Alpine Style Mountaineering Team「MOVE」

福岡市在住の会員を中心に、九州全域の岩、沢、氷のクライミング活動をしています。現在会員募集中(初心者大歓迎)

2度目の三倉 

2018年11月13日 | 山行報告

日時: 2018.11.11-12

場所: 広島県 三倉

参加者:K, 先輩、その他3名

私のクラックは、光が見えてきました。昨日は、日月で2度目の三倉。紅葉がきれいで癒されました!

初日は、ハンドでフェイス的な足がない、素直な直上ルートの、チビリノクラック5.10a を3回行きましたが、ハンドジャムよりも足ジャムが課題でした。ムーブは2度目が一番よく、3度目はヨレて、ダメ。クラックもムーブを起こしながら登らないと意味がない。

1回目の三倉で行った入門クラック5.9は、ほぼほぼ全部カムエイドで、ジャムせずに抜けました。

クラック特有のムーブは、ムーブ練習で別の練習です。これは、兵隊クラックで。

昨日は、ほかにラップクラック、パンプキン、ヒップクラック(途中まで)をやりましたが、ハンドはそこそこ定着、フィンガーは今から、右上、左上は今から、チムニーはOK、ワイドは大いにくたびれ中…です。

クライミングの習得は、人それぞれですが、ある程度、期待値を知っておくと、大人は楽だと思います。

前の会での話で恐縮ですが、”会長さんの専属パートナー”だった女性がいました。自分でクライミング環境を整える努力不要で、すべてパートナーに指導は指導計画も含め、すべてお任せ&丸3年オールセカンドでマルチや本チャンに行き&歩荷も免除でザックは背負ってもらって登って、4年目で5.10bを人工壁。

つまり”大人の山岳部”は、補助輪付き&エリート教育をしても4年で5.10b人工壁&本チャン5.7リード。

ということなので、今現在、私がやっていることは、一般の大学山岳部においては入門クラスですが、”大人の山岳部”においては、かなり上級編をしているのでは?と思います。

クライミングのスタート時点の能力は、人それぞれです。私の指導経験から言いますと、スタート年齢は重要です。

スタート年齢が低いと、危険認知力が備わっていないので、クライミングムーブそのものの習得は早いです。あぶないということが分からないので、危ないこと…例:ロープクライミングでデッド、などを平気でやってしまうため。一方、遅いと登れない時期が長いですが、いったん登れるようになれば、危険認知力も備わっているので、死ぬようなことはしないかもです。

私は、人工壁に通いだして3か月目で、初めての外岩ゲレンデ(先日の見晴らし岩のようなもの)に行き、その日に5.8をリードしましたので、それが私のスタート時のクライミング能力ですが、クライミング4年の今でも苦労する5.8もあります。

例えば、ラオスで指導した若いドイツ人女性は、5A(5.6くらい?)がやっと。山梨で指導した50代女性は、5.4も登れないスタートでした。一方、若い男子、大学山岳部など…は、5.9は、普通の5.9であれば、その日にリードで登れると思います。23歳男性の指導経験が1年ほどあります。この彼にはエリート教育してみましたが、もっとも身に着けるのが困難だったのんがビレイでした。クライミングは教えなくても、若ければ勝手に上手になります。

今回の三倉では、ワイドのムカデトラバースは5.9しかありませんが、クライミング歴10年以上でフェイスなら5.12RPの方でも、そこそこ苦労して登っていました。

ということなので、クライミング能力というのは、あまりグレードに執着しないほうが良いと思います。

とくにクラックは、グレードよりも、クラックのサイズで判断したほうが良いそうです。たしかに龍洞のフィストクラックは、5.10Aでしたが、誰のフィスト?っていう感じで、私にはリービテーションが必要でした。カムだと4番。私にとって、5.10Aでないことは確実です(笑)。

ということなので、まぁ、三倉は2回で、そこそこ納得感がありました。まぁ、もうしばらくは三倉はいいかな。

 

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新人さん2名と見晴らし岩

2018年11月08日 | 山行報告

日時: 2018.11.8

場所: 佐賀県 脊振山 鬼ヶ鼻の岩場(見晴らし岩)

