今話の名セリフ:「自分を他の誰かと比較する必要なんてない。頑張っている姿を見ている人は、ちゃんといるのだから、と。」(風鈴アスミ)
「ヒーリングっど♡プリキュア」第32話「おねえちゃんみたいに! ぼくのおかみ修行」の感想です。
今回のオープニング前のあいさつは、新しいバージョンに。
「私、花寺のどか! 中学2年生!」
「沢泉ちゆです!」
「平光ひなただよ!」
「風鈴アスミと申します。」
『私達、プリキュアです!』
「この前、初めてギガビョーゲンが現れて、でも、エレメントさんと私達の力の結晶・ヒーリングっど♡アローで浄化する事ができたの!」
「これからもこの力で、地球のお手当て、」
『頑張ろう!』
という事で、初の4人バージョンとなりました。早ければ、新プリキュア加入後の回である21話からでも出せそうでしたが、4人合体技が出たばかりの今回の方がちょうど良いと判断したのでしょうね。
やはり、4人全員のあいさつとなると、賑やかで良いですね。あいさつのない回や、のどか&ラビリンだけになる回もありそうですが、今後、できるだけ多くの回で4人であいさつをしてほしいな、と楽しみにしています。
~ オープニング前 ~
ある日、のどか、ひなた、アスミは、旅館沢泉に来ていました。
今日ここに来たのは、学校の職業体験のため。旅館の裏方の仕事を体験する事になりました。分からない事は、ちゆが教えます。
また、ちゆの弟・とうじも旅館の仕事を手伝う事になりました。
「お手伝いできないなら、せめて、とうじの仕事ぶりでも見させてもらうペエ・・・。」
「こんな冷ややかなペギタン、初めて見たぜ!」
「ペギタンは、とうじ君を勝手にライバルだと思ってるラビ!」
「フフフ、ペエ・・・。」
いつか書いた、もう片方の弟よりも自分の方が姉に褒められたい欲求が強いんでしょうね。サングラスでカッコつけても、やっぱり可愛いよ、ペギタン。(笑)
~ Aパート ~
その頃、ビョーゲンズのアジトでは、キングビョーゲンが、シンドイーネと同じように、ダルイゼンとグアイワルにも、メガパーツを取り込むよう指示。
そして、グアイワルは、メガパーツを自身に取り込みました。
すぐに、グアイワルは出撃。一方、ダルイゼンは、様子を見る事に。
のどか達は職業体験を頑張っていました。なお、アスミは、撮影係として、のどか達の仕事ぶりを撮っています。
「ちょっと頑張り過ぎペエ・・・」
「とうじ!? もしかして、2部屋分をいっぺんに?」
「その方が早く終わると思って・・・。」
「張り切るのは良い事だけど、少しずつ分けて運んだ方がいいわ。客間の座布団は、それでなくても大きめだから。」
「はい・・・。」
「やれやれペエ・・・」
「お風呂掃除で挽回しなきゃ・・・。」
「失敗しないか、こっちが心配ペエ・・・。」
「あれ? 今は入浴時間じゃないけど、迷い込んできちゃったかな・・・。」
「あ、ダメダメ! 飼い主さんと一緒じゃないと、危ない・・・。」
「大変ペエ・・・。」
「大丈夫ですか!」
「どうしたの!?」
「ふわあ~、大変!」
「ずぶ濡れじゃん・・・。」
「大丈夫よ、とうじ。ここは任せて、濡れた服を着替えてきて。」
「ごめんなさい・・・。」
「2人は、ここの掃除をお願いできる?」
「分かった!」
「まっかせといて!」
「ありがとう。私は客室をチェックしてくるわ。」
「ふわあ~、さすが、ちゆちゃん! 突然の事にも慌てず、この場を仕切って・・・。」
「うんうん! ハイジャンのちゆちーもカッコいいけど、旅館のちゆちーも、めーっちゃカッコいい!」
「そりゃあ、ちゆさんは、この旅館の未来の女将ですから!」
「これでよし。」
「よく気が付いたわね。」
「沢泉に来て下さったお客様に笑顔になっていただきたいから。」
「いい心掛けね。これからも色々な事に気を配れるようにね、ちゆ。」
「はい。」
昼休みに入りました。のどか、ひなたは、すこやか饅頭を美味しくいただいていましたが、とうじは元気がありません。
