Alpine Style Mountaineering Team「MOVE」

福岡市在住の会員を中心に、九州全域の岩、沢、氷のクライミング活動をしています。現在会員募集中(初心者大歓迎)

比叡山クライミング 2015.11.21~23

2015年11月26日 | 活動報告
2015/11/21~23
シロクマ改、今村、岡部、吉本

20日(金)に離福。
午前12時に1峰下の駐車場にてテント設営。
天気が気になっていたが空には満天の星空が広がっており気温は高めな感じ。
翌朝は7時起床なのでビールで乾杯し早めにシュラフに潜り込みました。

■11/21(土)
晴れ
午前7時起床
メンバー:シロクマ改、今村
エリア:サマーホリデー83

1峰ニードル取り付きから左上して一般登山道に合流、少し登った先から登山道を離れ赤テープに導かれながら右上すると取り付きに到着。

1ピッチ(今村)
45m、5.9
登攀準備を整えてルートを見上げると1ピッチ目の出だしが湿ってる様子。。。
やはりフリクションが心細くクラックも湿り気味だった。

このピッチはグレード的には問題ない、途中ランナウトする箇所もあるので適度にカムを入れながら進む。とくに確保点直下はボルトが無いのでエイリアンが活躍した。

2ピッチ(今村)
35m、5.9
このルートの核心部を要するピッチである。
ギャップ下まで順調にロープを伸ばし左側を細かく観察。

ギャップ下にボルトがあるが落ちた時の距離が大きいのでクラックにカムをセット。
気合いを入れてギャップに取り付くとしっかりしたホールドもありすんなり核心部をクリアー。
乗っ越したところにボルトがあるので越えてしまえば問題ない。コソ練の成果が出たかも!

3ピッチ(今村)
25m、5.3
最終ピッチは快適な鼻歌まじりの登り。
しっかりしたペツルのボルトで確保して終了。

下降は懸垂を選択。
2ピッチ目を降りてロープを回収しようと奮闘するが全く降りてこない。これはセカンドの自分がしっかりロープをさばかずに降りてきたのが原因でした。懸垂支点の下にあった岩の左側にロープが流れ隙間に結び目が入っているのでは?と予想しながらプルージックで45m登り返すと案の定結び目がナッツの様に効いてました。
自分的にはなかなか練習出来ない登り返しまで堪能できて結果オーライな登攀でした。

サマーホリデー83の感想
短いルートではあるが、グレード的にもフリーで楽しめて短時間でピークに達する素晴らしいルートだと思う。ニードルから継続するとなお良し!

下山後は高千穂温泉に入りアズーロで夕食と酒の買出しを済ませ15:00から宴会スタート!

この日はシロクマ改さんの後輩さんと合流の予定なのであまり飲まずに待っていようと思っていたが辺りが暗くなってきた17:00頃から1時間程二人して寝落ち。。。
後輩さんと合流し寄せ鍋をつつき楽しい宴会は午前12時まで続く。呑んでる時間の方が長い事はあえて気にせずに就寝。


■11/22(日)
曇り
午前7時起床
メンバー:シロクマ改、今村、吉本
エリア:3峰左方カンテ(ノーマル)

1ピッチ(今村)
30m、5.2(Ⅲ+)
白亜スラブと同じ取り付きからスタート。1ピン目が遠いので念のためにカムをセットしフェースを右上。出だしは湿っておりグレードがアップ!

2ピッチ(シロクマ改)
40m、5.9+
傾斜はそれほどないが1ピン目までが遠い。ホールドがあまり無いカンテから直上するとこのピッチの核心下へ。フリーでは勇気の要る箇所だか雨の影響で浸み出しがあるためスリングをアブミ代わりに乗っ越し凹角をクリアー。
核心からは上はクラックを頼りに確保点へ、ボルトが少ないのでカムが必要!

3ピッチ(今村)
40m、5.7+
グレード通り簡単なピッチでカンテに沿ってクラックを登る。前半はボルトが無いのでカムを適所にセットすると安心。

4ピッチ(シロクマ改)
30m、5.4(Ⅳ+)
スラブを左上しカンテへ出る。カンテからは右のフレークをレイバック気味で確保点へ。

5ピッチ(今村)
45m、5.9
最終ピッチ、確保点から見上げると傾斜のキツイスラブにボルトラインがまっすぐ伸びている。

何の迷いも無く取り付く。スラブ上部のハング下で動きが止まりここが核心である事を確認する。

ホールドを探りながら何度かトライするがどうしてもムーブが解決せずにA0でクリップ。。。
核心を越え3mほど登ると終了点!
改めてルート図を眺めて気付いたが、どうやら最終ピッチは比叡の果てへ入り込んだ事が判明。
どおりで厳しかった(5.10c)はずですね。

終了点からは白亜スラブからと同じく山頂から左へ20分ほど下ると車道へ出る。

下山後は駐車場にてうどんを作り昼食。
その後日之影温泉にて汗を流し後輩さんと別れ、天気が崩れそうなので我々は庵へ向かう。
庵に到着すると岡部調理長の手作り燻製ベーコンと水炊きが着々と準備されておりゆったりとした時間を過ごせて2日目の疲れも吹っ飛びました。
いつも美味しい食事ありがとうございます^ ^