参加者:K, 新人さん2名

今日は、見晴らし岩で新人さんとのクライミングです。入会後初の山行を担当させていただいて、光栄です。岩登り2度目。

ふむ。最近、思うのですが、岩登り2度目で、三つ峠でマルチ行った私はかなり過激ですね。でも私の場合、三つ峠行くころには、支点も知っていたし、ギアも全部持っていたんですが。それにしても、岩登り初めてで、屏風行った先輩もいましたっけね。いやはや、昔の山岳会の方たちは…、あれこれ激しいですな~。

その反省(?)を生かして、見晴らし岩。大体ね、大人は、もっと下のレベルからスタートしないと、楽しめないですよ。

見晴らし岩は、ちょっとした穴場です。福岡から渋滞知らずの三瀬で登れ、帰りに温泉にまで入れるんです。しかも、岩場は、5.5くらいから、11まで揃っています。何がいいって、歩いてトップロープが張れるので、ビレイがあやふやだという理由でクライミングをあきらめないでもいいんですよ~、素晴らしい。

一般に、山岳会の先輩が、恩着せがましい理由は、「君の当てにならないビレイでリードして(つまり命がけ)、トップロープにしてあげるんだよ~」というものではないか?と思うのですが、違うのでしょうか(笑)??? とはいっても後輩の側も、自分のビレイの何が悪いのか分からないわけですしねぇ…。この岩場では、そんな心配は不要です。

さて、岩場経験4回目のアカリちゃんと岩2度目の新人I永さんだったので、まずは、「今日はヘッドライト持ってる?」から。アウトドアの基本、ヘッドライト&レインウェア。まぁ、持っていないなら、いないで、暗くなる前に下山するというリスクマネジメントをすればいいのです。

前回、三倉もどっぷり暮れてから下山、の前科がある(笑)ので、一応確認。持っていないそうなので、「秋はつるべ落としだから早く帰ろうね~」と話しました。

お次は、トポの説明。トポって何?そりゃー、知りませんよね~。知らないのが普通です。ハイ、私も三つ峠に行ってから知りました。すぐに、日本百岩場、買いました。

残念ながら、見晴らし岩は、日本百岩場には載っていないのです…。

トポはこちら。http://kokuryoukai.sakura.ne.jp/2-4-2-2.html

さて、お次は…ギア分担。今日は3名ですが、ロープは2本としました。ロープスタックなどの危急時に1本だと限界があるからです。それにサクサク登りたいしね!

1本は、24歳元気いっぱいのあかりちゃんに担いでもらいました。私はカム一式とロープを担ぐことに。ザックが小さいI永さんには、水を担いでもらいました。安かったので2リットル買っちゃったんですよね。

カムを持っていったのは、クラックを登れるだろうと思ったからでしたが、あんまりカムの出番はなかったので、ただの重しでした…。

縦走路を歩くこと20分。鬼ヶ鼻で、懸垂で取りつく南東壁を紹介。ここは福岡市街の見晴らしがよいのです。でも、懸垂下降の技が必要です、と説明。つまり、今回は立ち寄るだけです。技術が身についたら、また来ましょう。

さらに10分で、見晴らし岩へ。 ギアを広げて準備です。ハーネスをつけてヘルメットをかぶる。ヘルメット、まぁここは落石要素が頭上にあるかというと、ないかもなのですが、一応、下に落ちたような岩が落ちているので、被っておきます。

あかりちゃんは、もうすでに懸垂下降ができるので、一緒にロープを担いでもらって、歩いてアンカーまで行きます。トップロープ支点の作り方の説明もします。途中はフィックスが出ていますが、あぶないので、セルフビレイを取りながら。I永さんは、一般登山から初めての岩だと、たぶん、セルフビレイを取る仕方も知らず、まだパスもスリングもないので、ここへは連れては来れません。下で待機してもらいます。ふと思ったのですが、下の人のほうが、上でロープセットするときに、何か落とす可能性があるので、ヘルメットした方がいいかも?