「ボク、失敗ばかりで、それを全部お姉ちゃんに助けてもらって・・・。同じきょうだいなのに、どうして上手くできないんだろう・・・。」
「そんな事・・・。」
「分かる、それ! すっごいできるきょうだいいると、なんか焦るの、めっちゃ分かる!」
「でも、あんまり焦らなくていいと思うよ?」
「はあ・・・。」
「お? 大丈夫か、少年!」
「お、お客様!」
「力様! 大変失礼致しました。」
「いやいや! 若いうちは悩みもあるさ! 元気出せよ!」
「すみませんでした!」
「とうじ、ちょっとこっちへ。」
「ミスは仕方ないけれど、お客様の前で溜息なんて・・・。おもてなしの心をなくすのだけは、見過ごせないわ。」
「うん・・・。」
「落ち着くまで、少し休んでいなさい。ね? とうじ。」
その後、ペギタンはアスミに、お願い事があると言いました。それは一体?
~ Bパート ~
「とうじさん。少しよろしいですか?」
「皆、それぞれ良いところがあります。のどかはとても丁寧で、ひなたは周りを明るくする笑顔があって・・・。」
「でも、ボクには何にもないや・・・。お姉ちゃんは、こんなにできるのに・・・。」
「いいえ。とうじさんにも良いところはあります。それは・・・。」
「とうじは、ちょっと不器用なところもあるけど、とても一生懸命で優しい子ペエ。お風呂でずぶ濡れになったのも、子犬を守ろうとしたからなんだペエ!」
「ボクは今日ずっと見てたから、とうじの事がよく分かったペエ!」
「ボクが一生懸命で優しい?」
「ええ。とうじさんの事を見ていた人は、そう話していたのです。」
「え? そんな人が?」
「自分を他の誰かと比較する必要なんてない。頑張っている姿を見ている人は、ちゃんといるのだから、と。」
「ボクの事をそんな風に・・・。」
「ちゆ!?」
「ありがとう、ペギタン。とうじを見守ってくれて。」
「たまたまペエ・・・。」
「とうじがあんな風に思ってたなんて・・・。私もまだまだね。もっと気を配れるよう精進しなきゃ!」
少しして、力が足湯に浸かっていましたが、近くにいたグアイワルに目をつけられます。そして・・・、
「進化しろ! ナノビョーゲン!」
同じ頃、ラテが体調を崩し、アスミとラビリン達もビョーゲンズが現れた事を察知。怪物の出現により、旅館の従業員達は、客を安全な場所に避難させます。
その間に、のどか達は外に出て、ギガビョーゲンを発見しました。すぐに、プリキュアに変身しようとしましたが・・・、
「お姉ちゃん、どこ行くの?」
「えっと、その・・・、あっちにお客様がいないか見てくるわ! お母さん達を手伝ってて!」
「分かった!」
という事で、4人はプリキュアに変身します。
バトルスタート。やはりギガビョーゲンは強いですが、グレース達は一斉攻撃でギガビョーゲンを転倒させました。
しかし、その直後・・・、
「危ない! そっちへ行っちゃダメだ!」
「大丈夫?」
「は、はい・・・。」
「良かった、無事で・・・。」
「よくワンちゃんを守ったわね! 怖かったでしょ?」
「うん・・・。でも、大切なお客様だから!」
「そう。あとは私達に任せて! 必ず守ってみせるから!」
「お願いします!」
その後、フォンテーヌは、氷のエレメントを使って、ギガビョーゲンの攻撃を押し返そうとしました。
「沢泉は・・・、私が守る!」
「すごい・・・。強い思いがフォンテーヌの力になってる・・・。」
アースも後に続き、空気のエレメントを使った攻撃で、ギガビョーゲンを吹き飛ばしました。そして、ファイナルヒーリングっど♡シャワーでギガビョーゲンを浄化。
少しして、ナノビョーゲンに取り込まれた力が目を覚ましました。
「君・・・。モコを預かっていてくれたんだね・・・。」
「このワンちゃん、お客様の・・・。」
「ありがとう。」
「お役に立てて嬉しいです!」
「お客様の笑顔を見るのって、嬉しいんだね!」
