場所:篠栗町 樹芸の森、福岡県立社会教育センター
救助技術の交流をしてきた。
全国の事故に繋がる山行形態を見ていると、
元々絶対数の多い無雪期登山を抜かした場合、
沢登りが多い(2020年度労山事故者内訳14.7%)。
福岡の発表としては、
GoogleMapやYAMAPを利用したものだ。
GoogleMapの場合、遭難者が自分の場所をピンポイントに教えることができる。
その情報を家族や山岳会にLineや電子メールで送れば、救助に向かうことができる。
ただし、電波域内に限られる。
電波域外であれば、オーセンティック社の「ココヘリ」が活用できる。
親機と子機を使ったビーコンである。
さらにこれにドローンを使って捜索も可能とのこと。
社長から分かりやすい講習を受けた。
さすが社長。プレゼンが分かりやすい。
翌日樹芸の森で捜索訓練を行った。
私は遭難者として、谷まで下り、ココヘリの子機を置きに行った。
GoogleMapで遭難場所の送信もしながら。
捜索組はすぐにドローンを用い、見つけることができたらしい。
森の中とはいえ、500m弱しか離れていなかったので楽勝だったか。
宮城のドローンを使った捜索方法を聞いた。
NPOのドローンチームと協力して、捜索方法を確立しようと、
前例がない中のトライであったようだ。
それによると、1km程度離れていても、捜索に活用することができるようだ。
ただし、ドローン利用には「小型無人機等飛行禁止法」「航空法」の2法律によって、
規定されていることがある。
例えば、日中しか飛行できない。目視内のみの利用など。
では捜索に使えない!と思うが、都道府県公安委員会等に届け出をすれば、
特例として許可が下りるらしい。
利用の都度、申請するのは煩雑だが、
1年間包括してドローンを利用する許可もとることができるらしい。
色々あるようだ。
・・・・
色々な方法はあるとはいえ、救助隊としてのフットワークが大事だろう。
今回を契機にいざというときに繋がるネットワークも出来上がってきた。
これからだろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます