CO2削減ドットコム

ローコストオペレーションを追求した結果、地球環境問題に直面した。企業責任とコスト削減の両立を目指すMr.削減のブログ。

いい加減に目標設定をしましょう!目標なきところ達成なし!

2007-02-18 11:46:47 | Weblog
今日の日経新聞に『排出権取引』についてのわかりやすい
解説が載っていました。

京大の教授は、「企業に対する排出枠の設定が難しいという
課題はありますが、技術革新を促し、環境を守りつつ経済を
発展させるには排出権取引が有効だといえます。」で結んで
いました。

しかし、もう、“排出枠の設定が難しい”と言う時期ではない
気がします。“どうしたら、排出枠の設定ができるか!”を
真剣に議論して決めるデッドラインにきている気がします。
私だけでしょうか????


“技術革新を促し”と言っていますが、具体的に“改良”は
進んでいても、“革新”と言える新たな技術の開発は本当に
日本でなされているのでしょうか?アメリカの方が進んでいる
気がします。なぜなら、アメリカは2030年『水素社会』へ
向けてのロードマップを持っているからです。

GMとフォードが合併したら、環境対応車作りにおいて
トヨタ、ホンダと言えども100%勝てるとは言えなくなります。
もっと言えば、省エネの観点から言うと、この時点において
ヨーロッパの車の多くが日本車を上回っています。


記事を書いた記者のほうも特集の最後を、「排出権取引を拡大
するには“企業への排出枠の割り当てが近道“ですが、企業の
反対は根強く、簡単には導入できないと見られています。」で
結んでいます。


簡単には導入できないわけを全部あげて、全部つぶす時期が来て
入るのではないしょうか?もはや!

まずは、反対している企業から挙げて行きましょう。
キャノンも反対でしょう!既に日本トップクラスの環境対応
を成し遂げ、「これ以上何をやれと言うのですか?」「他にできて
いない企業は沢山あるじゃないですか?」「これ以上、環境対応に
コストを掛けていると世界で戦えません!」声が聞こえてきます。

『環境税』の時の議論と同じです。課税の仕方(公正な課税)が
難しいから見合せ!まさに、CO2削減枠の設定と同じです。

真の原因はそこではないでしょう?今、各企業や事業所が出して
いる温暖化ガスの量が、CO2の量が正確には把握できないから
公正な目標設定ができないだけです。


ならば、国は現状把握(温暖化ガスやCO2の排出量の)ができる
システムやビジネススキームの開発にこそ血眼になり、補助金を
出すべきではないでしょうか?同じように、削減結果であり効果
検証の仕組みにも。

書いているとだんだんと興奮してきます。

もう開発するしかありません。知恵を絞って汗を掻いて!
そして、年内には完成させます。
そして、一刻も早く排出枠の設定に貢献します。
そして、地球環境を守ります。
そして、田舎の里山を子供たちに引き継ぎます!!!!





(Mr.削減)