「好きな季語」
もし聞かれたら、「紅葉かつ散る」と答えます。娘二人の出産の日、陣痛の波と共に紅葉が勢いよく散り続けていました。
一枚の紅葉かつ散る静かさよ 高浜虚子
この句も好きです。
今日の日経俳壇黒田杏子選には、瀬戸内寂聴先生の追悼句が並んだそうです。その中に私の句も取り上げて下さいました。違っているかもしれません。衝動的に葉書に書いて送ったので、句帳に書いてません。
紅葉かつ散る「ひとり」読む晴天に 朗善
まだ紙面を見ていないのですが、句友達が載ってたよと、メールを下さいました。全国の寂聴ファンと日経俳壇を通じて心を慰め合えるのが嬉しいです。寂聴先生の句集『ひとり』(星野立子賞)を読み返しておられる方も多いと思います。寂しい時、俳句を読み、俳句を作れば心が晴れます。