
今話の名セリフ:「それから私、失敗するのが楽しくなっちゃったんだ! だって宝集めみたいなものでしょ? 失敗しないなんてもったいない!」(珠樹るり)
「アイカツプラネット!」第7話「踊るメルリルリ!」の感想です。
~ Aパート ~
るりが立ち上げているブランドといえば、メルティーハウス。そのマスコットといえば、「メルリ」。

そして、近日、メルリが主役のWEBアニメが始まるとか。そのストーリー原案をるりが考える事になりました。
脚本を手掛けるのは「早柿 総一郎」。TVや映画で人気作を連発している脚本家です。となれば、大ヒット間違いなし。
そして、後日、打ち合わせが行われましたが・・・、
「しょぼり~んが、モリモリ、ググーッとなって、モコモコモコーッて、くわっ!」

「ぽよよーんに、まるとろーんに、ぎょわーって、アハハハハ! となって・・・。」


「以上です!」
「え?」

うん、分かる。よーく分かるぞ、その気持ち。セリフ書き起こしていて「私、何やってんだろうな・・・」とモヤモヤした気持ちになったもん。ホント、何やってんだろうな・・・。(笑)
「いや・・・、今のが、君が思い描いているドラマの原案・・・?」


「ちょっ・・・。ぐわーっとか、あーっじゃ、伝わらないんじゃないかな?」

「ごめんなさい・・・。私、間違ってました・・・。」

「ぎょわーっじゃないですよね・・・。すっふぁーっですよね!」
「ん?」


・・・。

文字でツッコむのが面倒に感じましたので、画像を使ってツッコんでみました。これ、便利ですね。(笑)
「そのすっふぁーっていうのは、メルリの鳴き声?」
「メルリは強い子なので泣きません!」
「あ、そうなんだ・・・。」


「でも、私は・・・、私は・・・、わーっ! 行かないで! ポンター!」


るりの脳内トンデモワールドが、この場を支配してやがる・・・。この雰囲気で映画「シンデレラ」のオーディションを受けていたら、主役勝ち取れてたんじゃ? 雰囲気が違い過ぎて無理か。(笑)
「私には、珠樹るりさんのドラマ原案の脚本家は、少し荷が重過ぎるようです・・・。辞退させてはいただけませんか・・・?」
「え?」
「えーっ!?」


後日、るりは、脚本家が降りてしまった事を舞桜と栞に話しました。
「早柿さんが降りたら、このドラマ、絶対失敗するって、みんなが・・・。でね、絶対失敗するって聞いたら、余計燃えてきた!」

「ね、一度見てみてくれない? どうして私のやりたい事、早柿さんに伝わらなかったのか、知りたいの!」

そりゃあ、日本語で説明してないからだよ。擬音語ばかりじゃ、伝わるものも伝わらないって。
・・・と誰もが思った事を直接言ったら、スタッフ様達からしばかれるんだろうなあ。話が面白くならないって言われて。はあ・・・、世知辛い世の中だぜ・・・。(ナニイッテンダオマエ(笑))
「びょろろーん、びょろろーん、びょろろーん! しゅっ!」