さて、トップロープ支点も、説明するとなると、色々あります。今回はスリングと安環付きビナ1枚で作りました。流動分散です。というのは、1つの支点で複数のルートを登りたかったので…。環付きビナ2枚とする説もあります。ガイドさんなどは2枚です。

あかりちゃんが懸垂下降をセットするのを確認して、私は別の支点にぬんちゃく2本で支点を作りました。ニュージーランド仕込みのあかりちゃんはバックアップ付きの懸垂下降のセットをしていたので、一度バックアップの効きを確認して降りるように指示。効いていないバックアップはただの飾りです。

最近の流れでは、懸垂のセットは、確保器のエクステンションあり、プルージックやクレイムハイストでのバックアップつきの懸垂を教えるのが主流です。私も初歩はこれで習ったので、新人の間は、バックアップつけていたのですが、今はトップで降りない限り、途中停止する必要がないのでやっていません。

この岩場は50mロープで十分以上ロープが地面につき、流れもまっすぐ。なので、まぁ懸垂はバックアップ要らない。末端もあかりちゃんには、基本通り、2本まとめてバルキーなすっぽ抜け防止を作って降りてもらいました。新人さんなので、練習もあります。 自分は、まぁ地面についていることを目視確認できるので、そのまま降りました。

さて、クライミングですが、新人さんのために、易しいラインを登りたかったので、5.7ダイレクトクラックの終了点にヌンチャクをかけて降られ止めとして、最初の1本。これは、I永さん、結構苦戦。クラックは内面登攀ですので、比較的怖くないのですが、隣の5.8中間フェイスのほうが、どうもホールドが分かりやすく簡単なようでした。最後のマントル以外は登れていました。

あかりちゃんは、5.7楽勝だったので、5.9 ルート1を。これも、登れていました!さすが若さですね~

私は、2本目のロープで、ルート3 5.10bをやったのですが、これは一か所Aゼロ。どうしても隣の5.10cに行きそうになります。

その後ランチ休憩。雨がぱらついてきたので、残り1本ね~とか言いつつ、結局2本づつ。最初のロープを引き抜いて、フィックス伝いに、ロープをセット。これでまた2ルート取れる。

一番左のフィックスロープが出ているワイドクラックが5.8で易しいので、I永さんに登ってみてもらったのですが、これも結構大変みたいでした。クラック登りは要らない、ガバが多いクラックですが…。岩慣れの問題ですかね。

ので、フィックスを伝うルート(5.6くらい?)を試してもらいました。こちらはフィックスが出ているので、フィックス使い。フィックスを使って登るのも、沢とかやっていないと、ロープの持ち方とかもありますよねぇ…。ここのフィックス、ノットが作ってあるので、持ちやすいんだけど、セルフは取れない。当然ですがトップロープで登ってもらいました。

最後は、同じロープで、ルート5 5.10Aを。神経を使う足遣い、なルートです。あかりちゃんノーテン完登!私も当然ではありますが、登れました。けど、これリードで行くのは、背の低い人にはかなり厳しい感じですよ。ボルトが遠い!

見晴らし岩は、全体に、スローパーっぽい感じになっているので、スラブの足遣いを覚えるのに良い岩場です。一応、花崗岩。一応というのはコケっぽいからです。今日はコケコケルート行ったら、一部、岩がはがれた!

今回は触っていませんが、一応11もあり、ピッチを切れば、マルチの練習も可能です。アイゼントレは…したら怒られるのかなぁ?最適な感じですが…。

近くて良き岩場に決定!な感じです。

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初めての三倉

2018年11月06日 | 山行報告

日時: 2018.11.3-5

場所: 広島県大竹市 三倉

参加者:K, 先輩、その他大勢

いや~、初めての三倉…。実は去年5月に初インスボンに行く前に、三倉どうですか?と言われ、バタバタし過ぎで行けず、だったのですが、行かなくて良かった~と今回、理解。三倉のほうが、インスボンより難しいです。

とはいえ、三倉岳キャンプ場は無料!自然も美しく、近郊には車中泊OKの道の駅もあるようですし、ファミリークライミングに光が見える場所です(笑)。

ただし、クライミングは、ヨレヨレ覚悟が必要みたいです。

とりあえず、今回の記録。

無名課題 トラバース一手課題 5.9 TPノーテン
奥の無名クラック 5.7 疑似リード ノーテン
ダイヤモンドクラック 5.11b TR 途中まで 不可能感あり
入門クラック 5.9 リード カムエイドで掛けかけ 終了点不明

