
今話の名セリフ:「当たり前と思われてる事も、本当にそうなのかなって考えてしまうんです。勝手に思い込んで決めてるだけで、本当は違うかもしれないでしょ?」(梅小路響子)
「アイカツプラネット!」第4話「やまとなでしこロック変化」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日・・・、
「今日、ハナのバトルステージある!」
「え!? ハナ出るの!? うっしゃー! 楽しみ過ぎる!」
「お前、ハナの事好き過ぎるだろ!」

「だって! 頑張ってね、ハナ!」
「うん!」

「でもさ、ハナって最近、前とちょっと違くね?」
「確かに。ちょっと雰囲気変わったかも。」

「ハナってさ、なんていうか、こう・・・。」
「天才肌で、華があって、ザ・トップアイドル!」
「そうそう! 手の届かない存在って感じでさ。俺らとは次元が違うっていうか。」

「だけど、最近は親しみやすいっていうの? なんかすぐ傍にいそうな感じがするんだよな。」
「お前さ、気持ち悪いよ・・・。」
「そんな顔で言うなよ!」

いやいや、気持ち悪くなんかないよ。ハナの事を真剣に見てるとか、感心感心。いい歳こいて女の子向けアニメに熱中してる私なんかよりも何倍もマシだと思うよ?(笑)
「どうしよう、栞・・・。」
「大丈夫! 舞桜がハナってバレた訳じゃないから! ね?」
「私、全然ハナらしくできてなかったんだ・・・。」

「どうしよう・・・。どうしたら、ハナらしくなるのかな・・・。」

ちょうどその時・・・、

「音羽舞桜さん。」
「はい?」
「はじめまして。梅小路響子といいます。少しお時間よろしいですか?」
「え? はい・・・。」

「ねえ、あれって梅小路先輩だよね?」
「梅小路先輩といえば、梅小路家のお嬢様!」
「才色兼備! 文武両道! 成績は常に学年トップ!」


「2年生の生徒会役員で、生徒はもちろん、先生にも信頼されている、全校生徒憧れの存在!」


「それでは参りましょう。」

「あの、梅小路先輩!」
「私の事は、響子と呼んで下さい。」

~ Aパート ~
そして、響子がいる屋上に来た舞桜と栞。響子は、舞桜がハナを演じている事を知っていました。
「隠しても無駄ですよ。私にはすべてお見通しです。」

「どうしよう、栞! 私がハナってバレちゃった!」
「落ち着いて、ハナ! じゃなかった、舞桜!」


「あ、ごめんなさい。ちょっとお茶目が過ぎました。」

舞桜がハナを演じているのは、いずみから聞いています。
響子も、スターレットプロモーションに所属しているアイドル。今日1日、先輩アイドルとして一緒に行動するよう、いずみから頼まれていました。
なお、響子は、アイカツをしている事を公言していない模様。そのため、舞桜と栞は驚きましたが、いずみにとっては、それが狙いだそうです。
それから少しして・・・、





「響子先輩、すごい! こんな事までできちゃうなんて!」
「しかも色んな部活からお願いされて、みんなに教えてるらしいよ!」


その後、舞桜と栞は、生徒会室に。会議に参加しました。
「今の校則は、この学校ができた時に定められたものです。見直して、改善してはどうでしょう?」

「校則か・・・。」
「中には、授業中のくしゃみは3回までなど、明らかにおかしな規則も見受けられます。」

「でも、そういう変なのは、誰も守ってないし・・・。」
「ほっといてもいいんじゃない?」


「女子の制服も、特に不満が挙がった訳ではありません。でも、みんなで意見を出し合って、スカート以外も選べるようにしたら、大変好評でした。」

「校則も、一度考えてみませんか?」

「よし。じゃあ、校則の見直しを検討しよう!」
「ありがとうございます!」


「制服の事も、響子先輩の提案がきっかけだったんですか?」
「はい。女子はスカートって決めつけるのはおかしいんじゃないか、と思って。」

「元々スカートしかなかったら、たぶん、私、それが普通だと思っちゃってたと思います!」
「当たり前と思われてる事も、本当にそうなのかなって考えてしまうんです。勝手に思い込んで決めてるだけで、本当は違うかもしれないでしょ?」