「どう?」


「うーん、そうですね・・・。たとえば今の、びょろろーんで、お二人は何を思い浮かべました?」

「えっと・・・、お化け・・・、かな?」


「びょろろーん! びょろろーん?」

「私は、老舗和菓子屋さんの名物お菓子!」
「違うって! びょろろーんは、メルリが心の奥に秘めてる魂の叫び!」


「という風に、自分の思いを伝えるのは、案外難しい!」
「なるほど・・・。」


「じゃあ、どうしたら?」
「一番なのは、やっぱり、理路整然とした・・・。」


「筋道の整った文章で伝える事かな!」
「うーん・・・。私、そういうの苦手なんだ・・・。」


「じゃあ、諦めちゃう?」
「ありえないし!」


「なら、特訓するしかないじゃない!」

という事で、その後、屋上で特訓。
「まるとろーんって感じで!」
「そのまるとろーんってものは、固い?」
「え? 柔らかい!」

「色は?」
「色々あるけど、私は白いのが好き!」


「香りは?」
「いい香り! ほんのり甘ーい!」

「味は?」
「口の中が、まーるく溶けちゃう!」

「分かった! アイスクリーム!」
「ピンポン!」
「やった! 伝わったよ!」
「るりちゃんが1つ1つの特徴を丁寧に教えてくれたおかげです!」



「では、今度は今と同じように、メルリの事を教えて下さいますか?」

「うん! メルリはね、とっても強い子で!」
「どんな風に強いの?」

「ばびゅーん! ハッ・・・。じゃなくて! 背中を押す、南風、みたいな、勇気と元気を与えてくれる存在、かな?」


「すごくいい感じです!」
「よし! どんどんいこう!」

「じゃあ、次は、栞をその脚本家さんだと思って!」
「え!? 私!?」


グラサン姿が似合っててフイタ。なんか、ちょっと怖そうな先輩に見えちゃいますね。(笑)
「これは、メルリ自身の力で、オ・・・、オーソライズされており、周囲のコンセンサスも得られると確信してます!」

