「中間管理録トネガワ」感想記事の第3回目です。
前回の感想記事を書いてから、「はねバド!」の感想を語り過ぎて、「中間管理録トネガワ」の感想が疎かになっていましたので、今回は、第4話から第8話までの5話分を一気に語ります。
まずは、第4話「大人」。カイジが最初に挑むギャンブル「限定ジャンケン」が誕生した回でした。原作では6話と7話に相当する話。(コミックス1巻に収録)
左衛門三郎がパワポでカードジャンケンの案を出したり、利根川がタイトルに「限定」をねじ込むところは原作通り。利根川が、人間社会の醜さから「人間麻雀」というゲームを思い付くところは、アニメオリジナルでした。
この回は、「ざわ・・・」が、やかましかったかも。とはいえ、原作の面白さはちゃんと表現されていたと思います。
この回の「ざわ・・・」ボイスを担当したのは、黒沢ともよさん。「ざわ」じゃなくって、「さわ」なんだけど、いいの? まあ、そこは、ガァラルンルンの精神でいきますかね。中の人的に。(笑)
続いて、第5話「猛省」。原作では8話から10話に相当する話。(コミックス2巻に収録)
利根川が、兵頭会長や部下達に四苦八苦されていたのが印象的でした。中間管理職の大変さがよく分かる回だったと思います。
印象的だったのは、会長の顔パックと、ハワイまで来ての企画書提出ですかね。
たかが企画書提出のためにハワイまで行かなきゃならんとか大変だな。帝愛ナンバー2にはなりたくないですね。(笑)
続いて、第6話「自爆」。原作では11話と12話に相当する話。(コミックス2巻に収録)
この作品における最大のギャグキャラ(あくまで私的ですが)「海老谷」が猛威を振るった回でした。(笑)
海老谷といえば、2話では、会議室の賑やかなムードを壊さぬよう会長を退室させるつもりが椅子を出すという空気の読めなさを披露していました。
しかし、こんなのは序の口っ・・・! この回は、海老谷の無能っぷりが、心地良い笑いをもたらしていたと思います。
限定ジャンケンの会場決めの会議は、4話と同じく、左衛門三郎(ちなみに、これで苗字です(笑))のパワポによる説明が炸裂し、豪華客船「エスポワール」に決まりかけていました。
原作を見てみると、この時はパワポ使ってないんですね。左衛門三郎の、できる男っぷりが原作以上に感じられます。
そんな中、海老谷の考えた案は、和食ダイニング。
「こ・・・、こいつ・・・。この時点で既に会場な必要な3つの条件、満たしていない・・・! 何一つ・・・!」
ちなみに、3つの条件とは、広さ、秘匿性、意外性の事。意外性はあると思いますが、無理がありますよね。(笑)
そして、ナレーションもヒートアップ!
「海老谷、負のハットトリックゥー!」
サッカー好きなだけあって、表現上手いですね。このイメージ映像や「負のハットトリック」とかいう言葉は原作にはありませんので、大笑いしました。
当然、海老谷の案は通らず。しかし、利根川は、海老谷が紹介した和食ダイニングで一杯やりながら、圧倒的上司の漢気を見せつけ、海老谷を励まします。
「おそらくこいつは、ズレているだけ。誰よりも熱量はあるが、照準が少しズレている。惜しいのだ・・・。」
「言うならば・・・、ズレた大砲・・・!」
「だが照準さえ合えば、左衛門と二人、チームを引っ張るほどの存在になり得る!」
そう思っていた時期が利根川にもありました(笑)。その翌日・・・、
「兵藤会長! 私、海老谷、たってのお願いがあってまいりました!」
「グーチョキパーの3種類! 会長の手形を限定ジャンケンのカードに使用したく! お願いしますっ・・・!」
で、結果は・・・、
「お前、クビ!」
という事で、レッドカード! まさかの一発解雇っ・・・! 利根川は減俸処分に。
「これでクビはどうなのよ?」と思いつつも、やっぱり笑ってしまう・・・。海老谷の解雇と利根川の減俸は原作通りですが、その前の利根川の海老谷への信頼っぷりはアニメオリジナルで、良い落としになっていたと思います。海老谷は、原作よりもギャグ度が濃くなっていると感じましたね。
そして、このEBI野郎、帝愛を去ってもなお、利根川の頭を痛めるのですが、それは、後述する8話にて。
続いて、第7話「蔓延」。原作では13話と14話に相当する話。(コミックス2巻に収録)
まず、前回海老谷が解雇となった事で、オープニングは少々変化が。
海老谷に「解雇」のマークがっ・・・!
