「私、なんでこんな所で寝て・・・。」

「って、ええ!? もうこんな時間! 急がなきゃ!」

「よかった・・・。」
「やったね、キュンキュン!」
「はい! お2人のおかげです! ありがとうございました!」

「母の日はまだ終わってないよ!」
「そうだね! 早く帰らないと!」

「あ、そうでした・・・。それじゃ、お言葉に甘えて、お先に失礼します!」


「ただいま!」

「お母さん?」

「お祖母ちゃん? お祖父ちゃん?」



『こころ! お誕生日おめでとう!』


「今日、私の誕生日・・・。」


「忘れてた・・・。」

「っていうか、うた先輩! なな先輩! なんでここに!?」

「実は、こころのお母さんから、うちのお店にオードブルの注文をもらってたんだ!」
「それで、うたちゃんが、一緒にサプライズパーティー開きませんかって、こころちゃんのお母さん達に提案してくれたの!」


「そう! という訳で!」
『はい! プレゼント!』

「開けていいですか!?」
「もちろん!」




「プリティアップフレグランス! 私達とお揃いだよ!」


「綺麗・・・。見てるだけで、すっごく心キュンキュンしてます!」

「ここちゃん。これは私達から。」
「ありがとう!」

「私からも・・・。はい! お誕生日おめでとう!」

「ありがと・・・。」



「ありがとう!」
「最近すごくハマってるでしょ?」
「うん!」


「みんな、ありがとう!」

「今日は、こころの大事な日だから、急いで帰ってきたけど、ちょっと遅くなっちゃった・・・。ごめんね・・・。」

「わ、私も・・・。今日は母の日だから、プレゼント・・・。これ・・・。」


「ありがとう! 素敵なカーネーションね!」

「本当は、メッセージカードとかお迎えとか、色々考えてたんだけど、上手くできなくて・・・。」


「私のために色々考えてくれただけで、とっても嬉しいよ・・・。それに・・・。」


「こうやって私の傍にこころがいてくれるのが、一番幸せな事なの・・・。」

「こころは私の・・・、私とお父さんの宝物だから!」



『生まれてきてくれて、ありがとう・・・。』



「いつでもどこでも、お父さんも、私達の事見守ってくれてるからね・・・。」

「お母さん・・・。ずっと一緒だよ・・・。いつもありがとう・・・。」

「こちらこそ、ありがとうね!」




「みんな、とってもキラキラプリ!」



「ねえたま、いつもありがとうなのメロ・・・。」
「プリルンはお母さんじゃないプリ?」

「なんとなく言いたくなったのメロ・・・。駄目だったメロ?」
「駄目じゃないプリ! プリルンからもありがとうプリ!」




「じゃあ、みんなで写真撮ろうよ! 集まって!」



「5秒タイマーだからね! いっくよー!」





今回は、これで終了です。

今話放映日であった5月11日は、こころの誕生日! 放映日と誕生日が重なり、しかも、本編で誕生日を祝われたのは、すごく久しぶりの事。良い時に祝われて良かったと思います。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
母の日の話に、父親のいない娘の誕生日が祝われるとか・・・、くっ・・・、こんなの・・・、感動するしかないじゃないか・・・。
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。こころが好きな視聴者にとっては、神回だったでしょう。
過去作を振り返ると、母の日回は、まあまああるのですが、メインキャラの誕生日も重なったのは今作が初めての事。それゆえに、今回は、かなり入念に話を作ったんじゃないかと思いますね。所々の描写で、大きな感動を生み出すための工夫が凝らされていたように感じました。
こころの誕生日は5月11日という設定ですが、これは、今話の感動度を生み出す工夫だったと感じています。
誕生日が設定されている「プリキュア」のメインキャラの多くは、誕生日と深い関連性があるのですが(たとえば、うたの誕生日である3月27日は「さくらの日」、前作主人公・こむぎの誕生日である5月13日は「愛犬の日」)、5月11日って、こころと関連した要素がないんですよね。