その直後、近くから、女子生徒の悲鳴が。
ゴミ捨ての時に、足をくじいてしまったようです。響子は付き添いの生徒に、保健室へ連れて行くよう指示します。
そして、ゴミ捨ては響子がやろうとしますが・・・、
「私達が後からやりますから!」
「梅小路先輩にそんな事させられません!」

「ご心配なく。こう見えて、私、ゴミ捨て検定1級なんですよ!」

「ありがとうございます。助かりました。」
「いえいえ。それより、ゴミ捨て検定なんてあるんですね! 初めて知りました!」

「あれは冗談です! そうだ! お2人には、手伝ってくれたお礼をしないと!」

「とっておきの場所にご招待しますね。」


「ようこそ。秘密の小部屋へ。」


そして、お茶をいただく舞桜達。

『素敵・・・。』
「学校にこんな所があったなんて・・・。」
「長い事使われずに、忘れ去られていた倉庫を、こっそり綺麗にしたんです!」

「こっそり・・・。」
「だって、少しくらい秘密があった方が、刺激的じゃない?」

「楽しいでしょ?」
「はい! すっごくワクワクします!」


「先輩がアイカツしてるのを言ってないのも?」
「その方が面白いかなって思って。」

「向こうの響子先輩って、どんな感じかな?」
「きっと、お姫様みたいな・・・。」
「栞もそう思う?」

「私、響子先輩のアイカツが見てみたいです!」

という事で、「アイカツプラネット!」に行ってみました。すると・・・、

「よ! 待った?」


「あ・・・。問題です! この人は誰でしょうか?」
「え・・・。響子先輩じゃないよね?」


「じゃないじゃない! アタシ、響子!」
「え・・・。えーっ!?」

「こっちじゃビートって呼ばれてる! よろしく!」

Aパート終了直後のアイキャッチ
Bパート開始直前のアイキャッチ
~ Bパート ~
その後・・・、

「やっぱりこの店のハンバーガー最高!」

「ビートは、アイカツランキング上位のアイドル。まさか響子先輩だったなんて・・・。」
「雰囲気違うもんね・・・。」

「マスター! いつもの!」



「炭酸をあんなに上品に飲む人、はじめて見た!」
「うん! やっぱり響子先輩だね!」

ここで、ハナは、今日のバトルステージの相手がビートだと知ります。
その直後・・・、
「みんな! 元気してた?」
「ビート!」
「よお!」


「アタシ達、この後、バトルステージやるから見に来なよ!」
「ああ!」

「って、うおっ! ハナ!? すげー! めっちゃ有名人じゃん!」
「なんかイメージと違うな・・・。」

「何それ? どういう事?」
「いや、ハナが他のアイドルとつるんでるの見た事なかったからさ。自由に我が道を行くってタイプかと思ってた。」


「やっぱり私、ハナらしくできてないんだ・・・。」
「そのハナって、前のハナの事?」
「はい・・・。」

「うん。全然違う。でも、それでいいじゃない。」

「え?」
「アタシね、ビートを始める前は、正直ちょっとモヤモヤしてたんだ。みんな、梅小路響子はこうだって、勝手に思い込んで決めつけてる気がして。」

「そんな時、面白そうだったから、興味本位でこっそりここに来てみたの。」


「ここでは、アタシがどんな人間か、勝手に決めつけたりしないから、すっごく自由で自分らしくできた!」


「それからは、なんか気持ちがスッキリして、モヤモヤしなくなったんだ。」

「アタシだけじゃないと思う。もしかしたら子供かも。もしかしたら女の子かも! でしょ?」

「ここは、誰でも自分の好きな自分になれて、自分らしくいられる場所!」

「私、ハナの時も私らしくしていいのかな?」
「だって、今のハナは、あなたでしょ!」


バトルステージの時間が近付いてきました。
「ねえ。何でハナとのバトルステージをさせてほしいって頼んだか、分かる?」

「今のハナを知りたかったから! ステージの上では、自分は隠せない!」

「アタシは、ビート全開でいくから! よろしく!」
「私も! 私らしく思いっ切り楽しみます!」
































さて、今回のバトルステージの勝者は?