名前忘れた 5.9 TR なんとかノーテン 毒見してもらった
モアイクラック 5.9 TR 上部の被りが怖い

モルモットクラック 5.11b TR 出だしでフォール
兵隊クラック 5.10A カムエイド フリーはギリギリ
成人式 5.9 TR とっても甘いハンドジャム

入門クラック、全然入門ではなかったです…あと百岩場のトポ、超分かりづらいです。

 

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親睦 四阿屋

2018年10月29日 | 山行報告

日時: 2018.10.28

場所: 福岡 四阿岩

参加者:T田、S上+ちびっこ2名、K、新人Iさん

日曜は、新人さんIさんの岩デビューと言うことで、四阿岩に久しぶりに出かけてきました。ここは、ずらーっと易しい課題があり、イメージ、十二ヶ岳の岩場。

今日は車で一杯これまでの山登りの話をして面白かった。

社会人のマウンテニアリング教育の機関としては、私が行った山岳総合センターのリーダーコースというのは、1年で網羅的に教えてくれるため、とても良い機関と思いますが、大学山岳部なるものは、リーダー講習の班分けの上級班をさらに厳しくした感じみたいです。

例えばですが、滑落停止あらゆる姿勢でできないと冬山には連れて行ってもらえないそうです。私も滑落停止は、得意で、あれをやってから、だいぶ冬山で怖いところも歩けるようになりましたが、講習会で分かったことは、何度教えてもできない人もいるってことでした…。私は10班とか9班とかに位置づけられるようなところにいたんですが…。

そういう距離感というか、自分の実力をどの程度だと位置づけられるか?が山の安全を決めるような?私は、すごい山には興味がないので。でも、一般ルートだと楽々過ぎて、もう楽しめないかも。

大学山岳部と社会人の違いは、大学山岳部は4年で何がなんでも、一通りの山やにならないといけないという超特急コースなわけですが、社会人の場合は、急がなくて良いし、また、山やとして一通りの技術が身につく…防御の技術が先で、攻めは慎重に行える、ということです。一般に守りの技術が弱いかもしれない。例えばロープワークだの、ビバーク経験だの、読図だのです。

そんな話を聞いて楽しく向かい、岩場についたら、大学生がやってきた!

この日は、久留米大山岳部のみなさんも一緒で、楽しく登りました。

Iさんは岩が初めて、装備今からということで、朝一は一番易しい左側の端っこの課題をリード。これは5.4くらいかなぁ。トップロープにして登ってもらいました。

岩の初めてって、ほんとに怖いですよね。登るのが、どういうことなのか、え?!って感じですよねぇ… よみがえる初心者時の記憶。私の岩デビューは、なんとアイゼントレだったんですよねぇ…アイゼントレ、久しくしていないなぁ。

この端っこの課題は難なく登られ、さて次…。私がリードしたいと目視で思った適当な課題に取り付いたのですが、思ったより本気必要で、1テン。気合入れなおして、RP。とりあえず、登れてよかった5.8.下からはもっと難しそうに見えたみたいですが、トポ見たら、スプリングギャル5.8でした(笑)。なんだ~緊張しすぎか~。でも、トポを見ずに、これは登れるんでは?という判断で出かけるっていうのが大事。な今日この頃。大体、目視で見た難易度判定、ハズレまくっていますからね~!

さて、これは新人さんには少し難しすぎるであろうということだったので、となりの5.6くらいのに掛けなおして登ってもらうことに。ただこっちは被りが一か所あって、技術的に難しいみたいでした。私も十二ヶ岳のアンダーで、被りを超える1手、習得するのに1年かかりましたよねぇ。まぁ、人生そんなもんです。

お隣の久留米大生が、鬼軍曹?!にしごかれているのを頑張れ~と眺めつつ(笑)、われわれ中高年は、怖い?も楽しい?エンジョイクライミングに終始しました。

私はエイトマンを再登したかったのですが、エイトマン久留米大が使うというので、隣ので、いっか~と気軽に取り付いたら、あと1本で掛けられず…(汗)。トゥーフィンガー5.10bリードならず。ワンムーブでない。

ついで、苦手のかぶり克服のためのトップロープを久留米大にお借りして、被りカンテ5.9をTR。これはガバガバらしいのですが、どこが?!って感じで、TRだからいいけど、心理的恐怖が… ガバ探している間にパンプ系ですが、多少パンプしないと、強化した気持ちになれないし、いっくらエンジョイクライミングでも、だれ過ぎるので、これくらいはやっておかないと!ですね。

このカンテ5.9をザック背負って10往復位すると、強くなるそうです。誰か一緒にやる人いませんか?