ここは分かりにくいかもしれませんが、一番左にいた海老谷がいなくなっています。
そして、海老谷がいなくなった事で生まれた不自然な空きっ・・・!
良いですね。こういう遊び心、大好きです!
さて、本編の方は、「限定ジャンケン」の企画が着々と進行中。参加者のライフを星のマークにしたり、ジャンケンのカードをレントゲンデザインにしたりなど。だんだん「カイジ」本編に近付いてますね。
そんな中、部下の1人・川崎がインフルエンザに。
蔓延を防ぐために、予防接種を受けたり、うがい手洗いを徹底したり、マスク着用を義務付ける事に。
っていうか、「モコ・・・モコ・・・」って・・・。いやー、遊んでますねえ。(笑)
川崎がインフルエンザにかかってから3日後、左衛門三郎は、マスクを外してもいいかと言います。
「曇るんです! マスクと加湿のせいで、サングラスが!」
「まるで・・・、深い霧の中、暗闇でもやがかかったようで・・・、仕事になりません! これでは!」
サングラスを外すという選択肢はねーのかよ。やっぱり、コイツら、サングラスないと死んじゃうじゃ・・・。(笑)
という事で、マスクを外す事を認めますが、直後、利根川の咳が。利根川もインフルエンザに。
そして、黒服達の最年長・権田が、利根川の代わりにリーダーを務める事に。
しかし、利根川の代わりというのは荷が重く、プレッシャーに。他の黒服達も不安を感じます。
それでも、チームは機能するものの、2日後、権田もインフルエンザに。それでも、権田はリーダー代理をやり通すつもりでいます。
権田は50年間責任を負う事から逃げ続け、この歳ながらいまだに黒服というランクに。出世の可能性がないらしいです。
とても人の上に立つような人間ではないものの、利根川からリーダーを託された事に誇りを感じています。
「頼む! やり遂げさせてくれ! 応えたいんだ! ここで諦めたら・・・、私は二度と、自分を好きになれない!」
それを聞いた他の黒服達は、権田を慕い、一気にやる気に。そして、深まる団結力!
まあ、利根川が戻ってきた時には、このように死屍累々となっていましたが。(笑)
この回は、黒服達の人間くささが面白かったと感じています。「カイジ」では、黒服達は、誰が誰でも同じ無機質的な人間だと感じていましたが、「トネガワ」では「俺達も喜怒哀楽のある立派な人間なんだ!」と黒服達にもドラマを与えているのが面白いところだと思いますね。
ブラック企業臭の強い帝愛ですが、「トネガワ」での黒服達を見るとここに就職するのも悪くはないのかな、なんて思いますね。まあ、さすがに、グラサン常時着用と、会長直属の部下になるのは勘弁してほしいですが。(笑)
では、最後に、第8話「海老」。原作では17話(コミックス3巻に収録)と31話(コミックス4巻に収録)に相当する話。
「俺の弾はまだ切れちゃいねーぜ」と言わんばかりの、ズレた大砲のターン再び。海老谷がまたやらかします。(笑)
ある日、利根川をカフェに呼び寄せた海老谷。
「その・・・、この度は本当にすみませんでした!」
「会長の件をきちんと直接お詫びしたくて・・・。心より申し訳ないと・・・!」
「嘘つけ!」
「本当にそう思っとるなら、頼まん! デラックスパフェ! 百歩譲ってコーヒーゼリー!」
コーヒーゼリーにすりゃいいってものでもないんだがな(笑)。何か食べながらの謝罪はダメですよね。
っていうか、このEBI野郎は、帝愛をクビになってもグラサン着用かよ。オシャレアイテムとしては通用しそうだが、お前は外した方がカッコいいと思う。中身は残念過ぎるけど。(笑)
