ミセスローゼンの上人坂日記

犬と犬遠く吠え合ふ春の谷

漱石の坑夫を再読。
ニックが漱石で一番好きなのがこれ。
英訳版の語りは、ちょっとトルストイのクロイツェルソナタの英訳版みたいな感じだ。トルストイもロシア語で読むと、また随分感じが違うのだらう。この語りは、町田康のくっすん大黒にも似てる。サリンジャーのライ麦畑のホールデンにも似ている。ある人生のある日のある人々が、ありありと見えてくる。めちゃ笑える。引き込まれる。私は、言葉より映像が好きだ。俳句や小説は、リアル人生より豊かに人生が描ける。一読して、人生のある瞬間の鮮やかに浮かぶ俳句や小説が書きたいな。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事