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模型製作記

個人的な模型製作の過程を記録していくブログ

S2ガンダム 17

2019-06-16 | S2ガンダム

脚部の3D CADがそれなりに仕上がってきたので構成についてまとめたいと思います。

部品構成は以下の通りです。

市販のジョイントパーツを除くと22パーツです。

実際には複製する際にポリキャップを挟み込むためにさらに左右・前後等に部品を割る可能性があります。

MS形態での脚部とそのフレーム構成は次のようになっています。

変形と複製のためにフレーム構成をとりましたが、結構しっかりしたフレームになりました。

変形後の脚部とそのフレーム構成は次のようになります。

MS形態時の足首部分にマルイチモールドのついた部品がありますが、その部品のみ変形時は取り外します。

完全変形もできなくはなさそうですが、伸縮させる関節を仕込むと強度の維持が難しいため、複製前提の今時点では差し替えとしています。

複製品を使ってやる気が起これば完全変形を目指すこともできるかもしれません。

変形に対するポイントとしては

・モモ後部は股関節部を中心に回転展開する機能のみでMS形態自立のための強度は求めない

 (モモ後部がなくてもMS形態で自立できる構成)

・膝関節は変形時に引き出すことで展開したモモとふくらはぎ部を一致させるだけの可動域を確保する

・細かな可動をする部品の固定には積極的にネオジム磁石を使う

といったところです。

もう少し細かい部分を煮詰めたうえで図面を作成し、脚部も製作に取り掛かれるように準備を進めます。


S2ガンダム 16

2019-06-13 | S2ガンダム

 

 

本日は前腕の前部の作成です。

この部品は手首の回転収納の際の扉の役割を兼ねます。

基本は1mmプラ板、回転軸部分を4mm径のプラパイプで作ります。

この部品は非常に単純な構成のため、図面を貼り付けての形状出しはしません。

まずはプラ板とプラパイプを接着します。

プラ板はほぼ必要な幅で切り出し、プラパイプはざっくりの長さで切り出し、垂直に気を付けながら溶剤系接着剤で貼り付けます。プラパイプ、ざっくりの長さといっても写真の状態はさすがに長すぎました。

次に補強の接着のを行います。

瞬間接着剤と硬化促進剤、あと接着剤を付着させずに平面を作るために両面テープの剥離紙を使います。

平面部に瞬間接着剤を盛りつけ、硬化促進剤を塗りつけた剥離紙の上に押しあてることで、平面を出しつつ硬化させます。

内側も同様に瞬間接着剤を盛りつけ、硬化促進剤を塗りつけた剥離紙を90°の角度をつけて押し付けることで、きれいな角を出しつつ硬化させます。

剥離紙を90°に曲げた際に内側からプラ板で形状を固定しているものの、剥離紙の厚み分どうしても微小なRはついてしまいますが何もせず瞬間接着剤を盛りつけるよりはきれいに仕上がると思います。

その後はみ出たプラパイプごと幅をほしい寸法まで削り、可動軸に2mmのプラ棒を入れて、完成です。

 部品を組み合わせるとだいぶ腕っぽくなってきました。

開閉の様子はこのようになります。

プラ棒の軸に遊びが大きくこのままではプラプラしていますので、それもおいおい何とかしないといけません。


S2ガンダム 15

2019-06-03 | S2ガンダム

本日は手首カバー部分の作成の様子を書きたいと思います。

単純で地味な部品ですが、手首の回転収納を行うための重要な部品になります。

 

重要な部品といっても回転軸は3D CADで割り出しているため、作業としてはいつも通り図面をプラ板に貼り付けて切りだして組み合わせるだけです。

完全に図面通り切り出して貼り合わせるのみの部品なので一気に形状出しまで終わりました。

こういう部品は根気との勝負になりますね。

前腕側面の板部分と組み合わせて、回転変形させてみました。

動作自体はスムーズに仕上がりました。

収納できる空間は狭く、ほかの可動部との兼ね合いもあるため、収納専用の手首を作る必要があるかも、と考えております。

少なくても3D CAD上でざっくりモデリングした手首は収納できていないため、何とか手を考えるしかなさそうです。

 