数日後、海老谷は、利根川の減俸分を補って余りあるほどの大金が手に入る話があると、再び利根川を呼びました。2人の向かった先は・・・、
マルチ勧誘セミナーです。まあ、そう思っているのは、利根川ただ1人ですが。
月収100万円は、才能ある者がコツコツ働いて努力を重ねた結果ようやく到達すると、利根川は力説するものの、アウェー感が強く、通用しません。海老谷もネットワークビジネスだと信じて疑っておらず、説得失敗。
それから後日、海老谷から手紙が。あの後、目が覚め、例のビジネスをやめたそうです。
まあ、目が覚めるのが遅過ぎましたけど。(笑)
が、EBIのターンはまだ終わらないっ・・・! 拘置所を出た後、海老谷はまたしても利根川をカフェに呼び寄せました。
そこで、海老谷はあるものを見せます。
これは、エビロール。原宿の若者3,000人に聞いたところ、9割以上の人がエビ好きだと判明し、エビブーム到来と感じた海老谷。
そして・・・、
「俺のアイデアと利根川先生の資金で巻き起こしましょう! 海老旋風!」
もちろん、そんな話に乗る気のない利根川。しかし、海老谷の熱意は強く、翌日・・・、
帝愛の特別調理室にてエビロール試食会実施。こんなズレた大砲のために、利根川も黒服達もお疲れ様です。(笑)
調理法は至って簡単。買えば一尾8000円オーバーの高級食材アカザエビを高温の油に入れて、いい感じに揚がったら、新鮮サニーレタスに乗せて、タルタルソースをかけて、とうもろこしと小麦を配合した独自の皮で巻くだけ。お前、いくらでそれを売る気だよ。(笑)
で、食べてみたところ、エビが口内に突き刺さったりと、食べにくさを感じます。中には、ゴミ箱に捨てる者も。
という事で、大不評。しかし、海老谷は、絶対に売れると信じて、冷凍のアカサエビを大量に買ってしまったようです。
そんな海老谷に利根川は・・・、
「最近ちょうど海老が食べたいと思っとったんだ・・・。送れ・・・! ワシの家に3万円分・・・!」
こんなアホに3万円も金を出すとか、利根川の背中がめっちゃカッコいい・・・。
黒服達も金を出して、冷凍のアカサエビを買っていきます。
お前ら、優し過ぎる・・・。そんなんだから、「トネガワ」は面白過ぎてたまらないんだよ、バカヤロウ!
それから後日、またしても、海老谷から利根川に手紙が。利根川や黒服達の優しさが身に染みて反省したと思いきや・・・、
まったく懲りてねぇ。お前、もう利根川を巻き込むな。まあ、何かすればするほど、心地良く笑えますので、そういう意味では、「いいぞ、もっとやれ」と思う自分もいますが。(笑)
また、この回は、「ざわ・・・」の文字起こしが1回しかなかったのも印象的でした。
「ざわ・・・」の文字起こしが多いと、キャラに集中しにくくなりますので、文字起こしは少ない方が良いですね。逆に、ボイスは、気に入っている声優を起用している事もあり、多い方が良いと思ってます。
そういえば、「ざわ・・・」ボイスは、5話までに起用した声優5人でローテーションしていくんですかね?(ちなみに、5話の担当は井澤詩織さん)
もしかしたら、他に誰かを起用するのかもしれませんが、どうなるにせよ、今後も程良くストーリーを面白くしてほしいと期待しています。
さて、次回第9話のタイトルは「カツ」。
「カツ」というのは、カツ丼の事ですかね? という事は、ヤツが出るか!? あの男の出現に目が離せません!
