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「はねバド!」感想 Part3

2018年08月11日 | はねバド!、中間管理録トネガワ
 「はねバド!」の感想記事の第3回目です。
 これまでは、「中間管理録トネガワ」とセットで感想を述べていましたが、「はねバド!」だけで感想量が多くなりましたので、今回は、「はねバド!」のみの感想とします。「中間管理録トネガワ」の感想は後日挙げます。

 今回は、第4話から第6話について語ります。なお、感想記事2回目は、こちらになります。


 まずは、第4話「私も今、迷子なんだ」と、第5話「一人じゃないよ」の2話続けていきます。
 4話と5話は、宮城県の強豪「フレゼリシア女子短大付属高校」バドミントン部、略して、「フレ女」との練習試合回。「仲間」の意義を考えさせてくれる良回だったと思います。

 フレ女の代表的なキャラといえば・・・、
   
 こちらは「志波姫唯華」(しわひめゆいか)。フレ女のキャプテンです。
 部員を家族と思いながら温かく接し、周りからの信頼も厚く、これといった弱点のないプレースタイル。私的には、原作における最強キャラと見ています。
 まあ、残念ながら、4話と5話はさほど目立ちませんでしたが・・・。終盤になれば、綾乃やなぎさの強敵として出番が多く回ってきますかね?

   
 こちらは「コニー・クリステンセン」。デンマーク出身で、プロとしても活躍しています。
 4話と5話は、彼女がだいぶ目立ってましたね。また、原作と比べて、かなり印象が変わりました。

 バドミントンは個人競技。野球やサッカーのような多人数同士で対戦するようなスポーツでありません。 
 団体戦もあるにはありますが、それは、いくつか設けられたシングルスとダブルスのゲームの中で規定数勝った方が勝利というものであり、ある意味、個人戦の延長的なものです。(誰をどこの試合で出すかの駆け引きは面白みがあると感じていますが)
 そんなバドミントンに「仲間」なんて必要なのか? 4話と5話は、そんな問題を提起していたように思います。

 それに、物事に対する考え方は多種多様。それは、バドミントンに対する向き合い方だって同じです。
 4話では、海老名悠と伊勢原空がペアを組んだものの、大差負け。
    右が海老名悠、左が伊勢原空。
 悠は、相手は強いから仕方ないとさっぱりしている一方、空は、負けて悔しさを感じています。
    
 一緒に組んだペアでも、試合に対してどう感じたかには、大きな差がある。4話で最も印象に残ったシーンで、「仲間」の必要性を考えさせてくれました。

 そんな中、綾乃は理子と組んでダブルスの試合に。相手は、コニーと多賀城ヒナのペア。
 コニーは、綾乃との対戦意欲が強く、自分1人で勝たなきゃ意味がないと感じており、多賀城に何もするなと指図。多賀城が絶好球を打てば、多賀城だけで試合しろと冷たい態度。
    多賀城は、汗をかきながら1人で戦う一方・・・、
    コニーは何もせず。
 さすがにこれでは勝てる訳がありません。多賀城がそう言うと、今度は、コニーが1人で戦う事に。
 
 コニーはプロで活躍する実力者なだけあって、相手が2人でも、余裕綽々で1セット目を取りました。
 そこで、立花コーチは、ある作戦を練りました。それは、綾乃が後ろでシャトルを拾いまくって、相手が打ち損ねて前に来た打球を理子が叩くというスタイルに。
   

 この作戦は功を奏しますが、綾乃達が11点を先取してから、コニーはギアを上げ、接戦に。そして、コニー達がマッチポイントを握ります。
 しかし、コニーは少し前から足に痛みを感じ、ラリーの途中でつってしまいます。もはやこれまでと思われましたが・・・、
   
    
 多賀城が打ち、試合を制しました。多賀城はコニーの足を心配するものの、コニーは折り合わず、無言でコートを去ります。

 一方、試合に負けた綾乃は・・・、
「私・・・、負けてない・・・。ガットが切れてなければ、勝ててたもん・・・。」
   
    
「そもそも、2対1で本気で戦える訳ないじゃん・・・。なのに、最後、もう1人試合に入ってくるからさ・・・。だから、本当に負けたわけじゃ・・・。」
    
 
 その後、空から言い訳するなと言われますが、それだけ綾乃は勝ちたかったという事なんですよね。

 原作では、フレ女との練習試合は、なぎさのスランプ脱出(2話)や、薫子の登場(3話)よりも前にあります。それどころか、綾乃は北小町高校バド部にまだ正式入部してなかったんですよね。
 ですので、ああ言うほど勝ちたかった気持ちを出した綾乃は新鮮に見えて、すごく良かったと思います。一緒にペアを組んでいて常に励まし続けてくれた理子や、応援してくれている仲間達のために勝ちたかった事がよく分かりましたし。
 だから、空は、言い訳するなと言いながら、カッコ良かったとも言えたんだと思いますね。バドミントンの才能がある子というよりも、バドミントンを楽しむ「同志」と見ていると思われ、「仲間」の大切さがよく分かる1シーンでした。

 試合が終わってからしばらくして、コニーは、多賀城に酷い事をしたかもとつぶやくと・・・、
    
 なぜか多賀城が押し入れから出てきて・・・、
    
 志波姫と一緒に、コニーを浴場に連行させて・・・、
    
 これです。「JKの入浴シーンきたぜ! ヒャッハー!」と感じた視聴者は多いのかもしれませんが、「仲間」の意義を考えていたところに、これはズッコケるぜ。(笑)
 っていうか、志波姫も意外とデカいなあ。原作ではそこまでではなかったような気がするんですが、うーむ・・・。(笑)
    
    
    
 後は、こんな感じでワイワイ。
 それにしても、フレ女の皆さん、デカ過ぎぃ! これが、深夜アニメのノリってやつなんでしょうか。なんかこう見ると、綾乃がすごく健全のように思えてきます。(笑)
 あ、もしかしたら、「さっきから『デカいデカい』言ってるけど、何がだよ!」と思った方もいるかもしれませんが、そういう人はググってみて下さい。きっと答えが分かるんじゃないかと。(分からねーよ(笑))

 とまあ、こんな不意打ちはあったものの、コニーにとっては、「仲間」は不要なもの。
「仲間ができたって、結局、ママに認められなきゃ、バドミントンなんてやる意味、ないでしょ?」
    
「私は、あなたに勝って、ママに自分の価値を証明する。覚悟してね。」
    

 ちなみに、「ママ」というのは、綾乃の母「羽咲有千夏」(はねさきうちか)の事。「ママ」とは言うもの、血の繋がりはなく、バドミントンの英才教育を受けているだけなのですが、コニーにとっては、それだけでは済まない大切な存在だと思っていることから、「ママ」と呼んでいます。

 コニーは、原作からの変わりっぷりがすごいと感じました。原作では、綾乃とインターハイで会いたいと和気藹々で、綾乃がバド部に入部するきっかけをも与え、人との繋がりを大事にしているのに、こっちはギスギスし過ぎやろ・・・。
 コミックス2巻を見直すと、コニーって結構サービスカット多いのに、このシーンを見ると、「うへぇ・・・。とてもそんなキャラには見えねぇ・・・」と思えてきます。まあ、これはこれで、良いライバル意識を与えていてアリだと思いますけどね。いずれ、綾乃とコニーの対戦が描かれそうで楽しみになってきました。


 4話&5話の感想が長くなりました。では、ここから、第6話「最後の夏なんだもん!」の感想に入ります。
 この回は、理子がメインの回。インターハイ県予選が始まり、理子は初戦で、「逗子総合高校」の3年生「石澤望」(いしざわのぞみ)と対戦。
   
 相手が強いゆえに感じる不安、ゲーム中での気持ちの変化がしっかり描かれていたと思います。

 あ、ちなみに、この時期にバドミントンをやるのは、かーなーり、キツいです。
 どのくらいキツいのかというと、この夏に閉め切った部屋で鍋焼きうどんや焼き肉を食べるようなもんですかね。大げさかもしれませんが。