「一緒にステージしたから分かる! 響子先輩もすごいけど、ビートもすごい!」

そして、事務所に戻りました。
「響子、舞桜。2人ともお疲れ様。」
「いずみさん!」

「どうだった? 今日一日、先輩と過ごしてみて。」
「負けたのは悔しいけど、すごく自分らしくステージができた気がします!」

「良かった。大事な事教えてもらえたみたいね。」
「でしたら何よりです!」

「それじゃ! これからよろしく!」
「はい!」

今回は、これで終了です。
次回:「シンデレラガール」
映画「シンデレラ」のオーディションに向け、舞桜は、響子達と特訓に励みました。
演技は想像力と表現力が大事だと教えられる舞桜。舞桜にしかできないシンデレラとは何なのか?
果たして、舞桜は、主役の座を掴む事ができるのか?
【まとめ】
舞桜は、全校憧れの先輩「梅小路 響子」と一緒に1日を過ごし、「アイカツプラネット!」ではロックアイドル「ビート」としてアイカツをしているというギャップに驚きながらも、自分らしくアイカツを楽しむ事の大切さを学びました。
という事で、今回は、響子の本格登場回。普段は誰もが憧れるお嬢様な一方、「アイカツプラネット!」では気性激しめのロックアイドルと、ギャップで魅せてくれると思っていましたが、ふたを開けてみれば、一癖も二癖もある面白い子だと感じました。
勝手に思い込んで決めてるだけで、本当は違うかもしれない。まさしくその通りだな、と思いました。
才色兼備で文武両道。成績は常に学年トップ。華道、日本舞踊、琴などもたしなみ、生徒会でも積極的に発言。
いつもで笑顔で、非の打ちどころのない、全校生徒憧れのお嬢様。これが、多くの生徒達が抱く響子に対するイメージで、まさに高嶺の花でしょう。
だけど、生真面目過ぎる訳ではなく、冗談を言ったりなど茶目っ気のあるところも。
ゴミ捨て検定とか、少しくらい秘密があった方が刺激的だとか、なかなか面白い事言うな、と思いました。「アイカツプラネット!」での姿よりも、こちらの方がギャップで魅せてくれたと感じています。
こういう面白い一面が、周りの生徒との距離感を縮めて、人気度を高めているように思いますね。今後の話でも、お茶目なところをもっと出してほしいな、と期待しています。
そして、「アイカツプラネット!」では、ロックアイドル・ビートとして、アイカツを楽しんでいます。
ハンバーガーや炭酸飲料が好きで、ストリート系男子とも仲が良かったりと、普段の学校生活からは考えられないですね。響子に憧れている女子生徒達は、ビートと響子が同一人物だと知ったら、ショックのあまり寝込んじゃったりして。(笑)
とまあ、今話だけで様々な一面を見せてきた響子でしたが、いずれも誰かに強要されて演じているのではなく、自分の意志で振る舞っている事。どれも自分らしいんですよね。
そして、その「自分らしさ」は、今の舞桜にとって大切な事でしょう。舞桜は明咲の後継ぎ的な感じでハナを演じていますが、当然、舞桜と明咲では個性が違いますので、明咲と完全に同じようにハナを演じる事はできません。
それに、舞桜はアイカツを始めたばかり。分からない事づくしではボロが出やすく、ハナの正体が変わる前と後との違いに疑問を抱かれやすいでしょう。
舞桜は、その違和感を抱かせまいと頑張ってはいるものの、それでは、自分らしさが抑え込まれてしまい、逆にミスが多くなってしまうもの。ますます違和感が膨らんでしまいます。
それを避けるためにも、「自分らしさ」って大事なのかな、と思いますね。自分らしさを最大限出して、輝いているところを見せれば、明咲が演じていた時と違おうと、イメージチェンジだと良い方向に考えるようになるでしょう。
マネージャーのいずみは、舞桜がハナを演じている事をいずれ公表するつもりでいますが、なるべく早めに明かしてほしいかな、と思いますね。自分がハナを演じている事を隠さなくていいと知れば、自分らしさを発揮する事に遠慮はいらなくなり、より輝いている姿をファンに見せられると思いますし。
まあ、今は、明咲がどんなハナを演じていたかは深く考えずに、舞桜のやりたいようにアイカツをやってほしいものですね。今後も、舞桜が「アイカツプラネット!」を通じてどんな事を学ぶのか、しっかり見ていきたいと思います。
最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「アイカツプラネット!」第4話「やまとなでしこロック変化」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日・・・、
「今日、ハナのバトルステージある!」
「え!? ハナ出るの!? うっしゃー! 楽しみ過ぎる!」
「お前、ハナの事好き過ぎるだろ!」