今回の感想記事は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
前回の感想記事を書いてから、「はねバド!」の感想を語り過ぎて、「中間管理録トネガワ」の感想が疎かになっていましたので、今回は、第4話から第8話までの5話分を一気に語ります。
まずは、第4話「大人」。カイジが最初に挑むギャンブル「限定ジャンケン」が誕生した回でした。原作では6話と7話に相当する話。(コミックス1巻に収録)
左衛門三郎がパワポでカードジャンケンの案を出したり、利根川がタイトルに「限定」をねじ込むところは原作通り。利根川が、人間社会の醜さから「人間麻雀」というゲームを思い付くところは、アニメオリジナルでした。
この回は、「ざわ・・・」が、やかましかったかも。とはいえ、原作の面白さはちゃんと表現されていたと思います。
この回の「ざわ・・・」ボイスを担当したのは、黒沢ともよさん。「ざわ」じゃなくって、「さわ」なんだけど、いいの? まあ、そこは、ガァラルンルンの精神でいきますかね。中の人的に。(笑)
続いて、第5話「猛省」。原作では8話から10話に相当する話。(コミックス2巻に収録)
利根川が、兵頭会長や部下達に四苦八苦されていたのが印象的でした。中間管理職の大変さがよく分かる回だったと思います。
印象的だったのは、会長の顔パックと、ハワイまで来ての企画書提出ですかね。
たかが企画書提出のためにハワイまで行かなきゃならんとか大変だな。帝愛ナンバー2にはなりたくないですね。(笑)
続いて、第6話「自爆」。原作では11話と12話に相当する話。(コミックス2巻に収録)
この作品における最大のギャグキャラ(あくまで私的ですが)「海老谷」が猛威を振るった回でした。(笑)
海老谷といえば、2話では、会議室の賑やかなムードを壊さぬよう会長を退室させるつもりが椅子を出すという空気の読めなさを披露していました。
しかし、こんなのは序の口っ・・・! この回は、海老谷の無能っぷりが、心地良い笑いをもたらしていたと思います。
限定ジャンケンの会場決めの会議は、4話と同じく、左衛門三郎(ちなみに、これで苗字です(笑))のパワポによる説明が炸裂し、豪華客船「エスポワール」に決まりかけていました。
原作を見てみると、この時はパワポ使ってないんですね。左衛門三郎の、できる男っぷりが原作以上に感じられます。
そんな中、海老谷の考えた案は、和食ダイニング。
「こ・・・、こいつ・・・。この時点で既に会場な必要な3つの条件、満たしていない・・・! 何一つ・・・!」
ちなみに、3つの条件とは、広さ、秘匿性、意外性の事。意外性はあると思いますが、無理がありますよね。(笑)
そして、ナレーションもヒートアップ!
「海老谷、負のハットトリックゥー!」
サッカー好きなだけあって、表現上手いですね。このイメージ映像や「負のハットトリック」とかいう言葉は原作にはありませんので、大笑いしました。
当然、海老谷の案は通らず。しかし、利根川は、海老谷が紹介した和食ダイニングで一杯やりながら、圧倒的上司の漢気を見せつけ、海老谷を励まします。
「おそらくこいつは、ズレているだけ。誰よりも熱量はあるが、照準が少しズレている。惜しいのだ・・・。」
「言うならば・・・、ズレた大砲・・・!」
「だが照準さえ合えば、左衛門と二人、チームを引っ張るほどの存在になり得る!」
そう思っていた時期が利根川にもありました(笑)。その翌日・・・、
「兵藤会長! 私、海老谷、たってのお願いがあってまいりました!」
「グーチョキパーの3種類! 会長の手形を限定ジャンケンのカードに使用したく! お願いしますっ・・・!」
で、結果は・・・、
「お前、クビ!」
という事で、レッドカード! まさかの一発解雇っ・・・! 利根川は減俸処分に。
「これでクビはどうなのよ?」と思いつつも、やっぱり笑ってしまう・・・。海老谷の解雇と利根川の減俸は原作通りですが、その前の利根川の海老谷への信頼っぷりはアニメオリジナルで、良い落としになっていたと思います。海老谷は、原作よりもギャグ度が濃くなっていると感じましたね。
そして、このEBI野郎、帝愛を去ってもなお、利根川の頭を痛めるのですが、それは、後述する8話にて。
続いて、第7話「蔓延」。原作では13話と14話に相当する話。(コミックス2巻に収録)
まず、前回海老谷が解雇となった事で、オープニングは少々変化が。
海老谷に「解雇」のマークがっ・・・!
