メンバー:T田さん、M島さん、S木
佐賀県厳木町の岩屋へ来た。
アルパイントレをするために。
岩屋ICの近くにある。遠くからでも岩肌の露出が目立つ。
ゲレンデまでのアプローチで少々迷う。
たぶん登れば着くだろうと、ぐいぐい進むと、石碑のある小ピークに。
間違えた。急坂を引き返す。幾度と転びながら。よい準備運動だ。
しばらく進むと昔の炭焼き窯が見えた。ここを基地にして取り付くらしい。
取り付きにクラックが走る。1ピン目が結構遠い。
恐いなあと困っていたら、T田さんから助言。
草で覆われていて見えないが、クラックの中に木の根があるそうだ。その根を支点にすればよいとのこと。
そういうことかと、草取り開始。頑張ると支点(=根)が見えたが、そのサイドの隙間は僅かだった。
そこにスリングを入れ込むのも難しかったが、何とか成功。
こういう難しさが、ある意味工夫次第では面白いのかもしれない。
◆◆◆
何とか登るが途中で変な粉を吸い込み、むせて咳が止まらない。
アレルギー発作だ。さらにルートがよく分からなくなってしまった。
ということで降りることに。
◆◆◆
~1ピッチ目~
M島さんがいく。
これまた分かりにくいルートであり、
難儀しながらも登る。
~2ピッチ目~
トラバースルート。
S木、臆病風に吹かれて、しばらく固まる。
色々な葛藤に悩みながら、登り始めることに。
スリングをピンに通し、徐々に体を横に倒すスキルを使いながら進んでいく。
進みながら「途中で止めなくて良かった」と感じた。
しかし、草が多い。スタンスが分からない。要所要所抜いた。
◆
このまま行けると思いきや、そうはいかなかった。
最後のところで足の踏み場が無いくらいの草が。
さらに上半身が反ってしまうくらい、岩が迫り出している。
そこをトラバースするのであるが恐くて進めなかった。
T田さんがいつの間にか、頭上からバックアップ用のロープを出してくれ、
安心しながらトラバースするのであった。
ここはリベンジしたい。
~3ピッチ目~
直上して終わった。
何とか何とか・・・。
まだ岩屋でやり残したことはある。
次も来たい。
いつもながら、クライミング後のノンアルは上手い。
温泉に浸かる前にぐいっと飲み干した。