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ヒーリングっど♡プリキュア 第38話感想

2020年12月29日 | ヒーリングっど♡プリキュア
 今話の名セリフ:「それでも、もし勇気が足りないなら、ボクのを分けてあげるペエ。」(ペギタン)

 「ヒーリングっど♡プリキュア」第38話「女将? ハイジャン? 揺れるちゆの心!」の感想です。


~ オープニング前 ~
 ある日、ちゆのハイジャンプの活躍が、地域新聞に載りました。
   
 弟・とうじは、今度の週末に旅館の手伝いをしたいと言いました。

「ボク、この沢泉が好きで、いつか女将の仕事をやりたいんだ・・・。」
   
   
「いいかもしれないな・・・。ちゆには、ハイジャンプの才能がある。旅館はとうじに任せて、ちゆは、思いっ切り陸上に打ち込むのはどうだろう?」
「え・・・。でも・・・。」
    
「ボク、お姉ちゃんなら、本当に世界に行けると思う・・・。」
「とうじ・・・。」
   
「ちゆがハイジャンプをやりたいのなら、私も応援したい。旅館の事は気にしなくていいのよ。」
「人生は一度きり。後悔のないようにしたらいいわ。」
    
「後悔の、ないように・・・。」
   


~ Aパート ~
 その後の授業でも、ちゆは、今朝の事を引きずっていて、授業に集中できていませんでした。といっても、先生が出した問題には正解していましたが。
 昼休みに入って、のどかとひなたは、何があったのか聞きました。ちゆは今朝の事を話し、ずっと自分が女将をやるものだと思っていただけに不思議な感じだと言いました。
 でも、これでハイジャンプに集中できるとなれば、良い話。ちゆは、これからはハイジャンプに専念すると告げ、のどかとひなたは、そんなちゆを応援する事にしました。

 その放課後、ちゆは、ハイジャンプの練習に取り組みますが、なかなか成功しません。
 学校にはアスミやヒーリングアニマル達の姿も。ペギタンは今朝のちゆが心配で、皆で見に来たようです。
 結局この日は、思うように跳ぶ事ができず、帰宅する事に。

 家に帰ると、入り口に落ち葉が沢山あったため、掃除をする事に。そこに、とうじが声をかけました。
「お姉ちゃん?」
「とうじ・・・。今日もお手伝いを?」
「うん! 旅館の事はボクに任せて!」
   
「お姉ちゃん、部活の練習で疲れてるでしょ?」
「そうでもないけど・・・。」
「無理しないで!」
「ありがとう・・・。」
    
「丁寧に・・・。丁寧にっと・・・。」
「とうじ。どうして女将になりたいって思ったの?」
   
「えっと・・・。お姉ちゃんのハイジャンを応援したいっていうのもあったけど、でも、ボク、旅館の仕事が楽しくて!」
   
「楽しい?」
「うん! お客様が笑ってるのを見ると、ボクまでなんだか幸せな気持ちになるっていうか!」
    
 従業員の川井も、最近のとうじの頑張りを評価しています。お客さんのためになる事を、いつも考えているようです。

 その後、自室に戻ると、机に、ちゆ宛の手紙がありました。前にハイジャンプで競い合ったライバルのツバサからです。
「ちゆ、元気? 私はこっちの生活にもだいぶ慣れて、今は、思う存分ハイジャンの練習してる。」
   
「いつか、ちゆと一緒に世界で戦える日を、楽しみにしてる! 高美ツバサ。」
    
「ちゆ。一体どうしたペエ?」
「世界を目指すなら、ハイジャンに集中しないと駄目よね・・・。」
    
「ちゆは、その・・・、ハイジャンより、女将をやりたいペエ?」
「分からない・・・。選べないのよ・・・。」
   
「それに、とうじがあんなに張り切ってるし・・・。」
   
「ごめんね、変な事聞いて・・・。私、ちょっと走ってくる!」
   
「だったら、ボクも一緒に行くペエ!」
「大丈夫・・・。少し風に当たるだけ・・・。」
   
    

 それから少しして、ペギタンは、のどかの家に。ニャトランが、ちゆが抱えている悩みを分かりやすく説明しました。
 アスミは、ちゆは幼い頃から女将をやりたいと言っていたのだから、今も女将がやりたいのではないかと考えますが、ひなたは、あれだけのハイジャンプの才能を埋もれさせるのはもったいないと感じています。
 そんな中、ラテは、ある箱を見るよう、のどか達に促しました。

 この箱の中身は・・・、
   
 前に、陸上大会に臨むちゆのために作った応援幕です。自分で無理だと思ってる事を、頑張って乗り越えようという意味で作ったものです。
 それを見たペギタンは、ある考えが浮かび、のどかの家を飛び出しました。