 

 

 

 

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龍洞の岩場

2018年10月23日 | 山行報告

日時: 2018.10/11-18
山域:  台湾 龍洞

参加者:K

こんにちわ。台湾から帰って、ちょっと友人に会ったりで忙しくしていましたが、やっと報告できる時間が取れました。

今回は、女性単独での台湾 龍洞(ロンドン)の岩場へのクライミングトリップです。

パートナーは去年ラオスで一緒に登ったカナダ人クライマーのデイビッド(子持ちパパ)。8月に岩根でのドラツー練習会で、龍洞の岩場のトポを見て、目が釘付けに…。FBポストすると、デイビッドが行くという話。渡りに船でした。私はどうも誤解していて、デイビッドはほかにもパートナーがいる中で混ぜてもらう気でいましたが、行ったら、トポも持たず岩場も知らずで驚きました。どうもデイビッドもかなり初心者だったみたいです(笑)。私のほうがトポもルートも詳しいくらいでした。

なんという危なっかしいクライミングを国際間でやっていることでしょう(笑)!!

さて、台湾のベストシーズンは、10月です。正月あたりは、雨で登れなかった人が多いというので、わざわざ10月を選んで行きました。

が、悲しいことに、雨、雨、雨…

福岡空港を飛び立ち…2時間ほどのフライトで、台湾の桃園空港へ降り立つと…そこは雨だった(汗)。

桃園空港は台北市から小1時間ほどの郊外にありますので、高速鉄道に乗り換えて、約1時間程度で台北市の中央駅へ。大阪で言うと、関空で降りたって梅田に行くみたいな感じ。

中央駅でバスに乗り換え、1812線へ。約1.5時間くらいで最寄りのバス停ですが、降りる駅は、「鼻頭角」です。120元(480円)でした。小銭がなかったので、200元(800円)払う羽目になった…。コンビニでも使える電子マネーがいいかもです。

さて到着はすでに楽しい偶然でした!

バス停を下り立つと、偶然にもパートナーのデイビッド一家と遭遇!デイビッドは、タイ人の奥さんをもつカナダ人で、1歳半の男の子アントワンを連れていました。近所のパーキングで、一家でPキャンして私の到着を待っていたそうです。一緒に私の宿を探してくれていました。今回泊まるのは、クライマーによる、クライマーのためのゲストハウス、The Bivyです。しかし、見つけづらかった~。看板は出ていません(汗)。ここはシンガポール人のクライマー御夫妻がやっているホステルです。

今回の行動。

1日目、雨により観光で温泉♨️

2日目、偵察
3日目、ずぶ濡れ
4日目、実質初日 看板ルートのステアケース5、4当然だけど、オンサイト
5日目、5、7、5、8をオンサイト。ヘッデン下山。
6日目、午後から。ロープスタック3回。

今回も、なんか国際的に先輩後輩をやっているような気が。クライマーのコミュニティは、世界的に行動様式が同じなのでしょう。

実質クライミングできたのは、3日です。初日は、これはないな~、という雨量で観光に即切り替え。温泉に行きました。

翌日は、さすがに岩場をみたかったので、偵察へ…。これは別行動にしました。いや~この日は切なかったな~。誰もいない岩場を一人で偵察…。雨がじゃんじゃん降ってきて、岩の隙間に雨宿りしながら、ビバーク・・寒い。しかも、夜にデイビッドからメール。「明日も雨だったら、観光に切り替えてロンドンを経ちます」だと…(涙)。まぁいいけど、クライミングって一人では登れませんよねぇ?