「ええ。私も、とうじに負けないよう、もっと頑張らなくちゃ!」
「ねえ。もしかして、ボクの事ずっと見ててくれてたの、お姉ちゃん?」
「フフ。さあね。」
今回は、これで終了です。
次回:「思い出の再会! 過去のわたしの贈りもの」
のどかが病気でお休みしていた間、ずっとのどかを診てくれていた蜂須賀先生が、すこやか市に遊びに来ました。
のどかは、元気になった姿を見せたかったため、再会できた事にすごく喜びますが、家族と食事しながら会話している時に、のどかの病気の原因を突き止められなかった事に落ち込んでしまいます。
それは、ビョーゲンズのせいであって、先生のせいではないと、本当の事を伝えたいのどかですが、一体どうするのか?
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
職業体験の授業で、のどか達は旅館沢泉の仕事を手伝う事になり、ちゆの弟・とうじも参加したものの、張り切り過ぎてしまい、失敗が続きましたが、とうじの落ち込んだ姿を見て心配したペギタンを通じてアスミから励ましの言葉が送られ、子犬をギガビョーゲンから守り、飼い主であるお客様の笑顔を見られた事で、自分に自信が付きました。
ストーリーは前話ほど進展はしなかったものの、色んなキャラの成長や個性が描かれていたと感じ、予想以上に面白かったと思います。
まず、話の主軸であったとうじについては、失敗ばかりな上、姉と比べて全然できない事に落ち込んでいましたが、小学4年生くらいである事を考えると、失敗が多かったり、不注意で誰かに迷惑をかけちゃう事だってあるでしょう。あの年頃で家の手伝いをしてるのは立派だと思うし、結構頑張ってる方なんじゃないかと、私は思います。
大事なのは、失敗から何を学ぶかでしょう。何で失敗してしまったのか、同じミスを繰り返さないようにするにはどうすればいいのか、などと考える事が大切なのだと思いますね。
あとは、自分のペースを保つ事も大事でしょう。物事の習熟ペースは人それぞれで、とうじが1を学べば、ちゆは10も学んじゃうものかもしれません。
だけど、それに惑わされると、一度に沢山のものを覚えようと無理をしてしまい、結果としてミスが多くなってしまうもの。そうならないためにも、誰かと比較したり、変に焦らない事が重要なのだと思いますね。
他には、成功を「自信」に変える事も大事でしょう。とうじは子供なだけに、大人の従業員と比べるとできる事は少ないですが、だからこそ、自分のやった事が客の笑顔に繋がれば、すごい事になるんですよね。今回の出来事のように。
ちゆメイン回がこの先どれだけあるかは分かりませんが、最終回までのどこかで、今回よりも自信を持って家の手伝いをするとうじが見られたらいいな、と楽しみにしたいと思います。
続いて、ちゆは、前に家の手伝いをした時と比べると、旅館の仕事がだいぶ板についてきたように感じました。あの時以降も積極的に家の手伝いをしていたんでしょう、きっと。
だけど、その事におごらず、とうじに負けないよう、もっと頑張らねばと、向上心が高いのが良いですよね。おもてなしの道に終わりなし。その心を持っていれば将来、立派な女将になれるんじゃないかと思えてきました。
だいぶ気は早いですが、最終回の後日談で、何年後かのちゆが旅館沢泉で堂々と働いている姿を見てみたいと思いますね。
あと、ペギタンも、良い見所を作ってくれたと感じています。ちゆの第2の弟的な存在で、とうじに負けたくないと感じていながらも、とうじの度重なる失敗を決して笑わず、不器用だけど一生懸命で優しいと評価しているのが、すごく良かったと思いますね。
ぬいぐるみとしてお持ち帰りされた時もでしたけど、ペギタンって、困っている子を放っておけないんですよね。あの時と同じく、すごく優しい子だと感じましたし、とうじの事を励ましてほしいとアスミにお願いしていたところはカッコ良かったよ、ペギタン!