「では、ここで次の質問です。君は、このメルリのドラマを通して、どのような事を伝えたいのかな?」

「はい! 彼のアイデンティティの拠りどころは、クマであり、同時にぬいぐるみであるという、アンビバレンツな、精神構造の上に・・・。」

「る、るりちゃん!?」

「熱っ! 考え過ぎて知恵熱?」
「大丈夫? るりちゃん!」

~ Bパート ~
それからしばらくして・・・、
「栞ちゃん?」
「るりちゃん! 大丈夫?」

「舞桜ちゃん達は、ハナとビートのお仕事?」
「うん。」

「爆発するとこだった!」

「どうして? さっき言ってた。絶対失敗するって聞いたら、余計燃えてきたって。」

「私が赤ちゃんの頃から、ずっとモデル続けてきたの、知ってるよね?」
「うん! すごい!」

「でも、実はね、一度だけパパとママに、やめさせてって頼んだ事があったんだ。お仕事で失敗して、怖くなって・・・。」

「そしたら教えてくれたの! るりは今日、おっきな失敗ができた! もしこれを乗り越えられれば、この失敗は、るりにとって宝になる。」
「るりちゃん・・・。」

「それから私、失敗するのが楽しくなっちゃったんだ! だって宝集めみたいなものでしょ? 失敗しないなんてもったいない!」

「いっぱいいっぱい失敗して、全力で乗り越えて、その先で大勢の笑顔と出会える・・・。」

「メルリにも、見せてあげたいのに・・・。」

「ありがとう、るり!」
「栞ちゃん!」
「ボクのためにいっぱい頑張ってくれて!」

「あーあ、メルリになれたらな・・・。ぎょわわーっじゃ伝わらない・・・。理路整然は、やっぱ苦手・・・。でも、もしかして、メルリの言葉だったら、あなたの事・・・。」


「そっか! その手があったじゃん!」

「『アイカツプラネット!』で合流して! 栞ちゃん! 舞桜ちゃんとも向こうで!」
「るりちゃん?」

という事で、「アイカツプラネット!」に。いずみと早柿にも来るよう伝えていました。
「ようこそ! ボクはメルリ!」


「今日は、ボクの秘密を伝えたくて来てもらったんだ!」

「小さい頃、ボクは弱虫で、ミツバチが怖くて、ハチミツも取れないような、しょぼり~んなクマだったんだ・・・。」


「けれど、ある日・・・。」

「あれは、メルティーシューティングスター!」



「こうしてボクは、モリモリ、ググーッとメルティーパワーの持ち主になったんだ!」


「誰かー! 助けてー!」

「ボクがいるからには、もう安心だ!」


「これで、キミとボクは、メルティートモダチ、メルトモだ!」

「メルトモ!」
「ありがとう! メルリ!」
「ルリルリ!」

「助けて! メルリ!」


「モコモコモコーッ!」


「おーい! 君もメルトモになろうよ!」





「ぽよよーん!」

「サンキュ! メルリ!」
「ルリルリ!」

「オーッホッホッホッホッホ!」
「お前は、この世界をくしゃみで支配しようとしているペッパー女王!」


「アイスクリームの力で、人々を助けようと? そんな甘い考え、このペッパー女王が絶対に失敗させてあげるわ!」

「そうはいかない! だって、メルティーパワーをもらったボクは、失敗なんか怖くないからね!」

「やっておしまい!」



「まるとろーん!」


「コショウとバニラアイスっていうのは、意外と合うんだな!」
「本当! 絶妙で美味しいですね!」


「ならば、お前達、ニンニクタイフーンでバニラの香りなんぞ、台無しにしておやり!」



「レッツ、フレバーチェーンジ!」

「すっふぁーっ!」


「ミントの香りが、ニンニクの匂いを消していく・・・。」

『爽やかすっふぁーっ!』

「まだだ・・・。まだ勝負はついていない・・・。バトルステージで決着といこうではないか!」
「望むところだ!」













「認めよう・・・。私の敗北だ・・・。」


「はい!」
「ありがとう・・・。」


「んー、美味しい!」


「これでキミも、メルトモだね!」

「確かに受け止めた。失敗に恐れずに立ち向かう、メルリの勇気と友情を信じる力。」

「では・・・。」
「ルリさんの思い、最高の脚本に仕上げさせていただきます! 大ヒット作連発の人気脚本家、この早柿総一郎が!」


「ありがとうございます!」

そして、後日、るりが原案のWEBドラマ「メルリのルリルリ大作戦」が配信され、大好評となりました。
今回は、これで終了です。
次回:「ロックンビート!」
正体が分からないのもビートの魅力の1つだと考える響子は、両親にもアイカツを秘密にしています。
しかし、番組の収録で思わず出た普段の響子らしい一面を面白いと言われた事で、ある気持ちが芽生えました。悩んだ末、響子とビートが下した決断とは一体?
【まとめ】
るりは、メルティーハウスのマスコット「メルリ」が主役のWEBアニメのストーリー原案を考える事になったものの、脚本家に上手く内容が伝わらず、脚本家が辞退しそうになりましたが、演劇を通じて、失敗を恐れぬ前向きな気持ちが脚本家に伝わり、WEBドラマは大好評となりました。
いやー、実に、すっふぁーでびょろろーんな話で、アッハッハ!ってなったわ!
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。(笑)
え? 何を言ってるのか、分からない? 俺様にさえ分かればいいんだよ! 文句あっか!(いや、駄目だろ(笑))
さて、今話は、るりメイン回。るりといえば、2話や3話では、アイカツを始めたばかりの舞桜にとって心強い友達っぷりを披露していました。
それだけに、公式ホームページの予告で「自分の思いを上手く伝えられず、脚本家が辞退してしまう」という記述を見た時は「え? どういう事?」と思っていましたが、まさか、そういう事だとは・・・。度肝を抜かされました。
あの擬音語だらけの説明を聞いた時は、「キミは長嶋茂雄氏か!」とツッコんでました。(笑)
ストーリー原案は、「アイカツプラネット!」での演劇を通して伝える事になりましたが、その演劇も、なかなかカオスで面白かったです。
「くしゃみで支配しようとか、コロナと比べると可愛いな」「コショウとバニラアイスが意外と合うって、本当かよ・・・」「ニンニクタイフーンって手投げかい」など、そこそこにツッコミどころがありましたね。(笑)
いくらでもアイスクリームを出せるメルティーパワーで、困っている人を助けたり、悪者を改心させるといった話で、「アンパンマン」のアイスクリームバージョンみたいなものでしょうか。小さいお子さんにはヒットしそうですね。
とまあ、前話と比べるとギャグの濃い今話でしたが、ギャグ一辺倒という訳ではなく、失敗は宝集めのようなもので、失敗しないなんてもったいないという事も説かれ、シリアス要素もありました。
人生においては、物事が思うように進まず失敗を体験する事が数多くあります。失敗をしてしまうと、物事をネガティブに考えがちになっちゃうでしょう。
しかし、失敗は、決してマイナス要素だけで構成されてはいません。「どうすれば成功できたのか?」「どうすれば同じ失敗をしなくて済むのか?」など、考える要素はいくらでもあります。
そして、そこから成功に至るケースも多々あります。要するに「失敗は成功のもと」ってやつですね。
失敗はいつか成功に結び付くと思うと、「失敗するのが楽しい」「失敗するのがもったいない」などと、るりが言った事は納得ですね。この作品のメイン視聴層である女の子達にとって、すごく大切な心構えだと思いました。
さて、次回は、響子メイン回。
最初のメイン回では、響子の様々な自分らしさが見られましたが、次回も、それまでには出なかった意外な一面が出てくるのか? 楽しみにしたいですね。
さらに、次回予告で、響子の自宅っぽい所が出てきたのが気になるところ。家族との絡みがストーリーを面白くしそうで注目したいですね。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「アイカツプラネット!」第7話「踊るメルリルリ!」の感想です。
~ Aパート ~
るりが立ち上げているブランドといえば、メルティーハウス。そのマスコットといえば、「メルリ」。