この日の夜も呑んでる時間の方が長い事はあえて気にせずに就寝。



2015.10/29龍頭泉クライミング

2015年11月07日 | 活動報告
2015.10/29
参加者 岡部さん、山本
長崎県 龍頭泉 駐車場エリア

11/3の白亜スラブに向けて龍頭泉でクラック練習に行って来ました。
とても良いエリアだったので、今度はもっと大人数で行きたいです。
駐車場エリアはそうめん流しのお店の有る駐車場から川を渡渉してすぐ目の前の壁。

龍頭泉レイバック5.8
ここは問題無し。

入門クラック5.10a
ここもリードで完登。

無名のクラック5.10a
核心ワンポイントだけ難しい。テンションかけかけで何とか上まで。

2015.9/22小積ダキ中央稜

2015年11月07日 | 活動報告
2015.8/22
宮崎県 大崩山 小積ダキ中央稜

参加者
シロクマ改さん、岡部さん、富永さん、今村さん、山本


他のムーブメンバーは前日の8/21午前中から大崩山登山口から入山し、ベースを設置、偵察、宴会と順調なクライミングへの調整をしていたのだが、私(山本)は21日も仕事だったため、真夜中にやっとのことでたどり着き身体を休ませた。

翌日夜明け前から出発
Aパーティ、山本、今村さん
Bパーティ、富永さん、シロクマ改さん、岡部さん

下部は人工でアブミの架け替え。
ステンレスハンガーボルトでのアブミの架け替えは緊張感皆無だった。



上部はチムニーから始まる。
スクイズチムニーは奮闘的で体力を奪われた。
B隊の富永さんが素晴らしいスクイズチムニー登りを見せたらしい!


窓の中を通過。


上の方も悪かった...。

最後の簡単なスラブの手前のピッチに、凹角のクラックを直上する箇所が有り、上がり込んだが手持ちのカムが少なく、次のボルトが死角で見えず、一度クライムダウン。
古いリングボルトをたどりスラブを右にトラバースして、風化したルンゼ状のスラブの手前を直上し、バンド伝いに左トラバースして、本来のルートである凹角クラックの左上側にある古いボルト支点でピッチを切った。

とにかくシビれるクライミング。
ヘトヘトになった。
途中、風化したルンゼ状スラブ手前を直上するとき、ツルツルのスラブで足が一瞬、2~3センチ滑り冷や汗をかいた。
ランナーが錆びきったリングボルトと効きの悪いフレークに突っ込んだマイクロサイズのエイリアン1個だけだった。
怖かった。
岩も悪かった。
シロクマ改さんは触ったら60cm四方位?のフレークがガバッと剥げたらしい...。

しかし登り切った達成感は、私の少ない経験の中でだが、今までの岩の中で一番だった。
楽しかった。
今度は蜘蛛の糸を登りたい。

その後、私は翌日仕事なので急いで下山。その他のメンバーはベーステントで宴会。



元々小積ダキのブログ記事は、私の担当で無かったのですが、お盆合宿を書いた勢いで書きました。
私では宴会の様子やベースの設置、時間の記録など分からないので、この記事を削除して書き直したり、加筆して頂いてもけっこうです。

7月末の屏風岩集中合宿の記事も遅くなっていますね...。
屏風岩は書くことが多すぎて何処から手を付けようか...。
すみません、あとしばらく待って下さい。

2015.8/15雌鉾岳美しい風

2015年11月07日 | 活動報告
2015.8/15
宮崎県 雌鉾岳
下部美しいトラバースから上部四月の風に繋げて、美しい風ルート

参加者 シロクマ改さん、今村さん、山本

この日は比叡3峰左方カンテを予定していたが、前夜に鹿川庵の方々に雄鉾岳に登ったら雌鉾岳に!と勧められ、山本はまだ雌鉾岳に登った事が無かったため、噂の大スラブを登りに雌鉾岳へ変更となった。

下部、美しいトラバースルート

登ってみると噂通り、ここは日本かと目を疑うような何もないスラブ。

名物のスラブ真っ只中のトラバース!

ここから上部、四月の風ルート

フレークをレイバック。フレークに土が入っていたりで、意外と何処でもは手を突っ込めなかった。

私(山本)は初の雌鉾岳のスラブ。堪能しました!
次は四月の風の下部を登り、上部をカメレオンに繋ぐ、四月のカメに行きたいです。

2015.8/13比叡1峰南面ナックルスラブ

2015年11月07日 | 活動報告
2015.8/13
宮崎県比叡山1峰南面ナックルスラブ

参加者
シロクマ改さん、楠さん、今村さん、山本

パーティを二つに分けて、
Aパーティ、シロクマ改さん、今村さん。
Bパーティ、山本、楠さん。

途中緊張感のあるスラブも有り楽しかった。
しかし途中道を外し、奥の細道へ出てしまった。ルート名はナックル細道か?

今度はナックルスラブスーパーで行きましょう!



クライミング後は日之影温泉駅で風呂上がりのビールを飲む!