 バドミントンは閉め切りでやる屋内スポーツです。
 プレイヤーが打つシャトルって、風に大きく左右されますからね。窓を開けてやろうものなら、天候次第では、ゲームがめちゃくちゃになってしまいます。
 だから、バドミントンは、窓を閉め切ってやる必要がある訳です。光も入り過ぎると、プレーの妨げになりますので、黒いカーテンで覆ったりもするんですね。
    
 上の2つの画像を見てのとおり、会場内の各所を黒いカーテンで覆っていて、扉も閉めていますね。当然、窓も開けていないはずです。

 夏の蒸し暑い時期のこの状況では、いかに暑苦しいかが分かるでしょう。特に、汗っかきの人は、自分の汗でコートが滑るなんて事はザラかと。夏のバドミントンは、相手よりも暑さが大敵だと思いますね。
 この回では、どのキャラも軽快そうに動いていますが、ああやって動くのって簡単な事じゃありません。余談が長過ぎましたが、見た目よりも相当頑張っているという事を理解できればと思います。

 さて、理子の試合は、序盤は緊張しながらも思ったほど動けず失点を重ねますが、ずる賢くやろうという立花コーチのアドバイスから流れが変わります。
 相手は何試合も勝ち上がって当然の格上だからこそ、この試合は体力を温存して勝ちにいく。そこを突いて、とにかくシャトルを拾って、粘って、相手のミスを誘う。
 この作戦で、2セット目に入ってから、石澤に疲れが見え始め、理子に良い流れができました。

   
 しかし、勝ったのは石澤。理子は善戦こそしたものの、あと1歩及ばず。
「泉・・・。よく戦ったな。」
   
「やっぱ・・・、やっぱバドミントンって楽しいです!」
    

 とは言うものの・・・、
「分かってるから・・・。理子の気持ち・・・、分かってるから・・・。」
   
「なぎさ・・・。私・・・、私、勝ちたかった・・・! 勝ちたかった・・・!」

    
    
    
 そりゃあ、誰だって試合に出れば勝ちたいもの。それも、試合前は、勝てる訳がないと弱気だったのが、接戦までいったんですから、悔し泣きするのも不思議ではないでしょう。

 だけど、勝つ事が絶対ではありません。これまでの理子を見ているとそう思います。
 理子の気持ちをなぎさが受け止めるというのは、良かったですね。1話では、なぎさが、他人に苛立ちをぶつけているだけの弱い人間だと吐露していたのを、理子がきちんと聞いていて、今回はそれと逆構図になっているのが面白いと思いました。
 なぎさのスランプの原因を解明したのは立花コーチではあるものの、理子の存在も大きいでしょう。なぎさの苛立ちで部員がどんどん辞めていきながらも、理子はなぎさを信じて離れはしませんでした。
 もし、理子がいなければ、なぎさの苛立ちは今も変わらなかったでしょうし、今話の理子の負けに声をかける事すらなかったでしょう。1話のあのシーンがあったからこそ、このシーンがすごく美しく見えます。

 シングルスは敗退したものの、ダブルスとか団体戦ってないんですかね? この回のタイトルに「最後の」とある上、1クール終了の可能性が高いと思うと、そこまでやる余裕はないのかも?
 まあ、たとえそうだとしても、理子の頼もしさはチームの大きな力になっていると思いますので、今後も綾乃やなぎさのフォローで活躍してほしいものですね。

 そんな中、この回のラストでは、綾乃は薫子からハンカチを手渡され・・・、
「負けた後、涙を拭くのに必要でしょ? それとも・・・、拭くのは鼻水だったかしら?」
   
 うわあ・・・、煽るねえ。原作にもあるとはいえ、アニメで見ると、すごみを感じますね。立花コーチにときめいたチョロさは何だったのか。(笑)
 綾乃の母も会場に来てましたし、次回は、怖さを見せる天才な一面が出てくるのか? 次回も楽しみです。



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