~ Bパート ~
 その頃、ちゆは・・・、
   
   
「ハイジャンで世界に行きたーい!」
   
「でも、旅館も好きー!」
   
「私、どうしたら・・・。」
   
「ちゆー! やっぱり、ちゆは、ここにいたペエ!」
「ペギタン・・・。」
    

 しかし、近くにはシンドイーネの姿が。近くにいたサーファーにナノビョーゲンを取り込ませ、ギガビョーゲンを生み出しました。
   
 すぐに、ちゆは、ギガビョーゲンを目にし、プリキュアに変身。

 バトルスタート。ギガビョーゲンの攻撃をかわしつつ、隙ができたところを攻撃し、ギガビョーゲンを転倒させました。
「ちょっと! 私の一途な愛を邪魔しないでよ!」
   
「一途・・・。」
「そうよ! 私は、ずっとずっと、キングビョーゲン様だけを想ってやってきた!」
    
「この一途な想いがあってこそ、キングビョーゲン様の愛を掴めるのよ!」
   
「一途な想い・・・。」
   
 その後、ギガビョーゲンが背後から攻撃。フォンテーヌはダメージを受けます。
 直後、のどか達が現場に到着。のどか達も変身します。

 ギガビョーゲンに対抗できる人数が増えても、相手するのは一筋縄ではいきません。
 という事で、力を合わせる事に。アースがギガビョーゲンの攻撃の囮になっている間に、グレースとスパークルが後ろから攻撃。
 ギガビョーゲンを後退させたところを、アースが上空へキック。それをさらに3人が追い、もう一度上空へ蹴り出します。

 しかし・・・、
「シンドイーネの言う通りかもしれない・・・。何事も、一途な想いには敵わない・・・。なのに、私は、ハイジャンと旅館、どっちつかずで・・・。」
   
「それでいいペエ! 両方好きなんだから、どっちもやっちゃえばいいペエ! ちゆならできるペエ!」
    
「ボクはずっと、頑張るちゆを見てきたペエ! ハイジャンも女将修行も、それに、プリキュアでもペエ!」
   
「どれも手を抜いたりしないで、全部頑張ってたちゆなら、絶対できるペエ!」
   
   
「それでも、もし勇気が足りないなら、ボクのを分けてあげるペエ。」
    
「もし勇気が足りないなら、私のを分けてあげる。」
   
    
「そう・・・。そうよね・・・。私はずっとチャレンジしてきた・・・。ハイジャンも、旅館の仕事も・・・。」
   
「私、やりたい事全部やる! どっちも大切で、大好きなんだもの!」
   

 直後、シンドイーネは、そんなフォンテーヌを嘲笑います。叶うのは、地球を蝕むというキングビョーゲンの望みだけだと。
 そして、シンドイーネはフォンテーヌに攻撃。ですが、フォンテーヌは力負けする事なく、シンドイーネの攻撃を弾き返します。
「ハイジャンと旅館を思いっ切り頑張る・・・。そのために、プリキュアとして、この世界を守ってみせる!」
   
 ギガビョーゲン相手に優位に戦っていたグレース達でしたが、ギガビョーゲンの激しい攻撃に押されてしまいます。
 フォンテーヌは、雨のエレメントを使って、ギガビョーゲンが乗っているボートの動きを止めました。そして、ファイナルヒーリングっど♡シャワー。ギガビョーゲンを浄化しました。

「勇気をありがとう、ペギタン!」
「前にちゆから沢山もらったのが、ちょっと余ったペエ・・・。」
   

 それから後日・・・、
「じゃあ、ハイジャンで世界を目指すのは・・・?」
「やるわ!」
「女将の仕事は?」
「やってみせる!」
   
「欲張りだけど、でも、私、どっちも諦めたくないの!」
「さすが、お姉ちゃん!」
    
「2つやるのは、きっと大変ですよ。」
「はい!」
「でも、それが、ちゆの出した答えなら、全力で頑張りなさい!」
「はい!」
    
「頑張れ! ちゆ!」
「応援するわ!」
   
    
「とうじ! どっちが女将になるか、勝負よ!」
「ボクだって負けないよ!」
    
   
「ちゆ・・・。ファイトペエ・・・。」
   

 今回は、これで終了です。


次回:「ついに決戦!? とびこめ! ビョーゲンキングダム!
 ある日、ひなたは、ビョーゲンキングダムへの入り口を見つけました。グアイワルがすこやか市に来る時に使ったもののようです。
 罠の恐れもありますが、上手くいけばキングビョーゲンを浄化できるかもしれず、のどか達は飛び込む事に。
 辿り着いたビョーゲンキングダムは、暗くて荒れ果てた場所。どっちに進めば、キングビョーゲンの居場所に辿り着けるのか?