推測ですが、こころの誕生日を5月11日としたのは、今年の母の日が5月11日だったからでしょう。今作は、母の日にちなんだ話を設け、メインキャラの誕生日も祝おう、という案がだいぶ前からあって、誕生日を祝われるキャラをこころに選び、こころの誕生日を5月11日にしたんじゃないかと思いますね。もし、今年の母の日が5月10日だったら、こころの誕生日も5月10日にしていたかもしれないでしょう。
また、今話は、こころの母・愛が娘のために精一杯頑張っている姿が多く描かれ、今話の感動度を大いに上げたと思います。
「精一杯頑張っている」と言っても、愛からすれば、母親の当たり前であって、大した事ではないと思っているのかもしれませんが、亡くなった夫・信二の分まで娘に深く愛情を注げているのは、すごい事だと思いますね。「プリキュア」では時々「母は強し」と感じる事があるのですが、今話を見終えて、改めてそう感じました。
今話までの愛を見た感じでは、仕事に忙しいという印象が強いですね。こころが朝食をとる前には出勤し、休日に仕事が入る事もあれば、こころが保育園に通っていた頃は、こころを迎えに来た時間は夜になっていたほどですし。
こころの宿題を見ていた回想シーンでも、うつらうつらとしていて、懸命に仕事に取り掛かっていた事がうかがえるでしょう。こころが就寝する前に帰ってこれなかった事も結構あったように思います。
そんなに忙しいのであれば、一緒に住んでいる祖父母にこころの面倒を見てもらい、自分は心置きなく仕事に取り組むという選択もありそうですが、それでも、可能な限り、こころに付き添って、沢山の愛情を注ぐ道を選んだのでしょうね。
それは、信二の早過ぎる死が影響しているのでしょう。こころが、父の死を引きずり過ぎないよう、自分が信二の分まで精一杯こころを愛し、元気な子に育ってもらう。信二が死を迎えた直後、愛は、そう覚悟を決めたんじゃないかと思いますね。信二が亡くなる少し前に、愛は信二から、こころの事を託されていたかもしれず、それも響いてそうですね。
それに、子供にとって、母親は、誰よりも安心できる存在です。人は誰しも、生まれてくる前は、母親の胎内で守られている訳ですし。
それを重々理解しているから、たとえ仕事で忙しくても、料理が得意でなくても、人一倍こころを愛しようと努めているのだと思いますね。やはり、「プリキュア」の母親は強い!
あと、幼少時の回想で、こころはピーマンの肉詰めが大好きだと明かされていましたが、これも、「デリシャスパーティ」の、ある話を思い出させる、面白ポイントだったと感じています。
こころの声役・高森奈津美さんといえば、「デリシャスパーティ」のコメコメの声役も務めていました。そのコメコメは、ピーマンが嫌いだったのが、周りの協力で克服できたんですよね。それも、ピーマンの肉詰めを食べた事で克服できたという。
こころがピーマンの肉詰めが大好きなのは、この話を活かしたのかもしれませんね。もしかしたら、そんな事はなく、単なる偶然なのかもしれませんが、面白い想像ができて、上手い設定付けをしたと感じています。
感動度の大きい今話でしたが、欲を言えば、クラヤミンダーのトドメは、合体技・ハイエモーションではなく、キュンキュンの単独技・キュンキュンビートにしてほしかったですかね。こころメインの母の日回でしたので、キュンキュンの最高のキラキラを、クラヤミンダーに閉じ込められた母に届ける展開の方がすごく良かったんじゃないかと、私は思いますね。
ただ、クラヤミンダーが初めて登場したのは、ほんの3話前。もし、ここで単独技でやっつけちゃうと、クラヤミンダーはマックランダーよりも強い怪物だという印象が薄れかねません。そう考えると、オマケする訳にはいかなかったのでしょう。
キュンキュン単独でケリをつけて、自身の誕生日と母の日に花を添えてほしかったと思う一方で、クラヤミンダーは単独技が通用しないほどの強いヤツだし仕方ないかな、と思うところもあり、複雑ですね。
今回は、こころの誕生日と母の日が重なっためでたい話でしたが、この先何度もそういう日を迎えるでしょう。(15年に1~3回来ます)
そして、いつしか、こころもお母さんになって、母の日と自分の誕生日をダブルで祝われる時が来るでしょう。最終回までに描かれる事はないと思いますが、そういう日を迎えて、こころには大きな幸せをつかんでほしいな、と強く感じました。
さて、次回は、今話の大きな感動とはうってかわって、ギャグ度が強めの話。ツッコミをドンドン書き残したくてウズウズしています。(笑)
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。