Alpine Style Mountaineering Team「MOVE」

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2021年7月3日~4日 全国救助技術交流集会

2021年07月07日 | 活動報告

場所:篠栗町 樹芸の森、福岡県立社会教育センター

救助技術の交流をしてきた。

全国の事故に繋がる山行形態を見ていると、

元々絶対数の多い無雪期登山を抜かした場合、

沢登りが多い(2020年度労山事故者内訳14.7%)。

 

福岡の発表としては、

GoogleMapやYAMAPを利用したものだ。

GoogleMapの場合、遭難者が自分の場所をピンポイントに教えることができる。

その情報を家族や山岳会にLineや電子メールで送れば、救助に向かうことができる。

ただし、電波域内に限られる。

 

電波域外であれば、オーセンティック社の「ココヘリ」が活用できる。

親機と子機を使ったビーコンである。

さらにこれにドローンを使って捜索も可能とのこと。

社長から分かりやすい講習を受けた。

さすが社長。プレゼンが分かりやすい。

 

翌日樹芸の森で捜索訓練を行った。

私は遭難者として、谷まで下り、ココヘリの子機を置きに行った。

GoogleMapで遭難場所の送信もしながら。

捜索組はすぐにドローンを用い、見つけることができたらしい。

森の中とはいえ、500m弱しか離れていなかったので楽勝だったか。

 

宮城のドローンを使った捜索方法を聞いた。

NPOのドローンチームと協力して、捜索方法を確立しようと、

前例がない中のトライであったようだ。

それによると、1km程度離れていても、捜索に活用することができるようだ。

 

ただし、ドローン利用には「小型無人機等飛行禁止法」「航空法」の2法律によって、

規定されていることがある。

例えば、日中しか飛行できない。目視内のみの利用など。

では捜索に使えない!と思うが、都道府県公安委員会等に届け出をすれば、

特例として許可が下りるらしい。

利用の都度、申請するのは煩雑だが、

1年間包括してドローンを利用する許可もとることができるらしい。

色々あるようだ。

・・・・

色々な方法はあるとはいえ、救助隊としてのフットワークが大事だろう。

今回を契機にいざというときに繋がるネットワークも出来上がってきた。

これからだろう。

 

 

 


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