そして、近日、メルリが主役のWEBアニメが始まるとか。そのストーリー原案をるりが考える事になりました。
脚本を手掛けるのは「早柿 総一郎」。TVや映画で人気作を連発している脚本家です。となれば、大ヒット間違いなし。
そして、後日、打ち合わせが行われましたが・・・、
「しょぼり~んが、モリモリ、ググーッとなって、モコモコモコーッて、くわっ!」


「ぽよよーんに、まるとろーんに、ぎょわーって、アハハハハ! となって・・・。」



「以上です!」
「え?」


うん、分かる。よーく分かるぞ、その気持ち。セリフ書き起こしていて「私、何やってんだろうな・・・」とモヤモヤした気持ちになったもん。ホント、何やってんだろうな・・・。(笑)
「いや・・・、今のが、君が思い描いているドラマの原案・・・?」


「ちょっ・・・。ぐわーっとか、あーっじゃ、伝わらないんじゃないかな?」

「ごめんなさい・・・。私、間違ってました・・・。」


「ぎょわーっじゃないですよね・・・。すっふぁーっですよね!」
「ん?」



・・・。

文字でツッコむのが面倒に感じましたので、画像を使ってツッコんでみました。これ、便利ですね。(笑)
「そのすっふぁーっていうのは、メルリの鳴き声?」
「メルリは強い子なので泣きません!」
「あ、そうなんだ・・・。」



「でも、私は・・・、私は・・・、わーっ! 行かないで! ポンター!」




るりの脳内トンデモワールドが、この場を支配してやがる・・・。この雰囲気で映画「シンデレラ」のオーディションを受けていたら、主役勝ち取れてたんじゃ? 雰囲気が違い過ぎて無理か。(笑)
「私には、珠樹るりさんのドラマ原案の脚本家は、少し荷が重過ぎるようです・・・。辞退させてはいただけませんか・・・?」
「え?」
「えーっ!?」



後日、るりは、脚本家が降りてしまった事を舞桜と栞に話しました。
「早柿さんが降りたら、このドラマ、絶対失敗するって、みんなが・・・。でね、絶対失敗するって聞いたら、余計燃えてきた!」

「ね、一度見てみてくれない? どうして私のやりたい事、早柿さんに伝わらなかったのか、知りたいの!」

そりゃあ、日本語で説明してないからだよ。擬音語ばかりじゃ、伝わるものも伝わらないって。
・・・と誰もが思った事を直接言ったら、スタッフ様達からしばかれるんだろうなあ。話が面白くならないって言われて。はあ・・・、世知辛い世の中だぜ・・・。(ナニイッテンダオマエ(笑))
「びょろろーん、びょろろーん、びょろろーん! しゅっ!」