また、腕部の工作と並行して脚部の内部構造も考え始めました。脚部は構造自体を考えるところからでとっつき辛かったのですが、3D CADでの操作方法に慣れてきたことと、「何が決まっていて何を決めなくてはいけないか」を意識することで、徐々にコツがつかめてきた気がします。

腕部はだいぶ形になってきたので、腕部がある程度目処が立つ頃には脚部の3Dモデリングも終わらせられるよう進めていきます。


S2ガンダム 14

2019-05-25 | S2ガンダム

本日は前腕側面の作成について書きたいと思います。

以前カッティングプロッタでトラス構造を切り出した際に、一緒に前腕部のトラス構造も切りだしていました。

これを元に作成していきます。

1mm厚にしたいためトラスのない外形だけの形状も切りだしておきましたので、それを貼り合わせていきます。

また、いつも通り今後の作業で必要となるカット跡にマジックで色付けしています。

こうして1mm厚の目印付きの板ができました。

上腕との接続用にポリキャップを仕込みます。

ウェーブの5mmプラパイプを使いますが、2mmの輪切りにしたかったため、2mm厚のプラ板に入れ込んでやすり、寸法を出しています。

先に作成した板に挟みこんでプラパイプを接着します。

写真では同時に作成した手首カバーのパーツも挟み込んで板の間の厚みを確認しています。

こうして上腕との接続ができるようになりました。

実は紹介している順番と作成している順番が前後ずる部分もあり、上腕や肩全面装甲の面取り前の状態です。

一部板に厚みをつける必要がある部分があったため、プラ板を貼り付けて調整しています。

形状的にプラ棒を組み合わせても再現できそうな形状でしたが、プラ板を欲しい形状にくりぬいたものを貼り付けた後、外形を合わせることで厚みをつけています。

またプラパイプの内径が大きいからかポリキャップが緩かったため、ポリ軸に瞬間接着剤の硬化促進剤を塗ったものを用意し、シアノンをプラパイプに塗った上からポリ軸を差し込むことでポリキャップの硬さ調整をしています。

 

今日でブログ開設4000日目だそうです。

最近はちょこちょこですがコンスタントに手を動かすことができるようになってきたため、ブログ開設当初の、進捗を紹介することで作業が進むようになる、という目的を果たせてきている気がします。

 

スクラッチを進めていると飽きたり行き詰まったりしてしまうことがよくありますが、今作っているS2はそんなことはなく完成させられるよう、これからも頑張ります。


S2ガンダム 13

2019-05-13 | S2ガンダム

本日は肩前後の装甲の作成について書いていきます。

いつも通り図面を両面テープで貼り付けます。

装甲は3mm厚で作成したいため、1.5mmプラ板を2枚重ねて使用します。

アメイジングカッターでカットしていきます。

プラ板は1mm厚まではカッターで筋を入れて折り切る方法で特に問題なく作成できていましたが、1.5mm以上になると同じ調子では折り切ることができず、これまでは厚いプラ板は敬遠していました。

どうしても厚いプラ板を使いたいときはエバーグリーンのプラ板を使っていました(やわらかいため簡単に折り切ることができるので)。

アメイジングカッターを購入してからは厚いプラ板でもサクサクカットできるため、本当に良い買い物だったと思います。

直線でカットできる部分はアメイジングカッターで容易にカットできますが、凹んだ部分のカットはちょっとコツがいりました。

凹んだ部分はまずカッターで切りたいラインにスジを入れて、表面の図面をはがしておきます。

図面をはがすことで「両面テープ+図面」分の段差ができるため、その段差に合わせてアメイジングカッターを沿わせます。

その際凹みの頂点部分にアメイジングカッターの先端を合わせるようにします。

この状態でカットすると凹みの頂点までのカットができるため凹み部分のカットが容易にできます。

ただしアメイジングカッターの説明書では先端を使用してカットしてはいけないと記載されておりましたので、参考にされる場合は自己責任でお願いします。

 

また、あらかじめC面の頂点にカッターで切れ目を入れておいたので、カット後黒マジックでなぞることでC面範囲の可視化を行っています。

こうして必要分のプラ板を切り出したあと、2枚ずつ溶剤系接着剤で貼り合わせ、前後面分の部品を作ります。

貼り合わせた断面はいびつになるためヤスリで整えますが、このときはどうしても図面からズレが出てしまうので前後面分の部品の形状を合わせるため、瞬間接着剤の点付けで一体化し、一度に同じ形にやすっています。こうして外形が出来上がりました。

