「高齢者トライアスロン」
この夏最後の村民プールの日なので、二人でトライアスロンを行う。ニックは毎日のように三種目やってた。水泳は皆勤賞に近い。例年通り、お礼のお菓子(マスカット餅)を持って村民プールの受付の皆さんを労う。晴れている限り自転車も毎日漕いだ。湖の東側ではこの日ロックコンサートがあり、サイクリングロードが若者で溢れ雨も降り出し大混雑であったが、ニックが、「すみませーん、ロックンロール！」「ウッドストック！ (※) イエーイ！」と、叫びながら行くと、「イエーイ！」と叫び返し、道を開けてくれた。拍手して見送ってくれる子もいた。
トライアスロンの最後はマラソンだが、実は最初にやっている。まずかぼちゃんを散歩に連れて行かないと、かぼちゃんが吠えてうるさいので。行きは私と一緒に喋りながら歩き、折り返したらニックは走る。この日は富士山ゴルフコースまで手紙を出しがてら行ったので、帰りは結構なマラソンになった。私は膝が悪いので歩いて帰った。
「俳句新年」
ユダヤ新年は9/29から三ヶ日だけど、私の俳句新年は八月末から始まる。なぜかと言うと、また来年の角川俳句賞に向けて一から始める時だから。折しも届いた「藍生」誌の先生選の三句目に私の犬の句が入っていた！
黄金週間湖に犬泳ぎ 朗善
これを詠んだ時の手応えを思い起こしつつ、その調子で次の一句を詠もうと、励まされる。
※ウッドストック:
1969年、ボブ・ディランなどが住んでいたアメリカのウッドストックで行われたロックンロールフェス。約40万人の観客を集めた。ジミヘンの演奏『ライヴ・アット・ウッドストック』が有名。「この日も雨で、仮設トイレが溢れ、泥と糞の中でドラッグユーザーがもがき、地獄のような有様だったって。」と、ニックは行った人に聞いたらしい。