「どう?」


「うーん、そうですね・・・。たとえば今の、びょろろーんで、お二人は何を思い浮かべました?」

「えっと・・・、お化け・・・、かな?」


「びょろろーん! びょろろーん?」


「私は、老舗和菓子屋さんの名物お菓子!」
「違うって! びょろろーんは、メルリが心の奥に秘めてる魂の叫び!」


「という風に、自分の思いを伝えるのは、案外難しい!」
「なるほど・・・。」


「じゃあ、どうしたら?」
「一番なのは、やっぱり、理路整然とした・・・。」



「筋道の整った文章で伝える事かな!」
「うーん・・・。私、そういうの苦手なんだ・・・。」


「じゃあ、諦めちゃう?」
「ありえないし!」


「なら、特訓するしかないじゃない!」

という事で、その後、屋上で特訓。
「まるとろーんって感じで!」
「そのまるとろーんってものは、固い?」
「え? 柔らかい!」


「色は?」
「色々あるけど、私は白いのが好き!」


「香りは?」
「いい香り! ほんのり甘ーい!」


「味は?」
「口の中が、まーるく溶けちゃう!」


「分かった! アイスクリーム!」
「ピンポン!」
「やった! 伝わったよ!」
「るりちゃんが1つ1つの特徴を丁寧に教えてくれたおかげです!」




「では、今度は今と同じように、メルリの事を教えて下さいますか?」

「うん! メルリはね、とっても強い子で!」
「どんな風に強いの?」


「ばびゅーん! ハッ・・・。じゃなくて! 背中を押す、南風、みたいな、勇気と元気を与えてくれる存在、かな?」



「すごくいい感じです!」
「よし! どんどんいこう!」


「じゃあ、次は、栞をその脚本家さんだと思って!」
「え!? 私!?」


グラサン姿が似合っててフイタ。なんか、ちょっと怖そうな先輩に見えちゃいますね。(笑)
「これは、メルリ自身の力で、オ・・・、オーソライズされており、周囲のコンセンサスも得られると確信してます!」