ここは分かりにくいかもしれませんが、一番左にいた海老谷がいなくなっています。
そして、海老谷がいなくなった事で生まれた不自然な空きっ・・・!
良いですね。こういう遊び心、大好きです!
さて、本編の方は、「限定ジャンケン」の企画が着々と進行中。参加者のライフを星のマークにしたり、ジャンケンのカードをレントゲンデザインにしたりなど。だんだん「カイジ」本編に近付いてますね。
そんな中、部下の1人・川崎がインフルエンザに。
蔓延を防ぐために、予防接種を受けたり、うがい手洗いを徹底したり、マスク着用を義務付ける事に。
っていうか、「モコ・・・モコ・・・」って・・・。いやー、遊んでますねえ。(笑)
川崎がインフルエンザにかかってから3日後、左衛門三郎は、マスクを外してもいいかと言います。
「曇るんです! マスクと加湿のせいで、サングラスが!」
「まるで・・・、深い霧の中、暗闇でもやがかかったようで・・・、仕事になりません! これでは!」
サングラスを外すという選択肢はねーのかよ。やっぱり、コイツら、サングラスないと死んじゃうじゃ・・・。(笑)
という事で、マスクを外す事を認めますが、直後、利根川の咳が。利根川もインフルエンザに。
そして、黒服達の最年長・権田が、利根川の代わりにリーダーを務める事に。
しかし、利根川の代わりというのは荷が重く、プレッシャーに。他の黒服達も不安を感じます。
それでも、チームは機能するものの、2日後、権田もインフルエンザに。それでも、権田はリーダー代理をやり通すつもりでいます。
権田は50年間責任を負う事から逃げ続け、この歳ながらいまだに黒服というランクに。出世の可能性がないらしいです。
とても人の上に立つような人間ではないものの、利根川からリーダーを託された事に誇りを感じています。
「頼む! やり遂げさせてくれ! 応えたいんだ! ここで諦めたら・・・、私は二度と、自分を好きになれない!」
それを聞いた他の黒服達は、権田を慕い、一気にやる気に。そして、深まる団結力!
まあ、利根川が戻ってきた時には、このように死屍累々となっていましたが。(笑)
この回は、黒服達の人間くささが面白かったと感じています。「カイジ」では、黒服達は、誰が誰でも同じ無機質的な人間だと感じていましたが、「トネガワ」では「俺達も喜怒哀楽のある立派な人間なんだ!」と黒服達にもドラマを与えているのが面白いところだと思いますね。
ブラック企業臭の強い帝愛ですが、「トネガワ」での黒服達を見るとここに就職するのも悪くはないのかな、なんて思いますね。まあ、さすがに、グラサン常時着用と、会長直属の部下になるのは勘弁してほしいですが。(笑)
では、最後に、第8話「海老」。原作では17話(コミックス3巻に収録)と31話(コミックス4巻に収録)に相当する話。
「俺の弾はまだ切れちゃいねーぜ」と言わんばかりの、ズレた大砲のターン再び。海老谷がまたやらかします。(笑)
ある日、利根川をカフェに呼び寄せた海老谷。
「その・・・、この度は本当にすみませんでした!」
「会長の件をきちんと直接お詫びしたくて・・・。心より申し訳ないと・・・!」
「嘘つけ!」
「本当にそう思っとるなら、頼まん! デラックスパフェ! 百歩譲ってコーヒーゼリー!」
コーヒーゼリーにすりゃいいってものでもないんだがな(笑)。何か食べながらの謝罪はダメですよね。
っていうか、このEBI野郎は、帝愛をクビになってもグラサン着用かよ。オシャレアイテムとしては通用しそうだが、お前は外した方がカッコいいと思う。中身は残念過ぎるけど。(笑)
