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「はねバド!」&「中間管理録トネガワ」感想 Part2

2018年07月21日 | はねバド!、中間管理録トネガワ
 「はねバド!」と「中間管理録トネガワ」の感想記事の第2回目です。今回は、第2話と第3話について語ります。なお、第1話の感想は、こちら


 まずは、「はねバド!」第2話感想からいきましょう。
 ちなみに、この回のタイトルは「運動の後の肉は格別ッス!」。うん、まあ、確かにそうなんだけど、この話の趣旨にはあまり関係ないよね。(笑)

 この回も、第1話に続き、なぎさが主体の話。なぎさの高身長設定が良い話を作っていたと思います。
「周りの連中はさ、背が高いから強い。・・・とか、言うんだよな・・・。」
   
   
「でも、背が高い分、体重があるから、人より足腰鍛えないと、シャトルは拾えない。」
   
「お前が今まで勝ってきたのは、そういう努力をやってきたからだろ?」
   

 そう、なぎさは、小さい頃から、背が高いから強いと、周りからよく言われていましたが、その事にコンプレックスを感じていました。精一杯練習しているのに、その努力性が評価されなかったからです。

「ネットに当たってもいい。ちょっとくらいコースが甘くなってもいい。お前のスマッシュは、ちょっとやそっとじゃ返されねーよ! お前は自分のスマッシュを信じていいんだ。お前は、ただのバドミントンバカなんだろ?」
   
   

 立花コーチのこの言葉で自信を取り戻したなぎさ。そして、それまで八つ当たりのごとく厳しく接してきた部員達に謝り、団結を深めました。

 青春ですねえ。また、ジャンピングスマッシュについても、背が高いと、その分体重があるから足腰を鍛える必要があるという言葉には、なるほどな、と思いました。
 私も、大学でバドミントンをやっていた時は、ジャンピングスマッシュをよく打っていた人がそれなりにいましたが、皆、下半身強化に余念を欠かさなかったんだろうな、と考えますね。

 ちなみに、私は、ジャンピングスマッシュにそこまで重要性は感じていなかったですね。スマッシュは速くなかったですし、ジャンプ力はなかったですし。(汗)
 スマッシュは威力じゃなく、意外性で勝負するもの。そう思っていました。
 「次はスマッシュを打たないだろう」「ここにはスマッシュは来ないだろうな」などと思っているところに、ズバッと打ち込む。それが私のスマッシュに対する考え方でしたね。

 おっと、雑談が過ぎました。私の過去なんざどうでもいいと思った方、本当にすいません。


 では、気を取り直して、「はねバド!」第3話「アイツは完璧だった」の感想にいきましょう。

 この回でようやく、綾乃がメインを飾りました。
 綾乃が北小町高校バドミントン部に正式に入部する話ですが、そのいきさつは、原作と異なります。原作では、他校のある選手との出会いがきっかけだったのですが、アニメでは、エレナやなぎさから、バドミントンを楽しんでいた過去を思い出した事が入部に繋がりました。
 特に、エレナが目立っていて、幼なじみの存在感って大きいんだな、と感心しました。

 あと、このキャラの存在感もなかなかのものでした。
   
 彼女の名は「芹ヶ谷薫子」。北小町高校と同じ神奈川県にある港南高校バドミントン部所属の1年生。
 高慢で自意識過剰気味なお嬢様キャラな一方、プレースタイルの方は心理戦に優れ、裏をかくのが得意としています。

 とまあ、可愛いナリしてどこか強敵感を醸し出している彼女ですが、立花コーチを見るなり・・・、
   
「何ですの・・・。このクールな殿方は・・・。」
   
    
 
 うーん、チョロい。まあ、相手は、2話連続で綾乃の手をさすさすしていた変態なところもあるんですけどね。(笑)

 綾乃は彼女に対して苦手意識があります。それは、過去に・・・、
    
 このように、グルグル巻きにされ、押し倒されて、添い寝したからです! おいおい、君達未成年だというのに、なんという大胆な事を・・・。

 おっと、間違えた。添い寝じゃないですね。(笑)
 女の子が女の子を押し倒すという、おいし過ぎるシチュエーションでしたので、つい、添い寝なんて言っちゃいました。サーセン。(反省してねーな、お前(笑))

 これは、風邪をうつしているんですね。薫子は、綾乃との試合を前に風邪をひいてしまい、対等な条件で戦いたいという事から、こうしている訳なんです。
 だからといって、ここまでやるのは、どうなのよ? 「なんて卑怯な事を・・・」と感じるよりも先に、「キマシタワー!」と叫んじゃいますね。(笑)

 そんな感じで、他校のライバルが出現した今話でしたが、次回の第4話でも出るっぽいですね。
 特に、綾乃を「お姉ちゃん」と呼ぶあのキャラと綾乃との出会いに注目したいものです。