「だって! 頑張ってね、ハナ!」
「うん!」

「でもさ、ハナって最近、前とちょっと違くね?」
「確かに。ちょっと雰囲気変わったかも。」


「ハナってさ、なんていうか、こう・・・。」
「天才肌で、華があって、ザ・トップアイドル!」
「そうそう! 手の届かない存在って感じでさ。俺らとは次元が違うっていうか。」

「だけど、最近は親しみやすいっていうの? なんかすぐ傍にいそうな感じがするんだよな。」
「お前さ、気持ち悪いよ・・・。」
「そんな顔で言うなよ!」

いやいや、気持ち悪くなんかないよ。ハナの事を真剣に見てるとか、感心感心。いい歳こいて女の子向けアニメに熱中してる私なんかよりも何倍もマシだと思うよ?(笑)
「どうしよう、栞・・・。」
「大丈夫! 舞桜がハナってバレた訳じゃないから! ね?」
「私、全然ハナらしくできてなかったんだ・・・。」

「どうしよう・・・。どうしたら、ハナらしくなるのかな・・・。」

ちょうどその時・・・、


「音羽舞桜さん。」
「はい?」
「はじめまして。梅小路響子といいます。少しお時間よろしいですか?」
「え? はい・・・。」


「ねえ、あれって梅小路先輩だよね?」
「梅小路先輩といえば、梅小路家のお嬢様!」
「才色兼備! 文武両道! 成績は常に学年トップ!」



「2年生の生徒会役員で、生徒はもちろん、先生にも信頼されている、全校生徒憧れの存在!」




「それでは参りましょう。」

「あの、梅小路先輩!」
「私の事は、響子と呼んで下さい。」


~ Aパート ~
そして、響子がいる屋上に来た舞桜と栞。響子は、舞桜がハナを演じている事を知っていました。
「隠しても無駄ですよ。私にはすべてお見通しです。」

「どうしよう、栞! 私がハナってバレちゃった!」
「落ち着いて、ハナ! じゃなかった、舞桜!」



「あ、ごめんなさい。ちょっとお茶目が過ぎました。」

舞桜がハナを演じているのは、いずみから聞いています。
響子も、スターレットプロモーションに所属しているアイドル。今日1日、先輩アイドルとして一緒に行動するよう、いずみから頼まれていました。
なお、響子は、アイカツをしている事を公言していない模様。そのため、舞桜と栞は驚きましたが、いずみにとっては、それが狙いだそうです。
それから少しして・・・、








「響子先輩、すごい! こんな事までできちゃうなんて!」
「しかも色んな部活からお願いされて、みんなに教えてるらしいよ!」



その後、舞桜と栞は、生徒会室に。会議に参加しました。
「今の校則は、この学校ができた時に定められたものです。見直して、改善してはどうでしょう?」

「校則か・・・。」
「中には、授業中のくしゃみは3回までなど、明らかにおかしな規則も見受けられます。」

「でも、そういう変なのは、誰も守ってないし・・・。」
「ほっといてもいいんじゃない?」



「女子の制服も、特に不満が挙がった訳ではありません。でも、みんなで意見を出し合って、スカート以外も選べるようにしたら、大変好評でした。」


「校則も、一度考えてみませんか?」


「よし。じゃあ、校則の見直しを検討しよう!」
「ありがとうございます!」



「制服の事も、響子先輩の提案がきっかけだったんですか?」
「はい。女子はスカートって決めつけるのはおかしいんじゃないか、と思って。」


「元々スカートしかなかったら、たぶん、私、それが普通だと思っちゃってたと思います!」
「当たり前と思われてる事も、本当にそうなのかなって考えてしまうんです。勝手に思い込んで決めてるだけで、本当は違うかもしれないでしょ?」