あれ? 「可愛いよ」ではなく、「カッコ良かったよ」になってる・・・。まあ、いいか。ガチでカッコ良いと思ったし。(こんなところで変なボケ入れなくていいから(笑))
その一方、敵サイドでは、グアイワルもメガパーツを自身に埋め込み、ギガビョーゲンを生み出せるようになりました。
ダルイゼンは見送ったものの、次回予告を見た感じでは、ダルイゼンもパワーアップするのでしょう。最終回までまだまだ話数がありそうなこの状況で幹部全員がパワーアップとなると、メガパーツを取り込んだ事による副作用はないのかも?
全員パワーアップとなれば、前話感想で危惧していた事が発生するかもしれないでしょう。怪物の素体対象拡大により、お手当てペースが増え、のどか達が疲弊してしまうという事態が。
ヒーリングオアシスが出たと思えば新幹部登場。新しくプリキュアが加わったと思えば、メガパーツでメガビョーゲンが強化。ヒーリングっど♡アローを編み出せたと思いきや、幹部全員が強化。
こちらが進化すれば、あちらも進化と、キリがないですね。いつまでも続きそうな進化戦争に決着はつくのか?
さて、次回は、のどかが入院していた時の主治医が登場する話。
マジか・・・。今後どこかの回で、のどかと彼が再会する話が来てほしい。前にそう書いた事が現実になろうとは・・・。このブログを見て、彼を出す事を考えた訳ではないと思いますが、この粋な心遣いには感謝しています。
のどかの病気を治す事はできなかったとはいえ、実直な人柄だと感じている事は今も変わらず、次回もそう感じさせるシーンが出てくる事に期待したいですね。ハンカチの準備をして、次回の視聴に臨みたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ヒーリングっど♡プリキュア」第32話「おねえちゃんみたいに! ぼくのおかみ修行」の感想です。
今回のオープニング前のあいさつは、新しいバージョンに。
「私、花寺のどか! 中学2年生!」
「沢泉ちゆです!」
「平光ひなただよ!」
「風鈴アスミと申します。」
『私達、プリキュアです!』
「この前、初めてギガビョーゲンが現れて、でも、エレメントさんと私達の力の結晶・ヒーリングっど♡アローで浄化する事ができたの!」
「これからもこの力で、地球のお手当て、」
『頑張ろう!』
という事で、初の4人バージョンとなりました。早ければ、新プリキュア加入後の回である21話からでも出せそうでしたが、4人合体技が出たばかりの今回の方がちょうど良いと判断したのでしょうね。
やはり、4人全員のあいさつとなると、賑やかで良いですね。あいさつのない回や、のどか&ラビリンだけになる回もありそうですが、今後、できるだけ多くの回で4人であいさつをしてほしいな、と楽しみにしています。
~ オープニング前 ~
ある日、のどか、ひなた、アスミは、旅館沢泉に来ていました。
今日ここに来たのは、学校の職業体験のため。旅館の裏方の仕事を体験する事になりました。分からない事は、ちゆが教えます。
また、ちゆの弟・とうじも旅館の仕事を手伝う事になりました。
「お手伝いできないなら、せめて、とうじの仕事ぶりでも見させてもらうペエ・・・。」
「こんな冷ややかなペギタン、初めて見たぜ!」