 

装甲裏のトラス形状はカッティングプロッターを使って作ります。今は絶版になっていますがグラフテック社のクラフトロボです。かなり前に別の用途で購入したもので模型製作に導入するのは初めてになりますが、同じ機種でプラ板をカットして製作されている方もいるようなので、いろいろ試しながら使っていきたいと思っています。

データは3D CADで作成したDXFをプロッター付属のソフトで読み込んでいます。ネット上ではイラストレーター経由で操作されている方が多いですが、DXFさえ用意できれば付属ソフトでも全く問題ありませんでした。また、いずれ使うので他の部品のトラス形状も一緒に配置しています。

0.5mmプラ板をカットしますが切り抜くことはできないものの、カットする図形の位置を確定させるため、付属の方眼付き粘着シートにプラ板を貼り付けます。その際、クラフトロボの送り用ローラーが通る部分にはプラ板を貼り付けないように注意しました。ここにプラ板を貼り付けてしまうと送りローラーの想定以上の厚みになるようで、うまくセットできなかったためです。また、動作中にプラ板が動くことを防ぐために、周囲をマスキングテープで貼り付けて万全の固定体制で望みます。

カットが終わった状態です。

うまくカットできたようですが、やはり切り抜けなかったです。

クラフトロボでカットしたラインに沿ってデザインナイフでくり抜きました。ラインがあるため楽でしたが、やはりこういうものはくり抜ければもっと楽になると思いました。

また、穴を開ける部分はカットデータ上は丸にするのではなく、円の中心を十字で書いておくと、あとからピンバイスで穴あけしやすいので便利でした。

プラ板をくり抜くため、0.3mmプラ板を使ったり、クラフトロボのカッターを加工して刃の凸量を増やそうかと考えていますので、やってみたらまた報告します。

 

部品に貼り付けるとこのようになりました。トラス状のフレームがつくだけで一気に精度が高まった気がします。

 

最後にC面をつけていきます。側面を黒マジックで塗りつぶして削った量を見やすくしたあと、前後面の部品を再度点付けして2部品均等になるように削っていきます。

ひたすら削って、部品が完成しました。

 

これまで作ってきた肩関連の部品と合わせてみました。全体的にまだカクカクしていますが、それなりに形になってきているのが実感できました。


この部品は目立つ部品、特徴的な部品なのでテンション上げながら作成できました。

 

 

 


S2ガンダム 12

2019-05-05 | S2ガンダム

本日は上腕装甲部分の作成の様子について書いていきます。

プラ板に図面を貼り付けて、必要なラインをデザインナイフでなぞり、ナイフの溝にマジックで色をつけ、

表面をやすることでラインを可視化します。

必要な幅に切りだしたプラ板をラインに沿って貼り付け、部品の厚みを出します。

対面の形状プラ板を貼り付ける前にプラ板の面を整えるために、5mmプラ棒を内側に入れ込んで、

削りすぎを防止します。5mmプラ棒を挟んだのは内側に5mm×5mmの空間が欲しかったためです。

そのまま対面の形状プラ板を貼り付け、外形を整えます。

外形を整えた後は、内側の角に1mm三角プラ棒を貼りつけて補強します。

1mm三角プラ棒はウェーブのものを使っています。

外観面のC面を再現するために、目安となるラインを引きます。

側面は再度図面を切り出して、外形合わせで部品に貼り付け、デザインナイフでけがきます、

正面はディバイダーで必要幅をケガキます。

側面、正面ともにマジックで墨入れして目安を可視化した後、目安に沿ってC面を削り出していきます。

最終的に面のふくらみを出すために、プラ板の肉厚の範囲内で曲面に削っていきます。

この時、全体をマジックで黒く塗り、1面ずつ削るようにすると形状が左右でそろえやすいです。

 

 


S2ガンダム 11

2019-04-30 | S2ガンダム

 本日は腕関節部分の作成について書いていきたいと思います。

 

腕関節は円形が中心となるため、コンパスカッターでプラ板をケガキます。

コンパスカッターは小径でも安定してケガけるスーパーパンチコンパスを使用しました。

 