その直後、近くから、女子生徒の悲鳴が。
ゴミ捨ての時に、足をくじいてしまったようです。響子は付き添いの生徒に、保健室へ連れて行くよう指示します。
そして、ゴミ捨ては響子がやろうとしますが・・・、
「私達が後からやりますから!」
「梅小路先輩にそんな事させられません!」

「ご心配なく。こう見えて、私、ゴミ捨て検定1級なんですよ!」

「ありがとうございます。助かりました。」
「いえいえ。それより、ゴミ捨て検定なんてあるんですね! 初めて知りました!」


「あれは冗談です! そうだ! お2人には、手伝ってくれたお礼をしないと!」

「とっておきの場所にご招待しますね。」



「ようこそ。秘密の小部屋へ。」




そして、お茶をいただく舞桜達。

『素敵・・・。』
「学校にこんな所があったなんて・・・。」
「長い事使われずに、忘れ去られていた倉庫を、こっそり綺麗にしたんです!」


「こっそり・・・。」
「だって、少しくらい秘密があった方が、刺激的じゃない?」

「楽しいでしょ?」
「はい! すっごくワクワクします!」


「先輩がアイカツしてるのを言ってないのも?」
「その方が面白いかなって思って。」

「向こうの響子先輩って、どんな感じかな?」
「きっと、お姫様みたいな・・・。」
「栞もそう思う?」

「私、響子先輩のアイカツが見てみたいです!」


という事で、「アイカツプラネット!」に行ってみました。すると・・・、

「よ! 待った?」



「あ・・・。問題です! この人は誰でしょうか?」
「え・・・。響子先輩じゃないよね?」



「じゃないじゃない! アタシ、響子!」
「え・・・。えーっ!?」


「こっちじゃビートって呼ばれてる! よろしく!」



~ Bパート ~
その後・・・、

「やっぱりこの店のハンバーガー最高!」

「ビートは、アイカツランキング上位のアイドル。まさか響子先輩だったなんて・・・。」
「雰囲気違うもんね・・・。」

「マスター! いつもの!」




「炭酸をあんなに上品に飲む人、はじめて見た!」
「うん! やっぱり響子先輩だね!」

ここで、ハナは、今日のバトルステージの相手がビートだと知ります。
その直後・・・、
「みんな! 元気してた?」
「ビート!」
「よお!」




「アタシ達、この後、バトルステージやるから見に来なよ!」
「ああ!」

「って、うおっ! ハナ!? すげー! めっちゃ有名人じゃん!」
「なんかイメージと違うな・・・。」


「何それ? どういう事?」
「いや、ハナが他のアイドルとつるんでるの見た事なかったからさ。自由に我が道を行くってタイプかと思ってた。」


「やっぱり私、ハナらしくできてないんだ・・・。」
「そのハナって、前のハナの事?」
「はい・・・。」

「うん。全然違う。でも、それでいいじゃない。」

「え?」
「アタシね、ビートを始める前は、正直ちょっとモヤモヤしてたんだ。みんな、梅小路響子はこうだって、勝手に思い込んで決めつけてる気がして。」

「そんな時、面白そうだったから、興味本位でこっそりここに来てみたの。」


「ここでは、アタシがどんな人間か、勝手に決めつけたりしないから、すっごく自由で自分らしくできた!」



「それからは、なんか気持ちがスッキリして、モヤモヤしなくなったんだ。」

「アタシだけじゃないと思う。もしかしたら子供かも。もしかしたら女の子かも! でしょ?」


「ここは、誰でも自分の好きな自分になれて、自分らしくいられる場所!」


「私、ハナの時も私らしくしていいのかな?」
「だって、今のハナは、あなたでしょ!」



バトルステージの時間が近付いてきました。
「ねえ。何でハナとのバトルステージをさせてほしいって頼んだか、分かる?」

「今のハナを知りたかったから! ステージの上では、自分は隠せない!」


「アタシは、ビート全開でいくから! よろしく!」
「私も! 私らしく思いっ切り楽しみます!」
























































さて、今回のバトルステージの勝者は?