「ペギタンは、とうじ君を勝手にライバルだと思ってるラビ!」
「フフフ、ペエ・・・。」
いつか書いた、もう片方の弟よりも自分の方が姉に褒められたい欲求が強いんでしょうね。サングラスでカッコつけても、やっぱり可愛いよ、ペギタン。(笑)
~ Aパート ~
その頃、ビョーゲンズのアジトでは、キングビョーゲンが、シンドイーネと同じように、ダルイゼンとグアイワルにも、メガパーツを取り込むよう指示。
そして、グアイワルは、メガパーツを自身に取り込みました。
すぐに、グアイワルは出撃。一方、ダルイゼンは、様子を見る事に。
のどか達は職業体験を頑張っていました。なお、アスミは、撮影係として、のどか達の仕事ぶりを撮っています。
「ちょっと頑張り過ぎペエ・・・」
「とうじ!? もしかして、2部屋分をいっぺんに?」
「その方が早く終わると思って・・・。」
「張り切るのは良い事だけど、少しずつ分けて運んだ方がいいわ。客間の座布団は、それでなくても大きめだから。」
「はい・・・。」
「やれやれペエ・・・」
「お風呂掃除で挽回しなきゃ・・・。」
「失敗しないか、こっちが心配ペエ・・・。」
「あれ? 今は入浴時間じゃないけど、迷い込んできちゃったかな・・・。」
「あ、ダメダメ! 飼い主さんと一緒じゃないと、危ない・・・。」
「大変ペエ・・・。」
「大丈夫ですか!」
「どうしたの!?」
「ふわあ~、大変!」
「ずぶ濡れじゃん・・・。」
「大丈夫よ、とうじ。ここは任せて、濡れた服を着替えてきて。」
「ごめんなさい・・・。」
「2人は、ここの掃除をお願いできる?」
「分かった!」
「まっかせといて!」
「ありがとう。私は客室をチェックしてくるわ。」
「ふわあ~、さすが、ちゆちゃん! 突然の事にも慌てず、この場を仕切って・・・。」
「うんうん! ハイジャンのちゆちーもカッコいいけど、旅館のちゆちーも、めーっちゃカッコいい!」
「そりゃあ、ちゆさんは、この旅館の未来の女将ですから!」
「これでよし。」
「よく気が付いたわね。」
「沢泉に来て下さったお客様に笑顔になっていただきたいから。」
「いい心掛けね。これからも色々な事に気を配れるようにね、ちゆ。」
「はい。」
昼休みに入りました。のどか、ひなたは、すこやか饅頭を美味しくいただいていましたが、とうじは元気がありません。
「ボク、失敗ばかりで、それを全部お姉ちゃんに助けてもらって・・・。同じきょうだいなのに、どうして上手くできないんだろう・・・。」
「そんな事・・・。」
「分かる、それ! すっごいできるきょうだいいると、なんか焦るの、めっちゃ分かる!」
「でも、あんまり焦らなくていいと思うよ?」
「はあ・・・。」
「お? 大丈夫か、少年!」
「お、お客様!」
「力様! 大変失礼致しました。」
「いやいや! 若いうちは悩みもあるさ! 元気出せよ!」
「すみませんでした!」
「とうじ、ちょっとこっちへ。」
「ミスは仕方ないけれど、お客様の前で溜息なんて・・・。おもてなしの心をなくすのだけは、見過ごせないわ。」
「うん・・・。」
「落ち着くまで、少し休んでいなさい。ね? とうじ。」
その後、ペギタンはアスミに、お願い事があると言いました。それは一体?