この岩場は海岸なので、子供を連れていると行動は難しいです。この日、5分の4程度岩場を確認でき、大体の目星をつけました。デイビッドはまだ初級クライマーなので、私がリーダーシップをとって、登る岩場を見出さなければなりませんが、初めての岩場で、岩の形状を見ずに、それをやるのは、どんなベテランクライマーも無理ってものです。

地元クライマーたちは、観光エリアから降りてすぐのところで、講習会をやっているようでした。トラッドアンカーを見ました。よし、どこもリードがダメならこれと同じことをしたらいい!と納得。ここを最後の砦にして、次のリードできそうな候補地を見に行きました。

しかし、トレイルは、雨で路面が悪く、子供連れは無理そう。海外沿いのクラックは城ケ崎を大きくしたみたいなものでした。洞窟(セカンドケイブ)は、雨でも可能性があるエリアですが、穴が通じているため、とっても寒そうでした…。でも、クラックは優しくて初心者にクラックムーブを教えるのは最適そう。

3日目は半日晴れたので、前日夜にゲストハウスに到着したヨセミテクライマーのタイ人のタオと三人で、さっそうと出かけていきましたが、岩場を見て回っている間に午後になり、雨が降り出しました…。あーあ。

実は日本を発つ前に、台風後で、じゃーじゃー流れているウォータークラックを登るのを、濡れているから…とか言って遠慮したんですが、そんなレベルではなく、レインウェアを着ても、パンツまで濡れる雨でした(汗)。

岩が雨で滑って保持できないうえ、クラックって雨の通り道なので、ジャムしようと手を掛けたら、袖口から雨が伝ってきて、そのまま脇腹を通り…これは…(汗)というので、辞めました。そこは、タオがリードし、デイビッドがトップロープしました。5.7くらいかなと思います。

この一本ですでにずぶぬれ&凍えていたので、帰ろう!と相なったのですが、デイビッドがもう一本やるというのでお付き合い。初めてのリード。長かった~。寒かった~。私とタオはBivyに帰ってすぐに暖かいシャワーを浴びたのですが、デイビッドは、Pキャンでは大変だったでしょう…。きっと、登れるのは今日しかない!みたいな感じ?

どうもタオをデイビッドは誘ってあげてたみたいですが、タオが断ったみたいでした。よくわからないですが、そこで私がいい塩梅に、仲介役?よくわかりませんが、三人パーティで登る算段に。

翌日は、また三人で出かけ、最も近いエリアで、アプローチ5分の校門エリアへ。ここは大抵の初見の人が最初に登るところで、Staircaseは5.4なのに☆三つの課題です。

誰が登る?ハイ私行きます!というので、一番で。これが登れないと、ほかが登れるわけないもんね。しかし、これ、クラック登りは不要。カムも4つくらいしかいらなかったです。感じとしては三つ峠で、ガバばっかりのディエドルを登る感じで、カムを置く場所が一杯って感じでした。回収はデイビッドに行ってもらいました。

同じ岩の反対面にローワーダウンしてもらい、振られ止めをつけて、5.6を。これは簡単快適でした。その後、隣の岩で、タオが5.10Aのクラックをリード。私はこれは快適に登れました。バックロープを引いてあがり、隣のスポーツ課題、5.11bにロープをかけ、TRしましたが、意外に快適でした。この岩場は、クラック登りというより、カムでプロテクションを取る余地がいっぱいあるって意味みたいです。

さらに☆課題の、Disco Fistcrack 5.10Aを。これはフィストジャムには大きすぎ、いや~大変でした。今回のベストストラグル。これが登れるようになるには、かなりかかりそうです。

大体満足して、この日はお腹いっぱいになって帰ってきました。満足。

大体このあたりから天候も良くなってきて、なんだかクライミングに来ている感じが(^^)。

翌日は、長い課題で、5,7のフェイスWedding Routeへ。これは超簡単フェイス。雨の中デイビッドがリードしたやつです… この課題はカム設置を覚えるのに最適でした。入れるとこいっぱいありすぎで、迷うかもですが。デイビッドはパパクライマーのためか節約で、カムは持っておらず、ナッツでした…。