「では、ここで次の質問です。君は、このメルリのドラマを通して、どのような事を伝えたいのかな?」

「はい! 彼のアイデンティティの拠りどころは、クマであり、同時にぬいぐるみであるという、アンビバレンツな、精神構造の上に・・・。」

「る、るりちゃん!?」


「熱っ! 考え過ぎて知恵熱?」
「大丈夫? るりちゃん!」


~ Bパート ~
それからしばらくして・・・、
「栞ちゃん?」
「るりちゃん! 大丈夫?」

「舞桜ちゃん達は、ハナとビートのお仕事?」
「うん。」


「爆発するとこだった!」

「どうして? さっき言ってた。絶対失敗するって聞いたら、余計燃えてきたって。」

「私が赤ちゃんの頃から、ずっとモデル続けてきたの、知ってるよね?」
「うん! すごい!」


「でも、実はね、一度だけパパとママに、やめさせてって頼んだ事があったんだ。お仕事で失敗して、怖くなって・・・。」


「そしたら教えてくれたの! るりは今日、おっきな失敗ができた! もしこれを乗り越えられれば、この失敗は、るりにとって宝になる。」
「るりちゃん・・・。」


「それから私、失敗するのが楽しくなっちゃったんだ! だって宝集めみたいなものでしょ? 失敗しないなんてもったいない!」

「いっぱいいっぱい失敗して、全力で乗り越えて、その先で大勢の笑顔と出会える・・・。」

「メルリにも、見せてあげたいのに・・・。」

「ありがとう、るり!」
「栞ちゃん!」
「ボクのためにいっぱい頑張ってくれて!」

「あーあ、メルリになれたらな・・・。ぎょわわーっじゃ伝わらない・・・。理路整然は、やっぱ苦手・・・。でも、もしかして、メルリの言葉だったら、あなたの事・・・。」



「そっか! その手があったじゃん!」


「『アイカツプラネット!』で合流して! 栞ちゃん! 舞桜ちゃんとも向こうで!」
「るりちゃん?」


という事で、「アイカツプラネット!」に。いずみと早柿にも来るよう伝えていました。
「ようこそ! ボクはメルリ!」


「今日は、ボクの秘密を伝えたくて来てもらったんだ!」


「小さい頃、ボクは弱虫で、ミツバチが怖くて、ハチミツも取れないような、しょぼり~んなクマだったんだ・・・。」



「けれど、ある日・・・。」

「あれは、メルティーシューティングスター!」





「こうしてボクは、モリモリ、ググーッとメルティーパワーの持ち主になったんだ!」



「誰かー! 助けてー!」


「ボクがいるからには、もう安心だ!」


「これで、キミとボクは、メルティートモダチ、メルトモだ!」

「メルトモ!」
「ありがとう! メルリ!」
「ルリルリ!」


「助けて! メルリ!」


「モコモコモコーッ!」




「おーい! 君もメルトモになろうよ!」









「ぽよよーん!」

「サンキュ! メルリ!」
「ルリルリ!」


「オーッホッホッホッホッホ!」
「お前は、この世界をくしゃみで支配しようとしているペッパー女王!」


「アイスクリームの力で、人々を助けようと? そんな甘い考え、このペッパー女王が絶対に失敗させてあげるわ!」


「そうはいかない! だって、メルティーパワーをもらったボクは、失敗なんか怖くないからね!」

「やっておしまい!」




「まるとろーん!」


「コショウとバニラアイスっていうのは、意外と合うんだな!」
「本当! 絶妙で美味しいですね!」


「ならば、お前達、ニンニクタイフーンでバニラの香りなんぞ、台無しにしておやり!」




「レッツ、フレバーチェーンジ!」


「すっふぁーっ!」



「ミントの香りが、ニンニクの匂いを消していく・・・。」

『爽やかすっふぁーっ!』

「まだだ・・・。まだ勝負はついていない・・・。バトルステージで決着といこうではないか!」
「望むところだ!」


























「認めよう・・・。私の敗北だ・・・。」



「はい!」
「ありがとう・・・。」



「んー、美味しい!」


「これでキミも、メルトモだね!」


「確かに受け止めた。失敗に恐れずに立ち向かう、メルリの勇気と友情を信じる力。」

「では・・・。」
「ルリさんの思い、最高の脚本に仕上げさせていただきます! 大ヒット作連発の人気脚本家、この早柿総一郎が!」


「ありがとうございます!」

そして、後日、るりが原案のWEBドラマ「メルリのルリルリ大作戦」が配信され、大好評となりました。
今回は、これで終了です。
次回:「ロックンビート!」
正体が分からないのもビートの魅力の1つだと考える響子は、両親にもアイカツを秘密にしています。
しかし、番組の収録で思わず出た普段の響子らしい一面を面白いと言われた事で、ある気持ちが芽生えました。悩んだ末、響子とビートが下した決断とは一体?
【まとめ】
るりは、メルティーハウスのマスコット「メルリ」が主役のWEBアニメのストーリー原案を考える事になったものの、脚本家に上手く内容が伝わらず、脚本家が辞退しそうになりましたが、演劇を通じて、失敗を恐れぬ前向きな気持ちが脚本家に伝わり、WEBドラマは大好評となりました。
いやー、実に、すっふぁーでびょろろーんな話で、アッハッハ!ってなったわ!
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。(笑)
え? 何を言ってるのか、分からない? 俺様にさえ分かればいいんだよ! 文句あっか!(いや、駄目だろ(笑))
さて、今話は、るりメイン回。るりといえば、2話や3話では、アイカツを始めたばかりの舞桜にとって心強い友達っぷりを披露していました。
それだけに、公式ホームページの予告で「自分の思いを上手く伝えられず、脚本家が辞退してしまう」という記述を見た時は「え? どういう事?」と思っていましたが、まさか、そういう事だとは・・・。度肝を抜かされました。
あの擬音語だらけの説明を聞いた時は、「キミは長嶋茂雄氏か!」とツッコんでました。(笑)
ストーリー原案は、「アイカツプラネット!」での演劇を通して伝える事になりましたが、その演劇も、なかなかカオスで面白かったです。
「くしゃみで支配しようとか、コロナと比べると可愛いな」「コショウとバニラアイスが意外と合うって、本当かよ・・・」「ニンニクタイフーンって手投げかい」など、そこそこにツッコミどころがありましたね。(笑)
いくらでもアイスクリームを出せるメルティーパワーで、困っている人を助けたり、悪者を改心させるといった話で、「アンパンマン」のアイスクリームバージョンみたいなものでしょうか。小さいお子さんにはヒットしそうですね。
とまあ、前話と比べるとギャグの濃い今話でしたが、ギャグ一辺倒という訳ではなく、失敗は宝集めのようなもので、失敗しないなんてもったいないという事も説かれ、シリアス要素もありました。
人生においては、物事が思うように進まず失敗を体験する事が数多くあります。失敗をしてしまうと、物事をネガティブに考えがちになっちゃうでしょう。
しかし、失敗は、決してマイナス要素だけで構成されてはいません。「どうすれば成功できたのか?」「どうすれば同じ失敗をしなくて済むのか?」など、考える要素はいくらでもあります。
そして、そこから成功に至るケースも多々あります。要するに「失敗は成功のもと」ってやつですね。
失敗はいつか成功に結び付くと思うと、「失敗するのが楽しい」「失敗するのがもったいない」などと、るりが言った事は納得ですね。この作品のメイン視聴層である女の子達にとって、すごく大切な心構えだと思いました。
さて、次回は、響子メイン回。
最初のメイン回では、響子の様々な自分らしさが見られましたが、次回も、それまでには出なかった意外な一面が出てくるのか? 楽しみにしたいですね。
さらに、次回予告で、響子の自宅っぽい所が出てきたのが気になるところ。家族との絡みがストーリーを面白くしそうで注目したいですね。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。