 なお、次回の放映日は、来年1月10日(日)です。次の日曜日である来年1月3日はお休みですので、ご注意を!


【まとめ】
 ちゆは、ハイジャンプで世界を目指すのか、女将になるのかで迷っていましたが、ちゆなら両方頑張れるというペギタンの言葉から勇気をもらい、旅館の仕事をしながらハイジャンプで世界を目指す事を家族に打ち明けました。

 という事で、今回は、ちゆが将来に悩む話。先月中頃のメイン回では、女将の道安泰だな、と思っていたのが、「プリンセス」のみなみや、「HUGっと」のさあやと同じように、どんな将来を進んだらいいか悩むとは予想外でした。
 とはいえ、どんな道を進むかも今話で決まり、ハイジャンプで世界を目指す事、女将の仕事、両方やる事を決めました。随分思い切った決断だと思いましたが、みなみさあやと同じように、自分の心に従って決めたのは良かったかな、とも思っています。
 いずれどちらかの道に絞る事も考えられますが、両方頑張る事が、今のちゆにとっての悔いのない決断なのであれば、私はそれを尊重したいですね。

 それに、女将の仕事をしながらハイジャンプで世界を目指すというのは、できると思えばできる事なのかもしれません。
 家業をしながら世界的なアスリートとして成功を収めるなんてのは、無茶無謀と思いやすいのかもしれませんが、そう考えるのは、それで上手くいった者があまりいないからなのでしょう。
 それゆえに、家業をしながら世界的なアスリートを目指すのは、非常識、ありえないなどと思いやすく、どちらか1つに絞る事が、常識、一般的などと考えるのだと思います。

 しかし、「常識」というのは、万人共通のものではありません。何を常識と考えるかは人それぞれであり、自分が常識だと思っている事は他の誰かにとっては非常識という事もあれば、逆に、自分が非常識だと思っている事が他の誰かにとっては常識なんて事もあります。
 多くの者達が非常識だと限界の外に位置付けている物事も、それを常識と捉えている者もいる訳であり、その物事を成し遂げれば、限界を突破したと、偉大な者として認められます。
 それができるかどうかは気持ちの持ちようでしょう。非常識、無理だと思う事を、できる事だと思っているかどうか大切であり、限界突破に繋がるのだと思いますね。

 また、今話は、ペギタンの活躍も見逃せないところ。ちゆの進みたい道に光を与え、良い働きをしていたと思います。
 それも、ちゆが初めてプリキュアに変身する直前に言われていた「もし勇気が足りないなら、自分のを分けてあげる」と言っていたのがニクいですよね。「前にちゆから沢山もらったのが、ちょっと余った」というセリフも良かったです。
 最初はちゆに支えられていたのが、今話ではちゆを支えるとか、本当に成長したな、と感じました。今話のペギタンは、印象に残りやすいセリフが多くて、カッコ良かったよ!

 よし、間違って「可愛い」なんて書いてないな! いや、これまでのペギタンって、可愛いところが多過ぎて、つい「ペギタン可愛いよ」なんて書きまくってましたからね。
 家の鍵をかけ忘れたかどうかと同じくらい、間違って書いてないかどうか心配してしまいました。(だから、そういう変なボケはいらねーから(笑))

 成長といえば、ちゆの弟・とうじを忘れちゃいけませんね。
 まだ小学生なのに、旅館客の事を考えながら家の手伝いをしているとか、正直すごいな、と感心しました。先月中頃のメイン回での経験が活かされていて何よりです。

 さて、今回で、今年の「プリキュア」は終わり。春映画の2度の延期、約2か月間の放送休止と、コロナウイルスに振り回された1年でしたが、最後は明るい展開で締めれたのは良かったと思います。
 残り話数を考えると、今回が、最後のちゆメイン回でしょう。今後は、残り3人の最後のメイン回を来月中に放映して、最終決戦に突入するんじゃないかと思いますね。

 どのような形で最後を終えるのか気になってきましたが、まずは、次回ですね。
 次回は、ついに敵の本拠地・ビョーゲンキングダムに突入する話。といっても、次回から最終決戦という訳ではなく、キングビョーゲンの強さを目の当たりにして、すこやか市に戻ってくるのでしょう。
 キングビョーゲンが何者なのかも明かされそうで楽しみにしたいもの。敵の本拠地に乗り込むだけに、メインキャラ達や敵サイドの動向に、これまでよりも注目していきたいと思います。


 今話の感想は、これで以上です。
 最後に、ものすごく今更ですが、今話放映前に、劇場版の感想を投稿しました。興味のある方は、こちらからどうぞ。



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