クラック初心者で、パッシブからスタートするのは、日本の岩場ではなかなか良き課題がないです。パッシブ=落ちれないみたいな感じですし…が、この課題は基本寝ていて立てるので、落ちることは考えにくく、ナッツのセットを覚えるのに良いと思いました。次回はナッツ、持っていこう。

タオはヨセミテ帰りのタイ人クライマーで、ヨセミテ経験があるということは、クラックはもう少し行けそうだったので、タオのリードで5.10AのMobieDickを。これは、クジラのように突き出た岩の岩の鼻の横を走るクラックですが、最後で落ちてしまいました。セカンドで良かった。ホールドがピンチなんです(涙)。ここだけが難しく後は快適でした。

この岩場は全体にロープドラッグが心配なので、回収は、トップロープ式ではなく、リード&フォロー式に上で確保して、2名ともアンカーに上がり、懸垂で降りたほうが良いです。

この日はタオが残置したのでは?というカムを探しに、ステアケースを登ったところ、ロープがスタックして、現地ガイドのQXに35mロープを借りて、回収で私もセカンドで上がって降りる羽目になり、リードフォローの練習にはなったけど‥‥ヘッデン下山ギリギリ。

車を出してくれるデイビッドもいなかったので、歩いてゲストハウスに帰りましたとさ(笑)。時間が遅くて、どこも開いていないというので、お高いシーフードレストランへ、この日、到着したケイティと3人で出かけました。

最終日は、午前中が雨だったので、午後から。タオはレストデイ。(でもちょっぴり思ったのですが、前夜到着した美人のクライマーケイティと仲良くなる日になったのでは…笑)

デイビッドと二人で、すぐ登れるということで、スクールゲートへ再度、行きましたが、が強く、ロープ回収が大変でした。雨でぬれているので、安全を見て、5.8のスポーツルートをデイビッドがリード。彼のほうがリーチが長いので、私と登攀グレードは6Bと大体同じですが、安全度が高いです。ちなみに龍洞は、ランナウトあり岩場です。ラオスとはちょっと訳が違います。

さて、1回目スタックしたロープは、後半風に流されて上の方の岩の突起に。これは私がステアケースを再度登って回収しました。ステアケースを降りる際に、引っかかる場所があるのですが、ここを外して入念にロープの流れを作ってから降りたのですが、ダメでした…。これは懸垂支点を変えて降りることにして、私が再度プルージック登攀しました。あってよかった技術って感じ。デイビッドは、この登攀方法は知らないようで驚いていました。ので、私はステアケースを3回登った格好に。もうフリーソロできそうでした(笑)。

最後のロープも引き抜くときに風に流され、岩角に引っかかったのですが、低い位置だったので、これはフリーソロで回収。無事、ロープを日本に連れて帰ることができるように(笑)。ロープ三回スタックしたときは、明日、帰国なのに、ロープ残置か⁈と焦りました。無事回収できてよかった!

今回は、帰国子女の世界の方が自分の世界に近いことが分かった。日本で、普通の学校に行きましたが、スクールカーストには、参加せずに、一匹狼的に学生時代は過ごしました。グループ内で地位を上げるニーズを感じたことがない。

今回は、パートナーのデイヴィッドと奥様のワンのご夫婦が、世界で子連れクライミングしているのに感動しました!

日本でやっても大変だと思うけど、知らない国でするとは!もしかして、私が台湾へ行きたい!とポストしたため、ひと肌脱いでくれたのかも?

タオにも出会えて良かった。中身は、かなりアメリカ人なタイ人。同類か(^^)

ケイティは、JETプログラムで日本の群馬に来たことがある歴史の先生でした。美人でビックリ。

今回は、直感的に台湾!だった。しかし、ヨセミテカラーの強いゲストハウスで、台湾でヨセミテの風に吹かれるとは意外も意外。

ゲストハウスのオーナー夫妻はシンガポール人で、シンガポールには外岩がないのだそうです。それで台湾なのだと。また、タイは石灰岩クライミングで有名ですが、クラックがないそうです…。

小川山&瑞牆の世界から、九州に引っ越してきて、修行途中のクラックがない!と焦っていましたが、なんか日本人は恵まれていますね!ないって言ったって探せばあるもんね。

というわけで、とってもクラック資源に恵まれた国だということが分かったのでした。

 

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