~ Bパート ~
「とうじさん。少しよろしいですか?」
「皆、それぞれ良いところがあります。のどかはとても丁寧で、ひなたは周りを明るくする笑顔があって・・・。」
「でも、ボクには何にもないや・・・。お姉ちゃんは、こんなにできるのに・・・。」
「いいえ。とうじさんにも良いところはあります。それは・・・。」
「とうじは、ちょっと不器用なところもあるけど、とても一生懸命で優しい子ペエ。お風呂でずぶ濡れになったのも、子犬を守ろうとしたからなんだペエ!」
「ボクは今日ずっと見てたから、とうじの事がよく分かったペエ!」
「ボクが一生懸命で優しい?」
「ええ。とうじさんの事を見ていた人は、そう話していたのです。」
「え? そんな人が?」
「自分を他の誰かと比較する必要なんてない。頑張っている姿を見ている人は、ちゃんといるのだから、と。」
「ボクの事をそんな風に・・・。」
「ちゆ!?」
「ありがとう、ペギタン。とうじを見守ってくれて。」
「たまたまペエ・・・。」
「とうじがあんな風に思ってたなんて・・・。私もまだまだね。もっと気を配れるよう精進しなきゃ!」
少しして、力が足湯に浸かっていましたが、近くにいたグアイワルに目をつけられます。そして・・・、
「進化しろ! ナノビョーゲン!」
同じ頃、ラテが体調を崩し、アスミとラビリン達もビョーゲンズが現れた事を察知。怪物の出現により、旅館の従業員達は、客を安全な場所に避難させます。
その間に、のどか達は外に出て、ギガビョーゲンを発見しました。すぐに、プリキュアに変身しようとしましたが・・・、
「お姉ちゃん、どこ行くの?」
「えっと、その・・・、あっちにお客様がいないか見てくるわ! お母さん達を手伝ってて!」
「分かった!」
という事で、4人はプリキュアに変身します。
バトルスタート。やはりギガビョーゲンは強いですが、グレース達は一斉攻撃でギガビョーゲンを転倒させました。
しかし、その直後・・・、
「危ない! そっちへ行っちゃダメだ!」
「大丈夫?」
「は、はい・・・。」
「良かった、無事で・・・。」
「よくワンちゃんを守ったわね! 怖かったでしょ?」
「うん・・・。でも、大切なお客様だから!」
「そう。あとは私達に任せて! 必ず守ってみせるから!」
「お願いします!」
その後、フォンテーヌは、氷のエレメントを使って、ギガビョーゲンの攻撃を押し返そうとしました。
「沢泉は・・・、私が守る!」
「すごい・・・。強い思いがフォンテーヌの力になってる・・・。」
アースも後に続き、空気のエレメントを使った攻撃で、ギガビョーゲンを吹き飛ばしました。そして、ファイナルヒーリングっど♡シャワーでギガビョーゲンを浄化。
少しして、ナノビョーゲンに取り込まれた力が目を覚ましました。
「君・・・。モコを預かっていてくれたんだね・・・。」
「このワンちゃん、お客様の・・・。」
「ありがとう。」
「お役に立てて嬉しいです!」
「お客様の笑顔を見るのって、嬉しいんだね!」
「ええ。私も、とうじに負けないよう、もっと頑張らなくちゃ!」
「ねえ。もしかして、ボクの事ずっと見ててくれてたの、お姉ちゃん?」
「フフ。さあね。」
今回は、これで終了です。
次回:「思い出の再会! 過去のわたしの贈りもの」
のどかが病気でお休みしていた間、ずっとのどかを診てくれていた蜂須賀先生が、すこやか市に遊びに来ました。
のどかは、元気になった姿を見せたかったため、再会できた事にすごく喜びますが、家族と食事しながら会話している時に、のどかの病気の原因を突き止められなかった事に落ち込んでしまいます。
それは、ビョーゲンズのせいであって、先生のせいではないと、本当の事を伝えたいのどかですが、一体どうするのか?