次にニッパーで大まかにカットし、リューターにセットしてケガキラインまで削りました。

低速の設定ができないリューターだったため、10秒ほど紙やすりを当てていると熱で溶けてしまうという失敗をしました。

2秒程度しかやすりを当てないように注意して作業すればうまくいきました。

#240程度の粗目のやすりで形状だしをし、#600まで当てました。

その後関節形状の図面を印刷したものの上にマスキングテープを貼り付け、

リューターで整えた円形のプラ板を必要位置でカットしたものと、

上腕接続用の形状に切り出したプラ板を、

図面の形に沿うように配置して接着剤で貼り合わせました。

接着剤はクレオスのMrセメントSPを使って、短時間で固定されるようにしました。

図面にマスキングテープを貼ったのは接着剤が図面に染み込むのを防止するためです。

通常使用することを考えると関節の力のかかるこの部分で分割して作成することは避けるべきですが、

今回は複製前提なのでこのような作成方法でも一体パーツとなるため、作りやすさ優先で作業しています。

そのあと上腕接続用の部分に必要分のプラ板を貼り付けて、表面を整えれば上腕側関節の完成です。

 

前腕側も同じように、

リューターで整えた円形のプラ板を必要位置でカットしたものと、

前腕接続用の形状に切り出したプラ板を図面の上で貼り合わせました。

こちらは1mmプラ板で作成しているため薄く、表面のやすりがけの際に接着面から割ってしまいそうだったため

プラ板に両面テープを貼ったものに貼り付けてから表面のやすり掛けを行っています。

そのあと必要な厚みまでプラ板を貼り付けて完成です。

四角形の段付きがありますが、そこは前腕側のポリキャップと接続する部分で、後程くり抜きます。

完成した上腕、前腕の関節を接続してみました。

ポリランナーを穴に差し込むことで可動を再現しています。

 

 


S2ガンダム 10

2019-04-21 | S2ガンダム

S2の製作記も10回目になりました。

10回目にして報告がありまして、実は今回作成しているS2は参考にさせていただいている作品があります。

模型誌で作品の発表もされているKuWa様の作成されたS2ガンダムを参考にさせていただいております。

1/220 ガンダムタイプTMS(S2G) 完成1

S2ガンダムとして発表されている1枚の絵から、変形機構の考察や高い完成度の作品を作成されておりまして、

私の作成における大きな指針とさせていただいております。

今回KuWa様ご本人に参考にさせていただいている件を伝え、参考にすること、ブログで紹介することに対して

ご了承いただけたため、ここで報告させていただきます。

KuWa様のご厚意にお応えするためにも、必ず完成させたいと思います。

 

さて、前回に引き続いて肩部中央の装甲を作成した記録です。

まずまたしても図面をプラ板に貼り付けて、形状を切り出していきました。

その後、必要な切り欠き部を加工しておきます。

次に側面形状にカットしたプラ板を貼りつけていきます。

この時側面形状に合わせてプラ板を折り曲げて貼り付けています。

反対側の側面形状を貼り付けるときには、中に入る部品を組み合わせたうえで貼り付けます。

そうしないと最初にカットしたプラ板が小さかった時に中に入る部品が入らなくなってしまうためです。

このために最初に肩部フレームやバーニア等の地味な部品から作成しておきました。

最後に、内側に補強のプラ板を貼りつけておきます。

これがあることで前後のプラ板がはがれてしまう心配がかなり減りました。

また、このプラ板を貼り付けるときも近接した位置に配置するポリキャップを組み合わせた上で貼り付け、

後から組めないことに気づくという悲劇を回避しておきます。

以上で形状は完成しましたが、色分け用の筋彫りを行います。

筋彫り用ガイドテープを購入していたはずですが、見つからなかったためマスキングテープを3枚重ねたものでガイドにしました。

その後細かなC面をつけていきます。

この時全面を油性マジックで黒く塗ってから面取りすることで、面取りの精度を上げています。

面取りは#800の新品のサンドペーパーで行い、形状だしと面仕上げを一度に行うことで面のブレを減らしています。

 最後に全面#800のサンドペーパーで仕上げて完成です。

 

 