数日後、海老谷は、利根川の減俸分を補って余りあるほどの大金が手に入る話があると、再び利根川を呼びました。2人の向かった先は・・・、
マルチ勧誘セミナーです。まあ、そう思っているのは、利根川ただ1人ですが。
月収100万円は、才能ある者がコツコツ働いて努力を重ねた結果ようやく到達すると、利根川は力説するものの、アウェー感が強く、通用しません。海老谷もネットワークビジネスだと信じて疑っておらず、説得失敗。
それから後日、海老谷から手紙が。あの後、目が覚め、例のビジネスをやめたそうです。
まあ、目が覚めるのが遅過ぎましたけど。(笑)
が、EBIのターンはまだ終わらないっ・・・! 拘置所を出た後、海老谷はまたしても利根川をカフェに呼び寄せました。
そこで、海老谷はあるものを見せます。
これは、エビロール。原宿の若者3,000人に聞いたところ、9割以上の人がエビ好きだと判明し、エビブーム到来と感じた海老谷。
そして・・・、
「俺のアイデアと利根川先生の資金で巻き起こしましょう! 海老旋風!」
もちろん、そんな話に乗る気のない利根川。しかし、海老谷の熱意は強く、翌日・・・、
帝愛の特別調理室にてエビロール試食会実施。こんなズレた大砲のために、利根川も黒服達もお疲れ様です。(笑)
調理法は至って簡単。買えば一尾8000円オーバーの高級食材アカザエビを高温の油に入れて、いい感じに揚がったら、新鮮サニーレタスに乗せて、タルタルソースをかけて、とうもろこしと小麦を配合した独自の皮で巻くだけ。お前、いくらでそれを売る気だよ。(笑)
で、食べてみたところ、エビが口内に突き刺さったりと、食べにくさを感じます。中には、ゴミ箱に捨てる者も。
という事で、大不評。しかし、海老谷は、絶対に売れると信じて、冷凍のアカサエビを大量に買ってしまったようです。
そんな海老谷に利根川は・・・、
「最近ちょうど海老が食べたいと思っとったんだ・・・。送れ・・・! ワシの家に3万円分・・・!」
こんなアホに3万円も金を出すとか、利根川の背中がめっちゃカッコいい・・・。
黒服達も金を出して、冷凍のアカサエビを買っていきます。
お前ら、優し過ぎる・・・。そんなんだから、「トネガワ」は面白過ぎてたまらないんだよ、バカヤロウ!
それから後日、またしても、海老谷から利根川に手紙が。利根川や黒服達の優しさが身に染みて反省したと思いきや・・・、
まったく懲りてねぇ。お前、もう利根川を巻き込むな。まあ、何かすればするほど、心地良く笑えますので、そういう意味では、「いいぞ、もっとやれ」と思う自分もいますが。(笑)
また、この回は、「ざわ・・・」の文字起こしが1回しかなかったのも印象的でした。
「ざわ・・・」の文字起こしが多いと、キャラに集中しにくくなりますので、文字起こしは少ない方が良いですね。逆に、ボイスは、気に入っている声優を起用している事もあり、多い方が良いと思ってます。
そういえば、「ざわ・・・」ボイスは、5話までに起用した声優5人でローテーションしていくんですかね?(ちなみに、5話の担当は井澤詩織さん)
もしかしたら、他に誰かを起用するのかもしれませんが、どうなるにせよ、今後も程良くストーリーを面白くしてほしいと期待しています。
さて、次回第9話のタイトルは「カツ」。
「カツ」というのは、カツ丼の事ですかね? という事は、ヤツが出るか!? あの男の出現に目が離せません!
今回の感想記事は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。