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
職業体験の授業で、のどか達は旅館沢泉の仕事を手伝う事になり、ちゆの弟・とうじも参加したものの、張り切り過ぎてしまい、失敗が続きましたが、とうじの落ち込んだ姿を見て心配したペギタンを通じてアスミから励ましの言葉が送られ、子犬をギガビョーゲンから守り、飼い主であるお客様の笑顔を見られた事で、自分に自信が付きました。
ストーリーは前話ほど進展はしなかったものの、色んなキャラの成長や個性が描かれていたと感じ、予想以上に面白かったと思います。
まず、話の主軸であったとうじについては、失敗ばかりな上、姉と比べて全然できない事に落ち込んでいましたが、小学4年生くらいである事を考えると、失敗が多かったり、不注意で誰かに迷惑をかけちゃう事だってあるでしょう。あの年頃で家の手伝いをしてるのは立派だと思うし、結構頑張ってる方なんじゃないかと、私は思います。
大事なのは、失敗から何を学ぶかでしょう。何で失敗してしまったのか、同じミスを繰り返さないようにするにはどうすればいいのか、などと考える事が大切なのだと思いますね。
あとは、自分のペースを保つ事も大事でしょう。物事の習熟ペースは人それぞれで、とうじが1を学べば、ちゆは10も学んじゃうものかもしれません。
だけど、それに惑わされると、一度に沢山のものを覚えようと無理をしてしまい、結果としてミスが多くなってしまうもの。そうならないためにも、誰かと比較したり、変に焦らない事が重要なのだと思いますね。
他には、成功を「自信」に変える事も大事でしょう。とうじは子供なだけに、大人の従業員と比べるとできる事は少ないですが、だからこそ、自分のやった事が客の笑顔に繋がれば、すごい事になるんですよね。今回の出来事のように。
ちゆメイン回がこの先どれだけあるかは分かりませんが、最終回までのどこかで、今回よりも自信を持って家の手伝いをするとうじが見られたらいいな、と楽しみにしたいと思います。
続いて、ちゆは、前に家の手伝いをした時と比べると、旅館の仕事がだいぶ板についてきたように感じました。あの時以降も積極的に家の手伝いをしていたんでしょう、きっと。
だけど、その事におごらず、とうじに負けないよう、もっと頑張らねばと、向上心が高いのが良いですよね。おもてなしの道に終わりなし。その心を持っていれば将来、立派な女将になれるんじゃないかと思えてきました。
だいぶ気は早いですが、最終回の後日談で、何年後かのちゆが旅館沢泉で堂々と働いている姿を見てみたいと思いますね。
あと、ペギタンも、良い見所を作ってくれたと感じています。ちゆの第2の弟的な存在で、とうじに負けたくないと感じていながらも、とうじの度重なる失敗を決して笑わず、不器用だけど一生懸命で優しいと評価しているのが、すごく良かったと思いますね。
ぬいぐるみとしてお持ち帰りされた時もでしたけど、ペギタンって、困っている子を放っておけないんですよね。あの時と同じく、すごく優しい子だと感じましたし、とうじの事を励ましてほしいとアスミにお願いしていたところはカッコ良かったよ、ペギタン!
あれ? 「可愛いよ」ではなく、「カッコ良かったよ」になってる・・・。まあ、いいか。ガチでカッコ良いと思ったし。(こんなところで変なボケ入れなくていいから(笑))
その一方、敵サイドでは、グアイワルもメガパーツを自身に埋め込み、ギガビョーゲンを生み出せるようになりました。
ダルイゼンは見送ったものの、次回予告を見た感じでは、ダルイゼンもパワーアップするのでしょう。最終回までまだまだ話数がありそうなこの状況で幹部全員がパワーアップとなると、メガパーツを取り込んだ事による副作用はないのかも?
全員パワーアップとなれば、前話感想で危惧していた事が発生するかもしれないでしょう。怪物の素体対象拡大により、お手当てペースが増え、のどか達が疲弊してしまうという事態が。
ヒーリングオアシスが出たと思えば新幹部登場。新しくプリキュアが加わったと思えば、メガパーツでメガビョーゲンが強化。ヒーリングっど♡アローを編み出せたと思いきや、幹部全員が強化。
こちらが進化すれば、あちらも進化と、キリがないですね。いつまでも続きそうな進化戦争に決着はつくのか?
さて、次回は、のどかが入院していた時の主治医が登場する話。
マジか・・・。今後どこかの回で、のどかと彼が再会する話が来てほしい。前にそう書いた事が現実になろうとは・・・。このブログを見て、彼を出す事を考えた訳ではないと思いますが、この粋な心遣いには感謝しています。
のどかの病気を治す事はできなかったとはいえ、実直な人柄だと感じている事は今も変わらず、次回もそう感じさせるシーンが出てくる事に期待したいですね。ハンカチの準備をして、次回の視聴に臨みたいと思います。
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