S2ガンダム 9

2019-03-18 | S2ガンダム

引き続き腕部の製作を続けていきたいと思います。

本日は肩関節と肩口のバーニアまで作成しました。

肩関節は下図の囲っている部品になります。

前回同様図面を印刷したものを切り出し、ひたすら箱組していきました。

5mm幅(開口径3mm)のポリキャップを使用する予定なので5mmの角棒を隙間に挟んで木口のやすり掛けを行うことで

寸法精度を出しやすくしました。

箱組が完成した後は表面を簡単に整えますが、プラ板の白色では形状が分かりにくい部分があり、その部分は黒マジックで塗りつぶすことで視認性を上げました。

サフを吹けばよいだけの話ですが、黒マジックのほうが断然気軽なのでおすすめです。

案の定黒く塗ってみるとへこんでいる部分が見つかったため、後程埋めておきたいと思います。

(これだけへこんでいても、白い状態では驚くほどわかりませんでした)

次に上腕部との接続軸の補強のために5mmプラパイプを接着します。

このパイプは3Dモデリングに合わせるために2mm幅で切りだす必要があるのですが、

ネット上でよいやり方が紹介されていたため活用させていただきました。

やり方としては今回2mmの幅にしたいため、2mm厚のプラ板にΦ5mmの穴をあけ、

その中にプラパイプを収めてプラ板と面一になるまで削ればいい、という内容です。

作業自体は簡単ですが、この発想はなかなかできないと思うので、非常にためになりました。

 

続きまして肩口のバーニアも作成します。

肩前面装甲や肩上面装甲のように目立つ部品を早く作りたいところですが、中に納まる部品を作らないことには

作りにくいため、こらえて地味な部品の作成を続けていきます。

またしても図面のコピーをプラ板に貼り付けて作成していきます。

ちなみにS2を作成するにあたり大量にプラ板をカットすると思い、

アメイジングカッターを購入しました。

アルティメットカッターとして発売された際には存在を知ったころには売り切れ状態だったため

購入できて満足です。

 

大まかに切り出したプラ板に図面を貼り付け、内部構造の部分をデザインナイフで切りこみを入れます。

切り込みといっても普通に線上を一回カッターで切れ目を入れるだけです。

その処理を前後分行ったら図面を剥がして、切り込みの上を黒マジックでなぞります。

その後プラ板表面をやすりで整えると、切り込みの中のみに黒マジックが残り、細いケガキ線が見えるようになります。

そのケガキ線に沿ってひたすらほしい箇所にプラ板を貼り付けていき、前後面を接着し、表面をやすりで整えると完成です。

 

 地味な部品の作成が続きますが、工作自体久しぶりで新鮮なため、飽きずにしばらく続けられそうです。


S2ガンダム 8

2019-03-12 | S2ガンダム

今回から実際に腕部の工作を始めていきたいと思います。

まずは腕部のベースとなる肩フレームから作っていきます。

下図の丸で囲ったパーツです。

 

使用するのは主にタミヤのプラ板です。

作成した図面を印刷したものを、両面テープでプラ板に貼り付けて大まかに外形をカットします。

両面テープはナイスタックの「01.弱」を使いました。貼ってはがせるタイプなのでカット後の図面除去が非常に楽です。

その後、穴をあける部分の中心に針であたりを付け、Φ1mmのピンバイスで開口しました。

 

次に2枚を瞬間接着剤の点付けで仮固定して、外形を合わせます。

外形が出た後は狙いの厚みを出すために、2枚の間に必要分のプラ板を挟み、接着しました。

その際、開口した穴にΦ1mmの真鍮線を通して位置がズレにくいようにしました。

プラ板はパーツの厚み真ん中部分は接着しないようにしておき、2つに分割できるようにしました。

 

そのあとは外形を整えて、2部品の接着面を整面するところまで進めました。

接着面の整面時には先端を多くヤスってしまいそうだったので、同じ厚みのプラ棒を両面テープで貼り付けて削り、

削りすぎを防止しました。

 今回はここまでです。

今回のS2ガンダムの製作では、久々に複製を行うつもりでいます。

そのため、腕部は片側のみを集中して作っていきます。

今回の作成方法ではCADで形状やポイントとなる部分が明確になっていたため、工作自体は決まった形状をどうやって精度よく作るかという点に集中して取り組めている気がしています。