「一緒にステージしたから分かる! 響子先輩もすごいけど、ビートもすごい!」

そして、事務所に戻りました。
「響子、舞桜。2人ともお疲れ様。」
「いずみさん!」

「どうだった? 今日一日、先輩と過ごしてみて。」
「負けたのは悔しいけど、すごく自分らしくステージができた気がします!」

「良かった。大事な事教えてもらえたみたいね。」
「でしたら何よりです!」


「それじゃ! これからよろしく!」
「はい!」


今回は、これで終了です。
次回:「シンデレラガール」
映画「シンデレラ」のオーディションに向け、舞桜は、響子達と特訓に励みました。
演技は想像力と表現力が大事だと教えられる舞桜。舞桜にしかできないシンデレラとは何なのか?
果たして、舞桜は、主役の座を掴む事ができるのか?
【まとめ】
舞桜は、全校憧れの先輩「梅小路 響子」と一緒に1日を過ごし、「アイカツプラネット!」ではロックアイドル「ビート」としてアイカツをしているというギャップに驚きながらも、自分らしくアイカツを楽しむ事の大切さを学びました。
という事で、今回は、響子の本格登場回。普段は誰もが憧れるお嬢様な一方、「アイカツプラネット!」では気性激しめのロックアイドルと、ギャップで魅せてくれると思っていましたが、ふたを開けてみれば、一癖も二癖もある面白い子だと感じました。
勝手に思い込んで決めてるだけで、本当は違うかもしれない。まさしくその通りだな、と思いました。
才色兼備で文武両道。成績は常に学年トップ。華道、日本舞踊、琴などもたしなみ、生徒会でも積極的に発言。
いつもで笑顔で、非の打ちどころのない、全校生徒憧れのお嬢様。これが、多くの生徒達が抱く響子に対するイメージで、まさに高嶺の花でしょう。
だけど、生真面目過ぎる訳ではなく、冗談を言ったりなど茶目っ気のあるところも。
ゴミ捨て検定とか、少しくらい秘密があった方が刺激的だとか、なかなか面白い事言うな、と思いました。「アイカツプラネット!」での姿よりも、こちらの方がギャップで魅せてくれたと感じています。
こういう面白い一面が、周りの生徒との距離感を縮めて、人気度を高めているように思いますね。今後の話でも、お茶目なところをもっと出してほしいな、と期待しています。
そして、「アイカツプラネット!」では、ロックアイドル・ビートとして、アイカツを楽しんでいます。
ハンバーガーや炭酸飲料が好きで、ストリート系男子とも仲が良かったりと、普段の学校生活からは考えられないですね。響子に憧れている女子生徒達は、ビートと響子が同一人物だと知ったら、ショックのあまり寝込んじゃったりして。(笑)
とまあ、今話だけで様々な一面を見せてきた響子でしたが、いずれも誰かに強要されて演じているのではなく、自分の意志で振る舞っている事。どれも自分らしいんですよね。
そして、その「自分らしさ」は、今の舞桜にとって大切な事でしょう。舞桜は明咲の後継ぎ的な感じでハナを演じていますが、当然、舞桜と明咲では個性が違いますので、明咲と完全に同じようにハナを演じる事はできません。
それに、舞桜はアイカツを始めたばかり。分からない事づくしではボロが出やすく、ハナの正体が変わる前と後との違いに疑問を抱かれやすいでしょう。
舞桜は、その違和感を抱かせまいと頑張ってはいるものの、それでは、自分らしさが抑え込まれてしまい、逆にミスが多くなってしまうもの。ますます違和感が膨らんでしまいます。
それを避けるためにも、「自分らしさ」って大事なのかな、と思いますね。自分らしさを最大限出して、輝いているところを見せれば、明咲が演じていた時と違おうと、イメージチェンジだと良い方向に考えるようになるでしょう。
マネージャーのいずみは、舞桜がハナを演じている事をいずれ公表するつもりでいますが、なるべく早めに明かしてほしいかな、と思いますね。自分がハナを演じている事を隠さなくていいと知れば、自分らしさを発揮する事に遠慮はいらなくなり、より輝いている姿をファンに見せられると思いますし。
まあ、今は、明咲がどんなハナを演じていたかは深く考えずに、舞桜のやりたいようにアイカツをやってほしいものですね。今後も、舞桜が「アイカツプラネット!」を通じてどんな事を学ぶのか、しっかり見ていきたいと思います。
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