 「はねバド!」の感想はここまで。ここからは、「中間管理録トネガワ」の感想に入ります。

 まずは、第2話「忖度」から。
 話の内容は、兵藤会長を楽しませる悪魔的余興「死のゲーム」のアイディアを出していくもの。利根川の機転で会議は盛り上がり、多くのアイディアが飛び交うものの、会長の出現により、空気は一転し、利根川は会長の機嫌を損なわないよう、これまで出したアイディアをことごとくボツにしてしまう、というのが今話の内容です。
 原作の2話、3話に相当しています。(コミックスには1巻に収録されています)

 原作通りの展開でしたが、セリフやナレーションの文字起こしが、パンチを利かせていたと思いますね。
    
    
    
    
    
   
 こんな感じですね。それもあってか、「ざわ・・・ ざわ・・・」も、第1話より多かったように思います。

 そういえば、「ざわ・・・」ボイスを演じる声優さんって、毎回変わるんですね。
 第1話は芹澤優さんでしたが、この回は小澤亜李さん。第3話は花澤香菜さんが演じています。
 名前に「ざわ」が入っている人が入れ替わりで演じているようで、誰が次回の「ざわ・・・」ボイスを演じるのか、楽しさを与えてくれますね。


 では、続いて、第3話「鉄板」の感想に入ります。
 話の内容は、前話の会議で信頼を失った利根川が、名誉挽回のために1泊2日の社員旅行をするというもの。最高級神戸牛を使ったバーベキューパーティーで盛り上がるものの、まともな鉄板がなく、バーベキュー中止という事態になろうとしていましたが、ある物を見つけて一発逆転に成功、というのが今話の内容です。
 原作では、4話、5話に当たります。(こちらも、コミックス1巻に収録)

 この回は、何と言っても、アレの意外な使われっぷりが目を引いたでしょう。
「つくづく分からぬものだ。世の中は・・・。」
   
「あるものだ、探せば! どんなものでも!」
    

 この利根川の持ってきた道具ですが、「カイジ」の第1部「賭博黙示録カイジ」の終盤を読んだ事がある方なら、ご存知でしょう。
 そう、これは、焼き土下座用の鉄板です。「カイジ」本編では、カイジとの対決に敗れた利根川が、会長の機嫌を損ねた罰として、この灼熱の鉄板の上で土下座をしました。「賭博黙示録」編で最も印象に残ったシーンだと感じている方は多いんじゃないのでしょうか?

 それが、「トネガワ」では、特大焼肉プレートとして、最高級神戸牛を焼くために使われ、バーベキューパーティーを楽しむための道具に。
 あの凶悪な道具が、こんな使われ方をされるとか、本当につぐつぐ分からないものですね、世の中って。(笑)

 さて、この焼き土下座用の鉄板には、あるオプションまで付いています。
   
 これも、「カイジ」本編の焼き土下座シーンを見た事がある方なら、知っているでしょう。

 焼き土下座は、命の危険を伴うもの。誰もがやりたくないものです。
 しかし、それを意地でもやらせるのが、このオプションの役目です。開閉式台座で膝下を鉄板につけさせ、十字架で顔や手などを固定させて、額や手を鉄板につけさせます。
 要するに「土下座強制機」ですね。
   
 利根川が焼き土下座をした時は、この機械を使いませんでしたが、この機械の凶悪さは、「カイジ」本編ではイメージ描写として描かれていました。

 そんな怖ろしい道具が「トネガワ」ではどう使われたかといいますと・・・、
 
台座の上で切った野菜を・・・、
 
リモコンで瞬時に台座を鉄板の上にまで移動させ、野菜を鉄板上に!

 顔や手などを固定させる十字架は、トングかけに。
   
 ト、トングかけ・・・。随分派手なトングかけやなあ(笑)。原作を読んだ時は、この使われっぷりに大笑いしました。

「圧倒的火力・・・! 見事な焼き目・・・! この鉄板との出会い、まさに天啓!」
    
 そうだね。後に「カイジ」本編で自らを焼く道具にもなっていると思うと、ある意味、「持っている」のかもしれません。(笑)

 それにしても、利根川の部下達は、ここでも全員グラサン着用とか、こういう時くらい外そうぜ? 別に義務じゃないんだから。
    
 まあ、いつもは黒服な彼ららしいといえば、らしいのですけどね。常にグラサンを着けなきゃ死んじゃうものと解釈しますかね。(笑)

 他にも、可愛い「ざわ・・・」ボイスが所々にあったのも面白かったです。
 原作では最も印象深い話なだけに、これまでの3話までの中で最も面白い話だと感じました。



 という訳で、「はねバド!」も「中間管理録トネガワ」もいい感じに楽しめています。以降のストーリーも、仕事などで疲れた時の良い清涼剤になってくれるものと期待したいですね。



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